「フェブラリーステークス2024」radikoで冬の競馬中継を聴こう

中央競馬では、いよいよ今年最初のGIレースが開催! ダート界の頂点を決める「第41回フェブラリーステークス」(4歳以上・ダート1600m、以下:フェブラリーS)が、2月18日(日)に東京競馬場で開催されます。2023年最初のGIレース、冬のダート王者に輝くのはどの馬なのか? ラジコで中継をお楽しみください。

上半期のダート最強馬決定戦! 「フェブラリーステークス」

日本中央競馬会(JRA)が開催するダート競走では、東海ステークス(1984年12月創設)と並んで最も古い歴史を持つ競走です。2月を意味する「フェブラリー(February)」が示す通り、例年2月の第3週または第4週に開催され、JRA主催のGIレースとしては毎年最初に行われます。

1984年に前身の「フェブラリーハンディキャップ」が創設。東京競馬場のダート1600mで開催され、創設当時の格付けはGIIIでした。1994年、GIIへの格上げと負担重量を別定に変更、名称も現在の「フェブラリーステークス」に改称されました。中央競馬と地方競馬の交流が拡大される中、1997年にはJRA初のダートGIに格上げされ、負担重量も定量へと変更。国内における「上半期のダート最強馬決定戦」として位置付けられるようになりました。

舞台となる東京競馬場は、2コーナー奥のポケット、芝部分約150mからのスタート。芝に慣れていないダート馬にとっては、スタートが勝負の分かれ目です。最初の3コーナーまでの直線は約600m、スタート後の約400mは緩やかな上り坂で、例年ペースが速くなる傾向にあります。最後の直線は、国内ダートコース屈指の501.6mに加えて急坂もあるため、速い流れかつ速い上がりが必要となり、マイラーとしての資質を要求される一戦です。

「フェブラリーステークス」の注目馬

昨年末のチャンピオンズC、東京大賞典で連続2着と急成長を遂げているウィルソンテソーロ(牡5歳、美浦・小手川準厩舎)。条件クラス在籍時ながら、東京コースのダートマイル戦では2戦2勝と負けなしです。東京の長い直線で、前々走のチャンピオンズCのような脚力を活かせるかがカギとなります。久しぶりのマイル戦ですが、対応するだけのスピードも備えています。

一昨年のホープフルステークスを制したドゥラエレーデ(牡4歳、栗東・池添学厩舎)。芝コースでは苦戦が続いていますが、ダートではUAEダービー2着、チャンピオンズC3着、東京大賞典3着と、強敵相手に好成績を残しています。初めての東京ダート、初距離への対応次第では好勝負が期待できます。

ここまで重賞未勝利ながら、5戦3勝、2着2回のオメガギネス(牡4歳、美浦・大和田成厩舎)。前々走のグリーンチャンネルC(リステッド)では、好位から楽に抜け出し、2着馬に3馬身1/2差の快勝を見せました。実績面での見劣りは否めないものの、グリーンチャンネルCで結果を残しているコースだけに、侮れない存在です。

「フェブラリーステークス」出走馬はこちら

競馬中継番組まとめ

日曜競馬実況中継
放送局:ラジオ日本
放送日時:毎週日曜・土曜 9時30分~16時35分
出演者:解説:佐藤直文 境和樹
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GOGO競馬サンデー!
放送局:MBSラジオ
放送日時:毎週日曜 13時00分~16時30分
出演者:佐藤哲三(元JRA騎手)、来栖正之(MBSアナウンサー)、中野広大(MBSアナウンサー)、三宅秀一郎、中西則善、奥村麻衣子、青木行雄、西村敬
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OBCドラマティック競馬
放送局:OBCラジオ大阪
放送日時:毎週日曜 10時00分~16時30分
出演者:西村寿一、濱野圭司、田辺大介、三宅きみひと、鈴木セイヤ、武田英子
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

中央競馬実況中継
放送局:ラジオNIKKEI第1
放送日時:毎週日曜・土曜 9時30分~16時45分
番組ホームページ
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X(旧:Twitter)ハッシュタグは「#keiba_radio」

※放送情報は変更となる場合があります。

中央競馬実況中継
放送局:ラジオNIKKEI第2(RaNi Music♪)
放送日時:毎週日曜・土曜 9時30分~16時45分
番組ホームページ
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この記事を書いた人

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避難所での“語らい”で深まる絆、七尾市を背負うバスケットボールクラブ【後編】 ~もう1つのB“群雄割拠B3リーグ”~ #4 金沢武士団

トップリーグであるB1・B2への参入を目指し、日本各地で活動を続けるもう1つのB、それが“B3リーグ”です。この連載「もう1つのB“群雄割拠B3リーグ”」は、バスケットボール歴16年・ニッポン放送アナウンサーの私、内田雄基が、地元を背負い、上を目指すB3リーグのクラブ活動や見どころをご紹介していきます。

連載4回目となる今回、私がご紹介するのは、令和6年能登半島地震により甚大な被害を受けながらも、2月3日(土)にB3リーグに戻ってきた「金沢武士団(かなざわ・さむらいず)」です。

前半では、金沢武士団・中野社長へのインタビューをお届けいたしましたが、後編ではキャプテン#11・田中翔大選手へのインタビューをぜひお読みください。

金沢武士団キャプテン#11・田中翔大選手

「七尾市の方たちが背中を押してくれました」――キャプテン#11田中翔大選手

内田:田中選手は災害直後はどのような状況だったのでしょうか?

