中継だけじゃない! 聞けばもっとプロ野球が楽しくなる、おすすめラジオ番組

「ふと気づくと、好きなプロ野球の球団のことを考えている」という方も少なくないのでは?

ラジオ番組では、球団を応援する番組(コーナー)が数多く存在しており、中継終了直後の番組にはファンからのアツいメッセージがたくさん届きます。今回はそんな番組の中から、一部を選んでご紹介!

HBCラジオ『ガンちゃんの~世界一面白いプロ野球の番組~』毎週日曜日 12時〜13時30分

元・北海道日本ハムファイターズ選手の岩本勉さんがパーソナリティを務めます。解説はもちろんのこと、選手の事情にも詳しく時には「なんで、そんなことも知ってるの?」と思ってしまうような情報も入れてきます。

ファイターズが快勝した時は、いつも以上に興奮して「うるさくてすみません」と謝りのコメントをしていました。逆に不甲斐ない試合展開の時は、本音がボロボロとこぼれてしまうことも。

HBCラジオ『ファイターズ&ミュージック~朝イチ!~』月曜日〜金曜日 5時〜5時30分

ファイターズ情報を早朝5時からお届け。30分の生放送番組です。パーソナリティは、ファイターズスタジアムDJを努める八幡淳さん。前日の試合をじっくりと振り返るため、勝った翌日は嬉しい”おさらい”に。前日忙しくて、試合の様子をチェックできなかったという人におすすめです。

そのほか、HBCラジオ『HBCファイターズナイター』(各試合によって放送時間が異なります)の中継終了後は『ファイターズ DE ナイト!!』(月曜日〜金曜日 21時 ※中継終了後〜22時)もぜひ。

STVラジオ『GO!GO!ファイターズ』火曜日〜金曜日 17時30分〜17時57分 /野球中継終了後〜22時

パーソナリティの後藤沙織さんは、元・実業団所属の陸上選手(野口みずきさんとチームメイト)、元・陸上自衛隊員、元・声優で、現在パーソナリティ兼コスプレイヤーでもあるという、変わった経歴の持ち主。

その日の試合のポイントを、中継先の解説者に根ほり葉ほり聞き出します。可愛らしい声の雰囲気と、プロ野球に関する話の雰囲気のギャップにも注目。

また、番組内コーナー「白井一幸 ブリング・アップ」(火曜日 17時35分頃放送)や、「宮西尚生のなんとかなるさ」(木曜日 17時35分頃放送)も要チェックですよ!

TBCラジオ 『ロジャー大葉のラジオな気分』 月曜日〜金曜日 13時〜16時

14時30分から放送されている「ガンバレ!楽天イーグルス」に注目。楽天ファンからのメッセージはもちろん、その日の試合が行われる球場から、実況アナウンサーの最新情報もあります。

文化放送『岩本勉のまいどスポーツ』 毎週月曜日 18時〜18時30分

岩本勉さん(通称:ガンちゃん)は先述の『ガンちゃんの~世界一面白いプロ野球の番組~』以外に、こちらの番組も担当。放送は13年目に突入しました。

日本ハムに限らず、パ・リーグ球団の話題を中心にトークをしています。以前の放送では、ガンちゃんのこれまでの軌跡をたどる、ラジオドラマを放送。ガンちゃんは本人役で、学生時代から現役時代に起きたさまざまなエピソードを織り交ぜながら、生放送で見事に演じ切りました。聞いていて、思わず泣きそうになる場面も……。

ちなみに、ガンちゃんはギターも得意で、八木菜緒アナウンサーが卒業する時には、スタジオでアンジェラ・アキさんの「輝く人」(選曲理由は、八木アナウンサーとアンジェラ・アキさんが同じ四国出身だったことなのだとか)をプレゼントしました。

CBCラジオ『ドラ魂ナイト』火曜日~金曜日 野球中継終了後〜22時

勝った日も負けた日も、全国のドラゴンズファンからのメッセージを次々に紹介する番組です。オープニングは、勝負の分かれ目や決め手となったことを川柳にして送ってもらう「勝ち戦竜・負け戦竜」。

試合に関して、言いたくてたまらないことを送ってもらう「王様の耳はロバの耳」、「ピンチヒッター大喜利」などなど投稿企画も充実(時間がないことが多いので、「大喜利」は、たまにしかありませんが……)。実況アナウンサーと繋いで、その日の試合を振り返ります。パーソナリティは、CBCラジオでおなじみ草野球歴32年の戸井康成さん。

CBCラジオ『若狭敬一のスポ音』 毎週土曜日 12時20分〜13時57分

CBCラジオ『CBCドラゴンズサタデー』(各試合によって放送時間が異なります)の前にドラゴンズ情報をお届け。

パーソナリティは野球中継でおなじみの若狭敬一アナウンサーです。 ドラゴンズ情報はもちろん、さまざまなスポーツ情報 「大谷ノブ彦のキスころ濃縮版」「山内彩加のハッピーエンターテインメント」のコーナーもありますよ!

