山里亮太のラジオ番組『JUNK 山里亮太の不毛な議論』

南海キャンディーズ・山里亮太さんが、TBSラジオでパーソナリティを担当する『JUNK 山里亮太の不毛な議論』。独特のボキャブラリー、深夜に飛び交う素の感情、リスナーとの固い絆など、山里さんのあらゆる一面が覗ける人気番組です。今回は番組内容とその魅力についてご紹介します。

MCにナレーション…多彩な才能を発揮する山里亮太

山里亮太さんは関西大学在学時、吉本総合芸能学院(NSC大阪校)に22期生として入学。漫才コンビ「足軽エンペラー」、ピン芸人を経て、2003年に山崎静代さん(しずちゃん)と「南海キャンディーズ」を結成します。同年の『M-1グランプリ』でコンビ結成1年目ながら準決勝進出、翌2004年には準優勝を果たし、一躍人気芸人の仲間入り。的確なツッコミと豊富なボキャブラリーは、芸人仲間や業界関係者からも高く評価されています。2004年「第25回ABCお笑い新人グランプリ」、2005年「第40回上方漫才大賞」では優秀新人賞を獲得。

ラジオでは巧みな話術を活かして、『南海キャンディーズ 山里亮太のヤンピース フライデースペシャル』(ニッポン放送)や『まだまだゴチャ・まぜっ!〜集まれヤンヤン〜』(MBSラジオ)でパーソナリティを担当。その後もMCやナレーション業、映画に舞台など多方面で活動しており、現在は『東大王』(TBS系)や『土曜はナニする!?』(フジテレビ系)、また『スッキリ』(日本テレビ系)の天の声役や『ねほりんぱほりん』(NHK Eテレ)のねほりん役など、人気番組のレギュラーとして活躍中です。

2019年6月には、女優・蒼井優さんとの結婚を発表。発表直後は「山ちゃん」がTwitterの世界トレンドワード1位を記録するなど、「モテないキャラ」が定着していた山里さんの電撃婚は世間でも大きな話題となりました。

2022年3月24日(木)には、2年ぶりとなる妄想活劇『山里亮太の81』(本多劇場)の上演を控えています。

山里亮太出演 TBSラジオ『JUNK 山里亮太の不毛な議論』

TBSラジオの深夜ラジオ放送枠『JUNK』で2010年4月8日にスタート。全国5局ネットで毎週水曜25時から放送している山里さんの冠ラジオ番組で、2021年10月6日に放送600回を迎えました。タイトルの『不毛な議論』は、かつて番組構成を担当していた作家・せきしろさんとのトークイベントと、山里さんのブログ名に由来します。

嫉妬心や欲望、妄想に毒……ありとあらゆる感情を隠すことなく堂々とさらけ出す、山里さんのトークは安定感抜群。『JUNK』メンバーの中では担当歴が浅く、"一番の若手"でありながらも、人気パーソナリティとしての地位を確立しています。

JUNK 山里亮太の不毛な議論
放送局:TBSラジオ
放送日時:毎週水曜 25時00分~27時00分
出演者:山里亮太
番組ホームページ
公式Twitter

Twitterハッシュタグは「#fumou954」

出演番組をラジコで聴く

※放送情報は変更となる場合があります。

愛のあるダメ出しやイジりには的確にツッコミを入れ、悩み相談には親身になって答えてくれる山里さん。放送を重ねていくにつれ、リスナーからは”ボス”と呼び慕われるようになりました。人情味が溢れるボスの魅力に惹かれていくリスナー、リスナーを家族のように受け入れるボスとの間には、固い信頼関係が結ばれています。

番組には山里さん公認の「不毛ファミリー」が存在し、山里さんがファンと公言するももいろクローバーZや、"どいね師匠"こと元AKB48・松井咲子さん、大学時代からの後輩でもあるR藤本さん、番組のヘビーリスナー・aikoさんら錚々たるメンバーが名を連ねています。

