デビュー25周年!KinKi Kidsのラジオ番組『KinKi Kidsどんなもんヤ!』、『堂本剛とFashion & Music Book』

2022年7月21日にデビュー25周年を迎えたKinKi Kids。7月27日(水)には、通算45枚目となるシングル『Amazing Love』もリリースを控えています。

今回は、デビュー25周年を記念した特別番組『You たちデビューして25 年もたっちゃったの!?〜KinKi Kids どんなもんヤ!3時間生放送スペシャル〜』(文化放送)とレギュラー番組である『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(文化放送 『レコメン!』内)、『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm78)をご紹介します。

デビュー25周年を記念した特別番組『You たちデビューして25 年もたっちゃったの!?〜KinKi Kids どんなもんヤ!3時間生放送スペシャル〜』(文化放送)

KinKi Kidsのデビュー25周年記念日の当日である7月21日に『You たちデビューして25 年もたっちゃったの!?〜KinKi Kids どんなもんヤ!3時間生放送スペシャル〜』(文化放送)が放送されました。

放送では、ファンが記念日だからこそ聴きたい“25年分”の歴史の中からの名曲のオンエア、“25年分”の仲間からのお祝いメッセージの紹介、“25年分”のつもりに積もった話など、デビュー25周年にかけて「25年」にまつわるテーマで進行。

さらに、どのタイミングでファンになったかを募集する「……どのタイミングでファンになってくれたんやろうなあ?」、KinKi Kidsの楽曲に限らず、2人が音楽番組で歌った別アーティストの曲や出演作品の主題歌などをエピソードと共に募集する「25周年の夜に聴きたいKinKiソング」、過去のジングルや音源を募集する「求む! どんなもんヤ25年分のジングル」の3つのテーマでメールを募集しました。

Youたちデビューして25年もたっちゃったの!? ~KinKi Kids どんなもんヤ!3時間生放送スペシャル~
放送局:文化放送
放送日時:2022年7月21日 木曜日 22時00分~25時00分
出演者:KinKi Kids

twitterハッシュタグは「#つよしひかり」

※放送情報は変更となる場合があります。

KinKi Kidsのレギュラー番組

文化放送『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(『レコメン!』内)

1994年に放送スタート。デビュー前、2人がKinKi Kidsとして活動を始めて間もない頃から放送されているレギュラー番組です(現在は文化放送『レコメン!』内で毎週月曜日に放送中)。ユニットでもソロでも多岐にわたる分野で活躍する2人のステージから降りた素の表情が垣間見えます。

光一さん、剛さんそれぞれがパーソナリティーを担当しており(時に2人一緒の場合も)、リスナーからのメール募集以外にも、2人が自身の趣味を語るコーナーがあります。例えば無類の自動車、特にF1好きである光一さんは『光一のオレファン!』、釣り好きな剛さんは『剛のフィッシング天国』があり、それぞれコーナー内で趣味について熱く語っています。

レコメン!
放送局:文化放送
放送日時:毎週月曜~木曜 22時00分~25時00分
出演者:オテンキのり、 松田里奈(櫻坂46)、 KinKi Kids、 Sexy Zone、 寺本莉緒(※毎週月曜日)
番組ホームページ
公式Twitter

Twitterハッシュタグは「#どんなもんヤ」「#doya」
24:05〜KinKiKids どんなもんヤ!

※放送情報は変更となる場合があります。

過去の放送エピソード紹介

堂本光一、映画『フォードVSフェラーリ』アンバサダー就任(2020年1月20日放送)

光一さんのF1好きの始まりは小学生時代にまでさかのぼります。当時から自動車を模した筆箱を愛用するなど自動車に夢中で、40歳を超えた今ではスマートフォンの着信音をV10型と呼ばれるエンジン音に設定したりとかなりのマニアぶり発揮。特にイタリアの自動車メーカー・フェラーリのファンであり、愛車にもフェラーリを選んでいるそうです。

このフェラーリ愛が実り、2020年には同年公開された映画『フォードVSフェラーリ』のアンバサダーに就任。2020年1月20日の放送では、リスナーから「F1を良く知らない私ですが(映画を)観にいこうと思います」とアンバサダー就任を祝福するメールが届き、映画について語りました。

光一さんは「自分的にこのお話を最初にいただいた時はちょっと心配だったんですよ」とポツリ。理由は、映画で最終的にフェラーリがアメリカの自動車メーカー・フォードに打ち負かされるストーリーだったからでした。しかし、試写会に参加したところフォード社のエンジニアの苦悩がありありと描かれ、決して「フォード、アメリカ万歳!」ではないという描写に「素晴らしい!」と光一さんは感動。

