小林克也の新番組から人気振付師の新番組まで〜FMラジオ 2019 秋の新番組紹介【西日本編】

「FMラジオ 2019 秋の新番組紹介」東日本編に続き、西日本編です。お宝レコードが楽しめる番組や、賑やかなワイド番組までバラエティ豊か! ぜひ、さまざまな番組に触れて参加してみてください。

FM OH!

『赤maru』

FM OH!でおなじみの人気DJ・赤松悠実さんが“日替わり相方オールスターズ”を相手にお昼を盛り上げます。相方は、月曜「セルライトスパ」、火曜「モンスターエンジン」、水曜「笑い飯・哲夫」、木曜「ギャロップ」。各曜日とも“相方”のインパクトに負けないコーナーが勢揃い。

注目のコーナーを挙げると…月曜は秘密にしていることを打ち明けてもらう「3時の秘め事。ここだけの話」、火曜は、モンスターエンジンの子育てトークを時間制内に競い合ってもらう「モンスターエンジンの育児日記!」、水曜はタイムリーなものから深く掘り下げたいニュースを斬っていく「赤maruニュース!」、木曜はヒロインの赤松さん、相手役の林さんによる赤maruオリジナル即興ドラマ「東京ラヴストーリー」などなど。

赤maru
放送局:FM大阪
放送日時:毎週月曜~木曜 14時00分~15時51分
出演者:赤松悠実、セルライトスパ(月)、モンスターエンジン(火)、笑い飯 哲夫(水)、 ギャロップ(木)
番組ホームページ
公式Twitter

※放送情報は変更となる場合があります。

『アカネクラブ』

アカネキカク主宰。 大阪府立登美丘高校ダンス部コーチとして、 数々の大会で優勝に導いたアカネ先生の番組がスタート。

アカネ先生といえば、荻野目洋子の代表曲「ダンシング・ヒーロー」で振付した「バブリーダンス」が一躍話題に。昨年9月に配信し、7000万回再生を越えました。ご本人は40歳になったらラジオDJをやりたいと思っていたそうですが、27歳にして夢を叶えました。ラジオから流れてきた音楽を参考に選曲や振付を考えることも多いそうで、アカネ先生が大好きな80年代の曲を紹介したり、10代の夢を後押しするオーディションを実施したりしています。ダンスに興味がある人、必聴ですよ!

アカネクラブ
放送局:FM大阪
放送日時:毎週月曜 18時00分~18時55分
出演者:akane
番組ホームページ
公式Twitter

※放送情報は変更となる場合があります。

FM802

『EVENING TAP』

FM802の月曜から木曜の18時からの3時間は浅井博章さん(月・火)、土井コマキさん(水・木)が登場。仕事が終わった人にも、もうひと頑張りする人にも、これから仕事だという人にも明るく楽しく寄り添います。 

「Early Noise Highlights」では、音楽ストリーミングサービス・Spotifyが注目する新人をいち早く紹介するプレイリスト「Early Noise」とEVENING TAPがタッグを組み、次にくるアーティストを紹介。 「考察!浅井班」(火)は日常の素朴な疑問を“浅井目線”で考察していきます。このコーナーは非常にニッチで「サイコロの目」「大阪と飴ちゃん」「赤ペンを使うと成績が下がる?」「新幹線の座席」の話など、発見が多く、心をくすぐるところがたまりません。「コマキ手帖」(水)は「ローズマリーで酵母を起こす」「新しいお米」「自分にお花を贈る」などをテーマに、素敵な毎日を送るヒントを提供します。

EVENING TAP
放送局:FM802
放送日時:毎週月曜~木曜 18時00分~21時00分
出演者:浅井 博章(月〜火)、土井 コマキ(水〜木)
番組ホームページ
公式Twitter

※放送情報は変更となる場合があります。

『802DINOSAUR』

FM802と音楽のことが好きすぎて、もはやFM802に住んでいるのではないかと思わせるDJ・樋口大喜さんが満を持して新番組をスタート。

夜の深い時間ですが、樋口さんは本当に楽しそうにかけたい曲をかけて、ゲストとワイワイ喋ってます。樋口さんはaikoさんにも可愛がってもらっており、“元気の塊”のような樋口さんの今後が楽しみです。

