とんねるず出演のラジオ番組まとめ

1980年のコンビ結成以降、長きにわたって芸能界の第一線を走り続けているとんねるず。2024年11月8日・9日には、29年ぶりに日本武道館でのライブが開催予定です。2025年にはコンビ結成45周年を迎えます。

2人は現在、ソロでラジオのレギュラー番組を1本ずつ担当中。今回は、石橋貴明さんの番組『SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7』、木梨憲武さんの番組『土曜朝6時 木梨の会。』についてご紹介します。

石橋貴明のラジオ番組はこちらでチェック!

木梨憲武のラジオ番組はこちらでチェック!

お笑い界の異端児・とんねるず

帝京高校(東京都)の同級生だった石橋貴明さんと木梨憲武さんは、1980年に「貴明&憲武」のコンビ名で『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ系、1980年4月~1986年9月)に出場。その後、コンビ名を「とんねるず」に改称し、1982年に同番組で10週連続勝ち抜きを達成し、グランプリを獲得しました。

プロとしてデビュー以降、『オールナイトフジ』や『夕やけニャンニャン』(ともにフジテレビ系)で若者からの人気を集めると、『ねるとん紅鯨団』や『とんねるずのみなさんのおかげです』、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(以下:『みなさん』、いずれもフジテレビ系)、『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』(日本テレビ系)などのレギュラー番組が高視聴率を獲得。『ねるとん紅鯨団』では、集団お見合い企画をきっかけに「ねるとんブーム」が起こり、『みなさん』では「仮面ノリダー」や「モジモジくん」などのキャラクター、「食わず嫌い王決定戦」といった名物企画も数多く生まれました。

共演者や一般人を相手に乱闘を繰り広げ、スタジオを暴れ回る破天荒なその芸風は、芸能界で異彩を放ちながらも次第に人気を集め、ダウンタウンやウッチャンナンチャンらとともに「お笑い第三世代」の代表格としてお笑い界を牽引、芸能界でも不動の地位を築き上げます。音楽活動においても「情けねえ」や「ガラガラヘビがやってくる」など数々のヒットを記録。1991年にはコンビで、1999年と2000年には『みなさん』で誕生したユニット・野猿で『NHK紅白歌合戦』への出場を果たし、芸人、そしてアイドルというジャンルの垣根を超えた特別な存在として、時代時代で数多くのムーブメントを起こしてきました。

個人での活動がメインとなっている現在、石橋さんは「ABEMA」や「YouTube」、木梨さんは「GYAO!」(※2023年3月サービス終了)や「Instagram」など、動画配信サービスやSNSといったインターネットメディアにも進出。還暦を過ぎた現在もなお、活躍の場を広げて新しい爪痕を残しています。

11月8日(金)・9日(土):とんねるず、29年ぶりの武道館ライブ! 「とんねるず THE LIVE」

2024年3月下旬、11月8日(金)と9日(土)の2日間にわたり、「とんねるず THE LIVE」が東京・日本武道館で開催されることが発表されました。2018年3月の『とんねるずのみなさんのおかげでした』放送終了以降、2人の姿を再び見たいという声が多く寄せられる中、約6年半の年月を経て2人だけでのステージが実現します。

2人でのステージは、1995年7月から9月にかけて開催された「とんねるず歌謡活動10周年記念コンサートツアー おまえ百までわしゃ九十九まで」以来、実に29年ぶり。ファン待望の公演とあって、チケットの一般販売は即日で完売しました。「ライブの聖地」とも言われる日本武道館で、2人はどんなパフォーマンスを繰り広げるのか、大きな期待が集まります。

とんねるずのラジオ番組

とんねるずの代表的なラジオ番組として挙げられるのが、1985年10月から1993年10月にかけて放送された『とんねるずのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)。『オールナイトニッポン』火曜1部(火曜25時~27時)のパーソナリティを担当し、中島みゆきさん(月曜1部、1979年4月~1987年3月)やビートたけしさん(木曜1部、1981年1月~1990年12月)らとともに、1980年代の『オールナイトニッポン』を代表するパーソナリティとして人気を博しました。

