星野源、『Pop Virus』誕生秘話を語る「喜びとか楽しさとか面白さみたいなのがどんどん感染していって…」

12月15(火)放送の『星野源のオールナイトニッポン』は「弾き語りライブ in いつものラジオブース」を開催! ハマ・オカモトさん(OKAMOTO'S)とずん・飯尾和樹さんをゲストに迎え、2時間生演奏による弾き語りライブで盛り上がりました。(ニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』12月15日(火)放送分)

「弾き語りライブ in いつものラジオブース」開催! ずん・飯尾が観客席をリポート

今回の『星野源のオールナイトニッポン』はスペシャルウィーク企画として「弾き語りライブ in いつものラジオブース」を開催しました。オープニングではライブMCを担当するずん・飯尾和樹さんが登場し、ライブ会場の雰囲気をリポートしました。

飯尾:え〜、こちらですねえ、客席最前列の方にわたくし居るんですけども。源くん、フローリング席だ畳席だね、うつ伏せ席だといろいろとございますけどもね。まず、ちょっとご紹介させていただいてもよろしいでしょうか?

グッズ売り場からご連絡でございます。「『まいにち、飯尾さん』(飯尾さんの日めくりカレンダー)の列が大変混み合っております。終演後にもご購入いただけますので、最前列へお早めにご着席ください」という事で、すいませんねえ。

「こちらは観客席でございます! 本日の司会の飯尾さん自ら、ライブを盛り上げるために前説をしてくださり、会場はホクホク暖まっております。なお、飯尾さんが"忍法メガネ残し"で会場を去られたため、落とし物として黒縁のメガネを預かっております」。だから見づらいんだ、今。「飯尾さん、そちらで星野さんやハマくんの顔はちゃんと見えていますでしょうか?」。え〜、今ね4人に見えますね。「無事に司会を終えられる事をお祈り致しております」。以上、会場からこんな感じでございま〜す! お返ししま〜す!

ハマ・オカモト、ずん・飯尾をゲストに呼んだ理由

その後、もう一人のゲスト、OKAMOTO'Sのハマ・オカモトさんが登場し、星野さんが飯尾さんとハマさんをゲストに呼んだ理由を明かしました。

星野:飯尾さんもこういう場で司会をしていただくというか、ラジオなのに会場リポートをしてもらうみたいな。飯尾さんの各番組のリポートが好きすぎてですね。ちょっとお願いしたいなと。ライブ会場っていうのは、たぶんあんまり無いんじゃないかなと。

飯尾:いや、中継は無いですね。

星野:しかもラジオなんで、同じ場所にいるっていう。

飯尾:ちょっと要素が大喜利っぽいなあって思って。どんな客席なのかとか。フローリングとか言っちゃいましたけど。

ハマ:畳会場もあるしね。

飯尾:そうですね。低反発枕席もあると思います。

ハマ:確かに、寝ながら聴いているかもしれないから。本当だ。

星野:それでハマくんに関しては、ギター&弾き語りとベースだけっていうのはあんまり無いんじゃないかなと思って。

ハマ:いやあ、びっくり。このいつものブースからっていうのは歴史もあるじゃないですか。今までバンドの時もあれば、(長岡)亮介さんとか。

星野:そうだね、バンドの時だったよね。1回弾き語りもあったし、その時は亮ちゃんとギターでね。

ハマ:ギターと二人でしたもんね。で、僕はそこに参加した事がなかったんで、お話もらった時は「あ、バンドでやるのかな」なんて思ったら、「あ、一人だよ」って言われて。「一人?」っていう。びっくりしましたけどね。「一人ってどういう事?」っていう。2度確認してまいりました(笑)。

星野・飯尾:はははは(笑)。

ハマ:本当に一人なのかっていう。

星野:一人です。

ハマ:一人ですよね。なかなかないですよね。

星野源&ハマ・オカモトが体験した「音楽の壁」とは?