東海ラジオ『ドラヂカラ!!』毎週月曜日 17時45分〜19時

ドラゴンズ情報を中心とした、地元密着のスポーツ番組。

東海ラジオの実況アナウンサーと、大のドラゴンズファンで、選手のものまねが出来たり、東海ラジオ『ガッツナイター』(各試合によって放送時間は異なります)サポーターも務めたりと活躍中のSKE48のメンバー・日高優月さんとお届け。

ABCラジオ『Monday! SPORTS-JAM』毎週月曜日 20時〜21時

プロ野球やサッカーをはじめ、色々なスポーツの情報が満載の番組です。

オリックス・バファローズを全力で応援する「これぞ!Bs魂」のコーナーをはじめ、ジョッキーの生の声が聴ける「ジョッキー・ルーム」のコーナーもあり、4月の放送では武豊騎手も生登場。さらに、武騎手と仲良しの木梨憲武さんも出演して濃い話を繰り広げました。

ABCラジオ『ガチ虎!』毎週月曜日 21時〜21時15分

先述の『Monday! SPORTS-JAM』に続けて、ABCラジオ『フレッシュアップベースボール』(各試合によって放送時間は異なります)でおなじみの小縣裕介アナウンサーが、解説者を迎えてひたすらタイガース・トークを繰り広げます。15分なのでちょっと短いような気がしますが、BGMなどは一切なく話が濃厚。

ABCラジオといえば『おはようパーソナリティ道上洋三です』(月曜日〜金曜日 6時30分〜9時)もお忘れなく。タイガースが勝った翌日には、道上さんの綺麗な声の「六甲おろし」が関西じゅうに響き渡ります。

MBSラジオ『亀山つとむのスポーツマンデー!』毎週月曜日 18時〜18時30分

阪神タイガースとオリックス・バファローズを中心に応援。「見逃しません 亀目線」では先週1週間の試合の中から、見逃せないプレーについて、亀山さんが中継を振り返りながら「なぜ、この選手は、この時にこのようなプレーをしたのか?」といったことを、細かく分かりやすく解説します。現役選手のことに詳しい、亀山さんならではの愛がある故の叱咤激励もあり、聞いているとスッキリ!  一方、阪神のいいところだけを振り返るコーナーもあります。

共演者の山田スタジアムさんは、阪神甲子園球場の近くに引っ越すほどの大の阪神ファンで、阪神タイガースの問題点からゴシップやネタ話まで幅広いトークを繰り広げるイベントを行うことも。

もうひとりの共演者・市川いずみさんは、中学時代にはソフトボールで全国大会に2度出場(1番セカンド)した経験を持っており、元・山口朝日放送のアナウンサーです。「高校野球選手権 山口大会」の実況を務めたこともあるのだとか。阪神タイガース愛に燃えていて、キャンプ、オープン戦、公式戦をすべてチェックするほど筋金入りの阪神ファンで、いい質問を亀山さんにぶつけます。

FM COCOLO『HIRO T'S AMUSIC MORNING』月曜日〜木曜日 6時〜11時

9時20分頃から放送される「Joshin Tigers Watch」では、関西ラジオDJ界の重鎮・ヒロ寺平さんが阪神タイガースに対して吠えます。勝った翌日は盛り上がる曲を、そうでなかった翌日はエールを送ったり、ファンの気分が明るくなるような曲をリスナーのリクエストから選曲。上新電機から、3000円のギフトカードのプレゼントもあります。

ちなみに、ヒロ寺平さんは放送前にTwitterに挨拶がわりの動画を投稿しています。「毎日、よくネタが続くな〜。すごいな〜」と思っていると、4月22日(日)のツイートで「毎朝動画でご挨拶。。。んなの、ネタが続くわけなかろ!!!」と呟いていました。

RCCラジオ『Veryカープ!名選手列伝』17時51分〜17時57分

カープ選手100人の軌跡を追い、記憶に残る名場面を当時の音声で振り替える、一話完結の物語。ナレーションは小林克也さんです。中継開始前に、ぜひじっくりと聴いてみてくださいね!

