Perfumeをゲストに迎えたFM802 『ROCK KIDS 802』公開収録イベントレポートを公開!

10月12日、FM802の番組『ROCK KIDS 802‐OCHIKEN Goes ON!!‐』が兵庫県西宮市にある武庫川女子大学にて「ROCK KIDS 802‐OCHIKEN Goes ON!!‐ 武庫川女子大学 MY REQUEST Perfume 公開収録 ~Next To You 3周年だってさ~」を行った。そのタイトルにあるように、今回のゲストは今月で3周年となった同番組のレギュラーコーナー『Next To You』にてDJを務めるPerfume。2019年以来の公開収録出演となる3人と、番組DJでイベントMCの落合健太郎が、約2000人の観客と分かち合った楽しい約60分間を紹介する。

当日、キャンパスでは文化祭が開催中で、会場の公江記念講堂にもお祭りムードが漂うなか、落合の提案で全員が声を合わせて“Perfume!”と3人を呼び込めば、いっきにホールはヒートアップ。まずはこれまでの「Next To You」を振り返ると、あ〜ちゃんは“びっくりすると思うわ!”と、リスナーが知ることのない普段の収録の舞台裏を惜しげもなく明かし、次は観客からの質問コーナーへ。

“自分へのご褒美は?”などのクエスチョンが投げかけられると、思わず落合が“ラジオショッピング(笑)?”とツッコミを入れるほどの見事な連携プレイとユーモアで自身のブランドアイテム・POP UPを紹介し、さらにかしゆかが“水属性”を発揮したり、のっちが安定のゲーム愛を明かしたりと多方面に展開。特にあ〜ちゃんはプロバスケットボールの試合を見たエピソードを身振り手振りで熱弁して爆笑を起こし、公開収録ならではの醍醐味を感じさせる。

しかも10月30日(水)発売のアルバム「ネビュラロマンス 前篇」からの曲「IMA IMA IMA」が流れる間には、落合も加わって笑いも込みで曲の振りをちょっぴり披露。これにはもちろん大きな拍手と歓声が沸く。

そして結成25周年とメジャーデビュー20周年イヤーというアニバーサリーイヤー真っただ中の彼女たちに、落合が現在の思いなどを尋ねると、のっちが20年間体現し続けたものを口にし、かしゆかはPerfumeが第一線を走り続けられる理由がわかるグループの活動姿勢を語る。加えてアルバム「ネビュラロマンス 前篇」に話がおよぶと、あ〜ちゃんがプロデューサー・中田ヤスタカとのやり取りを臨場感たっぷりに再現。これまで見たことのない中田の姿があったという最新作に期待は高まるばかりだ。

また後半にはPerfumeだけで、いつもの「Next To You」スタイルに。飾らないリラックスしたトークには彼女たちが年齢を重ねても若々しくいられる理由を垣間見たうえ、リスナーに癒しとパワーをもたらす3人の強運体質とポジティブシンキングに触れることもできたが、締めくくりはあ〜ちゃんのドジっ子っぷりや、のっちの生活感あふれるトイレットペーパーの話題でやはりほっこり。この圧倒的な親近感はもれなく訪れた人々のハートを射抜いたことだろう。そして最後には落合も参加してすっかりPerfumeのとりこになった大観衆と共に、番組のジングル作り&おそろいのポーズでの記念撮影で忘れられない思い出を残し、終始笑顔があふれた公開収録は充足感に満ちて終了した。

なお、10月16日(水)と23日(水)の『ROCK KIDS 802‐OCHIKEN Goes ON!!‐』では今回のダイジェスト版を21時台にオンエア。お聴き逃しなく。

撮影=ハヤシマコ、文=服田昌子

ROCK KIDS 802‐OCHIKEN Goes ON!!‐
放送局:FM802
放送日時:毎週月曜~木曜 21時00分~23時48分
出演者:落合健太郎
番組ホームページ

※該当回の聴取期間は終了しました。

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トランプ大統領の施政方針演説は「まるでカルト集団」 明確な抗議をしない民主党への失望と怒りも!?

ジャーナリストでZ世代専門家のシェリーめぐみがパーソナリティを務めるinterfmのラジオ番組「NY Future Lab」(毎週水曜日18:40~18:55)。ジャーナリストでZ世代専門家のシェリーめぐみが、ニューヨークZ世代の若者たちと一緒に、日本も含め激動する世界をみんなで見つめ、話し合います。社会、文化、政治、トレンド、そしてダイバーシティからキャンセルカルチャーまで、気になるトピック満載でお届けします。

3月12日(水)のテーマは「アメリカZ世代の怒りのほこ先が『身内』民主党に向けられた理由」。トランプ大統領の施政方針演説を聞いたラボのメンバーが、それぞれ感じたことについて語り合いました。


※写真はイメージです



◆支持者・不支持者で反応が真っ二つ トランプ大統領の施政方針演説

3月4日におこなわれたトランプ大統領の施政方針演説。1時間半を超える異例の長さとなった演説を通し、彼は「アメリカは復活した」と自らの実績を強調し続けました。

トランプ大統領の施政方針演説が異例だったのは、その長さだけではありません。中継を見た人の過半数は共和党支持(=トランプを支持する人)で、逆にトランプを支持しない民主党支持者で演説を見た人は、わずか20%にとどまりました。内容的にも、国民全てに語りかけるはずの施政方針演説が、支持者に向けた選挙演説のようになっていたと批判する声もあります。

