太田光×クリス・ペプラー対談 J-WAVEナビゲーター抜擢の舞台裏や、日米における感性の違いも

radiko15周年を記念し、爆笑問題・太田光さんが人気ラジオパーソナリティ15人をゲストに迎え、"ラジオ"をテーマに深掘りしていく、ラジコ特別オリジナルPodcast番組『太田光と15人のしゃべり手』。2回目の配信ではクリス・ペプラーさんをゲストに、ラジオパーソナリティになったきっかけや、日本とアメリカにおける文化の違いなどを語りました。

太田光×クリス・ペプラー "同期"が語るラジオと漫才との「間」

radikoサービス開始15周年を記念し、radiko限定で配信しているオリジナルポッドキャスト番組『太田光と15人のしゃべり手』。radikoで全国各地のラジオ番組を聴取し、ラジオの魅力を発信している「radiko15周年PR大使」の爆笑問題・太田光さんが、各ラジオ局を代表する人気パーソナリティをゲストに迎え、「ラジオ」をテーマに対談を繰り広げる特別企画です。

2回目となる今回は、J-WAVEからクリス・ペプラーさんが出演。クリスさんはJ-WAVEの開局時からナビゲーターとして活躍しており、現在は『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(毎週日曜13時~)、『SAPPORO BEER OTOAJITO』(毎週土曜18時~)、『MIDDAY LOUNGE』(毎週月~木曜13時30分)水曜日を担当しています。

1990年代初頭に番組での共演歴がある2人。クリスさんが番組スタッフの紹介で爆笑問題のライブを数回観ていたことを明かし、爆笑問題の漫才における「間合い」について賞賛の言葉を送りました。自身は「喋っていると間合いが取れなくて、(相手と)ぶつかると引いてしまう」と、ラジオパーソナリティならではの苦労を口にしました。お互いに1988年デビューの"同期"という共通点も分かり、2人の対談は和気あいあいとした雰囲気で進みます。

「2人は同期?」を今すぐ聴く↓

ラジオデビューは"代打出演" J-WAVEナビゲーター抜擢の舞台裏

クリスさんが長年ナビゲーターを務めるJ-WAVEは、1988年10月に開局。太田さんが「僕らの時代は、子どものころにFM東京(現:TOKYO FM)で洋楽をエアチェックして仕入れていたけど、一気にFMの波が変わりましたよね」と口にすると、クリスさんは「結構画期的でしたよね。制作陣の皆さんは"これから違うことをやるので"という空気はありましたね」、「FMヨコハマがJ-WAVEより先に最初にスタートしたんですよ。洋楽もいっぱいかかる、英語も使うということで、その差別化も図ったのかなと思う」と開局当時を振り返りました。

ラジオパーソナリティになる以前は、広告会社で海外向けのPV(企業ビデオ)の構成及びナレーションを担当しており、友人であったシンガーソングライター・杏里さんが当時担当していたTOKYO FMの番組に代理で出演。後にJ-WAVEの初代編成部長を務めることになる番組ディレクターから、J-WAVEのナビゲーターとしてスカウトされたそうです。

太田さんの「15年前にradikoが出来て、全国のラジオ番組を聴くようになって、若者はスマホの中にradikoが入っていて、オールドメディアと言いつつも、もうオールドメディアでもない状態になった」という意見には、「テクノロジーがついてきた。ラジオという概念で、AM・FM波へ電波に乗せることじゃなくて、我々は結構"音声コンテンツメーカー"なんじゃないかなって。あとは目を使わなくていいのは絶対に消えないですよね。車を運転しながら楽しめるメディアは他に無いですよ」と、自身のラジオ観を語りました。

幼いころからFEN(※)を聴いて育ったことを語ったクリスさんに対し、太田さんが小林克也さんが独学で英語を学んだエピソードに触れると、「この人、よっぽど耳がすごく良いんだろうなと。いろんな意味で小林克也さんがいなかったら、僕はいないと思う。J-WAVEが開局するまで自分なりに修業しましたけど、どこへ行くにも克也さんの放送を聴いて勉強していました」と、ラジオパーソナリティの大先輩を称えました。

※…Far East Network。在日米軍基地関係者を対象に放送されていたラジオ局。1997年にAFN(American Forces Network)に改称・統合。

「J-WAVEナビゲーター 抜擢の裏側」を3分お試しで今すぐ聴く↓

「ユーモアはそのまま持ってくるのが難しい」 日米における感性の違い

アメリカ人の父親と日本人の母親を持つクリスさん。番組中盤では、アメリカで毒舌DJとして知られるハワード・スターンさんの変化ぶりや、ウィル・スミスさんのアカデミー賞授賞式でのビンタ騒動などのエピソードを交えながら、日本とアメリカの文化的な違いを語りました。

クリスさんは「ユーモアはそのまま持ってくるのが難しいので、常に考えている。アメリカで成り立つけれど日本では成り立たない、日本では成り立つけれどアメリカでは成り立たないというのは、自分のライフテーマになっている」と口にすると、かつて付き合っていたアメリカ人女性がビートたけしさんが大好きだったことにも触れ、「何を言ってるのか分からないけどタイミングが面白い、と。僕は日本語が分かるからその感覚が分からなかった」と実体験を語りました。

「ユーモアの違い」を今すぐ聴く↓

AMとFMは「場」の違い クリス・ペプラーが語るラジオの空気感

太田さんはAMラジオ局、クリスさんはFMラジオ局とお互いの主戦場が違うこともあり、太田さんからクリスさんに「AMとFMの違い」に関する質問も出ました。クリスさんは「トーク番組の内容はそんなに違いは無いような気がします。深夜番組は別のノリかもしれないけど」、「古舘(伊知郎)さんが『報道ステーション』をやっていた時と今とで違うじゃないですか。"場"の違いがAMとFMの違いなんじゃないかな」と回答しました。

