有名占い師の番組から珍しい占いまで…占いのラジオ番組【前編】

12月も半ばにさしかかり、来年の運勢が気になるところです。全国のラジオ番組にも、占いに関する番組がたくさんあります。今回は、占い師による人生相談から、かなりユニークな占いまで、占いに関する番組を2回に分けて紹介します。

FBCラジオ『島田秀平の開運ラジオ』

占い師、お笑い芸人としておなじみの島田秀平さん。番組では開運にまつわる話やパワースポットに関する話をするほか、鑑定希望者も募っています。手相の写真と生年月日を番組宛に送ると占ってくれるかも…しれません。

ちなみに、2016年は申年でしたが、島田さんによると、申年は赤色を身につけている人が活躍する年だそうです。広島カープ、浦和レッズ、メイプル超合金のカズレーサーさん、平野ノラさんなど、確かに赤を身につけています。2017年は赤と黄色だそうで、参考になさってみてください。

 

放送局:FBCラジオ
放送日時:火曜 18時20分~18時45分 ほかネット

ぎふチャン『岩津徹征の玄関占い』

玄関の向きで明日の運勢が分かる、珍しい占いです。「北東玄関の方、明日の運勢は◯です…」「南西玄関の方、明日の運勢は…」といった感じで、ラッキーカラーとともに読み上げられます。玄関の向きは北、北東、東、南東、南、南西、西、西北で占います。私は、この占いがきっかけで、玄関の向きをiPhoneの方位磁石アプリで確かめました。まさか、ここで方位磁石アプリが役に立つとは!

ところで、ぎふチャンで占いといえば岩津徹征さんといっても過言ではありません。「玄関占い」のほかに「岩津徹征の幸福方程式」(木曜 14時10分〜)「岩津徹征の週末お出かけ吉方位」(金曜 15時25分〜)も放送しています。

 

放送局:ぎふチャン
放送日時:火曜~木曜 15時25分~ ほか
(『ビビッと!モーニングステーション』『お茶の間ステーション2時6時』内で放送)

KRY山口放送『コンピュター星占い』

30年以上にわたって放送されている人気コーナーです。山口のスタジオと東京・銀座東易サロンの花見正樹先生を電話でつないで運勢を伺います。内容は至ってシンプルです。生まれ月別の一週間の運勢を、それぞれ、大吉、中吉、小吉で紹介。さらに、デート・恋愛運、仕事・職場運、健康・レジャー運、金運のそれぞれにツキのある生まれ月を紹介します。花見先生もずっと出演されていて、親しみやすく、テンポの良いトークで無駄なところがありません。花見先生の喋り方の雰囲気が、30年前と変わらないところもすごいです。ちなみに花見先生のお母様は100歳を超えており、まさにご長寿一家で、ラジオはご長寿コーナーです。鉄道ファンで「列車がポイントを通過する瞬間の音が好き」という渡辺三千彦アナンサーと、豪快に笑う恭子さんとのほっこりしたトークも聴きどころです。

実は、私は中学の頃に花見先生に占っていただいたことがあります。コンピュターを使った「100年占い」の結果がビッシリと書かれた用紙に、達筆で書かれた手紙が添えてあって、受験前で感激したのを覚えています。中学生で相談してくる人は珍しいらしく、今考えるとこっぱずかしい思い出でもありますが、「あの頃はあの頃で悩んでいたんだな〜」としみじみ。

 

放送局:KRY山口放送
放送日時:土曜 11時25分~11時30分(『DO!ASA』内で放送)

「朝の占いを見過ごした!」という方におすすめの占い

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その日の運勢は、大抵、朝の番組で紹介されることが多いですが、聴き逃してしまった方も安心! 午後からの運勢を伝える占いの企画もあります。平日の11時51分頃から、北海道・HBCラジオで『パトラママの「きょうの午後占い」』(『気分上昇ワイド ナルミッツ!!!』内)が放送がされます。札幌にある占いスナック・パトラのママが文字通り、午後からの運勢を占います。

さらに、前々回のコラムで紹介した、芸人・友近さんのお母様で、開運カウンセラーとしても活動している友近千鶴さんの番組『友近ママの魔法の引き出し』(愛媛・RNB 南海放送 金曜19時~21時)では、「友近ママ、星座は語る」と題して、向こう一週間で一番ツイている星座と、このあと深夜0時までの3時間でツイてる星座の運勢を占います。ある意味、日本一ピンポイントな占いです(笑)。

——後編につづく

この記事を書いた人

YMgrdfKa
やきそばかおる
子どもの頃からのラジオっ子。
「ケトル」「BRUTUS」等ラジオ特集を担当。
ライター・構成作家・動物園愛好家。好きな食べ物は、焼きそば。
ツイッター @yakisoba_kaoru

10年後のメディアを考える

目まぐるしいスピードで変化しているメディアの在り方。12月10日「長野智子アップデート(文化放送)」では、元日刊スポーツ編集局長の久保勇人が10年後のメディアはどうなっていくのか問題提起した。

久保「1つは接触媒体によって分断が起きている状況があると思います。若者はテレビも見ないし、ラジオも聴かない。SNSと動画の視聴に時間を費やしています。一方、我々のような中高年はSNSにも接しているけれども新聞が発信した情報であるとか、テレビのニュースを信用している。そこで接触媒体によって情報の分断が起きているのではないでしょうか。それと数年前から言われていることですけれども【アテンションエコノミー】っていうのが全盛期になっている。日本語に直すと【関心経済】。つまり情報の価値とか内容よりも、いかに人々の注目を集めるか、それ自体が価値を持つようになっている」
長野「要するにユーチューバーですよね」
久保「つまり再生回数であったり、クリック数などを稼ぐことによって、それがお金になっていくっていう経済圏ができてるので、それによって本来の情報の質っていうのが置き去りにされていくっていう傾向が高まっているのかなと思っています」

番組では久保勇人が10年後、メディアがどうなっていくのか問題提起をしています。

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