現在は石橋さん、木梨さんともに、TBSラジオでレギュラー番組を担当しています。

石橋貴明出演 TBSラジオ『SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7』

2021年4月から放送されているスポーツ情報番組。石橋さんにとって『石橋貴明のレディオイシバシーノ(仮)』(ニッポン放送、2001年10月~2002年3月、2002年10月~2003年3月)以来、18年ぶりのラジオレギュラー番組であることも注目を集めました。

番組は、石橋さんの得意分野でもある「野球」に特化し、プロ野球を中心とした話題を自らチョイス。ゲストとのトークや取材を通して、徹底的に深堀りしていきます。セ・パ各チームの戦力分析や注目選手の特集はもちろん、「スラッガー」や「セットアッパー」などマニアックな話題を取り扱うことも。

ゲストコメンテーターには、プロ野球OBや野球好きの後輩芸人たちのほか、オフシーズンには現役選手も出演するなど、野球好きにはたまらないラジオ番組です。

SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7
放送局:TBSラジオ
放送日時:毎週日曜 7時00分~7時30分
出演者:石橋貴明
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※放送情報は変更となる場合があります。

木梨憲武出演 TBSラジオ『土曜朝6時 木梨の会。』

木梨さんがパーソナリティを務める、土曜朝の生トークバラエティ番組。カンニング竹山さんとの特番『のりたけやま』(2017年12月26日、2018年9月9日放送)を経て、2018年10月よりレギュラー放送がスタートしました。土曜朝6時と早い時間帯でありながら、スタジオの外からの中継やリスナーとのやりとりなど、ラジオでも木梨さんが自由奔放な振る舞いを見せています。

木梨さんと公私ともに交流のある芸能人たちをどんどん巻き込んでいくのも魅力の一つで、ほぼ毎週レギュラーとして出演する所ジョージさんを始め、ヒロミさんや竹山さん、新浜レオンさん、田中あいみさんらが定期的に生出演。10人以上のゲストが出演する大所帯の回もあり、毎週何が起こるか分からないワクワク感満載の番組です。

土曜朝6時 木梨の会。
放送局:TBSラジオ
放送日時:毎週土曜 6時00分~7時00分
出演者:木梨憲武 アシスタント:近藤夏子、山形純菜、吉村恵里子
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※放送情報は変更となる場合があります。

木梨憲武がつなげる! 仕掛ける! 遊び場ラジオ『土曜朝6時 木梨の会。』

直近の番組出演情報

TBSラジオ『NISSAN ARIYA presents THE BATTERY ~石橋貴明 あの人と、どらいぶ。~』(2024年5月~8月放送)

TBSラジオでは2024年5月から8月にかけて、石橋さん出演の特別番組『NISSAN ARIYA presents THE BATTERY〜石橋貴明 あの人と、どらいぶ。〜』が放送されました。この番組では、日産の電気自動車のフラッグシップモデルである「日産アリア」の車内をラジオブースに見立て、特別なゲストを迎えて、他では聞けないツーショットドライブトークをお届けしてきました。

全4回放送され、山口智子さん、松重豊さん、坂元裕二さん、小栗旬さんらがゲスト出演。石橋さんを助手席に乗せてのドライブトークを繰り広げました。

『NISSAN ARIYA presents THE BATTERY〜石橋貴明 あの人と、どらいぶ。〜』放送リスト
第1回:山口智子(2024年5月31日放送)
第2回:松重豊(2024年6月14日放送)
第3回:坂元裕二(2024年7月19日放送)
第4回:小栗旬(2024年8月16日放送)

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この記事を書いた人

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亡き親友との約束胸に「スタジアムを応援フラッグでいっぱいにしたい」

プロ野球をはじめ、先日のメジャーリーグ開幕戦、そしてサッカーのJリーグでもよく目立つのが、巨大なフラッグによる応援です。今回は、このスポーツ応援に欠かせないビッグフラッグを染め上げている男性のお話です。

影山洋さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

日本一小さな市・埼玉県蕨市に、一軒の工房があります。有限会社染太郎、スポーツの試合で現れる大きな旗を作る会社です。トップは、影山洋さん、昭和30年生まれの69歳です。

蕨出身の影山さんは、小さい頃は空き地で友達とサッカーボールを蹴ったり、お小遣いがたまると後楽園球場へ行って、王さん・長嶋さんの野球を見て育ちました。そして、百貨店で催事のお知らせをする巨大な垂れ幕を作る会社に勤めます。

