記者会見に潜入!名古屋の民放ラジオ5局が「リレー特別生放送」を実施。『BuzzRadio バズラジオ』ってどんな番組?

9月23日(日)19時~21時30分に、名古屋にある地上波民放ラジオ5局が、特別番組『BuzzRadio バズラジオ』を放送します。「リレー特別生放送」という、あまり耳慣れない方式での放送です。一体どんな放送になるのか? 記者会見に潜入してきました!

23日のメインパーソナリティ・つぶやきシローさんと、アシスタントの山内彩加アナウンサー(CBC)。9月14日の記者会見にはつぶやきさんが参加し、山内アナは司会を務めた。
23日のメインパーソナリティ・つぶやきシローさんと、アシスタントの山内彩加アナウンサー(CBC)。9月14日の記者会見にはつぶやきさんが参加し、山内アナは司会を務めた。

突然ですが、名古屋に地上波民放ラジオ局がいくつあるかご存じですか?

@FM(FM80.7MHz)、CBCラジオ(AM1053kHz/FM93.7MHz)、ZIP-FM(FM77.8MHz)、Radio NEO(FM79.5MHz)、東海ラジオ(AM1332kHz/FM92.9MHz)の5つです(順不同)。
この5局が、同じ番組をリレー形式で放送します。タイトルは『BuzzRadio バズラジオ』。

オンエア日時は9月23日(日)19時~21時30分ですが、30分ごとに放送する局が変わります。「リレー形式」たる由縁です。

放送時間と放送局は以下をご覧ください。

19時~19時30分    @FM ▶ラジコで聴くにはこちら
19時30分~20時    CBCラジオ ▶ラジコで聴くにはこちら
20時~20時30分    ZIP-FM ▶ラジコで聴くにはこちら
20時30分~21時    Radio NEO ▶ラジコで聴くにはこちら
21時~21時30分    東海ラジオ ▶ラジコで聴くにはこちら

実はこのリレー形式での番組は、今回で3回目。過去には2017年9月10日に『Yume Tube~あなたの夢をラジオがつなぐ~』を、2018年3月4日には『Yume Anime~あなたの夢~』を放送している。
今回のテーマは「SNS」。プロデューサーを務める東海ラジオ・梅沢尚志さんは、「中高生に“今、興味のあるものは何か”をアンケートで尋ねたところ、SNSが一番多かった」と語る。若い人たちが、今回の番組をきっかけにラジオに触れ、“人の声のコミュニケーションの楽しさ”を伝えるのが狙いのようだ。

メインパーソナリティはつぶやきシローと足立佳奈

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「若者にイジられる覚悟で臨みたい」と、記者会見で語ったつぶやきシローさん。SNSの使い方だけでなく、ラジオの面白さも伝えてくれるのではないだろうか。

メインパーソナリティはお笑い芸人のつぶやきシローさん、シンガーソングライターの足立佳奈さん。

つぶやきさんはTwitterで1日1ツイートしかせず、フォロワーへのリアクションもしないという、今の流行とは真逆の方法でSNSを活用している。にも関わらず、98万人を超えるフォロワーを持ち、愛知学院大学出身とゆかりがあることから、白羽の矢が立った。
9月14日(金)に行われた記者会見で、つぶやきさんは「名古屋の特別番組のメインパーソナリティに選ばれて大変光栄です。リレー形式というのがチャレンジ企画ですし、何より僕をこの位置に立たせることがすごいチャレンジ精神だと思います」と語った。

が、梅沢プロデューサーが「名前のインパクトも理由のひとつ」と暴露。つぶやきさんは、「そろそろ実力を認められたのかと思ったのに……」とガックリ。会場の笑いを誘った。
足立佳奈さんは岐阜県出身の現役大学生で、2014年にLINE×SONY MUSICオーディションのグランプリを獲得。2017年2月にTwitterにアップした15秒動画「キムチ~笑顔の作り方~」が中高生の間で話題となり、2,500万回以上の再生回数を記録した。デビューの経緯や年齢が、今回の番組内容や想定リスナーと一致したのだろう。彼女がどんなトークをしてくれるのか、非常に楽しみだ。

アシスタントにはCBCの山内彩加アナ。ゲストにはSNSを活用している高校生や、中学生シンガーの冨金原佑菜(ふきんばら・ゆうな)さん、愛知学院大学の放送研究会の学生などが出演する。

オブザーバーとして、Twitter Japanの森田謙太郎さんも加わり、今の学生がどのSNSを何のために使っているのか、いわゆる「炎上」などは怖くないのか、といった話をしていく。

リスナーのメッセージで、どう転がっていくのか

もちろん、リスナーもLINE@、Twitterからのメッセージで参加可能。アカウント、Twitterハッシュタグは以下の通り。

LINE@:@nagoradi
Twitter:@nagoradi
#なごらじ #バズラジオ

梅沢プロデューサーは、「学生リスナーがどんな質問や相談を投げかけてくるのか、それを受けて同年代の出演者がどうトークを展開していくのか、作り手としても楽しみ」と期待を膨らませている。
つぶやきさんは、アカウントを持っているTwitterを含め、LINE、Instagramなど、他のSNSについてもよく分かっていないそう。

「いろいろ聞く立場ですね。『知らないんですか?』ぐらいの感じできてくれて構わないし、こっちからも疑問をぶつけていきますし。そうして『いいことがあるよ』と分かればいいですね。ラジオの面白さが分かってくれればいいですし、楽しみです。学生さんとか若者にイジられる覚悟で、臨んでいきたいと思っています」
ひとつの魅力的な番組を、同じ地域の局が続けて生放送することで、リスナーは自分が住む土地にどんなラジオ局があるのかを知ることができる。しかし、膨大な娯楽の中からラジオを選んでもらうには、まず存在を認識してもらわなければ始まらない。そのような観点からも、名古屋各局の取り組みは大きな意義がある。