RCCラジオ『Veryカープ!バッチコイする応援団』野球中継終了後〜21時50分

RCCラジオ『Very カープ! RCCカープナイター』(各試合によって放送時間は異なります)終了後はコチラの番組をチェック! 中継の音源で試合を振り返りつつ、全国から届いたアツいメッセージを紹介します。カープファンだけでなく、対戦相手のチームのファンも投稿してくることも。

RCCラジオ『それ聴け!Veryカープ!』毎週月曜日 17時46分〜19時30分

カープ戦の実況中継の音源をふんだんに使った企画や、選手から聞いたとっておきの情報を中心に、カープファンにはたまらない企画が盛りだくさん。

ある放送回では「丸佳浩選手の見送りの瞬間のハイライト」を放送。打席で見送った理由を、丸選手本人のコメントを交えて解説するユニークな企画を行いました。ほかに、地元のアスリート誌の編集部に話を伺うコーナーも。

カープ情報だけではなく、カープを応援している人を紹介するコーナーまであり、1時間44分の間カープの話オンリーでお届けします。カープが好きすぎる、坂上俊次アナウンサーのテンポのいい進行にも注目。

RCCラジオ『アンガールズ カーティスト』 毎週月曜日 19時30分〜20時

『それ聴け!Veryカープ!』が終わったあとは、カープ芸人・アンガールズによる、カープ愛炸裂の番組が続きます。

カープが好きなアーティストを迎えて、音楽の話……かと思いきや、カープの話がメイン。リスナーから寄せられた「カープあるある」や、リスナーが勝手に決める「カープ歴代最強ベストナイン」など、コーナーも豊富です。ゲストとアンガールズの2組の、まったりとしたカープトークが止まりません。

ちなみに、アンガールズの田中さんは、昔とあるオープン戦の観戦で、セ・リーグの順位予想を大きな字で書いたボード(もちろん、カープが1位と予想)を掲げていて、中継に映ったことがあるそうです。

KBCラジオ『ホークスじゃんじゃん』 火曜日〜金曜 野球中継終了後〜22時

火曜日〜木曜日はブルーリバー、金曜日は甲斐田貴之さんとルーシーさんが担当します。

その日の試合で良かった点も悪かった点も、テンポの速いトークで次々に振り返っていきますよ! ちなみに、ブルーリバーは声の高さこそ違うものの、お2人とも良い声をしていて、特に青木淳也さんは、良く通る声でなめらかな喋りをしています。

夕方の番組『夕方じゃんじゃん』(月曜日〜金曜日 16時〜17時55分 ※月曜日は19時まで)では「野球漫才」を披露していて、ファンに好評です。金曜の甲斐田さんの細かい試合分析にも注目。

RKBラジオ『鬼スポ! 花の応援団』火曜日〜金曜日 17時〜17時48分/野球中継終了後〜21時52分

「鬼ちゃん」の愛称でおなじみ、鬼橋美智子さんをメインパーソナリティに迎えてホークスを大応援。

試合終了直後の、球場のお客さんと中継をつなぐところに注目です。子どもから大人まで、その日の試合について興奮気味で喋るところが興味深く、中にはかなり酔っぱらっている人も。

リスナーからもアツいメッセージが届きます。その日に活躍した選手の登場曲をかけることがあるのも、嬉しいところ。エンディングは「日本一、もう一頂!」のコールで締めます。

ちなみに、番組サイトでは、オリジナルソング「ホークス音頭」の動画が見られますよ! 踊りを覚えやすいように、左右を反転してアップしてあるという配慮も。気になった方はぜひチェックしてみてくださいね!

この記事を書いた人

YMgrdfKa

やきそばかおる

小学5年生以来のラジオっ子。ライター・構成作家・コラムニスト。

「BRUTUS」「ケトル」などのラジオ特集の構成・インタビュー・執筆を担当するほか、radiko.jp、シナプス「 I LOVE RADIO」(ビデオリサーチ社)/ J-WAVEコラム「やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」/otoCoto「ラジオのかくし味」/水道橋博士のメルマ旬報など連載や、番組出演を通じて、ラジオ番組の楽しさを発信。

ラジコプレミアムを駆使しながら、全国のユニークな番組を紹介するツイキャス番組「ラジオ情報センター」(水曜21時〜22時)も放送。全てを合わせると、年間でのべ800本のラジオ番組を紹介している。

Twitter:@yakisoba_kaoru

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いきものがかり・水野が注目するRyu Matsuyama、サウンドの魅力を掘り下げる!

