ラッパーがDJ・パーソナリティを務める番組

ここ数年で一気にファン層が拡大したラップ界。ラッパーは、頭の回転が速く、語彙力に長けているため、楽しいトークが聴ける番組がたくさんあります。

そこでラッパーが出演している番組、またラッパーではないものの、パーソナリティがラップのネタを披露している番組を紹介します。

FMふくしま『メヒってFRIDAY~いわき、メヒカリ、地引網~』

福島県いわき市を中心に活動する4人組ヒップホップユニット・メヒカリボーイズがパーソナリティを務めます。
西野カナさんのラブソング『トリセツ』の公式リミックス『福島県トリセツ』や、ミュージックビデオもユニークな『北風小僧の寒太郎』のリミックス(NHK『みんなのうた』の『北風小僧の寒太郎』とは全く違う曲調)が話題です。

番組では、地元で活躍する人を迎えて“とっておきの話”を引き出します。

メヒってFRIDAY~いわき、メヒカリ、地引網~
放送局:ふくしまFM
放送日時:毎週金曜 11時30分~11時55分
出演者:メヒカリボーイズ

※放送情報は変更となる場合があります。

TBSラジオ『アフター6ジャンクション』

ヒップホップグループ「ライムスター」のラッパーラ・宇多丸さんによる、聴くカルチャー・プログラム。まるで雑誌をペラペラめくっているように、前のめりで聴きたくなるような話が次々と飛び出します。最近は、最新アルバム「POP VIRUS」を特集した星野源さんや、プロインタビュー・吉田豪さんのイチオシであり、宇多丸さんも絶賛のシンガーソングライター・眉村ちあきさんの出演が話題になりました。

また、演歌歌手・新沼謙治さんをゲストに迎えた企画「鳩の魅力を知って鳩ギライをブッ飛ばせ! 特集feat.新沼謙治!」は、世間をざわつかせました。こちらは、もともと鳩が苦手なADが「この国は、自分のような鳩嫌いにとっては、生きにくい国だ。かといって、自分の一存で鳩を絶滅させるわけにもいかない。ああ、ならばいっそ、鳩のことが好きになればいいのに…」と思い、自ら冷水をぶっかけるような勢いで立てた企画。

新沼さんがAD本人に鳩が苦手な理由を訪ねたほか、自身が鳩にハマったその魅力や鳩レースの仕組みなどを30分に渡ってたっぷりと語りました。ちなみに鳩が1300キロも移動すると知って、宇多丸さんも感心しきりでした!

アフター6ジャンクション
放送局:TBSラジオ
放送日時:毎週月曜~金曜 18時00分~21時00分
出演者:ライムスター宇多丸、熊崎風斗、宇垣美里、日比麻音子、宇内梨沙、山本匠晃
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※放送情報は変更となる場合があります。

文化放送『MOROHAのオニヤンマ 獲りにいこうぜ!』

鋭く突き刺さるような歌詞を歌うボーカル・アフロさんと、包み込むような優しいメロディを奏でるギタリスト・UKさんからなるラップ界の異端児、MOROHA。ここ数年は、テレビCMでも数多く起用されています。

少し変わっている番組タイトルは、「オニヤンマに憧れたあの頃の純粋な気持ちを忘れず、オニヤンマを捕まえる気持ちで音楽界やラジオ界でも天下を穫る」というコンセプトから付けられたんだとか。フリートークとリスナーからのネタのコーナーが充実しており、アフロさんのネタの読み方が上手い点や、トークを存分に膨らませる点に注目です。

ちなみに以前も当コラムで触れましたが、MOROHAの大ファンだという東出昌大さんも番組を聴いていることが判明! さらに、ラジオネームを考えて投稿していたことも分かり、一度ボツになったメールが紹介されたこともあります。文章を読んだ2人は「ボツになっても仕方がないかな…」とポツリ。東出さん本人は赤面だったに違いありません。

