山下達郎が選曲と音質にこだわるラジオ番組『山下達郎のサンデー・ソングブック』

山下達郎さんは「クリスマス・イブ」や「さよなら夏の日」などの名曲で広く知られ、ラジオ番組『山下達郎のサンデー・ソングブック』では30年以上にわたりパーソナリティを務めています。

『サンソン』として親しまれる番組の魅力に加えて、山下さんが過去に出演したラジオ番組なども幅広くご紹介いたします。

山下達郎さんプロフィール

山下達郎さんのデビューは1975年、大貫妙子さんと村松邦男さんたちと結成したとシュガー・ベイブのシングル「DOWNTOWN」でした。

その翌年にソロデビューを果たすと、1980年にリリースした「RIDE ON TIME」が大ヒットを記録。その後、次々とヒット曲を生みだしていき1989年に「クリスマス・イブ」がオリコンチャートで1位に輝き、同曲はクリスマスの季節の定番ソングとして定着すると2016年に「30年連続でオリコン週間シングルランキングTOP100にランクインした」としてギネス記録にも認定されました。

これまで山下さんは『山下達郎のサンデー・ソングブック』以外のラジオ番組にも多数出演。ソロデビュー前にはニッポン放送の『オールナイトニッポン』2部でパーソナリティを担当しており、同番組の放送55周年となった2022年にはオールナイトニッポン55周年記念『山下達郎のオールナイトニッポンGOLD』にも出演しました。

山下達郎のラジオ番組を聴くにはこちら!

『山下達郎のサンデー・ソングブック』はどこで聴ける?

山下達郎さんがパーソナリティを務める『山下達郎のサンデー・ソングブック』は、TOKYO FMをキーステーションにJFN系全国38局ネットで毎週日曜日14時から放送されています。

放送エリア外にお住まいで「電波が届かないから聴けない…」という方は、全国のラジオ番組が聴けるradikoプレミアム会員限定サービス「エリアフリー」がおすすめです。「エリアフリー」なら日本全国のラジオ局の番組を聴くことができるので、どこにいても『山下達郎のサンデー・ソングブック』を楽しめます。

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『山下達郎のサンデー・ソングブック』の魅力

『山下達郎のサンデー・ソングブック』がスタートしたのは今からおよそ30年前の1992年。当時は日曜日ではなく土曜日に放送されており、番組名も『山下達郎のサタデー・ソングブック(サタソン)』でした。それから2年後に放送枠を日曜日に移し、現在の番組名に変更されています。

2021年には放送1500回、2022年で放送30周年を迎えた『山下達郎のサンデー・ソングブック』の特徴は、何といっても“音”。ファンの間では音に対するこだわりが強いことで知られる山下さんですが、放送でもラジオに適した音質に調整して自身の選曲した珠玉の音楽を届けています。

そんな山下さんのこだわりとともに流れる音楽は、1950年代から70年代にかけて流行した音楽で、山下さんのルーツにもなったと言える楽曲。ロックやR&B、ポップスなど様々なジャンルから選曲されているので、今まで出会ったことがなかったような音楽に出会えるのも『山下達郎のサンデー・ソングブック』の魅力のひとつです。

『山下達郎のサンデー・ソングブック』はTOKYO FMをキーステーションに、JFN系全国38局ネットで毎週日曜日14時から放送されています。

山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック
放送局:TOKYO FM 他36局ネット
放送日時:毎週日曜 14時00分~14時55分
※放送局によって日時が異なる場合があります。
出演者:山下達郎
番組ホームページ

Xハッシュタグは「#sundaysongbook」

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※放送情報は変更となる場合があります。

恒例企画

・棚からひとつかみ
“棚つか”と呼ばれているコーナー。山下さんが所有しているレコード棚の中から、楽曲をアトランダムにオンエアして、曲と曲の間にはリスナーから届いたハガキが紹介されます。

・リクエスト特集
リスナーからのリクエストに、山下さんがお便りを紹介しつつ応える企画。恒例の夏に行われる「納涼リクエスト大会」や年末の「年忘れリクエスト大会」など、さらに誰でも知っているような有名な曲のリクエストに応える、“ベタリク”でお馴染みの「ベタなリクエスト」といった内容が放送される人気企画です。

・テーマ特集
「中野サンプラザ特集」や「珍盤奇盤特集」といったひとつのテーマに沿って放送される企画。毎年3月のひな祭り付近で行われる「ガールシンガー・ガールグループ特集」が恒例となっています。

・夫婦放談
山下さんの奥様といえば、シンガーソングライターの竹内まりやさん。その竹内さんをゲストに迎えて行われるのが「夫婦放談」です。「夫婦放談」が放送される時期は年に4回。例年であれば8月に2週続きで放送される「納涼夫婦放談」と、年末に2週続きで放送される「年忘れ夫婦放談」があります。
お二人の音楽観はもちろん、プライベートなトークも聴ける企画です。

・新春放談
年明け最初とその次の放送で行われる「新春放談」。2011年までは大滝詠一さんがゲスト出演し、山下さんと音楽談議をするという企画でした。
2012年からは「新春リクエスト特集」が放送されていましたが、2020年に音楽評論家・宮治淳一さんを迎えて再開されています。

桑田佳祐&原由子との親交も!(2023年9月3日放送)

2023年の「納涼夫婦放談」第2週目が9月3日に月をまたぐ形で放送され、竹内まりやさんがあの大物夫妻との親交を明かしました。

サザンオールスターズの桑田佳祐さんと原由子さんから2月にボーリングに誘われた竹内さん。ブランクを感じながらもなんと147の好スコアを叩き出しました。さらに、原さんから誕生日プレゼントととして、ルビー色のボーリングボールをプレゼントされたのだとか。