「車って歴史なんですよね」と人々の努力が積み重なって技術が生まれたことが自動車の魅力だとして。若者の車離れが加速する現在だからこそ「観てほしい」と熱く締めくくりました。

堂本剛が熱帯魚にハマった深イイ理由(2019年6月3日放送)

芸能界に入ってから、ドラマの撮影先でスタッフが釣りをしていたことがきっかけで釣りを始めたという剛さん。釣りだけではなく魚の鑑賞も趣味としており、特に熱帯魚の飼育には余念がなく、1匹あたり数万円もするポリプテルスという種類をこよなく愛しているそうです。剛さんが熱帯魚を飼育するようになったのには深い訳があったそうで、2019年6月3日の放送でその理由が明かされました。

『剛のフィッシング天国』で魚とコミュニケーションを図っているというエピソードを披露した剛さん。すると「ひょんなことから魚が好きになりましたけど」と、元々は母親が以前「魚を飼いたい」と口にしており、「自分が飼えばお母さんの夢を叶えてあげられるかもしれない」と母親のためを思って魚を購入したことがきっかけだったと告白。「可愛いから」などというありふれた理由ではなく、家族のことを思った行動にリスナーからも「すごい」と拍手が送られていました。

放送開始25周年特番でよみがえる堂本光一の泥酔放送(2019年10月10日放送)

番組放送開始から25年を記念した特番『Youたち25年もやってたの!? KinKi Kidsどんなもんヤ! 四半世紀スペシャル』(2019年10月10日放送)。通常の放送よりも2時間長くオンエアされたこの日の放送回では、リスナーからこれまでの放送でもう一回聴きたい放送回の音源を募集し、それを2人が振り返りました。

リスナーから最も多く反響があった回は、2014年10月20日の放送。早速、その音源が流れると「ウィ!ウェイ!」と高揚している様子の光一さんの声が響き渡ります。実はこの収録の直前、テレビ番組の撮影に出向いていた光一さんはそのロケ先で紹興酒を口にし、1人でほぼ1本を空けてしまい泥酔状態で収録に臨んでいたのです。

呂律も回っていない光一さんは「うわ眠い」、「帰っていい?」などと連発し、リスナーから来たメールに対し「超つまんね!」と言ってしまう始末。放送回を聴いた光一さんは「いや、もうこれは謝罪もんですね」、「ひどいな」と苦笑い、「紹興酒を飲むと楽しくなるんですよね」と異様なテンションになってしまった原因を自身で分析していました。しかし、一番リクエストが多く、再放送された光一さんの泥酔音源に「この通常運転が最高なのよ」とリスナーは盛り上がっている様子でした。

堂本剛出演 bayfm78『堂本剛とFashion & Music Book』

『堂本剛とFashion & Music Book』は、剛さんのソロレギュラー番組です。

2009年に放送が始まり、番組側が設定したテーマでトークが進行。リスナーから寄せられたメールを元に剛さんが様々な話を展開していきます。剛さんが抱く音楽論を熱く語ったり、ファンから届いた人生相談に乗ったりと、リスナーやファンと真剣に向き合っていく剛さんの人柄が感じられます。

堂本 剛とFashion & Music Book
放送局:bayfm78
放送日時:毎週土曜 22時00分~22時30分
出演者:堂本 剛
番組ホームページ

番組公式ハッシュタグ「#fashionmusicbook」

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※放送情報は変更となる場合があります。

過去の放送エピソード紹介

86歳のリスナー・すみれちゃんの悩みに答える(2018年11月10日放送)

番組の特徴のひとつに、リスナーの年代がとにかく幅広いということがあります。例えば「すみれちゃん」という80代のリスナー(当時)の姿もありました。

すみれちゃんは番組で度々メールを取り上げられ、剛さんのライブなどのイベントにも足を運んでいる様子でしたが、ドクターストップがかかってしまったのだそう。ただその状況でも剛さんのトークイベントに参加できることになったのですが、筋肉の衰えで歩行も難しくなってしまい、すみれちゃんは「甘えて頼る人生なのでしょうか」とイベントに参加できる喜びと、人に頼らなければならない申し訳なさが入り混じる複雑な心境をメールで明かしていました。