MOROHAのオニヤンマ 獲りにいこうぜ!
放送局:文化放送
放送日時:毎週火曜 26時30分~27時00分
出演者:MOROHA
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ニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)』

ラッパー・R-指定さんと、ターンテーブリスト・DJ松永さんによる音楽ユニット、CreepyNuts。ラップは「とっつきにくい」というイメージがある方もいると思いますが、そういったイメージを変えて、間口を広げるようなトークを繰り広げています。

そのため、ラップにまつわる話題を伝えるコーナーや、ラップやヒップホップに親しみやすくなるユニークなアイデアを送ってもらう「ラジオHIPHOP!」のコーナーもあります。ただラップやヒップホップが親しみやすくなるといっても、「ナメられたら困るという思いもある」という本音も明かしていました。リスナーからの秀逸なツッコミやネタのメールも番組を面白おかしくしています。

ちなみに、DJ松永さんは『オードリーのオールナイトニッポン』のヘビーリスナー。若林さんと親しいこともあり、「オードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアー」のテーマ曲『よふかしのうた』は、Creepy Nutsが作成しました。

 

Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)
放送局:ニッポン放送
放送日時:毎週火曜 27時00分~28時30分
出演者:Creepy Nuts
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TOKYO FM『スカパー! 校内放送ラッパーズ』(『SCHOOL OF LOCK!』内)

金曜日は、Creepy Nuts・R-指定さんが“特別講師”となって、ラップの授業『RAP LOCKS!』を開講。おすすめなのは、ラップをほとんどやったことがない”ラップDT”の生徒が「高校生RAP選手権」出場を目指すプロジェクト「DTラップクルー」です 。

始めは自信無さげにしていた高校生がオーディションに出場するにあたり、自ら別の大会に出場して腕を磨いたり、とーやま校長&あしざわ教頭、R-指定さんからの激励を受けて、どんどん自信をつけていくいくところにご注目ください!

SCHOOL OF LOCK!
放送局:TOKYO FM
放送日時:毎週金曜 22時00分~22時15分
出演者:とーやま校長、あしざわ教頭、R-指定(Creepy Nuts)
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※放送情報は変更となる場合があります。

J-WAVE 『SOFA KING FRIDAY』

“板橋のダメ兄貴”こと、PUNPEEさん。TBS系バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』の音楽を手がけているほか、加山雄三さんの名曲『お嫁においで』をリミックスした楽曲も話題になりました。

番組でメッセージが読まれると、番組ステッカーとテーマソングやジングルが入った特製CD-Rがプレゼントされます。フリートークDOTAMAでは、音楽界の仲間やラップにまつわる話などをたっぷりと! “音楽が好きで好きでしょうがない”という思いがにじみ出ているようなリスナーからのメッセージも紹介します。

SOFA KING FRIDAY
放送局:J-WAVE
放送日時:毎週金曜 25時00分~25時30分
出演者:PUNPEE
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NACK5『ラジオのアナ~ラジアナ』

ラップを楽しむコーナーのある番組。藤原倫己さんが出演する水曜日の人気コーナーのひとつ、「フジワラップ!トモキック・アス!」では、リスナーから届いたお題で藤田さんがラップを披露します。藤田さんはラッパーではないため、かなりおぼつかないものの、なんとか乗り切っているところに注目!

藤田さんの特技は、お菓子作り、社交ダンス、アフタヌーンティー、ゴルフ、ウクレレ、ボクシング、空手、ものまねと多才で、資格も「一級小型船舶操縦士 ふね検」、「ニュース時事能力検定4級」、「ダイエット検定2級 生活アドバイザー」、「うどん検定4級」、「ハワイスペシャリスト検定」を取得しています。これだけいろいろなものを持っているわりに、宝の持ち腐れ状態なのだとか。放送では「モテない」、「クサいと言われる」など自虐的で、他人事ながら幸せになってほしいと願います……。

ラジオのアナ~ラジアナ
放送局:NACK5
放送日時:毎週日曜~水曜 25時00分~29時00分
出演者:藤原倫己
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FMヨコハマ『Tresen』

