漫画『波よ聞いてくれ』のラジオ番組がスタート! アニメOPテーマを歌うtacicaが作品愛を熱く語る!

講談社『アフターヌーン』にて大好評連載中の漫画『波よ聞いてくれ』。北海道札幌市を舞台に、ひょんなことからラジオDJデビューする主人公・鼓田ミナレの奮闘劇です。

そんな『波よ聞いてくれ』は、2020年4月からTVアニメの放送が始まります。それに先駆け、3月よりAIR-G'(FM北海道)では実際のラジオレギュラー番組がスタート! ミナレ役の杉山里穂さんがパーソナリティを務め、北海道や作品の魅力を発信していきます。

3月12日(木)の放送では、TVアニメのOPテーマを担当するtacicaがゲスト出演。原作漫画や、今回アニメのために描き下ろした新曲について語りました。(AIR-G'(FM北海道)『波よ聞いてくれ ~Wave,Listen to me!~』3月12日(木)放送分)

TVアニメOPテーマを歌うtacicaが原作の印象を語る!

2回目の放送となる今回は、番組初のゲストとしてロックバンド・tacicaの猪狩翔一さん(Vo./Gt.)と小西悠太さん(Ba.)が登場しました。

TVアニメ『波よ聞いてくれ』のOPテーマを担当するtacicaの2人は北海道出身。まさに適任とも言える2人が、初めて原作漫画を読んだ印象を語りました。猪狩さんは原作者・沙村先生のファンということで、かなり熱い思いを持っていたようで……。

猪狩:僕は沙村広明先生が大好きで。今回に限らず、ずっと読んでいたので『波よ聞いてくれ』という新作が出ると聞いて読んだ時には、今までの作風を知っているとけっこう衝撃。血が出ないから……。

杉山:そうですよね、人死なないですもんね。今ちょうどアニメで『無限の住人』がやっていますけど、世界観違いすぎません?(笑)。

猪狩:同時に描いている作品(『ベアゲルター』)はそっち路線じゃないですか。

杉山:そうですね、エログロって感じですよね!

猪狩:本当は同時に読むと面白いです! 同じ人がこれを並行して描いてるっていうのが……ちょっと、漫画の話になると熱くなっちゃうんですけど……。同時に読むのもすごく良いと思います!

一方、沙村先生の作品を初めて読んだという小西さんも印象を語りました。

小西:出てくる人物像がすごくリアルで、身近にいそうでいなかった人たちがけっこういるなって。こういう人がいたらすごい面白いんだろうな……。

杉山:たとえばミナレとかが近くにいたら絶対面白そうですよね(笑)。

小西:友だちになりたい! すごく人を惹き付ける作品だなって思いました。

OPテーマが影響を受けた名シーンは?

TVアニメのOPテーマとなっているtacicaの『aranami』。今回のために描き下ろしたこの曲について、制作時に影響を受けた漫画のシーンが明かされました。

猪狩:曲を締めくくる歌詞とメロディを最後につけたんですけど、それが“新しい毎日と後悔が波のように押し寄せる”っていう歌詞なんです。漫画でいうと3巻の初めの方に架空の光雄(主人公ミナレの元カレ)を成仏させるシーンがあるじゃないですか。それが「後悔だって? そんなもん毎日毎時毎分してる 息をするように後悔……」、「後悔したという事を後悔してるわけじゃないから」っていうセリフがある、僕のすごく好きなシーンなので、そんなイメージです。

杉山:なるほど! カッコイイ! 私もそこのシーンすごく好きです!

猪狩:ここめちゃくちゃ良くて……すごいんですよ! このシーンめちゃくちゃすごいので、ぜひ(笑)。

曲のラストを飾る歌詞には、以前ラジオでもゲリラ放送した名シーンにインスピレーションを受けたそう。曲のメロディについてのお話でも、原作への熱い思いが垣間見えました。

猪狩:『波を聴いてくれ』のこの曲に関しては、思い入れがある分何曲もできたわけではなくて、まさにこの1曲しか書いてないです。なので、もうその情熱だけですね!

OPテーマのタイトル『aranami』に隠された「ミナレ」愛!

また、『aranami』というタイトルを付けた裏話も紹介されました。

杉山:『aranami』っていうタイトルは『波を聴いてくれ』の「波」と関連しているのかなと思うんですけど、タイトルにしたきっかけはあるんですか?

猪狩:ミナレっていう主人公がいて、それ自体もアイヌ語で(※「ミナ」はアイヌ語で「笑う」という意味の動詞)。僕自身も北海道に生まれながらなかなか知らないなと思って、最近自分でもアイヌのことを調べていて。もちろん主人公の名前ではあるけど、言葉の意味も踏まえて使いたいなと思って、「ミナレ」から『aranami』を取っていて……。

杉山:あっ、えっ「ミナレ」の名前からってことですか?

猪狩:僕、最初作っているときに(仮タイトルで)「荒波」を漢字表記で書いていて、それを「あらなみ」と読まずに「あれなみ」と読んで、それを逆から読むと、「ミナレ」になるみたいな。

杉山:えー知らなかった! なるほど!!

曲の歌詞からタイトルまで、作品への深い思い入れ詰まったOPテーマ曲『aranami』。今回は、tacicaの作品に対する熱い思いが伝わる放送でした!

tacicaは次週、3月19日(木)の放送にも引き続き出演が決定! この収録日に撮影したというMVについてなど、まだまだOPテーマ曲や『波よ聞いてくれ』について語ります。ぜひお楽しみに!

波よ聞いてくれ ~Wave,Listen to me!~
放送局:AIR-G'(FM北海道)
放送日時:毎週木曜 21時00分~21時30分
番組ホームページ
公式Twitter

Twitterハッシュタグが「#波よラジオ」

※放送情報は変更となる場合があります。

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「マンガ大賞2020」は、山口つばさ『ブルーピリオド』に決定!

このたび、書店員を中心にした各界のマンガ好きが選ぶ、2019年の一推しマンガ「マンガ大賞2020」が決定し、本年度のマンガ大賞には、山口つばさ『ブルーピリオド』が選出された。

「マンガ大賞2020」の考対象は、2019年1月1日~2019年12月31日に単行本が出版された作品で、最大巻数が8巻までのマンガ作品。1次選考は各選考員が「マンガ大賞」に推薦したい作品、最大5作品を選出し、2次選考では1次選考で投票数が多かった12(同率順位含む) 作品をノミネート作品とし、選考員は全ノミネート作品を読んだ上で、上位3作品に投票する。これを集計の上『マンガ大賞』が決定となる。

なお選考員は、1次選考には94名が参加し、有効投票作品数は238。2次選考は、93名が参加。すべて、ノーギャラ・ボランティアで、のべ数千冊のマンガを読み、選出した。

<ニッポン放送「ミューコミプラス」に、山口つばさゲスト出演>

また、3月16日(月)24時より放送のニッポン放送「ミューコミプラス」に、山口つばさが出演する。

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