MONKEY MAJIKが影響を受けた音楽は? 今ハマっているモノは?

FM COCOLOでは2021年1月から3月まで、20周年記念のMONKEY MAJIKがDJを務める『THE MUSIC OF NOTE MONKEY MAJIK 花鳥風月』をオンエア。

フロントマンのカナダ人兄弟Maynard(メイナード/ Vo&Gt)とBlaise(ブレイズ/ Vo&Gt))日本人のリズム隊TAX(タックス/ Dr)とDICK(ディック/ Ba) からなる宮城県在住の4ピースハイブリッドロック・バンド、MONKEY MAJIKは、メジャーデビュー20周年を迎え、1月20日にベストアルバム『20th Anniversary BEST 花鳥風月』をリリースしました。
宮城県在住で「東北観光親善大使」も務め、10年にわたり東北復興支援に向けた活動を続けるMONKEY MAJIKのの“いま”の声が聴ける、貴重なプログラムです。

12回シリーズの初回と第2回は、BlaiseとDICKがDJを担当。仙台からのリモート・オンエアで、『20th Anniversary BEST 花鳥風月』からのナンバーとともに20年間のいろんな思い出話、メンバーが影響を受けた新旧洋邦の音楽などを、たっぷりお送りしました!

■MONKEY TIME!
ベストアルバムのタイトル「花鳥風月」にちなんで、ちょっと風流で風雅な日常を、MONKEY MAJIK的視点でお話しするコーナー。
Blaiseは、「僕が仙台・秋保町(あきうまち)でやっている「ぶどう園」でみる美しい景色を、当たり前と思わず、いつも感動できる心を持ちたいね。」
DICKは、「最近ハマったのは、仙台が舞台のジャズを題材にしたサクセス・ストーリー『ブルージャイアント』という漫画。色々な人との出会いで成長していく姿が、MONKEY MAJIKみたいだな、と思った。」

■MONKEY EFFECT!
MONKEY MAJIKに影響を与え、魔法をかけた、人やモノ、作品を語るコーナー。
Blaiseは、「僕らの曲「Living In The Sun」が生まれてから、音楽はボーダレスなんだ!と気付いた。打ち込みビートに日本の民謡をミックスする。ノールール、まさにボーダレス! MONKEY MAJIKにはそんな曲がたくさんあります。」
DICKは、「僕に影響を与えた人は、カナダのアニメーション作家フレデリック・バックさん。彼の人生を振り返る展覧会のためにテーマソングを作ったことで、3.11を乗り越えられた。」

■MONKEY TRIP!
現在からMONKEY MAJIKがデビューした2000年まで、毎回「20年間の時間旅行」をするコーナー。あの時、あの頃、どんな出来事があったのか?
初回は、MONKEY MAJIKがメジャーデビューした「2000年」にタイプスリップ。小泉純一郎さんが自民党総裁の任期を全うして総理を退任し、安倍晋三さんが後任に。第1回ワールド・ベースボール・クラシック開催、日本が優勝!サッカー日本代表の中田英寿が、ドイツWカップ出場後、引退を表明。流行語は「イナバウアー」(トリノオリンピックのフィギュアスケート金メダリスト、荒川静香さんの得意技…「お会いしたことある!」)そんな2000年を振り返る1曲は「Fly」。
2回目は、MONKEY MAJIKがメジャーデビューを果たした「2006年」に出発! イチローが野手として日本人初のメジャーリーガーに。iモードブームで、着メロブームに。そんな出来事もあったけれど、2006年の思い出のナンバーは「tired」。