最後に、車内でAM局の生放送を聴くことが多いというクリスさんは、「ラジオを聴いていると、聴いている人たちのムードみたいなのが分かると思うんですよ。人はどのようなムードで、この時空を俺と共有しているかなと思います」と、ラジオ特有の一体感について語りました。

「AMとFMの違いは?」を今すぐ聴く↓

ラジコ特別オリジナルPodcast番組『太田光と15人のしゃべり手』

『太田光と15人のしゃべり手』では、今後も各局を代表するパーソナリティをゲストに迎え、ラジオについて、喋りについて、さらにはその人の活動や人生について、鋭く迫る対談を行います。次は誰が、どのような想いを明かすのか。どうぞお楽しみに!

太田光と15人のしゃべり手
出演者:クリス・ペプラー

出演番組をラジコで聴く

※放送情報は変更となる場合があります。

radikoアプリを使ってスマホでポッドキャストを楽しもう

radikoアプリを使えば、スマホで全国のポッドキャスト番組を聴取制限・エリア制限なしで楽しめます。番組の再生画面では再生速度を自由に選べるほか、ラジオとポッドキャストを自由に行き来して、関連番組を楽しめる機能も搭載しています。

ポッドキャストを聴くには、radiko(ラジコ)のアプリで「ポッドキャスト」のアイコンをタップすると、さまざまなジャンルの番組が楽しめます。

radikoアプリでポッドキャストを聴こう!【radiko使い方ガイド】

この記事を書いた人

radiko編集部

radiko編集部員が「ラジコを通じて、ラジオの良さをもっと知ってもらい、皆さんが面白い番組に出会うキッカケ」になるように、ラジオ各局の情報をまとめて発信中。radiko newsでは、新番組へのインタビュー、さまざまなテーマに沿ったまとめ記事など、独自の切り口でも番組をご紹介しています。ラジコ公式SNSの情報更新も行なっています。

radiko公式X

radiko公式Instagram

ラジコプレミアムに登録して
全国のラジオを時間制限なし
で聴く!

自民党の派閥、なぜ復活の兆しを見せているのか

ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、3月9日の放送に政治ジャーナリストの角谷浩一が出演。政治資金の裏金問題を受けて、麻生派以外は解消した自民党の派閥に復活の兆しが見えている、という報道も出ている現状について解説した。

長野智子「派閥が復活しつつあるんですか?」

角谷浩一「メチャクチャ復活しつつあります。まず新人がたくさん(66人)増えたでしょう。それがフラフラしているなら『おまえウチ来いよ』となるのは当然です」

長野「『ウチ来い』という受け皿があるわけですね」

角谷「これがおもしろくて。去年の総裁選のころからですね。旧派閥の○○派、○○派というのがあったけど、これはもう政治団体も解散しているから、派閥の形はない。でも毎回、木曜の昼飯を派閥ごとに食べるのが自民党のルールだった。それを有志で集まろう、と。3人集まれば派閥ができる自由民主党の流れで、食べるようになって。派閥の事務所もなくなったところだから、国会の会議室を使うなど。そういうことがもう始まっています」

長野「かつての旧安倍派や岸田派などと同じようなメンバーなんですか?」

角谷「旧安倍派はそんなにちょこちょこできなかっただろうし、政治資金問題では安倍派がいちばんの問題派閥と思われているので、なかなかおおっぴらにはしなかった。でも選挙後はさっそく20人ぐらい集まってご飯、食べているみたいです。萩生田さんや西村さんはいま、党の幹部ですから。そもそも自民党の派閥について1978年に福田赳夫元総理・総裁が、『派閥解消しないとダメだ』と言った。派閥の事務所を皆、閉鎖しようと。やめたんですけどすぐに戻りました。1989年にはリクルート事件があって。政治改革の波が溢れるんです」

長野「はい」

角谷「小選挙区で派閥の役割として、あまりボス政治ができなくなるんじゃないか、と。選挙区で一国一城になるから、派閥にぺこぺこする人は減るのでは、と言われた。でも全然減らなくて。派閥が必要になった。公認権やそういうものが党執行部に握られている。結局、まとまってモノを言わないと閣僚に押し込む、といったことができなくなると」

長野「なるほど」

角谷「ついに2024年1月、岸田総理が『宏池会は解散する』と。岸田派の派閥を解散すると宣言して。そののち安倍派や二階派、森山派などがやめていく。ところが麻生さんは『悪いことしていないからやめないよ』と。その段階で岸田総理は麻生さんにモノが言えなかった。総理・総裁が何も。そこが最初の間違いだった。いよいよ旧二階派も返り咲いた武田良太さんがどうも夕ご飯を、集めて食べたと。岸田派は小泉進次郎さんに流れた人、林芳正さんに流れた人がいるので少し分裂気味で。それぞれでやっている感じです」

長野「へえ~!」

角谷「茂木さんも旧恵生会ですけど、ここもコバホーク(小林鷹之氏)を応援しよう、という動きがあって。茂木さん自身が候補者としているので、どういうことかというよりは、高市さんとの連携を強める、ということが目的かな、と思いますね。なぜ喉元過ぎたらすぐにこうなるかは簡単で、総裁選があるからです。総裁選は立候補する人が推薦人20人を用意しなければいけない。急に友達に声をかけて、来てもらえるわけではない」

長野「はい」

角谷「やはりこうして、絶えず関係を良好にしていくグループを持っていないと総裁選に出られないと。逆に言うと総裁選のルールを変えないと派閥はなくならないんですね」

Facebook

ページトップへ