主なコーナー紹介

主な番組コーナーをご紹介。2020年10月より、「ディルドポイント(DP)」と呼ばれる得点システムを導入しており、採用メール1通につき1点獲得。その日最も良かった投稿のMVPには、10DPとノベルティグッズが進呈されます。DPを貯めると、山里さんのサイン入り台本 (30DP)やボイスメッセージ(50DP)といった賞品と交換できます。

■純粋エンディング
番組のエンディングコーナー。純粋な人がそのままの意味で受け取ってしまうような実際の歌詞(1コーラス程度)と、それを聴いた時のリアクションを募集します。

■シン・2時です
深夜2時の時報に合わせて、時報前に流れる架空の時報スポットを募集。決まりは「2時です」のフレーズを文末に付けるだけ。ネタは2時の時報直後に紹介されます。

■確定演出
パチンコやガチャなどの映像で見られる「確定演出(※この演出が出たら当たり確定)」のシチュエーションを考えます。

■比率
3つの項目で全体が100になる比率を作るコーナーです。

■転生したら○○だった。
最転生したら何になっていたか、その後の行動や展開を送ってもらうコーナーです。

■たとえて!IKKOさん!
IKKOさんが言いそうな独特な例えを募集します。

■ここまでのあらすじ
途中からしか聴けなかったリスナーに向けて、ここまでの「いい加減」なあらすじを説明するコーナーです。CM明けのサウンドステッカー(ジングル)で使用。ナレーターはTBS・上村彩子アナウンサー。

■真夏の大喜利甲子園(夏のみ)
2014年から年1回、夏に開催される恒例企画。2時間ひたすら、リスナーから送られてきた大喜利だけを読み上げ、頂点を競います。毎年数万通のメールが寄せられ、過去にはaikoさんや井森美幸さん、荻上チキさんら有名人も投稿に参加しています。

過去の放送紹介

シン・クロちゃん覚醒!? ボスも抱腹絶倒(2017年10月18日放送)

この日は、安田大サーカス・クロちゃんをスペシャルゲストに迎え、「今度こそクロちゃんスペシャル!」を放送。名前を呼び間違えるネタの返しが冴えわたり、和気藹々のムードで進行していきます。しかし、事務所の後輩・わんわんニャンニャンの菊地優志さんのコメントで、クロちゃんのプライベートが暴露されてしまい、雰囲気は一変。

人気コーナー「子供達を責めないでⅤ」では、クロちゃんに対するダメ出しや悪口ネタが大量に届きます。そして、リスナーから寄せられた1通のメールによって、番組は思わぬ展開に……。

山里:(メールを読む)1つ質問なのですが、クロちゃんさんはTwitterで……「香田晋」とつぶやく時は……「香田晋しん」とつぶやく……(笑)。小川さん(放送作家)、すみません……(笑)。クロちゃん、読んで……(笑)。

クロちゃん:何、どういうこと? 自分で読むの、これ? (メールを読む)1つ質問なのですが、クロちゃんさんはTwitterで「香田晋」とつぶやく時は、「香田晋しん」とつぶやくのですか? それとも「香田晋だしん」とつぶやく……いらないよ、これっ!! 何だよこれっ!!

山里さんが笑い過ぎでメールが読めなくなる中、さらにリスナーからクロちゃんへのリクエストが届きます。

クロちゃん:(メールを読む)「あっ、注文いいしんかー。チーズバーガーと、ポテトのLと、コーラのしんと、ナゲットのしん個入りのくださいしん」。何だよこれ、本当に! 「コーラのしんと、ナゲットのしん個入り」って、何なんすか!

クロちゃんがTwitterで頻繁に使用する語尾「しん」の使い方を巡り、番組では急遽クロちゃんに「しん」をつけて言ってほしいセリフを募集しました。

クロちゃん:「お前はもう死んでるしん」。いや、力強くないでしょ、これ(苦笑)。

山里:いや、言ってほしいんだよねえ、やっぱねえ。「北斗神拳だしん」って。

クロちゃん:「ピザって10回言うしん。ピザしん、ピザしん、ピザしん……。ここは? "しん"だしん」。いやいや、違うじゃん(苦笑)。何なのこれ、本当に!

