DISH//のラジオ番組『DISH//のオールナイトニッポンX(クロス)』、『THE KINGS PLACE』

2021年に結成10周年という節目を迎え、大晦日の「第72回NHK紅白歌合戦」に出場したDISH//。ダンスロックバンドとして2011年12月に結成され、2013年6月にメジャーデビューしました。メンバーは、北村匠海(Vo/G)さん、矢部昌暉(Cho/G)さん、橘柊生(DJ/Key)さん、泉大智(Dr)さんの4人で、音楽活動以外に映画やドラマ、舞台、モデルなど、個々でも活躍を見せています。

2022年は、TBS系火曜ドラマ「ユニコーンに乗って」主題歌である「しわくちゃな雲を抱いて」を7月13日に配信リリース。9月7日には、10年間で生み出してきた人気曲をリテイクしたアルバム「青」をにリリースし、10月5日にはニューシングル「Replay」のリリースを控えています。

本記事では、DISH//がパーソナリティを務めるラジオ番組をご紹介します。

DISH//のラジオ番組

9月15日放送 ニッポン放送『DISH//のオールナイトニッポンX(クロス)』

平日24時から放送しているニッポン放送『オールナイトニッポンX(クロス)』。9月15日は『DISH//のオールナイトニッポンX(クロス)』が放送されます。DISH//がパーソナリティを担当するのは、『オールナイトニッポン』(2020年10月27日放送)、『オールナイトニッポンX(クロス)』(2021年12月28日放送)に次いで今回が3回目です。

番組では、DISH//が10月10月5日にリリースするニューシングル「Replay」にちなみ、「人生のリプレイ」というテーマでメールを募集し、リスナーの「人生で一番輝いた瞬間」や「今だから笑える失敗談」など、「リプレイしたい」と感じるエピソードを紹介していく予定です。

北村匠海(Vo/Gt)
DISH//みんなでいつも通りゲラゲラと笑いながら話しできたらと思います。あっという間の1時間を逃さないように頑張ります。

矢部昌暉(Gt/Cho)
また『オールナイトニッポンX』にDISH//で帰ってくることができ嬉しい限りです。笑いっぱなしの1時間にすることをお約束します!  是非!!

橘柊生(DJ/Key)
深夜、皆の目を覚まさせるトークします!!!

泉大智(Dr)
『オールナイトニッポンX』また呼んで頂けて嬉しいです。楽しく喋ります。頑張ります。

『オールナイトニッポンX(クロス)』は、スマホに特化した短尺のバーティカルシアターアプリ「smash.」と連動し、スタジオの様子を映像で同時配信されます。また、スマホやパソコンからはラジコでも聴くことができ、ラジコのタイムフリー機能では放送1週間後まで聴取可能です。

DISH//のオールナイトニッポンX(クロス)
放送局:ニッポン放送
放送日時:毎週木曜 24時00分~24時58分
出演者:DISH//(北村匠海、矢部昌暉、橘柊生、泉大智)
番組ホームページ
公式X

twitterハッシュタグは「#DISHANNX」

出演番組をラジコで聴く

※放送情報は変更となる場合があります。

J-WAVE『THE KINGS PLACE』

次世代を担うロックバンドやアーティストがナビゲーターを務めている『THE KINGS PLACE』(通称:キンプレ)。DISH//は、2021年11月から毎週水曜を担当し、毎週メンバーから2人が出演しています。週ごとに異なるメンバー同士のトークや、メンバー自身が選曲したプレイリストを楽しむことができます。

また、DISH//はJ-WAVEが開催する都市型フェス「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO〜Best Music & Market」(9月17日〜19日 代々木競技場第一体育館)に出演も控えています。

「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO〜Best Music & Market」

THE KINGS PLACE
放送局:J-WAVE
放送日時:毎週水曜 25時00分~26時00分
出演者:DISH//
番組ホームページ
公式X

Twitterハッシュタグ「#kp813」

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※放送情報は変更となる場合があります。

この記事を書いた人

radiko編集部

radiko編集部員が「ラジコを通じて、ラジオの良さをもっと知ってもらい、皆さんが面白い番組に出会うキッカケ」になるように、ラジオ各局の情報をまとめて発信中。radiko newsでは、新番組へのインタビュー、さまざまなテーマに沿ったまとめ記事など、独自の切り口でも番組をご紹介しています。ラジコ公式SNSの情報更新も行なっています。

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みかんに魅せられた大学生、異郷の地で大挑戦「多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

