radikoアプリ検索急上昇キーワード【2024年9月】

radiko(ラジコ)アプリでは、番組名や出演者から聴きたい番組を検索することができます。本記事では、2024年9月にradikoアプリにて検索数が急上昇したキーワードをご紹介します。

集計期間:2024年9月1日(日)~2024年9月30日(月)

2024年9月の注目の検索キーワードは…!?

「YOASOBIのオールナイトニッポン」

9月9日に放送されたニッポン放送『YOASOBIのオールナイトニッポン』。今年7月にニッポン放送が開局70周年を迎えたことを記念して、2年ぶりに開催された「オールナイトニッポン MUSIC WEEK」の初日を飾りました。YOASOBIは、2021年~2022年に『オールナイトニッポンX(クロス)』のパーソナリティを担当し、前回のMUSIC WEEK以来、2年ぶりの『オールナイトニッポン』の登場となりました。

「サカナクション山口一郎のオールナイトニッポン」

前述の「オールナイトニッポン MUSIC WEEK」として、9月14日にニッポン放送『サカナクション山口一郎のオールナイトニッポン』が放送されました。サカナクション・山口一郎さんは、5年ぶりに『オールナイトニッポン』を担当。ゲストとして小森隼さん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が生登場し、音楽にまつわる裏話や「人類 vs AI」の大喜利勝負をお届けしました。

「霜降り明星のオールナイトニッポン」

9月20日放送のニッポン放送『霜降り明星のオールナイトニッポン』は、粗品さんが体調不良により番組を欠席したため、せいやさん一人での放送となりました。番組冒頭から9月6日の放送内容を流し、それに対して武田鉄矢さんに扮したせいやさんが副音声でツッコミを入れていく形で展開されました。

霜降り明星のオールナイトニッポン
放送局:ニッポン放送
放送日時:毎週金曜 25時00分~27時00分
出演者:霜降り明星(せいや/粗品)
番組ホームページ
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※放送情報は変更となる場合があります。

霜降り明星・せいや、粗品欠席の生放送を"副音声"で乗り切る

「Numbr_i」

9月1日放送のTBSラジオ『脳盗』には、Numbr_iの「GOAT」や「INZM」の作編曲を手掛けたMONJOEさんがゲスト出演。パーソナリティであるTaiTanさん(Dos Monos)と玉置周啓さん(MONO NO AWARE)から「GOAT」の制作経緯を聞かれ、コンペを経てメンバーと直接やり取りをしたといった裏話が明かされました。

9月23日のJ-WAVE『SONAR MUSIC』では、放送当日に初のフルアルバム「No.I」をリリースするNumber_i特集を放送。Number_iからのコメントとメンバーがセレクトした楽曲をオンエア。スタジオには、ライター・照沼健太さん、Number_iの楽曲を多く手掛けるMONJOEさんを迎え、作品にまつわるトークをお届けしました。

脳盗
放送局:TBSラジオ
放送日時:毎週日曜 23時30分~24時00分
出演者:TaiTan(Dos Monos) / 玉置周啓(MONO NO AWARE)
番組ホームページ
公式X

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※放送情報は変更となる場合があります。

Number_i のラップのスタイルはどのように出来上がったのか?楽曲提供するMONJOEが語る

「あいみょん」

FM802の35周年記念番組『YOUR RADIO 802』にて、9月13日・20日の放送は、2週にわたってあいみょんさんがDJを担当しました。同局の番組『MUSIC FREAKS』にてDJを担当したあいみょんさんが久しぶりにカムバックしました。

9月13日・20日の放送はあいみょんがDJを担当!FM802の35周年記念番組『YOUR RADIO 802』

9月11日にニューアルバム「猫にジェラシー」をリリースした地元・兵庫県西宮市出身のシンガーソングライター・あいみょんさんを、Kiss FM KOBEがピックアップ! 9月29日に初のレギュラー番組『兵庫県 presents あいみょんのPM6:00~くじらにジェラシー~』の限定復活、生ワイド番組でメッセージ、リクエスト&インタビュー企画で盛り上がりました。

「藤井風」

開局35周年を迎えたFM802では、9月23日に『“Be FUNKY!!” Radio! Live DAY!!!』と題して、1日を通してスタジオライブを放送。アーティストの生出演はもちろん、これまでFM802でオンエアされた秘蔵ライブ音源や、この日のために新たに収録されたスタジオライブ音源をお届けしました。藤井風さんは、FM802初登場時のスタジオライブ音源がオンエアされ、大きな反響を集めました。

過去の放送はradikoで振り返ろう!

番組を「リアルタイムで聴くのが難しい…」、また「面白かったからもう一度聴きたい!」という人もいるでしょう。そういう場合は、radikoの「タイムフリー」がおすすめです。

「タイムフリー」は、過去7日以内に放送された番組を聴ける無料の機能です。番組を再生し始めてから24時間以内であれば、合計3時間まで聴くことができ、番組の一時停止・巻き戻し・早送りも可能です。「聴き逃してしまった放送を聴きたい」、または「面白かったからもう1度聴きたい」という場合にぜひご活用ください!

聴き逃したラジオ番組を聴ける「タイムフリー」【radiko使い方ガイド】

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全国のラジオ番組が聴けるradikoプレミアム会員限定サービス「エリアフリー」【radiko使い方ガイド】

radikoプレミアムのメリットとは? 有料・無料会員の違いを解説!