弾き語りライブでは、星野さんのギターとハマさんのベースによる演奏で『くせのうた』 、『ばらばら』、『グー』、 『桜の森』、 『恋』が披露されました。二人の演奏を聴いたMC担当の飯尾さんは、「音楽の壁」について質問をしました。

ハマ:未だにゴールするものでもないですけどね。ギターなんかで「F(コード)が押さえられない」っていうのはよく聞きますけど。

星野:ベースのどういうところが最初の壁なの?

ハマ:面白くないかも……っていう(笑)。

星野:はははは(笑)。一人で練習してる時にとか?

ハマ:そう、そこがやっぱり壁ですよね。だからすぐに(壁が)来る人もいれば、後から来る人もいるんじゃないですかね。

飯尾:え、それをクリアする時、ベースの人は何をきっかけに……?

ハマ:やっぱり合奏ですね。みんなと一緒に演奏して、家で一人でやってる時はただボンボンやってるものが、歌とか他のパートと合わさると「あ、こういう役割を担ってるんだ」っていうのが楽しくなってくると、全然もう何も問題ないんですけれども。ただ、一人でいる時間がなかなか孤独でしてね。ベースは弾き語りとかがないので。和音が鳴らないので、1個の音しかほぼ鳴らないので、ギターとはちょっとまた違った感じかもしれないですね。

星野:僕は左利きなんですけど、右利き(用のギター)しか無くて。親のお下がりでやってたんですけど、左利き用のギターが高いんですよ。子どもには。

飯尾:しかも本数が少ないからね。

ハマ:そうなんですよ。

星野:だから「どっちで俺はやればいいんだ」っていうのが最初の……。右で頑張った方がいいのか、左をやるまでにお金を貯めとけばいいのか……。で、クラシックギターがあったんですよ。クラシックギターって、ボディの形も両利き用にやろうと思えば出来るような構造になっていて、一応そっちでやったりとかもしてみたんですよ。やっぱり、左利き用で教えるところとかもあまり無いし、ヒントが少なすぎて教則本も全部反対にしないといけないでしょ? だから、無いから諦めました。右にしました。

星野さん、ハマさんはともに中学時代から楽器への興味を示した事に触れつつ、音楽の壁の解決策について自身の体験を交えながら語りました。

星野:練習ずっとして、もう眠くなってそのまま寝ちゃうみたいな。

飯尾:そこまで!? のめり込んで?

星野:やっぱり、ギター抱いて寝るあるあるみたいな。だから大体みんな……。

飯尾:そこまでしないと奏でるまでが。

ハマ:やっぱり当たり前ですけど、自分の体ではないものじゃないですか。ずうっと触っておくと、体の一部みたいになってくるので、意外とジャカジャカ演奏するというよりは、持ってるっていうのがものすごく大事だというのを。

星野:そうなんですよね。だから結構「ギター上手くなるにはどうしたらいいんですか?」みたいな人によく言うのは、「とにかく24時間持ち続けろ」っていう。テレビを観てる時も。そうするだけで結構慣れるよね。

ハマ:そうですね。よく言うし、その通りだなと思いますね。X JAPANのYOSHIKIさんも、スネアの上でお弁当食べてたって話が。

飯尾:すっげえ……。プロ野球選手もね、高校時代、バットのグリップを握って寝てるホームランバッターの人もたくさんいたって。

星野:なんかそういうのあるんですかね。

ハマ:ねえ。なんかあるのかも。一部に。

星野:でも、中学の時はそういうつもりじゃないんですよ。とにかくそうなっちゃうんですよ。好きでやってたらそうなっちゃうみたいな。やっぱり、歳を結構重ねてから始める人は、能動的にそれをやらないと出来ないと思うんで難しいと思うんですよね。

『Pop Virus』誕生秘話

弾き語りライブの後半では『Pop Virus』(2018年)を披露。演奏後、飯尾さんの「(曲を)いつ思いついたのか」という質問に対し、星野さんが楽曲誕生の経緯を語りました。

星野:2018年の頭ぐらいに曲はもう思いついてて。「歌詞どうしようかな」みたいな。アルバムの1曲目っていつも結構大事にしているので、「1曲目にしよう」って思ってから、結構遅くなってから歌詞は書いたんですけど。自分の仕事っていうか「今、僕は何をやってるんだろう」と。音楽がずっと好きで、音楽の仕事が出来るのはすごく幸せだし。でも、「元々の気持ちは何だ?」と。