山里:引っかからなかったねえ(笑)。

クロちゃん:君の前前前世から僕は……。あ、そっちですね。はい。

山里:元歌、歌っちゃったよ、これのネタの(笑)。

クロちゃん:いきます。「私たち、入れ替わってるしん……?」。

山里:……で、歌だったんですよ(笑)。

クロちゃん:ああ、ごめんなさいっ! 赤文字で書いとったから、大事なところかと思って読んじゃった!

山里さん:で、ここの歌も書いてあるから。下の方ね。

クロちゃん:セリフからいきますね。「私たち、入れ替わってるしん……?」。君の前前前世から僕は……。

山里:(小声で)下です……(笑)。

クロちゃん:あ、「しん」バージョンなんですね。すみません、もう一回いきます!

山里:は……ハゲ、この野郎!(笑)。

クロちゃん:ハゲてない! 毛穴が詰まってるだけ!

その後も名作をもじった作品が数多く寄せられ、「しん」を連呼しまくったクロちゃん。山里さん、不毛リスナーたちを笑いの渦へと巻き込むきっかけとなった「香田晋だしん」は、2017年の「不毛な議論名場面大賞」に輝きました。

ボス、蒼井優との結婚を生報告!しずちゃん&aikoも祝福イジリ(2019年6月5日放送)

この日、山里さんは女優・蒼井優さんとの結婚をリスナーに生報告。蒼井さんと結婚するまでの経緯や、盟友であるオードリー・若林正恭さんへの結婚報告、婚姻届、記者会見の裏話などを語り、番組史に残る放送となりました。中盤には、山里さんと蒼井さんのキューピットでもある"あの人"が登場しますが……。

しずちゃん:イェイ、イェイ、イェイ、イェイ、イェイ〜。キューピットの、おしずで〜す(笑)。

山里:あ〜あ。何でそんなベロンベロンで来るのよ?

結婚記者会見にも登壇した「キューピットのおしず」こと山崎静代さんは、泥酔状態でラジオにゲスト出演。山里さんからマネージャー経由で「仕事の話をしたい」と持ち掛けられた際、コンビ解散を疑っていたことや結婚相手までは予想できなかったエピソードを語りました。

しずちゃん:優ちゃんが「(山里を)尊敬している」っていうのは聞いていて。悪い気は無い、恋愛かどうかはわからんけど、好意的なのは分かってたから。なんかでも、こんな……山ちゃんみたいな。

山里:こんな……? みたいな?

しずちゃん:マイナスだらけの、クソみたいな人間……ってなったら、プラスだらけの人間と引き合わせて、プラマイゼロにするしか無いっていうか。地球環境のためにもっていうか(笑)。

山里:俺、環境に影響を及ぼすくらいの、マイナスになると思って!?

しずちゃん:人の……排気ガスじゃない。そういう、人の汚れたものを食べて生きている人間、ドロドロの人間やから。それを浄化してくれる綺麗な人じゃないとあかんなっていうのもあったりして。

山里:……1個聞いていい? お前、出来上がり過ぎだなあ!!

しずちゃん:はははは(笑)。

しばらくすると、「不毛ファミリー」の一員で、"ちんさん"の愛称でも親しまれているaikoさんがスタジオに登場。aikoさんは元々、放送日と同日に発売されたベストアルバム『aikoの詩。』を記念し、スペシャルゲストとして呼ばれていました。程なくして「リスナー記者から質問大募集」のメールテーマでメッセージを募集し、aikoさんがメールを読む形で進行していきます。

aiko:「山里さん、早くVRを外してください。山里さんが蒼井優さんと思っている方は、観葉植物ですよ?」

山里:これ今着けてるの、VRなの!? 最高のソフト出てんじゃん! 観葉植物なんだ! 確かにひんやりしてると思った!

aiko:「しずちゃん「こんな結婚発表会見は嫌だ。」どんな?」。えっ!?