802DINOSAUR
放送局:FM802
放送日時:毎週金曜 27時00分~29時00分
出演者:樋口 大喜
番組ホームページ
公式Twitter

※放送情報は変更となる場合があります。

FM COCOLO『CIAO 765』

FM COCOLOの朝の顔がヒロ寺平さんから“まちゃお”こと野村雅夫さんにバトンタッチ。34年のDJ生活を務めたヒロTさんのあとの番組だけにプレッシャーは相当なものだったそうですが、もともと定評のある映画の短評、本の話など“まちゃお節”全開。音楽にも詳しく、アーティストへのインタビュー時はしっかりと曲を聞き込んでから質問をするため、他の番組では出ないような質問も飛び出します。アーティストに「本当によく聴いてくださってるんですね」と驚かれることも。

CIAO 765
放送局:FM COCOLO
放送日時:毎週月曜~木曜 6時00分~10時53分
出演者:野村 雅夫
番組ホームページ
公式Twitter

※放送情報は変更となる場合があります。

Kiss FM KOBE『KOBE HITS 30』

TOP30を紹介するだけではなく、音楽ストリーミングサービス「AWA」のオフィシャルプレイリスト「Kiss FM KOBE」のリストとしてTOP30を公開しています。「神戸の音楽びとに訊く」のコーナーでは、CDショップ、中古CD・レコード専門店に話を伺います。サウンドクルーは“真夏以外はレザーと共に過ごしている“という三嶋真路さん。一度聞くと忘れられない良い声の持ち主です。

KOBE HITS 30
放送局:Kiss FM KOBE
放送日時:毎週金曜 16時00分~19時00分
出演者:三嶋真路
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

広島FM『ホントーBOYSの文化系クリエイター会議』

ホントーBOYSはイラストレーター・カミガキヒロフミさん(IC4DESIGN)と作家&編集者の清水浩司による“広島の本屋を元気にする文化系ユニット”。

これまでに登場したゲストは、雑誌不況の中、10年以上サバイブしている雑誌の編集者。銀杏BOYZのギタリストとして活躍したものの、2013年に突然バンドを脱退。仏門に入り改名。さらに奥さん側の実家である周防大島に移住して農業をスタートさせた中村明珍さんなど、まさに“じっくり聞いてみたい”人の話を訊き出します。

ホントーボーイズの文化系クリエイター会議
放送局:HFM 広島エフエム
放送日時:毎週金曜 10時30分~11時00分
出演者:カミガキヒロフミ、清水浩司
番組ホームページ
公式Twitter

※放送情報は変更となる場合があります。

FM愛媛『レコードBAR79.7』

2019年8月、松山市三番町にFM愛媛のライブラリーにあるレコード(洋楽・邦楽合わせて6000枚)を楽しめるBAR「レコードBAR79.7」がオープンしました。お客さんがリクエストをするとかけてくれます。番組ではさまざまな人を迎えて、音楽談議を繰り広げます。とにかく自由な雰囲気。収録中にお店の方の知り合いが偶然現れて、そのまま収録に参加したことも!

レコードBAR79.7
放送局:FM愛媛
放送日時:毎週日曜 24時00分~24時30分
出演者:岩渕敏司
公式Instagram

※放送情報は変更となる場合があります。

CROSS FM

『渋谷で2時~Shibuya Rainbow~』

こちらは2019年8月スタート。小林克也さんがDHC渋谷スタジオから公開生放送でお届けします。

ゲストコーナーでは20の質問を用意しており、音楽を知り尽くしている克也さんならではの奥深い質問が飛び出します。話し込んでしまって、20の質問が終わらないまま時間がきてしまうことも…。「音楽履歴書」ではゲストがおすすめの3曲を選曲。ひとつの曲から話がどんどん膨らんでいくのは、まさに“小林克也マジック”です。