で、思ったのが、もう本当に「音楽が好きだ」っていうのと、「なぜ好きか」っていうと、いろんな人の音楽を聴いてそれに伝染して、その音楽がたぶんその人は好きで、その好きで作ったものに僕は当てられて、音楽のウイルスみたいだなと思ったんですよね。感染していくっていうか、すごく良いウイルスっていうか、喜びとか楽しさとか面白さみたいなのがどんどん感染していって。それを今の自分も生きる仕事としてやってて。

レコーディングとかライブとかもそうなんですけど、音符を刻み込んでいくみたいな。でも、その1回レコーディングした音ってずうっと長い事残るじゃないですか。それはずっと消えないウイルスみたいな。どんどん音楽っていうものが1番最初に生まれた瞬間から……どこかで絶対に音楽の1番最初があったわけじゃないですか。それから今こんなに世界中でいろんなジャンルの音楽に広がってて、はたまた違うところから自然に発生したものとかが混ざり合って、こうなってるっていうのが面白い世界だなと思ってこの歌詞になりました。

星野源のオールナイトニッポン
放送局:ニッポン放送
放送日時:毎週火曜 25時00分~27時00分
出演者:星野源、ゲスト:ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)、ずん・飯尾和樹
番組ホームページ

Twitterハッシュタグは「#星野源ANN」

※放送情報は変更となる場合があります。

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作曲家・林哲司が語る「あの曲」の裏側

昭和から平成、さらに令和にわたり数々のヒットソングを手がける名ソングライターでアレンジャーの林哲司。
8月11日にFM COCOLOで放送された「Holiday Feature CITY POP SUMMER 2022」では、3曲をピックアップし制作当時のエピソードを聞いた。

竹内まりや「恋のバカンス」(1980年)
「僕にとって竹内まりやは最重要歌手のひとり。カレン・カーペンターの歌声は“万人に愛される歌声”だと僕はよく言うんですが、彼女の歌声も嫌いな人はいないんじゃないかと思うくらいで、アルトが非常に魅力的な歌手です。」
「彼女に書いた「September」(1979年)がスマッシュヒットした後に書いた曲が「恋のバカンス」。あの当時、宮田茂樹さんというレコードディレクターからAIRPLAYを教えてもらって、そこからAORにどっぷりハマりました。アメリカの音に憧れて、追いつけ追い越せと切磋琢磨して。「恋のバカンス」はそんなAORのエッセンスを生かして次のシングルを書こうとなった曲なんです。ポップスの中にロックの要素も入れた、竹内まりやのイメージにからすると異色の1曲かもしれません。」

杉山清貴「NEVER ENDING SUMMER」(1984)
今秋リリースされる、杉山清貴&オメガトライブ3rdアルバム「NEVER ENDING SUMMER」再ミックス盤の作業を通じて改めて感じたこととは。
「80年代サウンドの特徴はボーカルエコー。今回のリミックスではエコーをとったり生レコーディングの雰囲気を生かした今っぽいアレンジにしました。そうした時に杉山君のボーカルの上手さが顕著に表れて、“デビューの頃からこんなに上手かったんだ!”と改めて驚きました。」

松原みき「真夜中のドア/STAY WITH ME」(1979年)
「あの頃日本のメインストリームだった歌謡曲ではない、新しいものをつくりたいという情熱があったんです。同じものではなくて、自分自身のものを作ろうという気概があった。」
「40年以上の時代を経て、1億回以上聴いてもらっていると知って驚いています。松原さんはおられないけれど、歌そのものが残っていくことを証明してくれていますよね。松原さんも喜んでるはず。自分自身も作家冥利に尽きます。」

「FM COCOLO Holiday Feature CITY POP SUMMER 2022」では、林哲司のトークと楽曲を11時・12時・13時台それぞれに紹介。番組は8月18日(木)までradikoタイムフリーで聴くことができる。

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