しずちゃん:えっと……。山里と……蒼井優の……結婚が嫌だ。

山里:やめてくれよ! 大喜利で聞いてんだよ!! 大喜利だから、今の大喜利的なこと答えて! 普通に今日の記者会見、言わなくていいんだから!

しずちゃん:最悪。

山里:最悪じゃない! 最悪って言うなよ!

aiko:(『スッキリ』の天の声のモノマネ)お〜めでとう〜ございま〜す〜!

山里:ちんさんも、すぐね! 馬鹿にしたバージョンの天の声をやらない、すぐ!

山里の山里による「山里の日」開催!(2019年6月12日放送)

世間に大きな衝撃を与えた、結婚会見直後の放送から1週間。前回の放送でおふざけメールが多かったことから、この回では山里さんが自らを祝う「山里の日」を開催することに。

「自分で自分を祝うスペシャルをやってやる!」と意気込んでいた山里さんでしたが、放送前の時点で5000通以上のお祝いメールが届いており……オープニングでは、前回の放送を終えた直後の一幕が山里さんの口から語られます。

山里:僕がリスナーの皆さんに聴いてもらいたい言葉があって。まあ、感謝の言葉を言ったら、もうさ、しずも泣くで、aikoさんも泣いちゃってさ。そのまま(放送が)終わったわけじゃん。終わったんだけど、空気がまだその時のまんま。しっとりしてる時にさ、3人とも泣いてたわけ。目を、涙をティッシュで拭いてたわけ。そうしたら(ドアが)ガチャッと開いて、「むちゃくちゃ良い写真撮れそうじゃないですか!」って言ったのが、宮嵜プロデューサーね。

まあ、でも、ありがたかったよね。「めったに無いっしょ、こんなこと!」って言ってるところでもう、3人の涙がスーッと引いていくっていう。これで気持ちが切り替わったわけ。それでね、挙げ句、それだけ空気をぶち壊しておきながら言ったセリフが、「あっ! 記念にさあ、みんなで歌いません!? 後々、何かに使えるかもしれないんで! aikoさん、いいっすか!」つって。

aikoさん……アーティストさん(苦笑)。宮嵜プロデューサーで考えたら、「ああ、宮嵜さん! プロデューサーですよね! 番組1本作ってもらっていいっすか!?」と一緒なのよ。それをね、aikoさんも快くやってくれてね。

『JUNK』プロデューサー・宮嵜守史さんの無茶ぶり(?)により、aikoさんとしずちゃんの『てんとう虫のサンバ』が前回の放送直後に録音され、「山里の日」のテーマソングとしてオンエアされました。

企画倒れの中で開催された「山里の日」でしたが、山里さん考案の企画、GAG・宮戸洋行さん(現:ひろゆき)やR藤本さんら「山里軍団」の招集などで盛り上がり、平和に大団円を迎えました。

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人間特化型・情豊ワイド番組、2022年4月、bayfmから発進!『シン・ラジオ -ヒューマニスタは、かく語りき-』

©bayfm

これからのラジオ番組は「熱量」を持って聴く側を引き込んでいく「吸引力」こそが大切、ジャンルなどの側(ガワ)でなく、「コア(核)」こそが、これからのラジオに最も求められるのではないでしょうか。
その「コア(核)」とは、、、シンプルに「ヒト」。
「ヒト」の熱量以外は必要としない、コア・核心そのものをコンセプトとした「シン」番組です。
月:遠山大輔(グランジ)/松浦志穂(スパイク)、火:鈴木おさむ/週替りパートナー、水:関根勤/井川修司(イワイガワ)、木:​山田ルイ53世(髭男爵)、金:友近といった、強い、濃い、熱い、厚い!言葉の浸透力を持った“ラウド・スピーカー”達が曜日ごとに登場、5曜日5者5様、「ヒューマニスタ」として、それぞれの部屋に「言葉の力」で大胆にリスナーを吸引して行きます。

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情に豊かな“シン=親”近感、“シン=真・芯”の感動を、ダイレクトにお届けして行きます。
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そんな新しいラジオ、「シン・ラジオ」、いよいよ始まります!

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