渋谷で2時~Shibuya Rainbow~
放送局:cross fm
放送日時:毎週日曜 14時00分~16時00分
出演者:小林克也
番組ホームページ
公式Twitter
公式Instagram

※放送情報は変更となる場合があります。

『オルガン坂生徒会・課外活動』

こちらも2019年8月スタート。DHC渋谷スタジオから東京の情報を発信しています。ナビゲーター・小坂真琴さんは大のラジオっ子。高校在学時にCROSS FMの番組でデビューした後、ナビゲーターオーデイションに合格。アニメ声に定評があり、CROSS FMの数多くの人気番組を担当して上京。夢は“日本で一番、愛のあるナビゲーターになること”だそうです。

オルガン坂生徒会・課外活動
放送局:cross fm
放送日時:毎週月曜~木曜 24時10分~25時00分
出演者:小坂真琴
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

μFM『九州ポップカルチャー研究所α』

2019年8月スタート。“所長”でMAX ENTERTAINMENT inc.のプロデューサー、あべまっくすさんと“助手”のnaoさんがお届け。「今週の研究課題」では、アニメ、e-sports、声優などさまざまなテーマを深堀り。毎月第2週は「コスプレショップぱるふぇ」の らいむさんによるコスプレにまつわる話もあります。“コスプレ時の防寒対策”といったお役立ち情報からコスプレイベントの話まで。

「九州ぐるっとリサーチャー」では話題に関する情報を、リスナーからの情報を交えて紹介します。番組ではリスナーがおすすめしたい漫画、アニメ、声優、コスプレのライトなものからディープなものまで、情報やネタを募集中。送った人の中から番組特製缶バッジをプレゼント。この番組は、FM FUKUIOKAでも日曜日22時から放送されています。

九州ポップカルチャー研究所α
放送局:μFM 他1局ネット
放送日時:毎週月曜 21時00分~21時55分
※放送局によって日時が異なる場合があります。
出演者:あべまっくす、nao
番組ホームページ
公式Twitter

※放送情報は変更となる場合があります。

この記事を書いた人

やきそばかおる

小学5年生以来のラジオっ子。ライター・構成作家・コラムニスト。

「BRUTUS」「ケトル」などのラジオ特集の構成・インタビュー・執筆を担当するほか、radiko.jp、シナプス「I LOVE RADIO」(ビデオリサーチ社)/ J-WAVEコラム「やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」/otoCoto「ラジオのかくし味」/水道橋博士のメルマ旬報など連載や、番組出演を通じて、ラジオ番組の楽しさを発信。

ラジコプレミアムを駆使しながら、全国のユニークな番組を紹介するツイキャス番組「ラジオ情報センター」(水曜21時〜22時)も放送。全てを合わせると、年間でのべ800本のラジオ番組を紹介している。

Twitter

ラジコでラジオを聴こう

▼スマートフォンで聴くなら
http://m.onelink.me/9bdb4fb

▼パソコンで聴くなら
http://radiko.jp/

プレミアム会員登録をして全国のラジオを聴く!

名曲『また逢う日まで』は、尾崎紀世彦のために書かれた曲ではなかった

番組スタッフが取材した「聴いて思わずグッとくるGOODな話」を毎週お届けしている【10時のグッとストーリー】

きょうは「このサビ大好き! リクエスト」にちなみまして、サビが素晴らしい曲の代表・尾崎紀世彦さんの『また逢う日まで』の作曲をめぐるストーリーをご紹介します。この曲の歌詞については以前、番組でご紹介しましたが、今回は曲の話を中心にしたお話です。

尾崎さんが歌い上げるあの印象的なサビは、どうやって誕生したのでしょうか? 実は、この曲が世に出た背景には、ある人物の「諦めない情熱」がありました。

尾崎紀世彦『また逢う日まで』

1971年、尾崎紀世彦さんが歌って大ヒット、この年のレコード大賞を受賞した『また逢う日まで』。

尾崎さんはこの曲でトップシンガーの仲間入りを果たし、作詞の阿久悠さん、作曲の筒美京平さんにとっても、ヒットメーカーとしての地位を確立する代表作になりました。ところが……この曲はもともと、尾崎さんのために書き下ろされた作品ではなかったのです。

