Gotchロングインタビュー「セッションの約束があることはミュージシャンにとって生きる希望でもある」

Gotch & 土井コマキ

『MIDNIGHT GARAGE』の不定期企画「〇〇と1時間」。アーティストをお迎えしてのロングインタビュー企画、これまでドレスコーズ志磨遼平、サカナクション山口一郎、雨のパレード、と迎えてきました。今回は念願の「Gotchと1時間」。

12月2日にGotchとしてのソロ3作目のアルバム「Lives By The Sea」をリリース。いつかきちんとリリースしたい、と思ってコンセプトまで決めていたアルバムを、自粛期間中に自分のスタジオに篭って完成させたという作品です。

アーティストとのコラボレーションも多い作品ですが、今年のライブとうの活動が思うようにできないこの状況の中、周りの仲間にも仕事を渡したいな、と思ったそう。「セッションの約束があることはミュージシャンにとって生きる希望でもあるので」と言う理由も語ってくれました。コロナの自粛期間で「繋がりってなんだろう」と人に会わずに過ごすうちに不安になることも多かったので、これまでのソロ活動でもお馴染みのTurntable Films井上陽介さん、the chef cooks meのシモリョーさんにまずはリモートで連絡を取って、いつものメンバーと現場を取り戻していくような感じでアルバムを作って行ったと教えてくれました。ライブのできない期間でお互いにスケジュールも空いていて、静かに音楽を作ることができるという貴重な機会でもあったんだそう。コンピューターできっちり作ったものではなく、人間が作ったものにあるゆらぎ(訛りみたいなもの)があるのにも注目してほしいと語ってくれました。

ラッパーとのコラボ楽曲も収録された今作。「どのタイミングでどの言葉を言うのか、どんな声で言うのか」にアイデンティティを置いているラッパーのシビアさがとても刺激的で面白かったそう。ラッパーたちからLOVEで包まれた中で「出し抜いてやろう」と言う挑戦的な姿勢を感じるんだとか。1曲目「The End Of The Day」で迎えている唾奇はトラックの軽やかさに合いそう、と思って声をかけ、1週間もしないうちにリリックが戻ってきて、そのあまりの早さに驚いたというエピソードを語ってくれました。コンセプトは手紙に書いて伝えて、それに対するビビッドなリアクションをもらえて満足な仕上がりになったようです。

さらに、最後の楽曲「Lives By The Sea」ではJJJを迎えています。この曲を最後の1曲にすることは最初から決めていて、最後は自分の言葉で、ではなく、ラッパーに締めてもらおう、とイメージできていたとのこと。一人称で歌っていることではなく、群像劇で、複数の命の話になるように、それぞれの「生」を肯定したいと言う思いで、1人だけでの楽曲にはしなかった、と言う背景があってJJJとYeYeを迎えた、と教えてくれました。もう一度歩み出す人の力になるといいな、と言う気持ちも込められているとのことで、改めてその思いも感じながらと聴くとさらに大きなものを感じ取れるような気がします。

さらに、12月の番組恒例企画「2020 My PlayList」企画にも応えてくれました。AAAMYYYの声に松田聖子を感じる?!なんてお話も。こちらも聴いてね。

タイムフリーでチェックしてくれる方は14日の放送の25時台をチェック。25時台丸ごと「Gotchと1時間」です!
 

MIDNIGHT GARAGE
放送局:FM802
放送日時:毎週月曜 24時00分~24時00分
出演者:Gotch、土井コマキ
番組ホームページ
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MIDNIGHT GARAGEの不定期企画「〇〇と1時間」
今回は念願の「Gotchと1時間」。

※該当回の聴取期間は終了しました。

「ワールドシリーズ連覇」に貢献!ドジャース・大谷翔平&佐々木朗希のピッチングを五十嵐亮太が解説

藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。11月8日(土)の放送は、プロ野球解説者の五十嵐亮太(いがらし・りょうた)さんが登場! ここでは、アメリカ・大リーグ(MLB)でワールドシリーズ連覇に貢献したロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手、佐々木朗希投手について振り返りました。


五十嵐亮太さん



◆佐々木朗希の“魂の3イニング”

藤木:ワールドシリーズも盛り上がりましたが、メジャーリーグ30球団あるなかでワールドシリーズを連覇することが、どれだけ難しいことなのかを実感しましたね。

五十嵐:MLBでの連覇は、(ニューヨーク)ヤンキースが1998~2000年に3連覇して以来ですから。

ブルペンでは、佐々木朗希投手が見事にハマりました。もともと先発ピッチャーなのですが、シーズンの後半にケガから戻ってきた後、中継ぎで2試合だけ投げました。そのピッチャーが、ポストシーズンに入ってから抑えに抜擢されたんですよね。1年目のルーキーが、シーズン終わりから中継ぎをやって、いきなり大事な場面でクローザーを任されるってすごくないですか!?

藤木:そうですよね。しかも、強敵といわれていた(フィラデルフィア)フィリーズ相手に3イニングを完璧に抑えた。あの魂の3イニングがなかったら、もうフィリーズに負けていたんじゃないかと。

五十嵐:おっしゃる通りです。ディビジョンシリーズ(地区シリーズ)でフィリーズと対戦して勝ったこともすごいけれど、勝ち切るためには、抑えがしっかりしていないといけないなかで、そこに佐々木投手が見事にハマりましたよね。ワールドシリーズを連覇した凄さもあるけれども、その前もしっかり勝たないといけないわけで。だから、佐々木投手がいなかったら行けなかったのかなと僕は思います。

◆大谷翔平、最終戦のピッチングを分析

藤木:ワールドシリーズの最終戦、大谷翔平選手が中3日で先発しました。しかも、ヒットやフォアボールで塁に出て、走塁もして、(バッティングでも)頑張っていたじゃないですか。その影響もあってか、制球が定まらずなかなか苦しい展開でしたよね。

五十嵐:中3日ですから、もちろん疲れがあるなかでの登板だったということと、あのときの大谷選手が、今までの登板と何が違うかというと、あの試合は先発ピッチャーをブルペンに入れていたので、長いイニングを投げる必要がなかったんです。つまり、序盤から飛ばしていくピッチングスタイルで良かった。でも、疲れもあって“飛ばしていこう”という気持ちと、うまくかみ合っていなかった。そこで、ちょっと“力み”が生まれてしまい、ストライクとボールがはっきりしてしまったんです。

“ストライクが取れない”となると、スライダーやスイーパーもそうでしたが、変化球が甘めに入ってしまうんですよ。それを捉えられてホームランにされるというところがあったので、試合の流れやチーム状況によってピッチングスタイルは変わりますが、そういったところで“うまくいかなかったのかな”と見ていて感じました。

――ほかにも、ワールドシリーズMVPを獲得した山本由伸投手の活躍を振り返る場面もありました。

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<番組概要>
番組名:SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/
番組公式X:@SPORTSBEAT_TFM

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