竹内さん:「またマイボールでやろうかな!」
山下さん:「私はもうダメです。ついていけません」

大滝詠一、“忸怩たる思い”でiPhoneを購入した理由とは?(2011年1月2日放送)

新春放談では、2011年1月2日の放送で、大滝詠一さんが「忸怩たる思い」で購入したアイテムが話題となりました。

山下さんがアナログからデジタルへの変遷をテーマにしていた中、大滝さんに「iPodとか使ってるんですか?」と質問。大滝さんは長年SONY製品を愛用してきたが、ついにiPhoneを購入したことを告白。しかし大滝さん自身は納得していないようで「非常に情けない。忸怩たる思いがあるので。自分としては」と悔しさをにじませ、山下さんと笑い合いました。

しかしiPhoneを購入したことはデメリットばかりでもなかったそう。「前からやってたんだけどネットラジオ。アメリカのFMラジオを聴いていたんだけど、iPhoneで上手くいったのよ」と、カセットなどで上手く再現できなかったラジオの音質がiPhoneで再現できたようで「これがバッチリなんですよ」と満足そうに語りました。

「突然書かされたことがあります」坂本龍一との思い出(2023年7月23日放送)

2023年3月に亡くなった坂本龍一さん。『山下達郎のサンデー・ソングブック』では7月16日・23日の2週にわたって追悼特集が放送されました。

7月23日の放送では、山下さんが電車の中で過ごした坂本さんとの思い出を振り返りました。「1977年から8年にかけて、坂本さんが私のライブに付き合ってくれた時代ですね。当時はまだ新幹線もなく、電車は4人掛けのボックス席でした」と山下さんが語る中、ライブ終わりに一緒に電車で帰路についたエピソードが浮かび上がります。

対面に座った坂本さんは電車の中で譜面を書いていたといい、「本を読みながら眺めていたら、『一曲書かない?』って!突然書かされたことがあります」と山下さんが振り返ります。山下さんも笑顔で語り、「あの人、楽屋で譜面を書いたり電車で譜面を書いたり、しょっちゅうやってた。そういうのも記憶に残っています。ちょっと思い出してしまいました」と、昔のほんわかとした瞬間に思いを馳せました。

過去の放送回はradikoで振り返ろう

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『山下達郎のサンデー・ソングブック』を聴くにはこちら

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radiko編集部

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朝井リョウ『何者』に中元「幅広い人が共感できる作品」


『中元日芽香の「な」』が、11月20日(月)午前7時に更新され、「日芽香セレクション」のコーナーで中元が触れた映画や本、漫画から生き方や考え方、カウンセリングのヒントになるかもという作品について紹介した。

今回、中元が紹介したのは、朝井リョウ原作の『何者』という映画。映画の公開は2016年10月15日。監督脚本は三浦大輔。原作は、直木賞の受賞作となっている。

映画のあらすじは「就職活動を通して自分が「何者」であるかを模索する若者たちの姿を、描く青春映画。ある目的を持ち集まった5人。それは就活。主人公拓人もまたそんな5人のうちの1人だった。日々終活に追われるあまり、次第に周りが見えなくなる。そんな彼らの逃げ道の一つとして使われるのがSNS。情報を収集し発散させる。そうやって何かを得ようとしていた。しかし、それは時に情報となり、凶器となり、疑問へと変わる」というもの。就職活動がテーマとなっているこの映画を見た中元は次のように『何者』について語った。

中元「今まさに就活中だよという方とか、これから就活を控えている学生さんもいらっしゃるかと思いますが、それだけでなく幅広い人が共感できる作品だと私は思いました。これまで「日芽香セレクション」で紹介してきた映画というと、カウンセリングの場面が実際に登場したりとか、感情がメインテーマになっているアニメ映画だったりとかを選んできたんですが、今回はそれほど心理学っていう色が強いわけではありません。もっと身近なというか、このテーマを見て私は表の顔と裏の顔っていう言葉がまず浮かびました。人はいくつもの顔を持っているものなんですよね。友達といる時の自分。面接の時のスーツを着た自分。SNSで見せる充実した生活を送る自分。どれも嘘ではないんだけれど、ちょっと飾ったりとか、汚い本音は別の言葉に言い換えたりとかしていて。直接的な言葉で書いてなかったりするのがSNSだったり、友達との会話だったりしますよね。裏の顔というか、本物の自分ってどういう人間だっけなっていうのが分からなくなる時ってありませんか。まさにそんな葛藤がこの映画では表現されています。作中で5人の若者が集まってエントリーシートの準備や情報収集をやっているんですけれど、自分はこの5人の中で誰と性格が近いかなって考えるのも面白そうだなと思いました。冷静で常に周りを分析していて、冷めた目で世の中を見ていると自分でも思っているタイプ。これが主人公なんですけれども、実は主人公の中でもすごい熱い部分があったりして、その葛藤みたいなものが描かれていたりとか、他には素直で周りの個性を純粋に認めることができて、理想を追いかけている人っていいなって思いながらも、それがなかなかできない現実的な条件とか自分自身の置かれた環境を大事にするタイプとか、常に華やかなところをみんなに見せていないと自分を保てないんだっていうタイプとか。すごく個性的というか、でもいそうというか、要素はちょっと自分にもあるかもっていうような5人なんですけれど、私自身は誰に1番近いんだろうなって考えて、20代前半の私はちょっとご主人公の生き方というか、考え方かに少し似ていたかもしれないけれど、今はそうでもない気がするので、難しいですね。みんなそれぞれ自分が持っているカードというか、アピールできる部分をしっかり見つめている一方で、諦めたりとか妥協したりとかしながらも自分っていう人間と向き合って戦っている姿が描かれています」

 

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