番組概要

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■放送局:CBCラジオ、東海ラジオ、@FM、ZIP-FM、Radio NEO
■番組名:<特別番組>名古屋民放ラジオ5局リレー特別生放送『BuzzRadio(バズラジオ)』
■放送日時:2018年9月23日(日)19時~21時30分
■番組サイト:https://fma.co.jp/f/cam/buzzradio/

インタビュー/カメラマン

豊田拓臣
1979年、埼玉県生まれ。
中学校1年生からラジオを聴き始め、ずっと聴き続けていたら、ラジオ番組の紹介記事やしゃべり手のインタビューをして原稿を書くことが仕事になっていたフリー編集者/ライター。自称・ラジオ解説者。
著書に『ラジオのすごい人たち~今こそ聴きたい34人のパーソナリティ』(2012年、アスペクト)がある。
一般社団法人日本放送作家協会理事。
特定非営利活動法人放送批評懇談会正会員。

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周防正行「サイレント映画について大変な勘違いをしていました」

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、映画監督の周防正行が出演。最新映画『カツベン!』の題材となったサイレント映画について語った。

ニッポン放送「あさナビ」

黒木)今週のゲストは映画監督の周防正行さんです。周防監督の5年ぶりとなる最新作映画『カツベン!』が全国公開中です。『カツベン!』は、映画の始まりの時代を駆け抜けたスーパースターである、活動弁士の話なのです。

周防)日本に初めて映画が入って来たときに、「Motion Picture」という言葉をそのまま訳して「活動写真」と呼んだのですね。そのときは、まだ映画に音がなかったのですよ。スクリーンの横に人が立って、写っているものの説明を始めたのです。最初は物語映画ではなかったから、何が写っているかとか、どうして動くとか、まさに“写真が動く”ということは始めてのことだったので、世界中で流行るわけです。当時、日本ではそのように説明する人が、最初の日の上映からいたのです。

黒木)つまりは紙芝居みたいに「こういう物語ですよ」と、ト書きも言えばセリフも言うという…。

周防)最初は単なる出来事が写っていました。駅に列車が到着するとか、工場から人が出て来るとか。それがやがて物語を持つようになって、弁士は物語をきちんと説明することを始めました。こういう文化が根付いたのは日本だけなのです。アメリカやヨーロッパでも説明する人が立った記録はありますが、職業としては説明していません。アメリカ、ヨーロッパは生演奏の音楽だけで魅せていたのです。

黒木)『カツベン!』はオリジナルの作品ですが、どうしてこれを映画にしようと思われたのですか?

周防)僕が浅はかにも、ずっと無視をして来たから。

黒木)え?

周防)大学生のときに、サイレント映画をたくさん観ていました。そのときはサイレント映画だから音がない状態で、活動弁士の説明も音楽もない、まさに無音の動く画を観るというのが、サイレント映画の見方だと思っていました。活動弁士がいることも、音楽があることも知っていたのですが、それを無視していたのです。サイレント映画なのだから、サイレントで観ないと監督の意図は伝わらないのだと、ずっと思って生きて来た。でもつい最近、僕の助監督をして下さっていた片島章三さんが「こんな本を書きました」と、この映画の元になる台本を読ませてくれたのですね。

黒木)いつも周防監督は、ご自分でシナリオをお書きになりますよね。

周防)自分のシナリオではないのは、今回が初めてです。

黒木)そのシナリオを読まれてどうだったのですか?

周防)「僕はなんて勘違いをしていたのだろう」と思いました。当時、明治の終わりから大正昭和の始まりにかけて、無声映画をサイレントで観ていた人はいなかったのです。当然、映画監督は自分の作ったものが上映されるときに、生演奏があり、誰かの説明が入るとわかって撮っていたのですね。要するに、監督がサイレントで観てもらうことを前提に撮っていなかった。それを僕はサイレントで観ていたのですよ。「これはいけない」と。それも僕は映画監督なのに、なぜ日本映画史の重要なことを無視して来たのだと思って、大反省です。音がない状態で物語をつくり上げるというのは、映像を作る人間としての最高のテクニックだ、技術だと思っていたのです。それこそが映画の基本と言うか、映画の本質だろうと。

黒木)それが180度変わったわけですね。

周防)変わりました。

黒木)活動弁士という方々がいて、初めてサイレント映画は成り立つのだと。

撮影・下村一喜

周防正行(すお・まさゆき)/映画監督

■東京・目黒区出身。1956年生まれ。
■立教大学在学中に、高橋伴明監督の助監督を務めるようになり、以降、若松孝二監督や井筒和幸監督の作品に助監督として携わる。
■1984年に小津安二郎へのオマージュを含んだピンク映画で監督デビュー。
■1989年に『ファンシイダンス』で商業映画初メガホン。
■1992年の『シコふんじゃった。』で、日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ、最優秀監督賞、最優秀脚本賞を受賞。
■1996年には大ヒット作『Shall We ダンス?』公開。日本アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞など13部門を総なめ。
■2006年には痴漢の冤罪裁判を描いた『それでもボクはやってない』、2011年にはバレエ作品を映画として収めた『ダンシング・チャップリン』、2012年には終末医療を題材にしたヒューマンドラマ『終の信託』、2014年には花街で成長する舞妓の姿を描いた『舞妓はレディ』を監督。
■最新作は、2019年12月13日公開の『カツベン!』。大正時代に全盛だった無声映画を個性豊かな語りで彩った「活動弁士」が主人公。活動弁士を志す青年・俊太郎を成田凌が演じ、ヒロインを黒島結菜が演じる。

ENEOSプレゼンツ あさナビ(12月9日放送分より)
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

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