田中選手:災害当日は大阪の実家に帰省していたので、石川県内にはいませんでした。石川に戻れたのは、発災1週間後でした。僕の家自体は大丈夫だったんですが、物が崩れ落ちていたり断水が続いていたりしました。周辺も、家が崩れていて、道路がぼこぼこになっていました。これまで見たことない状況だったので、驚きましたね。

内田:それは驚いてしまいますよね。

田中選手:自宅に戻って家の中を片付け、田鶴浜体育館での炊き出しに参加しました。避難所にいた地元の方は、自分のこと息子のようにかわいがっていただいていた皆さんです。そこで被災後、顔を初めて合わせました。

内田:田中選手は、語ろう亭ではどういった話を皆さんとされたのですか?

田中選手:ある90歳のおじいちゃんは、ずっとゲートボールをやっていて、また早くやりたいという話をしていました。少しでも早くゲートボールが出来る環境になったら、おじいちゃんの元気な姿見てみたいなって思いましたね。あとは2歳のお子さんがいるんですが、その子はみんなのアイドルです。その子は今回の震災は何もわからない状況だった思うんですけど、元気にあの遊んでる姿を見て、僕も元気に頑張らないといけないなって思いましたね。誰一人、暗い顔はしなかったですし、楽しんでいましたね。こういう企画を考えた中野社長や、語ろう亭の中心スタッフの原島さんは本当にすごいなって思いましたね。なかなか勇気のあることだと思うんですよね避難所でお酒を飲むって。

内田:とてもファンの方を想った取り組みをされているのだなと私も思います。田中選手もレギュラーシーズンが止まってしまった中で、選手としても色々なことを考え過ごしていらっしゃったのではないかと思います。

田中選手:試合がいつ再開するかも分からない状況でしたが、下を向いていては何も始まらないと思って、またいつか再開できた時に、最高のパフォーマンスをお見せ出来るようにと考えていました。僕だけじゃなくて他の選手もそうだったと思います。正直僕たちだけ、好きなバスケットをしていいのだろうかとか、住んでいた家や町を離れて金沢で練習していていいのかなっていう気持ちもありました。ただ七尾市の方たちが背中を押してくれて、頑張って来いと言ってくれたので、前を向いて練習に励むことが出来ました。

内田:そのような地元の方の後押しもあった中での2月3日(土)は、金沢武士団の復帰戦でした。

金沢武士団キャプテン#11・田中翔大選手

田中選手:対戦相手の岐阜スゥープスさんには、試合を見に来てくれるファンの方用に、七尾市から岐阜までの送迎のマイクロバスを出していただいて、「ダブルホームゲーム」と銘打って、色々なコラボや協力をしていただきました。本当に復帰初戦が岐阜スゥープスさんでよかったなと思いましたね。ファンの方は、本当に沢山の方が試合を見に来てくれました。中には涙する方もいて。普通の世界に戻ってきた感じがして本当に嬉しかった。試合は負けてしまいましたが、それ以上に価値のある復帰戦だったかなと思っています。

内田:久々の試合はどのように感じましたか?

田中選手:本当に楽しめたというか。なかなか勝ててないシーズンだったんです。でも復帰戦の負けは、負けをずるずる引っ張っている時の雰囲気ではなく、やりきった感じがしました。気持ちの面で全員がエナジーを出して戦えたことが何よりだったのかなと思います。

内田:私も試合を観ていて、金沢武士団のひたむきなプレー、ボールを最後まで必死に追いかける姿や、点差がついてもあきらめず声を出し続けている皆さんからバスケットボールへの想いを感じました。1ファンとして目頭が熱くなりました。

田中選手:ありがとうございます。

内田:復興はまだまだこれからという状況だと思います。大変な中と思いますが、残りのシーズンも頑張ってください。ひたむきな金沢武士団のバスケットボールを私も楽しみにしています。

そして最後に、田中選手からこの記事をお読みのあなたへのメッセージをいただきました。

まずは全国各地で公募金活動やご支援ご声援を下さった皆様に感謝をここで申し上げます。震災があって、どれだけ復旧に時間がかかるか分からないです。その中で私たちはバスケットボールが出来る幸せを忘れずにチーム一丸で今シーズン最後まで戦っていきますので応援何卒よろしくお願い申し上げます。

金沢武士団は第18節を終えて、4勝24敗。成績的には上位チームを必死に追いかけている状況ですが、地域のファンの方の想い、そしてバスケットボールへの熱い想いが今選手たち全員から感じられる素晴らしい試合をしています。残り6節となったB3リーグレギュラーシーズン。今この記事をお読みのあなたも一緒に金沢武士団の今後に注目してみてください。

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