では、支持者とそうではない人の反応はどれほど違ったのでしょうか? トランプ不支持のラボのZ世代は、こう感想を述べました。

メアリー:演説はめちゃくちゃ退屈だった。だってもう最初から自分の手柄自慢みたいな話ばかりだったからね。そして今回も、虚偽の内容がたくさん含まれていた。驚いたのは、アメリカが人道援助していた「レソト」というアフリカの小さな国について、トランプが「そんな誰も聞いたこともない国に」と言い切ったことだよ。

でもそんなわけはないんだ。だって、イーロン・マスクがその国の大統領だか重要人物みたいな人と会っている写真が報道されているからね。イーロンはレソトに自分のインターネットのビジネスを持ち込もうとしているらしいんだ。彼がそれを知らなかったなら、それはそれで驚きだし、そもそもアメリカ大統領が「聞いたことのない国なんてどうでもいい」みたいな発言をするなんてありえないよ。

ミクア:トランプの演説のことを友達と話していたんだけど、彼女は「共和党はまるでカルト集団みたいだった」と言っていたよ。トランプが何か言うと共和党議員は全員立ち上がって、「USA! USA!」というコールが湧き起こる。すごく気持ち悪かったって。

トランプ不支持のメンバーからすれば「演説内容は虚偽ばかり」という反応でしたが、共和党支持者からすれば総立ちで叫びたくなるようだったという、見る人によってまるで反応が分かれた今回の演説。ここでフランス留学中のメンバーのノエに、ヨーロッパ人からの反応はどうだったかを聞いてみました。

ノエ:ヨーロッパ人は「トランプは愚かだ」と言う人と、すごく恐ろしいと感じている人の両方だと思う。共通しているのは、こんなことが実際に起きているなんて信じがたいという声。特にドイツ人は、家族の中に第二次世界大戦を生き抜いた者がいるからね。

彼らは、今のアメリカが、かつてのナチス・ドイツの歩みを忠実に再現していると言っているよ。そして、「アメリカ人があのようなリーダーを選ぶなんて信じられない」と言う意見がすごく多いんだ。

アメリカは、かつてのナチス・ドイツと同じ道を進もうとしている。そんな懸念を抱くヨーロッパの人も少なくはない様子です。アメリカでも反トランプ派のなかには、アメリカが独裁への道を歩んでいると言う危機感を持つ者が少なくありません。


(左から)ミクア、シェリー、ヒカル、ノエ、シャンシャン、メアリー/©NY-Future-Lab



◆明確な抗議をしない民主党への怒り

共和党がカルトのようになってしまったのなら、頼みの綱は野党である民主党だけ。しかし今回の演説では、民主党支持者の怒りはトランプではなく、むしろ民主党議員たちに向けられました。一体なぜでしょうか。

メアリー:トランプの演説中、客席にいる民主党が抗議のプラカードを掲げていたのを見た? 実はヒトラーの時代にも、議員たちのなかには抗議の象徴として紫色の帽子をかぶっている人たちがいたらしいんだ。

私たちの議員も今、プラカードを出すだけで他に何もせず、結局トランプのやりたい放題にさせている。だから民主党を見ているととてもイライラする。

アル・グリーン議員だけは、抗議のために立ち上がって声を上げたよね。他の人がただ座っているなかで、実際に何かをしようとしたんだ。でもひどいのは、自分の身内が立ち上がって抗議したのに、その翌日、彼に対する問責決議がおこなわれると、民主党議員の一部も一緒になって彼の投票権を剥奪する決定に投票したんだよ。

民主党はいつも「良識ある政党だから礼儀正しさが大事だ」とか「この伝統を守る」とか言っているけれど、そういうバカみたいな考え方には、もうイライラが止まらないよ。彼らは、「何かをするための適切なタイミングを待っている」と言うけど、民主党も結局、共和党と同じじゃないかと思ってしまう。どちらも大企業の言うことには逆らえないということだよ。

トランプの演説中、 民主党議員は1人を除いては、静かな抗議、つまり「その発言は嘘だ」「イーロン・マスクは泥棒だ」などと書かれたプラカードを掲げてメッセージを出そうとしていました。しかしこの様子は日本のテレビでは全く放送されなかっただけでなく、アメリカでの中継でも映ったのはほんのわずかの間でした。

良識を大事にするあまり、誰も見ない抗議をしてどうするのか? かつてのドイツ人がヒトラーの好きにさせてしまったように、結局アメリカでも民主党は何もしていないのではないか? ラボのZ世代含め、反トランプのアメリカ人の怒りの矛先が向けられたのは、今回はトランプ氏ではなく、身内である民主党議員たちでした。

これまでアメリカZ世代は、「自分たちがアメリカを変える」という、社会正義意識がとても強い世代でした。しかしこの民主党への深い失望が、「何をやってもどうせ変わらない」という気持ちにつながっていく不安を感じます。シェリーは「人々が少しずつ声を失っていく、そんな不安も感じてしまいます」と、心中を吐露して話題を締めくくりました。

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3月12日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年3月20日(木・祝) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:NY Future Lab
放送日時:毎週水曜日18:40~18:55放送
出演:シェリーめぐみ
番組Webサイト: https://www.interfm.co.jp/nyfutureweb
特設サイト:https://ny-future-lab.com/

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