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。3月14日(木)のオンエアは、いきものがかりの水野良樹とのコンビでお届けしました。日替わりナビゲーターがお送りするコーナー「DAILY SESSIONS」。この日は、水野が大好きだというRyu MatsuyamaのRyuさん(P/Vo)との対談の模様をお届けしました。


■日本の音楽環境にビックリ!

Ryu Matsuyamaは、2018年5月にも番組にゲストとして登場。その際、スタジオライブを披露してくれました。水野は、そのライブで大いに刺激を受けたと振り返ります。

水野:そのあとで、僕が番組で「Ryu Matsuyamaが好きだ」って言い続けまして、やっと来ていただきました。
Ryu:本当にありがたいです。僕はそのたびにTwitterで反応してました。『SONAR MUSIC』も、めちゃめちゃ聴いてますから。
水野:「ありがとうございます」って律儀に言ってくれるんですよね。

ここで、Ryuさんの生い立ちと音楽遍歴について伺いました。

水野:Ryuさんは、イタリア生まれのイタリア育ちなんですね。
Ryu:20歳までイタリアにいました。基本的には「日本の顔をしたイタリア人」です。
水野:イタリアではなく、日本に帰ってきて日本のポップスに近いところで音楽をやろうとした理由はなんですか?
Ryu:本当に申し訳ない言い方なんですけど、イタリアって、スタジアムを埋めるような昔のミュージシャンはたくさんいるんですけど、新しい音楽が生まれてくることは、あまりないんです。そもそも部活がなくて、音楽部とかもないので、自分で勝手にやらないといけないから大変なんです。日本はスタジオもあるし、ライブハウスがこんなに多くことにもビックリしました。
水野:日本の環境のほうがいいんですか?
Ryu:音楽には向いてますね。


■Ryu Matsuyamaの音楽ルーツは?

20歳までイタリアに住んでいたというRyuさん。日本の音楽は聴いていたのでしょうか?

Ryu:残念ながら、全く触れてないんです。
水野:どこがルーツなんですか?
Ryu:レディオヘッドです。当時、オルタナティブといわれていた方向性がすごく好きすね。シガー・ロスとかモグワイとか。
水野:モグワイはわかるなあ。今とちょっと繋がってますよね。「いきものがかり」がバックグラウンドとしているものとは違っていますね。Ryu Matsuyamaは演奏力も音楽の素養もすごく高いものがある方々で、自分たちとはすごく遠いところにいると思うんです。だけど、なぜか日本的だと思い、惹かれたんです。ああいうサウンドの中でも感情の起伏のメリハリがあって、感情が熱くなるところがリスナーにもわかるようなポジションがすごくたくさんある。それがJ-POPリスナーの自分からすると、すごくシンパシーを感じるんです。そういったことは意識していますか?
Ryu:もちろんです。日本に来て、まずは日本のCDをたくさん聴きました。最初に聴いたのは、本当にたまたまだったんですけど、アナログフィッシュだったんです。
水野:これまた演奏力があるバンドですね。
Ryu:そこからいろいろと聴きはじめました。構成的に「ABC」といわれている、サビにいくのが懐かしいと思って、日本人であることを忘れられないんです。僕はそこで起伏を感じたいというか、作りたいと思いました。でも作る音楽はJ-POPではできない。できるだけ構成だけはシンプルに、わかりやすいようにしてます。
水野:いい意味でブレンドしていったんですかね。
Ryu:そう思ってます。
水野:でも、核になるのはスリーピースじゃないですか。他2人のメンバーもJ-POPがルーツじゃない。
Ryu:ドラム(Jacksonさん)は違うけど、ベース(Tsuruさん)は、めちゃめちゃJ-POP出身なんです。でも、この2人がいて本当によかったと思うのは、3人とも全然違う音楽を聴いてることです。そうじゃないと、これができないというか。
水野:ぶつかることはないんですか?
Ryu:音でぶつかり合ってます。
水野:かっこいいな!


