ラジオコラム:「タイムフリー」こんな使い方をしてみたい!【後編】

——この記事の前編はこちらから

「ニュース番組だけではなく、もっと色々な番組を聴かないともったいない!! 」というのが私の主張なのですが、こんなことを言うと「他にどんな番組を聴いたらいいのか、分からない」と言われてしまうのも事実です。

radiko.jpには検索機能がありますので、まずはお気に入りのアーティストや、最近、気になるワードを入力してみましょう。ゲストとして何かのラジオ番組に出演していた場合は引っかかります。さらに、ラジオ局もちょっと嬉しいサービスをしてくれているので、ご紹介しましょう。

活用したい!ちょっと嬉しいサービス

■FM802「SATURDAY AMUSIC ISLANDS AFTERNOON EDITION」(毎週土曜日:12時~18時)

FM802

17時台に「802ウイークリーハイライト」というコーナーが10月からスタートしました。これは一週間に放送されたFM802の番組の中から、反響が多かった内容を振り返ったり、名場面をダイジェストで放送するというもので、まさに「タイムフリー」利用者にピッタリのコーナーです! 「え? このミュージシャン、出てたの!?」と思っても、慌てず騒がず、「タイムフリー」ならすぐに聴けます。私のような「ウッカリさん」にとっても、本当にありがたい!

 

■先週の番組表

ニッポン放送_しゃべる

一週間に放送される番組は、放送局の公式サイトを見れば分かりますが、TOKYO FMやJ-WAVE、ニッポン放送などのサイトではその前の週に放送された番組も掲載されています! しかも、ゲストが登場した時間や、コーナーの企画内容、放送時間なども分かりやすく表示されていて至れり尽くせり!

さらに「TOKYO FM PLUS」「J-WAVE NEWS」「しゃベル」(ニッポン放送)のサイトでは、番組のダイジェストが分かるだけでなく、タイムフリーで聴くことができるよう、リンクが貼ってあります。クリック(タップ)するだけで過去へひとっ飛び! 私は「タイムフリー」で聴く度に、タイムスリップした…というか、時間を自由に操っている、不思議な感覚になります。

■ツイッター 「TBSラジオタイムフリー」

TBSラジオタイムフリー

TBSラジオはコーナーの内容とタイムフリーへのリンクを貼った、ツイッターの公式アカウント「TBSラジオタイムフリー」を立ち上げました。内容が素早く把握できる上、フォローしておくだけで情報が入ってくる点でありがたいです。

放送局によっては番組の公式ツイッターで情報を提供しています。特にFM802『LNEM-エルネム-』(月曜~土曜:27時)や、J-WAVE『BEAT PLANET』(月曜~木曜:11時30分)ニッポン放送『ミュ~コミ+プラス』(月曜~木曜:24時)などはフォローしておくと、番組情報やタイムフリーへのリンクも貼ってあって便利です。中には、番組直前や番組中にパーソナリティー本人がツイートしていることもあり、「どれだけ器用なんだ!」と思ってしまうほどです。

ツイッターから情報収集!

ちなみに、私の場合はどうしているかというと、上記の方法以外に、好きなアーティストのツイッターをフォローしています。ラジオが大好きなaikoさんは、キャンペーンでラジオ局をまわる時に、移動中や本番前に次の番組出演のお知らせを写真付きでツイートをしたり、本番が終わった後も感想のツイートをしているため、見ているとラジオ局のはしごをしているようで楽しいです。

同様に、各地のラジオ番組によく出演しているNakamura Emiさんもマメにツイートをされています。どちらも「タイムフリー」のリンクは張ってありませんが、聞き逃し防止になります。

ラジオ番組について、色々と情報をツイートしてくれるラジオファンもいるので(まぁ、私もそのうちの一人なのではありますが)フォローしておくといいかもしれません。「タイムフリー」が始まって以来、ワクワクが止まりませんが、みなさんも睡眠不足にはお気をつけください。

▼radiko.jp
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『radiko.jpプレミアム(エリアフリー聴取)』なら、今まで聴けなかったラジオ局の番組も聴くことができます。

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この記事を書いた人

YMgrdfKa
やきそばかおる
子どもの頃からのラジオっ子。
「ケトル」「BRUTUS」等ラジオ特集を担当。
ライター・構成作家・動物園愛好家。好きな食べ物は、焼きそば。
ツイッター @yakisoba_kaoru