■MONKEY PLAYLIST, YO! HO!
MONKEY MAJIKが選曲するプレイリスト「モンプレ」。新旧洋邦、メンバーが今よく聴いている曲をお届けしました。
Blaiseは… 「邦楽」って「自分のお国の音楽」ということならカナダなんだけど、JAPANESE POPSという解釈でセレクトしたのは、ポルノグラフィティの「ヴォイス」。 そして「洋楽」は、世界のいろんな国・地域の音楽ということでBTSの「DYNAMITE」、いま耳にしない日はないと言う、Blaiseもお気に入りの1曲。
DICKのセレクト、邦楽はゴダイゴの「モンキーマジック」。「今回のベストアルバムを作るとき、モンキーマジックの様々な曲のデータを検索すると、必ず出てくるんです、ゴダイゴパイセンのモンキーマジックが(笑)あらためて聴きたいね!」と語りました。そして洋楽は、JACKSON 5の「ダーリン・ディア」。「僕らメンバーは音楽の趣味バラバラだけど、唯一みんなが大好きながマイケル・ジャクソン。僕の好きなモータウンのベーシスト、ジェイムス・ジェマーソンが参加している(らしい)JACKSON 5のナンバーです。」

▼初回: 1月8日(金) オンエア楽曲 
M1. Around The World /  MONKEY MAJIK
M2. I Need Your Love  / MONKEY MAJIK
M3. 木を植えた男 /  MONKEY MAJIK
M4. tired  / MONKEY MAJIK
M5. gift  /  MONKEY MAJIK
M6. ヴォイス / ポルノグラフィティ
M7. DYNAMITE / BTS 
M8. ただ、ありがとう  / MONKEY MAJIK

▼第2回: 1月15日(金) オンエア楽曲
M1. Change / MONKEY MAJIK + 吉田兄弟
M2. One Moment / MONKEY MAJIK
M3. Living In The Sun /  MONKEY MAJIK
M4. Fly / MONKEY MAJIK
M5. Believe / MONKEY MAJIK
M6. モンキーマジック / ゴダイゴ
M7. ダーリン・ディア / JACKSON 5
M8. アイシテル / MONKEY MAJIK

▼MONKEY MAJIK 『20th Anniversary BEST 花鳥風月』
https://www.monkeymajik.com/news/detail.php?id=1087751
ファンの皆さんの投票による上位曲と新曲2曲を収録した全70曲 4枚組のベストアルバム。1月20日リリース。

THE MUSIC OF NOTE MONKEY MAJIK 花鳥風月
放送局:FM COCOLO
放送日時:毎週金曜 21時00分~22時00分
出演者:MONKEY MAJIK

※該当回の聴取期間は終了しました。

関西のレコードショップ、イベンターによる音楽シーン大予想座談会(前編)

FM802『MIDNIGHT GARAGE』の毎年年始恒例企画「音楽シーン大予想座談会」。

関西のレコードショップやイベンターの皆さんと昨年の音楽シーン振り返りと今年の音楽シーン予想を座談会形式でお話ししています。
今年も、FLAKE RECORDS DAWAさん、HOLIDAY RECORDS 植野さん、タワレコ梅田NU茶屋町店 浦野さん、キョードー大阪 神戸さんをお迎えしました。

1月18日、1月25日の2週にわたって座談会の模様をオンエアしていきます。
まずは18日の放送で、2020年の振り返りから。

 

ネット界隈で支持を得るアーティストが多かった2020年

DAWA:ライブは中止や延期が相次ぎ、大きなアーティストたちは発売延期になることもありましたが、自由に動けるアーティストたちに関しては、YouTubeで音源を発表したり、宅録したり、カバーを公開したり発信の量はかなりあって、キャッチし切れていない、という印象。 

浦野:タワレコは、4月の初めから1か月半ほどお店を閉めていて、そんなの初めてでしたね。
5月ごろリリース予定だったものが7月にかわったり、発売中止になったり、という対応もありましたし、お店での展開がない分、その間はオンライン販売にお店から商品出荷の対応をしたり、という今までにない仕事をしましたね。

植野:HOLIDAY! RECORDSは、もともとライブハウスで普段活動するようなアーティストの自主盤を販売するのが主なので、昨年はライブハウスでライブができない状況で、ライブでのCD発売ができないから、CDを作らないという状況になり販売するCDが減った感じがしました。