■Ryu Matsuyamaのサウンドの魅力

歌モノが多いJ-POPでは「ここがメイン」とハッキリとわかるものが多く、そこに注目しがちになります。一方、サウンドが中心のグループについては、「聴き流してしまったり、どこに焦点を当てて聴けばよいかわからなくなることが多い」と水野。しかし、Ryu Matsuyamaの楽曲には、どちらの要素も含まれている、という印象を受けたと伝えました。

Ryu:そう言われると嬉しいです。でも自分では全く意識はないですが、メロディーラインでもっていく、とも思っていなくて。
水野:そうですよね。
Ryu:僕的に、歌は、ベースとピアノとドラムを支える存在だと思っています。
水野:ある種、楽器の1つのような。
Ryu:そうです。歌詞も力を入れていますが、それ以上に、メロディラインのきれいさを追求しているというか……どれだけ耳の奥に入っていくのかを意識しています。僕にとっては、それがすごく落ち着く。
水野:メロディに対しての歌詞ですかね。発音やメロディが生きるカタチであることを意識して、そこを重視して言葉をつけていく?
Ryu:そうだと思います。まだ研究中ではあるんですけど。

「今後も積極的に楽曲を発表したい」と意気込みを語るRyu Matsuyama。

Ryu:僕らは3人全然違うって言いましたけど、「今を描いている」という共通点があることが最近、わかってきたんです。僕らが今できるものを今やってるだけなので、どんどん出していかないと、追いついていかない。
水野:さっき僕が「スリーピースが核だよね」って言ったけど、サウンド自体は別にスリーピースにこだわってないというか。
Ryu:全然こだわってないですね。ただ、ちょっと失礼な言い方かもしれないけど、エレキギターの音があまり好きじゃないんです。僕はもともとギタリストだったけど、最初に弾いたギターのハイが高すぎて。
水野:キンキンくる?
Ryu:出会いが悪かっただけかもしれないですけど。
水野:でも、それも変化していくかもしれないですね。
Ryu:ギターの練習はいつもしています。この3人で、いつかギターで何かできたら面白いかなと思ってます。


■音楽は趣味の延長?

水野は、自らも含めて、J-POPの人はミュージシャンよりも“音楽タレント”になりがちだと分析。その一方で、Ryuさんは「確実に“ミュージシャン”」だと話します。

水野:本来ミュージシャンは、音で表現したり、音で会話したり、音のことについて考えるべき。でも、違うキャラクターがついてしまうというか……。
Ryu:あまり「うん」とは言えないけど、しいてやっているわけではなくて、音楽って趣味の延長線上でないといけないと思っています。作家でやってるときは、書かないといけないと思ってるんです。お金をいただいている時点でプロフェッショナルとしてやろうと思ってるけど、Ryu Matsuyamaとしてやることは、自分のやりたいことをやりたいので、「書かないと」と思った瞬間に「ちょっと違うんじゃないか」と思うんです。たぶん、歳をとってきてそう思うようになってきたのかなと思います。だから、書かないときは書かないです。
水野:いいなあ。それは大事ですね。


■「今、聴いたのはなんだろう」と思わせる曲

最後に「Ryu Matsuyamaさんにとって“グッドミュージック”とは」と水野が問いかけました。

Ryu:昔の感情を思い出させてくれるような音楽がグッドミュージックだと思うんですけど、僕の感覚だと全く新しい感情を生み出すものがグッドミュージックなんじゃないかと。「今、聴いたのはなんだろう」と思ってくれたら、グッドミュージックなのかなと思います。
水野:今まで対談してくださった方々、それぞれの面白さがありましたけど、一番希望を感じる答えでした。新しい感情を感じるっていうのは素晴らしい姿勢ですね。僕も学びました。

対談を終えてみて、水野はこう振り返ります。

水野:中村歌穂さんやRyu Matsuyamaに出会ったのもそうだし、『SONAR MUSIC』で出会ったいろいろなアーティストから刺激を受けると、「自分はアーティストと名乗っていいんだろうか」ってすごく思うんです。
藤田:そこまで思うの?
水野:すごく思います。そう思わせてくれることによって、自分の音楽と向き合ったり、自分とできることや彼らと向き合えることって何かあるのだろうか、と思う瞬間があるんです。そんなことを思わせてくれました。

水野にとっても学びが大きい、充実した対談となりました。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時ー24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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