当時、エアコンのCMソングを依頼された筒美さん。候補曲として何曲か書き上げたなかの1つが、この曲だったのです。イントロとサビが印象的なのは、CM用に書かれたからでした。

『アンパンマン』の生みの親で、作詞家でもあるマンガ家のやなせたかしさんが詞を付けて完成しましたが、スポンサーの意向が変わり、この曲はお蔵入りとなってしまいました。

しかし、いい作品には必ず“拾う神”がいます。「せっかくいい曲なのに、もったいないな……」と考えたのが、この曲を管理していた音楽出版社・日音のプロデューサー・村上司さんでした。

日本の音楽出版ビジネスの先駆けでもある村上さんは、当時、レコード会社の枠を超えて活躍するフリーの作詞家・作曲家たちと付き合いがあり、筒美さんが書いたCM曲を阿久さんに渡しました。

「阿久さん、この曲に新しい詞を付けて、世に出してやってくれませんか?」

こうして筒美さんが書いたCMソングは、阿久さんの手によってまったく違うポピュラーソングに再生。完成したのがこの曲です。

ズー・ニー・ヴー『ひとりの悲しみ』

1970年、ズー・ニー・ヴーというグループによってリリースされた『ひとりの悲しみ』。村上さんも阿久さんも筒美さんもヒットを期待していましたが、なぜかセールスは伸びず、またしてもこの曲は埋もれてしまったのです。

それでも「絶対にこの曲は当たるはずだ」という確信があった村上さんは、諦めませんでした。再び世に出す機会を窺っていた、ちょうどそのころ……村上さんがプロデュースを手掛けていた歌手が、尾崎紀世彦さんでした。

尾崎さんはハワイアンやカントリーバンドを経て、1967年、3人組コーラスグループ「ザ・ワンダース」を結成。村上さんがプロデュースを担当していましたが、なかなかヒット曲に恵まれませんでした。

特に尾崎さんの歌唱力を高く評価していた村上さんは、ソロシンガー転向を勧め、他の2人は裏方に回ることを提案。1970年、尾崎さんは『別れの夜明け』という曲でソロデビューします。ワンダースのメンバーの1人がディレクターに転向して、尾崎さんをバックアップ。

ところが……デビュー直後、尾崎さんはタクシー乗車中に、衝突事故に巻き込まれて入院。プロモーションがほとんどできなかったことも災いして、デビュー曲はヒットしませんでした。

「あんなに実力のある歌手が売れないのは絶対おかしい」と悔しがった村上さん。第2弾として閃いたのが、筒美さんが書いたあの曲を再生することでした。実は尾崎さんも、ズー・ニー・ヴーの『ひとりの悲しみ』を聴いて気に入り、「この曲を俺に歌わせてくれないかな」と思っていたのです。

村上さんは阿久さんへ、尾崎さん向けに詞を書き直してほしいと依頼。最初は渋った阿久さんですが、村上さんの熱意に折れ、「わかった! 尾崎君にふさわしい詞に書き直すよ」と承諾してくれました。

出来上がった新しい歌詞は、別れを決意した男女が2人で表札の名前を消し、それぞれ新しい道に進むという、これまでの歌謡曲になかった価値観の詞でした。レコーディングには、ワンダースの元メンバー2人もコーラスで参加。尾崎さんと一緒にサビを歌っているのは、苦楽を共にした仲間です。

こうして生まれた『また逢う日まで』は大ヒット。「3度目の正直」でこの曲が売れたのは、村上プロデューサーの「いい曲、いい歌手を埋もれさせてはいけない」という、熱い思いがあったのです。

八木亜希子 LOVE&MELODY
FM93AM1242ニッポン放送 土曜 8:00-10:50

radikoのタイムフリーを聴く

Facebook

ページトップへ