岡村隆史、ノンスタ・石田明とM-1を振り返る!「ミルクボーイはお手上げ。面白すぎた」

ナインティナイン・岡村隆史さんがパーソナリティを務める、ニッポン放送『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』。12月26日(木)の放送では、NON STYLEの石田明さんをゲストに迎え、先日開催された「M-1グランプリ2019」を振り返りました。(ニッポン放送『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』12月26日(木)放送分)

今年のM-1は「ほんまに勘弁してくれ」と思った芸人がいっぱいおった

好評だった昨年に引き続き、今年も「M-1答え合わせ!」と題して、石田さんが鋭い視点で「M-1グランプリ」(以下「M-1」)を解説しました。

岡村:石田教授は今年のM-1をどう思われましたか? 総括と言いますか。去年に比べて今年は。

石田:めちゃくちゃ面白かったですね。「ほんまに勘弁してくれ」と思った芸人がいっぱいおったと思います。こんなクオリティー高いものを何組も持ってこられたら、そら、もう、どうにもなりませんと。

岡村:ほんまに漫才がすごくなってきてない?

石田:もともと漫才の文化はそれほど長くないんですけど、その中でM-1が生まれてから、明からさまに急成長していますので。

岡村:そうやよな。落語とかに比べたら全然まだまだ浅いよな。でもこんなとこまでなったで。

石田:目まぐるしく成長していると思います。

岡村:数年前は「漫才のパターンが一周したんちゃうか」というのがあったけど、一周したと思いきや、まだその先がちょっとあったんじゃない?

石田:全然ありましたね。過去の漫才の影響を受けていない人はいないと思うんですが、その中でも「それ、ありやったの?」「俺らの時はそれはなしやったけど、今はそれがありやの?」っていうのが結構ありましたね。

その後も続く石田さんの総括を聞き、岡村さんは「えらい時代に突入ですね」としみじみ語っていました。

ミルクボーイは短時間で「この人、面白い人や」って知らしめた

M-1に出場したお笑い芸人の漫才を、登場順に一組ずつ解説していった石田さんと岡村さん。その中でもトークが盛り上がったのは、やはり優勝したミルクボーイについて。石田さんは「ミルクボーイはお手上げ。面白すぎた」と同じお笑い芸人として、ぐうの音も出ない様子。

石田:M-1史上、2005年に優勝したブラックマヨネーズ、2006年に優勝したチュートリアル以来の発明な感じというか。「こんなんあったんだ」っていうのが一般の方は感じたんじゃないですか。ミルクボーイはだいぶ前からこういう漫才をやってたけど、「こんなんあったんだ」っていう衝撃というか。衝撃度でいくとその感じだと思います。あの時の空気になりましたよね。

岡村:お客さんからしたらミルクボーイは顔も知られていないし、どんなネタをするかも分からない。出てきたら内海(崇)はもっちゃりしてるし、昔の阪急電車のシートの色のスーツを着てるし。それが、ふぁっと短時間で「この人、面白い人や」って知らしめたやんね。声のトーンなのか質なのかそれは分からへんのやけど。

石田:内海の声がいいんですよ。

岡村:ええよな。あの声。M-1の後、ユーチューブとかでミルクボーイのネタをさらってんけど、ミルクボーイって山下達郎さんと一緒やと思ってんねん。CDとコンサートが全く一緒やねん。CD聴いてるかのような感じ。それと同じで、ミルクボーイの漫才はユーチューブも全部同じ。

石田:変なアレンジがないんですね。

岡村:変なアレンジ一切せえへん。CD聴いてるみたい。それくらい同じ感じやねん。

続けて、石田さんはミルクボーイのすごさについて、こう語ります。

石田:ミルクボーイのネタってすごいポップなテーマじゃないですか。誰でも親しみやすいテーマの「あるある」と「ないない」で構成されてて、「あるある」と「ないない」がめちゃめちゃポップなんです。これでとりあえず笑いやすい空気にしといて、「ないない」に対してめちゃめちゃどぎつい偏見を言っていくっていう。本来、どぎつい偏見だけやったらお客さんも笑いにくいかもしれないんですよ。でも、ポップの二階建てがあるから、どぎつい偏見が続きで見てるからファニーになってて。だから、どんどん飛んでいけるんですよね。

岡村:みんなそこまで考えてネタを作っているのだろうか。たまたまそうなったのか、それともそういうのも分かったうえでネタ作っていくのか。怖いな。

石田:でも、最初はそういうネタがウケたんやと思いますよ。

岡村:ほんなら「ハッ」と思うんやろな。これいけるやんってなるんやろうな。

ミルクボーイが決勝第1ラウンドの「コーンフレーク」ネタで、M-1史上歴代最高得点となる681点を獲得したことも話題になり……

岡村:ほとんど知らん、出てきて「えっ?」ていうような人たちが最高得点をたたき出すわけやから。審査員の方もよう笑っとった。

石田:よう笑ってましたね。ほんまに笑ってました。

岡村:でも、こんなネタが100個くらいあるねんて。怖いよな。

終始、さえ渡る解説をしてくれた石田さん。最後に岡村さんが「また来年もスケジュールを押さえておいて」と伝えると、「この番組のあと、スマホを見る怖いねん」と不安がっていました。

バカリズムが結婚!岡村隆史は何を思う?

