西城秀樹、アイドルの王道を突き進んだ男のピュアなソウル

6月のFM COCOLOでは『GREAT STORY -不滅のスタア- 』と題して、昭和、そして平成の時代を駆け抜けた「スタア」 たちの、今なお色褪せることのない魅力を、週替わりで特集しています。第2週は「西城秀樹が愛した知られざるCITY POP」。アイドル”として絶頂を極めたヒデキの、音楽面での真摯な姿にフォーカスしました。
音楽プロデューサー佐藤剛は、ひとりの音楽ファンとして大事にしている、すごく好きな「日本のロックスター」が西城秀樹さんだと語ります。若い世代にも、「ヤングマン」だけの人じゃなくて、トップエンターテイナーであり、ロックアーティストなんだと伝えたい、と。
DJ加美幸伸は、かつてゲストに迎えたとき、西城秀樹が口にしたひとことが深く印象に残っていると言います。「洋楽へのアプローチ」について尋ね続けると、ぼそっと「まあ、僕、基本的にバンドマンだから」と答えてくれたというのです。
そこから、“西城秀樹の魅力”をめぐる二人の会話は、どんどんと拡がっていきます。デビュー曲「恋の季節」に持っていたこだわり。6枚目のシングル「ちぎれた愛」で引き出されたロック的な資質。10代の頃から洋楽曲を自ら訳してカバーしていたこと。大ヒット曲「傷だらけのローラ」をめぐるエピソード・・・
そして話題はいよいよ、今回のテーマである「西城秀樹とシティポップ」へ。一見、意外なこの取り合わせの鍵を握るのは、「CATALOG(カタログ)」という曲です。オリジナルは、Charの「気絶するほど悩ましい」の作曲者としても知られる、ミュージシャンの梅垣達志が、1977年に発表したソロアルバムに収録していたもの。
「四月の原宿」の風景を、柔らかなタッチで描写するこの曲は、いまでいう“シティポップ”の先駆けのようなナンバー。それを秀樹は、22歳のときにライブで、カバーしていたのです。(そして50代半ばでのプライベートなレコーディングでも……)
番組後半では、梅垣達志本人を迎えて、当時の想い出をうかがいます。なぜ、秀樹は、このシティポップの佳曲を愛したのか?エネルギッシュな絶唱型のロック・ボーカリストというイメージとはまた違う、アーティスト・西城秀樹さんが音楽に向き合ってきた姿に触れる、必聴の1時間!
【Song List】
M1 恋する季節/西城秀樹 〜『ワイルドな17歳』
M2 母と子の絆/西城秀樹 〜『ワイルドな17歳』
M3 傷だらけのローラ(フランス語バージョン)/西城秀樹
M4 CATALOG/梅垣達志 〜『CATALOG』
M5 CATALOG(リメイク)/西城秀樹 〜写真集『HIDEKI FOREVER blue』特典CD
M6 ブルースカイブルー
- GREAT STORY ー不滅のスタアー
- 放送局:FM COCOLO
- 放送日時:2021年6月11日 金曜日 19時00分~20時00分
- 出演者:DJ:加美幸伸、 佐藤剛 / ゲスト:梅垣達志
※該当回の聴取期間は終了しました。