火曜日の18時20分頃から、サイプレス上野さんが「よっしゃっしゃにゅ~す」を担当しています。芸能やカルチャーに関する話題を一刀両断(?)でコメント。サイプレス上野さんはプロレス好きということで、プロレスの”西の聖地”「博多スターレーン」が閉鎖されるという悲しいニュースも紹介していました。

さらに「サイプレス上野クリニック」では、リスナーの悩みをフリースタイルで解決。DJ・植松哲平さんを感心させたり、笑わせたりしています。

Tresen
放送局:FMヨコハマ
放送日時:毎週月曜~金曜 15時00分~19時00分
出演者:植松哲平、IMALU、サイプレス上野
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Radio Berry『ラッパーDOTAMAの栃木県をぶっ飛ばせ!』(『B・E・A・T』内)

佐野ブランド大使で、とちぎ未来大使を務めるDOTAMAさんが、「おとなしい」と言われる栃木県の人々の本音をさらけ出し、言いたいことを言い合って、栃木県をもっと盛り上げていこう!というコーナーです。
DOTAMAさん自ら栃木県の市町村をまわっているのがポイント。道行く人にインタビューをして、本音を引き出す様子は、ラップの時の激しいイメージと違って、非常に真摯な印象です。

登場する人は基本的に栃木が好きな人が多いですが、「車の運転のマナーが良くない」、「知名度が低く、東北と間違えられる」いった本音もが飛び出すことも。最後には出てきた意見をもとに、即興のラップを披露します。

B・E・A・T
放送局:RADIO BERRY
放送日時:毎週月曜~木曜 15時00分~18時55分
出演者:DJ kei、くぼたあやの、黒後聡佑、須賀由美子、岡田眞善、高賀茂沙緒里、渡辺裕介、田村愛
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@FM『Radio Freaks』

木曜日は特技がラップだという西田新さんが担当。15時40分頃から、ラップのネタコーナー「Challenge The Rappar」を放送しています。リスナーから届いたラップのリリックやお題をもとに西田さんがラップに挑戦! 西田さんの特技はラップというだけあって、うまくやりきります。

さらに、西田さんの日常生活の話もラップにします。1月24日(木)の放送では、サイプレス上野さんとロベルト吉野さんの2人がメッセージを送ってくれたほか、ラップのリリック・お題の呼び込みをしてくれました。

Radio Freaks
放送局:FM AICHI
放送日時:毎週月曜~木曜 13時30分~16時00分
出演者:赤坂泰彦、djmapi松本ともこ、間宮優希、西田新
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※放送情報は変更となる場合があります。

この記事を書いた人

やきそばかおる

小学5年生以来のラジオっ子。ライター・構成作家・コラムニスト。

「BRUTUS」「ケトル」などのラジオ特集の構成・インタビュー・執筆を担当するほか、radiko.jp、シナプス「I LOVE RADIO」(ビデオリサーチ社)/ J-WAVEコラム「やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」/otoCoto「ラジオのかくし味」/水道橋博士のメルマ旬報など連載や、番組出演を通じて、ラジオ番組の楽しさを発信。

ラジコプレミアムを駆使しながら、全国のユニークな番組を紹介するツイキャス番組「ラジオ情報センター」(水曜21時〜22時)も放送。全てを合わせると、年間でのべ800本のラジオ番組を紹介している。

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マテムり『ブルーロック』特集で潔世一役の浦和希が登場!浦和希が語る潔世一の魅力とは?