仕事に脂がのってきた30代のある日、影山さんは小さい頃のサッカー仲間で、当時の読売クラブに在籍していた奥田卓良選手から、こんな話を聞きました。

「今度、日本でもサッカーのプロリーグが始まるんだ。絶対応援してくれよ!」

「だったら、ヨーロッパみたいに、おっきな応援フラッグを作って、応援するよ!」

影山さんがそう答えて迎えた1993年5月15日のJリーグ開幕の日。国立競技場の熱狂の渦のなかに、奥田さんの姿はありませんでした。奥田さんは不慮の交通事故で、Jリーグを見ることなくこの世を去っていたのです。

『奥田との約束を守るためにも、日本のスタジアムを応援フラッグでいっぱいにしたい!』

そう思った影山さんは、会社勤めを辞め、自ら応援フラッグを作る会社を興します。地元・埼玉の浦和レッズの熱いサポーターたちとつながると、話が盛り上がって、今までにない幅50メートルのビッグフラッグを作るプロジェクトが始まりました。

影山さんが手掛けたビッグフラッグの数々

参考になったのはもちろん、影山さんが長年培ってきたデパートの垂れ幕のノウハウ。パソコンもあまり普及していない時代、設計図を元に1枚1枚刷毛で塗る手作業でした。ただ、ビッグフラッグを作っても、出来栄えを確かめられる広いスペースもなければ、対応してもらえる競技場もありませんでした。

ようやく人前で披露できる環境が整ったのは、2001年のJリーグ・レッズ対マリノス戦。埼玉スタジアム2002のこけら落としの試合でした。影山さんたちがドキドキ見守る中、ピッチに大きく真っ赤なフラッグが広げられると、スタンドからは「オーッ!」と地鳴りのような歓声が沸き上がりました。

翌日から、影山さんの会社の電話は、様々なチームからの問い合わせで鳴りやまなくなりました。

「私たちもレッズみたいな、熱い応援をしたいんです!」

数ある問い合わせの中に、情熱のこもったメッセージを届けてくれた人がいました。それは、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの応援団の方々でした。影山さんは、競技の違いを乗り越えて、新しい応援スタイルが広まっていくことに、喜びを感じながら、さらに大きい幅75メートルものビッグフラッグを作り上げました。

このフラッグが、千葉・幕張のスタジアムの応援席に広げられると、今度はプロ野球チームの関係者からの問い合わせが相次ぎました。こうしてサッカーではレッズ、野球はマリーンズから始まったビッグフラッグによる応援は、今や多くのスポーツに広まって、当たり前の存在になりました。

蕨市の盛り上げにも活躍する影山洋さん

そしてこの春、影山さんは、東京ドームで行われたメジャーリーグのカブス対ドジャースの開幕戦でも、大役を任されることになりました。それは、初めての国旗。試合開始前のセレモニーで使われる、幅30メートルの日の丸と星条旗の製作でした。

国のシンボル・国旗に汚れを付けたり、穴を開けたりすることは決して許されません。3月10日に納品した後も、影山さんは毎日毎日東京ドームに通って、抜かりのないように、細心の準備をしました。そして、メジャーリーグ機構の厳しいチェックもクリアして、開幕当日を迎えます。

ベーブ・ルースから大谷翔平まで、日米の野球・90年の歴史の映像が流れて、無事に大きな日の丸と星条旗が現れると、影山さんも胸が熱くなりました。

『あの王さん・長嶋さんが躍動した後楽園球場を継いだ東京ドームで行われる、かつてない野球の試合で、自分の本業で関わることが出来ているんだ!』

そして、このメジャーリーグ開幕戦の興奮も冷めやらぬなか、今度はサッカーの日本代表が、8大会連続のFIFAワールドカップ出場を決めました。実は影山さんには、まだまだ大きな夢があります。

「いつか、サッカー日本代表がワールドカップの決勝戦を迎えた日の朝、富士山の近くで、おっきな富士山をバックにおっきな日の丸を掲げて、選手にエールを送りたいんです!」

亡き親友への思いを胸に生まれた、日本におけるビッグフラッグによるスポーツ応援。その応援文化のパイオニア・影山さんの夢は、きっと叶う日が来ると信じて、さらに大きく膨らみ続けます。

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