この記事を書いた人

radiko編集部

radiko編集部員が「ラジコを通じて、ラジオの良さをもっと知ってもらい、皆さんが面白い番組に出会うキッカケ」になるように、ラジオ各局の情報をまとめて発信中。radiko newsでは、新番組へのインタビュー、さまざまなテーマに沿ったまとめ記事など、独自の切り口でも番組をご紹介しています。ラジコ公式SNSの情報更新も行なっています。

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みかんに魅せられた大学生、異郷の地で大挑戦「多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

暦の上では春になっても、まだまだ「こたつ」が恋しい時期です。こたつに入ると食べたくなるのが、やっぱり「みかん」。

ただ、どんな方がみかんを作っているのか、あまり知らない方も多いと思います。今回は、果物好きが高じてみかん農家になった、北国出身の若い男性のお話です。

赤山大吾さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

昔、東京と沼津の間を結ぶ電車を「湘南電車」と呼んでいた時代がありました。車両のオレンジと緑のカラーは「湘南色」、俗にみかん色とも云われてきました。今はだいぶ本数も減りましたが、東京駅のホームに、「沼津」と行先が表示されると、何となく、潮の香りと柑橘系の爽やかな香りが漂ってくるような気分になります。

その静岡県沼津市・西浦地区は、駿河湾の最も奥まった所にあって、海越しの富士山を望むことが出来る、風光明媚なみかんの産地として知られています。看板品種は、寿という字に太郎と書いて、「寿太郎」。この「寿太郎」を、今シーズン初めて作り上げて、出荷した男性がいます。

赤山大吾さんは、2000年生まれの24歳。赤山さんは、北海道・札幌のご出身で、小さい頃から果物が大好きでした。土地柄、みかんはあまり出回らないため、りんごを2個、まるかじりするのが日課。残すのは、わずかに芯の部分だけでした。

赤山さんは新潟の大学に進学しましたが、コロナ禍のために授業はリモートが中心。学ぶ内容も想像していたものと違って、あまり納得がいきませんでした。悶々とした日々を送る中で、赤山さんはたまたま近所のスーパーで「沼津・西浦みかん 寿太郎」と、ラベルが貼られた袋を手に取ります。

『寿太郎? 沼津ってドコ?』

赤山さんは、そう不思議に思いながら、家に帰って、さっそく皮をむいて、みかんの小さな袋を一つ、口のなかに入れると、いままでにない食感に感激しました。

『甘い! でも、甘いだけじゃない、甘みと酸味のバランスが絶妙だ!』

赤山さんは、「寿太郎」を食べて、食べて、食べまくりました。そのおいしさに満たされるうちに、自分でもみかんを作りたい気持ちが芽生えます。

沼津市西浦地区のみかん山(画像提供:JAふじ伊豆)

赤山さんは、居ても立ってもいられずに、寿太郎を出荷している沼津のJAに、直接電話をかけました。

「あの……、みかん作りに興味があるんです。教えてもらうことは出来ますか?」

2022年2月、赤山さんは大学を休学して、沼津にみかん作りの研修にやって来ました。地元の農家の皆さんも、北海道出身の赤山さんの挑戦に驚いたといいます。

その初顔合わせ、農家の皆さんは赤山さんの手を見るなり、思わず目を見張りました。

『おお、彼は本物だ! これだけみかんが好きなら、きっとやってくれる!』

そう、赤山さんの手は、みかんをいっぱい食べた、あの黄色い手になっていたんです。赤山さんは、西浦地区でもとくにおいしいみかんを作ると定評のある、御年80歳の大ベテランの農家の方に付いて、みかん作りを学び始めました。

「いいか、農家というものは、人に言われてじゃなくて、自分から動かないとやれないぞ」

「みかんは手間をかければかけるほど、ちゃんと応えてくれる。手間を惜しむな」

赤山さんは、師匠がかけてくれる言葉を一つ一つ噛みしめながら、その背中を追いかけていきます。厳しい言葉の後には、夕飯のおかずをおすそ分けしてくれたり、地元の皆さんの人柄の温かさも、故郷を離れた赤山さんには大きな励みになりました。

赤山大吾さん

籍を置いていた大学にも退学届を出して、退路を断った赤山さんは、2年間の修業を経て、2024年1月、晴れて独立を果たします。高齢でみかん作りが難しくなった方のみかん山・およそ1.5ヘクタールを借り受けて、自分の力が試される時がやって来ました。

いざ作り始めてみると、農家はみかんを作っていればいいわけではなく、事務手続きや生産計画作り、害虫や猛暑対策、アルバイトの雇用などを、全部1人でこなします。

それでも去年は概ね天候に恵まれ、周りの皆さんのサポートにも支えられながら、およそ1万キロの「寿太郎」が無事に実って、収穫することが出来ました。その出来栄えに、赤山さんも手ごたえは十分! 早速、地元の方に食べてもらうと、「おいしい!」と、味に太鼓判を押してくれました。

自分で収穫したみかんが出荷されていく様子を見て、赤山さんは胸が高鳴りました。

『自分で作ったみかんが誰かの手に渡っていく。ようやく自分で稼ぐことが出来たんだ!』

でも、赤山さんに収穫の喜びに浸っている暇はありません。まだ、みかんの管理に甘い点があったこと。そして、この冬は、越冬しているカメムシが多いため、今年は天敵への抜かりない対策が求められそうなことなど、しっかり気を引き締めています。

「もっとおいしいと言ってもらいたい! 多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

その思いを胸に、赤山さんは2年目のみかん山に登ります。

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