その他、岡村さんが12月24日に結婚発表したバカリズムさんについて語る場面もありました。ぜひタイムフリーでもお楽しみください!

ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン
放送局:ニッポン放送
放送日時:毎週木曜 25時00分~27時00分
出演者:岡村隆史
番組ホームページ
公式X
公式Instagram

#99ann

※放送情報は変更となる場合があります。

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氷川きよし、松田聖子『赤いスイートピー』が“自身の原点”!?「5歳のときに聴いて感動して、そこから歌が好きになったんです」

アーティストの坂本美雨がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「坂本美雨のディア・フレンズ」(毎週月曜~木曜11:00~11:30)。

6月9日(月)、10日(火)の放送ゲストは、歌手の氷川きよし/KIINA.さん️。
6月10日の放送では、現在全国ツアー「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. Concert Tour 2025 ~KIINA’S LAND~」を開催中の氷川さんが、5月に配信リリースした松田聖子さんの名曲「赤いスイートピー」のカバー曲に込めた特別な思いなどについて語ってくれました。


坂本美雨、氷川きよし/KIINA.さん️



坂本: 5月28日に名曲のカバーをリリースされました。これもまたびっくりで、松田聖子さんの「赤いスイートピー」。なぜですか?

氷川:実は5歳のときに聴いて感動して。心のなかの泉が湧き出るような感覚で、「歌だー!」って、キラキラキラキラーッとなって。そこから歌が好きになったんです。そのとき初めて、母と親戚のおばちゃんと3人で、松田聖子さんのコンサートにも行ったんですけど、生で芸能人を見るのがちょっと怖かったんですよ。

坂本:怖い……?

氷川:当時、ブラウン管のなかにいる人は人間じゃなくて、アニメの世界の(の中にいるような)人だと思ってたから。いまでも衝撃的で覚えているんですけど、聖子さんが動いて踊っていて、「赤いスイートピー」を聴いたときに、もうキュンときて、泣いちゃったんです。

坂本:そんな大切な曲を、このタイミングでカバーしようって思われたのはなぜなんですか?

氷川:一旦リセットしたときに、“KIINA.”としての感覚と生きてきた証は、やっぱり原点の「赤いスイートピー」なのかなって。迷ったら原点に戻ったほうがいいと思ったとき、本当の人間としての原点はこの「赤いスイートピー」で、そこから花が咲いていろんな歌と出会って、演歌とも出会ってデビューして、いろんな方に応援してもらった。

だから、またここに戻らせてもらいたいなって思ったので。そして、亀田誠治さんという素晴らしいプロデューサーの方にお会いできて。亀田さんはすごい方なのに気さくだし、音楽のこともわかりやすく指導してくださるから安心してレコーディングができて、本当に5歳の頃の自分に戻ったような声で歌わせてもらいました。

坂本:この歌唱を聴いて、そぎ落とされたというか、ある意味淡々と聴こえるぐらい何の癖もなく歌ってらっしゃるなっていうのも「なぜなんだろう」と思ってたんですけど、お話を聞いてすごく腑に落ちました。

氷川:そうでしょう。(子どもの頃は)もっと声が高かったんですけどね、喉仏が出てきて低くなっちゃった。でも、それもやっぱり活かして、受け入れての自分だから、その状態での「赤いスイートピー」。

5歳のときに、親戚のおばちゃんに連れられて壱岐対馬に旅行に行ったんですよ。そのバスの移動中に、「マイクで歌ってごらん」って言われて、「歌いきらん、歌いきらん(歌えない、歌えない)」って言いながらも歌ったんですよ。そうしたら「えらいうまかねぇ!」「そげん歌うまかとね!」って言われて、そこからちょっと「自分、歌手になれるかも?」っていう勘違いが始まった。

坂本:いや、なれた!

氷川:そう、結果なれたんですけど、やっぱり肯定してもらえたことが自分のバネになってるから、親戚のおばちゃんのおかげです。

坂本:そうか。だから、もっとテクニック満載で歌うこともできたはずだけど、本当にシンプルに素朴に歌っていらっしゃる。感動しちゃった。本当に1曲1曲、必要な方とで会って、という感じですね。

氷川:みんなに支えられて、ありがたいですよね。



氷川きよし/KIINA.さん️



氷川さんのツアー「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. Concert Tour 2025 ~KIINA’S LAND~」は11月まで全国12都市で27公演開催予定です。詳細は公式Webサイトまで。

<番組概要>
番組名:坂本美雨のディア・フレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週月~木曜11:00~11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/dear/
番組公式X:@dearfriends80

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