氷川きよし、松田聖子『赤いスイートピー』が“自身の原点”!?「5歳のときに聴いて感動して、そこから歌が好きになったんです」

アーティストの坂本美雨がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「坂本美雨のディア・フレンズ」(毎週月曜~木曜11:00~11:30)。

6月9日(月)、10日(火)の放送ゲストは、歌手の氷川きよし/KIINA.さん️。
6月10日の放送では、現在全国ツアー「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. Concert Tour 2025 ~KIINA’S LAND~」を開催中の氷川さんが、5月に配信リリースした松田聖子さんの名曲「赤いスイートピー」のカバー曲に込めた特別な思いなどについて語ってくれました。


坂本美雨、氷川きよし/KIINA.さん️



坂本: 5月28日に名曲のカバーをリリースされました。これもまたびっくりで、松田聖子さんの「赤いスイートピー」。なぜですか?

氷川:実は5歳のときに聴いて感動して。心のなかの泉が湧き出るような感覚で、「歌だー!」って、キラキラキラキラーッとなって。そこから歌が好きになったんです。そのとき初めて、母と親戚のおばちゃんと3人で、松田聖子さんのコンサートにも行ったんですけど、生で芸能人を見るのがちょっと怖かったんですよ。

坂本:怖い……?

氷川:当時、ブラウン管のなかにいる人は人間じゃなくて、アニメの世界の(の中にいるような)人だと思ってたから。いまでも衝撃的で覚えているんですけど、聖子さんが動いて踊っていて、「赤いスイートピー」を聴いたときに、もうキュンときて、泣いちゃったんです。

坂本:そんな大切な曲を、このタイミングでカバーしようって思われたのはなぜなんですか?

氷川:一旦リセットしたときに、“KIINA.”としての感覚と生きてきた証は、やっぱり原点の「赤いスイートピー」なのかなって。迷ったら原点に戻ったほうがいいと思ったとき、本当の人間としての原点はこの「赤いスイートピー」で、そこから花が咲いていろんな歌と出会って、演歌とも出会ってデビューして、いろんな方に応援してもらった。

だから、またここに戻らせてもらいたいなって思ったので。そして、亀田誠治さんという素晴らしいプロデューサーの方にお会いできて。亀田さんはすごい方なのに気さくだし、音楽のこともわかりやすく指導してくださるから安心してレコーディングができて、本当に5歳の頃の自分に戻ったような声で歌わせてもらいました。

坂本:この歌唱を聴いて、そぎ落とされたというか、ある意味淡々と聴こえるぐらい何の癖もなく歌ってらっしゃるなっていうのも「なぜなんだろう」と思ってたんですけど、お話を聞いてすごく腑に落ちました。

氷川:そうでしょう。(子どもの頃は)もっと声が高かったんですけどね、喉仏が出てきて低くなっちゃった。でも、それもやっぱり活かして、受け入れての自分だから、その状態での「赤いスイートピー」。

5歳のときに、親戚のおばちゃんに連れられて壱岐対馬に旅行に行ったんですよ。そのバスの移動中に、「マイクで歌ってごらん」って言われて、「歌いきらん、歌いきらん(歌えない、歌えない)」って言いながらも歌ったんですよ。そうしたら「えらいうまかねぇ!」「そげん歌うまかとね!」って言われて、そこからちょっと「自分、歌手になれるかも?」っていう勘違いが始まった。

坂本:いや、なれた!

氷川:そう、結果なれたんですけど、やっぱり肯定してもらえたことが自分のバネになってるから、親戚のおばちゃんのおかげです。

坂本:そうか。だから、もっとテクニック満載で歌うこともできたはずだけど、本当にシンプルに素朴に歌っていらっしゃる。感動しちゃった。本当に1曲1曲、必要な方とで会って、という感じですね。

氷川:みんなに支えられて、ありがたいですよね。



氷川きよし/KIINA.さん️



氷川さんのツアー「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. Concert Tour 2025 ~KIINA’S LAND~」は11月まで全国12都市で27公演開催予定です。詳細は公式Webサイトまで。

<番組概要>
番組名:坂本美雨のディア・フレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週月~木曜11:00~11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/dear/
番組公式X:@dearfriends80

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