4月20日放送の『Snow Man佐久間大介の待って、無理、しんどい、、』(文化放送)は、ゲストに声優の浦和希を迎え、アニメ『ブルーロック』特集と題してブルーロックの魅力に迫った。

浦「自分と似てるところが多いって思ってたんですけど」-

今回のマテムりは、『ブルーロック』特集と題して、ゲストに潔世一役の声優浦和希を迎えて放送された。

アニメ『ブルーロック』は、日本代表がサッカーワールドカップを2010年大会以来8年ぶりにベスト16で終えた2018年。日本フットボール連合は日本をワールドカップ優勝に導くストライカーを養成すべく、高校生フォワード300人を対象とした「ブルーロックプロジェクト」を立ち上げ、「ブルーロック-青い監獄-」と呼ばれる施設を建設。失格者は日本代表入りの資格を永久に失うという条件の中、無名の高校生プレイヤーである潔世一は世界一のエゴイストストライカーになるべく、己のサッカー人生をかけブルーロックでの極限のサバイバルに挑む。という作品。原作コミックは累計発行部数3000万部突破の今最も熱く、最もイカれたサッカー漫画だ。

4月19日から『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』が公開されている『ブルーロック』。浦と『ブルーロック』の出会いや、浦が演じている主人公潔世一の魅力について語ってくれた。

佐久間「『ブルーロック』は、アニメに出会う前に見てたとかあるの?」

「そうですね。それこそ原作の第一話が連載された時から読んでて」

佐久間「へぇ~。連載時からなんだ」

「そうなんですよ。本当にたまたま」

佐久間「すごいね」

「もう僕も結構運命だなって思ったんですけど」

佐久間「それで主人公はちょっとマジで震えるね」

「だからオーディション来た時に、これ受からなかったらどうしようみたいな」

佐久間「(笑)。オーディションっていろいろな役を受けたりとか、指名でこの役受けてくださいとかあったりするじゃん?」

「はい。あります」

佐久間「他にも受けたキャラはいたの?」

「実はもう本当に潔だけで」

佐久間「へぇ~」

「事務所から潔くんを受けてくださいとか、事務所に枠を事前に言われるというか。そういう形なので、それでたまたま潔君を受けて」

佐久間「一本勝負で勝ち取ったのすごいね」

「本当にいろいろな運が重なったというか、ありがたいなと思います」

佐久間「かっけぇわ。主人公の人だやっぱり。」

「(笑)」

佐久間「ここにも人生主人公の人いるわ」

「いやいやいや、もうそうなればいいなと思いながら生きてます」

佐久間「いやすごいわ。あと演じている中で感じた潔世一というキャラクターを一言で表すと?で、「信念と書いてエゴと呼ぶ」おぉ~、すごいね。そのまんまだね」

「そのまんまです。彼の中のエゴっていうのが人を傷つけたりとかそういうものではなくて、自分が上手くなるために、自分が世界一のストライカーになるためにどうしたらいいのかを突き詰めるためのエゴというか」

佐久間「たしかに。本当にストイックだよね」

「ストイックです。本当に。そのための努力も怠らないし、今まで積み上げてきた自分を壊して新しく作り直すって、なかなかできないことだと思うんですけど」

佐久間「マジで勇気がいるよね。自分の武器を手放す勇気」

「ですよね」

佐久間「あらためて作り上げるよりも手放すことが超怖いじゃん」

「本当にそうですよね」

佐久間「今の仕事急にやめろっていってるのと一緒じゃん」

「本当にゾッとしますよね」

佐久間「怖いよね」

「絶対に無理なんですけど、それを上に行くために選択肢として取れるところだったり、それでもずっと前に進めているのは信念というかブレない何かがあるからこそ、彼は進んでいけるんだなと思うので」

佐久間「なんか、浦くんと共通するところは多いんだね。かみ砕いていけば」

「でもなんか、逆に最初の方こそそういうふうに僕も勝手に思ったんですよ。潔くんが自分と似てるところが多いって思ってたんですけど、もう咀嚼すれば、するほどこいつ化け物だと思って。潔世一は」

佐久間「やっぱそうなんだ」

「そうなんですよね。だからもう今は潔くんの背中を追いかけてるぐらいの気持ちです」

佐久間「へぇ~。なんかいいね」

ほかにも、「潔世一を演じるうえで意識していること」や、「潔世一以外で個人的に注目しているキャラクター」についても浦が語ってくれた。そちらについては、是非タイムフリーで。

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