すみれちゃんの悩みに対して、剛さんは自身も突発性難聴でたくさんの人に支えられている経験から「周りの人以上に感謝の気持ちを抱くことができる」と指摘。その上で「人生の大先輩ですしね。ご自身の一度きりの人生を、自分らしく生きることが自分にできる最大のプレゼントじゃないかと思います」とすみれちゃんへメッセージを送りました。

その後も2021年5月まですみれちゃんは番組にメールを出し続け、同年7月17日の放送で訃報が伝えられました。訃報に際し剛さんは「年の離れた方がこんな僕に対して色々な気持ちを注いでくださったことは何よりの幸せ」、「こういう方に応援されているんだということが力になっていた」と口にして、長年応援してくれたことに深く感謝の言葉を贈りました。

突発性難聴は「もう治りません」…医師の宣告に堂本剛の思いは(2021年12月4日放送)

すみれちゃんとのやり取りの中でも話に上がっていましたが、剛さんは2017年に『突発性難聴』を罹り、現在も治療を続けています。その病状に言及したのが2021年12月4日の放送でした。

この日、80歳のリスナーから「小さい音が聞こえづらい私に娘がポータブルプレイヤーを買ってくれました」との報告が。すると「僕も音が聞こえない部分がありますのでね」と自身の症状を切り出し、「お医者さんには『これだけの治療をして、この薬をやって、これだけやって治らんのやからもう治りません』」と、完治が難しい状況だとを医師から告げられたことを明かしました。

医師の宣告に「傷ついた」という剛さん。しかし「『先生がそう言ってるんだから俺はもう治らない』という諦めは自分に対して失礼な気がする」と自分を奮い立たせていたともコメント。

ただ心無い言葉をかけられるようなことも続いているそうで、リスナーからの「背負いすぎないでください」というメッセージに「苦しくなるようなことはある」と剛さんは弱音を漏らしましたが、完治しないという医師の宣告と併せて心無い言葉と戦う剛さんの姿に心打たれたリスナーも多かったのではないでしょうか。

この記事を書いた人

radiko編集部

radiko編集部員が「ラジコを通じて、ラジオの良さをもっと知ってもらい、皆さんが面白い番組に出会うキッカケ」になるように、ラジオ各局の情報をまとめて発信中。radiko newsでは、新番組へのインタビュー、さまざまなテーマに沿ったまとめ記事など、独自の切り口でも番組をご紹介しています。ラジコ公式SNSの情報更新も行なっています。

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「観光客」だけでなく「地域住民」の満足度も目標値に オーバーツーリズム対策と課題

ジャーナリストの佐々木俊尚が10月4日、ニッポン放送「新行市佳のOK! Cozy up!」に出演。オーバーツーリズム対策について解説した。

※画像はイメージです

オーバーツーリズム対策、宮島では訪問税がスタート

世界遺産・厳島神社で知られる宮島(広島県)を訪れる観光客らから、廿日市市が1人100円を徴収する「宮島訪問税」が10月から始まった。観光客が過剰に訪れ、環境や住民生活に悪影響を及ぼす「オーバーツーリズム」対策に役立てられる。

新行)「宮島訪問税」は市が制定した条例に基づく地方税で、島に渡るフェリーの乗船料に上乗せされます。市は年間で約3億円の税収を見込んでおり、公衆トイレや旅客ターミナルの維持管理、電柱の地中化などにあてられるそうです。

佐々木)ある程度対策しないと成り立たないぐらい、観光客がたくさん来てしまっている状況ですよね。海外からの観光客は、これまでだと2000万人台ぐらいでしょうか。コロナ禍から復活してきていますが、中国人はまだそれほど来ていないので、中国からの観光客が全面的に回復すると3000万人くらいになるかも知れません。

新行)そうですね。

佐々木)外国からの観光客が世界一多いのはフランスで、ヨーロッパ大陸内だからというのもあるけれど、6000万人~7000万人くらいだと言われています。日本もその数字を狙っていますが、日本人の半数ぐらいの人口が来たらどうなるのか。

特定の観光地に偏りすぎている ~「何を魅力として打ち出すか」を考える

佐々木)ただ、数を見るとすごく偏っています。山だったら富士山しか行かないとか、京都や宮島、東京であれば銀座など、特定の場所に集中してしまう問題がある。まずはこれを分散させることですよね。

新行)分散させる。

佐々木)そのためには「何を魅力として打ち出すか」を、もう少し考えた方がいいのではないでしょうか。

観光名所に行っても人が多すぎて楽しめない

佐々木)昔、キューバのハバナへ旅行に行ったことがあります。ハバナにはヘミングウェイが通っていたバーがあるのです。カウンターで「渋い夕暮れを眺めながらモヒートを飲みたい」と思って行ってみたら、「100人いるか」と思うほど多くの観光客がいました。