神戸:ライブが止まってすさまじい1年でした。振り返るとあっという間でしたね。
夏明けに久しぶりにイベントでライブを見たときには、しびれましたね。仕事で毎週のようにライブの現場に行ってこれまで当たり前になってしまっていましたが、久しぶりに見て「やっぱこれやな!」と思いました。

昨年は、ライブができなかった分、TikTokやSNSなどのネット界隈で支持を得たアーティストが多かったと感じました。瑛人YOASOBIRin音、とか。その前の年は、Official髭男dismKing Gnuなどが盛り上がりましたが、イメージががらっと大きく変わった2020年だと感じました。

DAWA:今名前の挙がったアーティストたちはライブもあまりしていないですもんね。

浦野:ネットで上がったものが拡散されるときに、有名な人がリツイートしたりという今までにもあった形の拡散は、引き続き広がる要素ではありますが、それに加えてSNSのフォロワー数の多い音楽アカウントが取り上げることでぐっと広がる速さがはやいというのを感じました。
SNSの強さを余計に感じましたね。
インスタで分かりやすく「こんな夜に聞きたい曲」とかまとめているアカウントとか、インディーズアーティスト応援している一般の方のアカウントとか。とっかかりのない人たちにとって的を得たセレクトになっているんでしょうね。見せ方や発信がうまいSNSアカウント(主にInstagram)からの広がりを感じましたね。

植野:YouTubeやTikTokにも同様のことをしている人いますね。昨年TikTokを始めてみましたが、時間が溶けていきますね(笑)TikTokからヒットが生まれる時代の始まりの1年だったと感じましたね。

浦野:HOLIDAY! RECORDSのアカウントがあるんですか?

植野:あります…!(笑)踊っているわけじゃないですよ!(笑)

DAWA:これまで僕らは検索して音楽を見つけていましたが、それがちょっと変わった感じしますね。たとえば居酒屋でも、インスタで写真を見て見つける、という人たちが増えてきて、写真のみの情報で「おいしそう!」とお店を見つける、というのをききますが、インスタで音楽をみつけるのもそれと同様で切り口が全然違いますね。人脈も関係ないし、アルバムが何枚目、とか、新人とか関係ないし。
その分消費が早いのかな、と飽きるのが早いのかもしれないな、とは感じます。物語を知って好きになるのとは違って、思い入れを持てないのかもしれないな、と。
 

植野:ただ、即効性はすごいですよね。TikTok内でのヒット曲をしょっちゅう聞くことになるので、気づいたら口ずさんでいる、というような。

浦野:動画にオレンジスパイニクラブがBGMとして流れている、とか、ですよね。

植野:イントロが短くて歌詞が直接的で、サビが強い、みたいなのは特徴ですね。

土井:出会い方が変わったというのは、単純に媒体が変わった、というだけではないんですね。脳のどこに入り込むか、みたいなところも違いますね。

DAWA:昨年は発信する人も増えたんじゃないですかね。素人さん、というか、ミュージシャンではない人が。

植野:TikTok内の弾き語りをアップしているアーティスト志望の人が話題になったり、みたいなこともありますもんね。

DAWA:アーティスト発掘を仕事にしている人たちもTik Tockチェックしているみたいですね。才能がある人がたくさんいるみたいです。

浦野:ここで話題に挙げている頃には、もうTikTokではない別の媒体になっていっている可能性もありますよね(笑)

土井:TikTokは出会いの場になっているんですね~

DAWA:音楽に利益をもたらしているとは思いますね。次元は違うかもしれませんが。

 

30代たちがSubway Daydreamにキュンとしている…?


土井:2020年個人的によく聴いていた曲を教えてもらえますか?

DAWA:R4という大阪のバンドがいて、彼らはまだ1・2曲発表したぐらいなんですがバンドのスタジオ練習ができない期間に、ソロで宅録で作ったという曲をもらって、これが衝撃的でよく聴きましたね。
ボーカルHiroki Arimuraのソロ・プロジェクトnon albiniです

 non albini 「Kyoto feat. Lil Soft Tennis」

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