暦の上では春になっても、まだまだ「こたつ」が恋しい時期です。こたつに入ると食べたくなるのが、やっぱり「みかん」。

ただ、どんな方がみかんを作っているのか、あまり知らない方も多いと思います。今回は、果物好きが高じてみかん農家になった、北国出身の若い男性のお話です。

赤山大吾さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

昔、東京と沼津の間を結ぶ電車を「湘南電車」と呼んでいた時代がありました。車両のオレンジと緑のカラーは「湘南色」、俗にみかん色とも云われてきました。今はだいぶ本数も減りましたが、東京駅のホームに、「沼津」と行先が表示されると、何となく、潮の香りと柑橘系の爽やかな香りが漂ってくるような気分になります。

その静岡県沼津市・西浦地区は、駿河湾の最も奥まった所にあって、海越しの富士山を望むことが出来る、風光明媚なみかんの産地として知られています。看板品種は、寿という字に太郎と書いて、「寿太郎」。この「寿太郎」を、今シーズン初めて作り上げて、出荷した男性がいます。

赤山大吾さんは、2000年生まれの24歳。赤山さんは、北海道・札幌のご出身で、小さい頃から果物が大好きでした。土地柄、みかんはあまり出回らないため、りんごを2個、まるかじりするのが日課。残すのは、わずかに芯の部分だけでした。

赤山さんは新潟の大学に進学しましたが、コロナ禍のために授業はリモートが中心。学ぶ内容も想像していたものと違って、あまり納得がいきませんでした。悶々とした日々を送る中で、赤山さんはたまたま近所のスーパーで「沼津・西浦みかん 寿太郎」と、ラベルが貼られた袋を手に取ります。

『寿太郎? 沼津ってドコ?』

赤山さんは、そう不思議に思いながら、家に帰って、さっそく皮をむいて、みかんの小さな袋を一つ、口のなかに入れると、いままでにない食感に感激しました。

『甘い! でも、甘いだけじゃない、甘みと酸味のバランスが絶妙だ!』

赤山さんは、「寿太郎」を食べて、食べて、食べまくりました。そのおいしさに満たされるうちに、自分でもみかんを作りたい気持ちが芽生えます。

沼津市西浦地区のみかん山(画像提供:JAふじ伊豆)

赤山さんは、居ても立ってもいられずに、寿太郎を出荷している沼津のJAに、直接電話をかけました。

「あの……、みかん作りに興味があるんです。教えてもらうことは出来ますか?」

2022年2月、赤山さんは大学を休学して、沼津にみかん作りの研修にやって来ました。地元の農家の皆さんも、北海道出身の赤山さんの挑戦に驚いたといいます。

その初顔合わせ、農家の皆さんは赤山さんの手を見るなり、思わず目を見張りました。

『おお、彼は本物だ! これだけみかんが好きなら、きっとやってくれる!』

そう、赤山さんの手は、みかんをいっぱい食べた、あの黄色い手になっていたんです。赤山さんは、西浦地区でもとくにおいしいみかんを作ると定評のある、御年80歳の大ベテランの農家の方に付いて、みかん作りを学び始めました。

「いいか、農家というものは、人に言われてじゃなくて、自分から動かないとやれないぞ」

「みかんは手間をかければかけるほど、ちゃんと応えてくれる。手間を惜しむな」

赤山さんは、師匠がかけてくれる言葉を一つ一つ噛みしめながら、その背中を追いかけていきます。厳しい言葉の後には、夕飯のおかずをおすそ分けしてくれたり、地元の皆さんの人柄の温かさも、故郷を離れた赤山さんには大きな励みになりました。

赤山大吾さん

籍を置いていた大学にも退学届を出して、退路を断った赤山さんは、2年間の修業を経て、2024年1月、晴れて独立を果たします。高齢でみかん作りが難しくなった方のみかん山・およそ1.5ヘクタールを借り受けて、自分の力が試される時がやって来ました。

いざ作り始めてみると、農家はみかんを作っていればいいわけではなく、事務手続きや生産計画作り、害虫や猛暑対策、アルバイトの雇用などを、全部1人でこなします。

それでも去年は概ね天候に恵まれ、周りの皆さんのサポートにも支えられながら、およそ1万キロの「寿太郎」が無事に実って、収穫することが出来ました。その出来栄えに、赤山さんも手ごたえは十分! 早速、地元の方に食べてもらうと、「おいしい!」と、味に太鼓判を押してくれました。

自分で収穫したみかんが出荷されていく様子を見て、赤山さんは胸が高鳴りました。

『自分で作ったみかんが誰かの手に渡っていく。ようやく自分で稼ぐことが出来たんだ!』

でも、赤山さんに収穫の喜びに浸っている暇はありません。まだ、みかんの管理に甘い点があったこと。そして、この冬は、越冬しているカメムシが多いため、今年は天敵への抜かりない対策が求められそうなことなど、しっかり気を引き締めています。

「もっとおいしいと言ってもらいたい! 多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

その思いを胸に、赤山さんは2年目のみかん山に登ります。

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