新行)そうなのですね。

佐々木)大群衆になっていて、まったく楽しめませんでした。そんなところに行っても観光的な風情がないではないですか。

新行)ゆっくり楽しむという感じではなくなってきますよね。

佐々木)昔は観光地に行き、「観光地の名前が入った土産を買って帰る」というパターンが多かったと思いますが、現在はそういうものを求める人は減っていると思います。

観光客が少ない「自分だけが知っている店」に行きたい

佐々木)私の友人が「Airbnb(エアビーアンドビー)」という民泊の物件を持っているので、外国からの観光客がどんなことを言っているのか聞いたら、「観光客の来ないところを教えてくれ」と言われるそうです。

新行)なるほど。

佐々木)中国や台湾からの観光客も、何度も日本に来ていると、最初は富士山や銀座に行くけれど、「観光客が少ない自分だけが知っている店に行きたい」となってくる。渋谷の代々木上原は、あまり外国人に知られていない街だと思いますが、おしゃれな店が多いですよね。なぜか台湾人の観光客が、あの辺りの飲食店で食べているのです。

新行)そうなのですか?

佐々木)店の人たちにそれとなく「あの人たちは台湾から来ているようだけれど、なぜこんな店を見つけたの?」と聞いたら、「SNSの口コミで見つけた」と言っていたそうです。共有されている「密かな情報」があるらしいので、そういうものをうまく活用することが大事ではないかと思いますね。

「何もないけれど素晴らしい土地」が日本にはたくさんある ~富山県の素晴らしさをイギリスの記者が紹介

佐々木)『クーリエ・ジャポン』という海外メディアを紹介する日本のウェブサイトがあって、そこに英紙『デイリー・テレグラフ』の記事が紹介されていました。デイリー・テレグラフの記者が富山県に行くのですが、「富山はどんなところか?」と日本で周りの人に聞くと、「山があって海がある」しか答えないのです。

新行)そうですか。

佐々木)自分の周りでも、海外から来た観光客で富山に行った人は誰もいない。でも富山に行ってみたら、素晴らしくよかったそうです。北アルプスの雄姿が広がり、目の前には魚の旨い富山湾があって、素晴らしい水田が広がっている。昔からの板塀の日本家屋が並んでいて、「これぞ日本の極地」というような場所であり、「みんなここに行った方がいい」という記事を書いているわけです。

新行)なるほど。

佐々木)金沢や軽井沢は有名だけれど、同じ北陸新幹線でも富山にはあまり行きませんよね。日本人でさえ行く人は少ないのではないかと思います。でも、そういう「何もないけれど素晴らしい土地」が日本にはたくさんあるのです。

「住民なりきり旅行」のようなオーバーツーリズムにならない打ち出し方が必要

佐々木)私は最近、旅行に行くとホテルではなく民泊に泊まるのです。民泊だとキッチンがついているではないですか。料理するのが好きなので、地元の道の駅や農協の直売所、漁協などに行って魚や野菜を買い、地元住民になりきった気持ちで料理して食べるのです。

新行)いいですね。

佐々木)町を手ぶらで歩き、「この町にも長い間住んでいるな」と勝手に思い込むような、ロールプレイング的な「住民なりきり旅行」も楽しいです。そういうものはオーバーツーリズムにならない、別の打ち出し方ではないかと思います。

新行)観光名所だけを打ち出すのではなく。

「地元の人も満足できて観光客も満足できる」というところを最終的な目標地点にする

佐々木)観光が目指すべき目標値において、みんな「観光客の満足度」や「観光客の数」を言うではないですか。それだけではなく、ハワイが実施していますが、「地域住民の満足度」も目標値に入れようと動いています。

新行)住んでいる方々の環境なども考えなければいけないですよね。

佐々木)観光客の人も、地元住民から嫌われたくはないでしょう。でも、もはや京都の人は観光客を嫌っていると思います。バスも乗れないですし。それでは観光の目標値になっていない。「地元の人も満足できて、観光客も満足できる」というところを最終的な目標地点にすることが大事ではないでしょうか。

2024年から日帰り客への入域料を導入するベネチア

新行)読売新聞には、ベネチアの例が大きな記事で出ています。宿泊ベッドが人口を超えたそうです。

佐々木)すごいですね。

新行)ベネチアは来年(2024年)春から試験的に、日帰り客を対象に入域料を導入するそうです。

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