村上春樹さんがラジオDJ初挑戦! 『村上RADIO(レディオ)~RUN&SONGS~』

TOKYO FMをはじめとするJFN38局では、作家・村上春樹さんがディスクジョッキー(以下:DJ)をつとめる特別番組『村上RADIO(レディオ)~RUN&SONGS~』を8月5日(日)に放送します。

DJ初挑戦となる村上春樹さんは、どんな曲を選び、どんな話を繰り広げるのでしょうか?

目次

  1. ラジオを通して、心地いい時間を分け合いたい
  2. 村上春樹さんにとってなくてはならない「音楽」と「走ること」
  3. 番組概要

ラジオを通して、心地いい時間を分け合いたい

「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞し、作家としてデビューした村上さん。谷崎潤一郎賞やフランツ・カフカ賞など、国内外の文学賞を多数受賞しています。

また、小説家になる前はジャズ喫茶を開いていたほど音楽が好きだそうで、「ラジオを通して、心地いい時間を分け合いたい」とDJに挑戦することにしたのだとか。

番組を始めるにあたり、村上さんから届いたメッセージをご紹介します!

小さい頃から、レコード(とかCD)のコレクションが趣味で、おかげでうちにはそういうものが溢れかえっているんですが、「こんな素敵な音楽をいつも僕ひとりで聴いて、気持ちの良い時間を送っていて、世の中になんか申し訳ないよな」とよく思っていました。ときにはいろんな人たちと適当におしゃべりをしながら、ワイン・グラスやコーヒー・カップを手に、心地よい時間を分け合うのもいいかもしれない。
ラジオでディスクジョッキーみたいなのをやってみようかという気になったのは、そういうところが原点になっています。だから僕の好きな音楽ソースをうちから持ってきて、それを好きなようにかけて、そのあいだに好きなことを話させていただく……そんな感じのパーソナルな番組にできればと思っています。
他の番組ではあまり(まず)聴けないような曲を、でもできるだけ寛いで聴ける音楽を選んでかけていきたいと思います。むずかしいことはほとんど抜きで。そしてその合間にちょっとしたお話もできればなと思っています。楽しんでください。

村上春樹さんにとってなくてはならない「音楽」と「走ること」

テーマは「RUN&SONGS」。村上さんは、専業作家になると決めた時から走り始め、走る時には必ず音楽を聴いているそうです。

村上さんといえば「1Q84」や「ノルウェイの森」などの文学作品のイメージが強いですが、「小澤征爾さんと、音楽について話をする」や「走ることについて語るときに僕の語ること」といった、「音楽」と「走ること」についての著作も10作品以上あります。

番組では、村上さんがランニングするときに愛用しているiPodやCD、レコードをスタジオに持ち込み、「曲」についてはもちろん、「走ること」や「音楽」、「文学」についてもざっくばらんに語ります。

さらに、リスナーから集めた音楽に関する質問にも回答。いったいどんな答えが飛び出すのか、どうぞお楽しみに!

番組概要

■番組名:『村上RADIO(レディオ)~RUN&SONGS~』
■放送局:TOKYO FMをはじめとするJFN系列全国38局ネット
■放送日時:2018年8月5日(日) 19時~19時55分
(※Date fm、広島FMは20時~20時55分、FM沖縄は21時~21時55分)
■パーソナリティ:村上春樹
■番組URL:http://www.tfm.co.jp/murakamiradio/

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江原啓之「親以上にお前を愛する人はいない」「人を大事にしながら生きていきなさい」

スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
今回の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。

江原啓之



<リスナーからのメッセージ >
私の父は、私が15歳のときに50歳で亡くなりました。膵臓がんでした。見つかったときには末期でしたが、僅かな可能性にかけ手術を受けました。その甲斐なく、発見から半年であの世へと旅立ちました。最期のほうは食べることもままならず、氷を口に含んで気を紛らわせていたようです。

看取りのときには、私の手を握り「頑張れよ」と声をかけてくれました。亡くなった直後に父の足をふと見ると、骨と皮だけになっていました。こんなになるまで懸命に生きてくれたのかと、つらい日々を考えると哀しくもありましたが、そんな父が誇らしく感じました。

最期に私にかけてくれた「頑張れよ」の言葉と父が最後まで見せてくれた生きる姿は、私の生きる励みになっています。今は緩和ケアも発達していると聞きますので、どんな病になったとしても、痛みを緩和しながら、私が最期まで生き抜く姿を見せることが、家族や関わる人の励みになると父から教えていただいたと感じています。

<江原からの回答>
江原:私も相談者さんと同じく、15歳のときに母を亡くしているんです。がんでしたから、すごくよく分かります。本当に最期は食べることもままならずで、お水だけ……という状態でしたので、骨と皮だけになってしまってね。一度、先生が「お家に帰らせてあげてください」と言ってくださったことがあったのですが、今でも忘れないのは母をおぶったときの軽さ。段差があるところや階段は私がおぶったのですが、軽くてね。もう骨と皮だったから。私はそこで、すごく悲しかったのですが、でも今思えば、母は息子におんぶされて幸せだったろうなと思います。

奥迫:そう思います。私も母親の立場ですので、子どもにおんぶしてもらうって、どんなに幸せだろうと思います。子どもからしても、そのときのお母さんの軽さというのを、一生忘れないですよね。

江原:忘れない。本当、一生忘れない。

奥迫:私も、14歳のときに父が他界しました。そのときってすごく感情豊かじゃないですか。それが一生の自分の糧となるという、そんな気がしますね。私の父の場合は急死だったので、最期の言葉はなかったんですよ。

江原:それじゃあ、相談者さんがお父さまから「頑張れよ」と言ってもらえたのは、幸せですね。

奥迫:本当にそうですよ。

江原:私は本にも書いているように、「親以上にお前を愛する人はいない」と思います。だから、そう思って、「人を大事にしながら生きていきなさいよ」と伝えています。親になると分かるのは、やっぱり親は何があっても子どもを一番に愛するということ。甘いだ何だと言われても、それでも愛してあげるのが親だと思うんです。そういう意味では、生き様を見せるということ、それが一番うれしい、ありがたいことですよね。いいお話をありがとうございました。


江原啓之、奥迫協子



●江原啓之 今夜の格言
「すべては“愛”です」


<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/

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