「松本隆」に聞く!!トリビュートアルバムの原曲収録時のエピソード(後編)

音楽評論家・田家秀樹が、日本の音楽の歴史に残る伝説のアーティストやアルバムにスポットを当てる番組『J-POP LEGEND FORUM』(月 21:00~22:00)。今月は作詞活動50周年トリビュートアルバム「風街に連れてって!」がリリースされた「松本隆」をピックアップしています。

19日、26日の放送は、「松本隆」本人をお迎えし、トリビュートアルバム「風街に連れてって!」の収録曲を聴いてから原曲について制作時の話に迫りました。
 

【前編】7月19日放送は、

■亀田誠治プロデューサーが「全亀田を注ぎ込んだ」という、今回はトリビュートアルバムについて・・・

普段カバーはほとんど気にしないんだけど、今回は皆の本気度がすごく、かなりご本人も巻き込まれていますね。亀田君の松本愛がすごくて(笑)。かなりタジタジですね。


■「夏色のおもいで」は、まさに「作詞家・松本隆」50年の始まりの曲がアルバムの1曲目・・・

マネージャーに「松本さんはトリビュートを捧げられる側の人間なんだから、発言権はありません」って言われて(笑)。タイトルと曲順を決めることだけやらせてあげるっていう感じで、曲順はちょっといじったんですけど・・・
はっぴいえんどが解散してから作詞家としてやっていくか1ヶ月くらい迷った時期があって。それから最初にやった曲が「夏色のおもいで」だったんで。どうやったらヒット曲というのは自分にも書けるんだろうかって結構悩んだんだよ。一週間くらいね(笑)。


●前TM(夏色のおもいで / 吉岡聖恵)
●M1.  夏色のおもいで / チューリップ
 

■「君は天然色」は大滝詠一さんの曲の中で最もカバーされている一曲・・・

大滝さんが新しいアルバムの歌詞を書いてくれって言ってきて。妹はほぼ同時期に亡くなってしまって、僕も詞を書けなくなって。それで、一回直電で断ったんです。そうしたら、書けるようになるまで待つからということで(笑)。

大滝詠一さんの『A LONG VACATION』アルバムのレコーディングの最初の曲はこれだった。


●BGM(君は天然色 / 川崎鷹也)
●M2.  君は天然色 / 大滝詠一


■「SWEET MEMORIES」は、こんなに大人っぽい歌を聖子さんが歌えるだろうかと・・・

信濃町のカフェでディレクターの若松宗雄さんに、(作曲の)大村くんのカセットテープに入っているデモテープを聞かされて。「これ聖子歌えるの?」って訊いたよね。ジャズだから。でも、CMもジャズっぽい感じで仕上げたいからということで、じゃあ一応詞を書いてみようって書いてみたら、すごく良くなって。
両A面だったけど、最初はA面が「ガラスの林檎」でB面は「SWEET MEMORIES」だったけど、曲の人気が出てきてB面じゃ済まなくなって、これをひっくり返さないといけないと暴動でも起きるんじゃないかってくらいチャートにも上がってきて(笑)。


●BGM(SWEET MEMORIES / 幾田りら)
●M3.  SWEET MEMORIES / 松田聖子
 

■「SEPTEMBER」は、一曲の中で映画のように始まるストーリー、あなたを思って飛び乗る電車から始まる、しかも年上の人に会いに行く・・・

よく歌ってくれたと思う(笑)。結構やばいシチュエーションなんだけど、さらっとまりやさんが歌ったので成立してますね。僕の場合は色というのが非常に重要で。この曲は辛子色から始まっているけど、僕は高校生の時から辛子色のシャツが好きで、それにブリティッシュグリーンのコールテンのジャケットを合わせて、細身のジーンズというのが好みで。高校生の時はほとんどそういう格好をしていて。辛子色に関しては思い入れがあるわけ。自分の青春の色なのね。


●BGM(SEPTEMBER / 宮本浩次)
●M4. SEPTEMBER  / 竹内まりや


■「Woman “Wの悲劇”より」は池田エライザさんのレコーディングに立ち会って・・・

僕は歌い手に口を出さないようにしようと思ってて、ワンポイントしか言わないのね。あの時に言ったのは、サビがちょっと小川みたいだったから、その川はちょっと違うから具体的に言ったほうがいいかもということで中国の長江って知ってる? って訊いて・・・そうしたら、彼女の中でイメージがバーンって出来て、それからは曲が長江にしか聴こえなかった(笑)。

作曲のユーミンこと呉田軽穂さんは、自分が人に書いた曲の中で一番好きな曲。
 

●BGM(Woman “Wの悲劇”より / 池田エライザ)
●M5.  Woman “Wの悲劇”より / 薬師丸ひろ子


■「セクシャルバイオレットNo.1」は、松本さんが初めてシングルチャートで1位をとった曲。

このトリビュートの中で筒美京平作曲がこの曲だけなんだよね。彼は、僕の詞が好きで、最初にこの詞を書いた人に会いたいという話になったのがチューリップに書いた詞だったしさ。自分ではできないけど、本当はやりたかったことの一つにロックバンドというのがあるんだと思うんだ。彼は僕と出会うまでグループサウンズの作曲をやってたじゃない。絶対自分では言わないけどバンドに対する憧れとかあるんだと思うんだよね。そういう意味で、「セクシャルバイオレットNo.1」をB'zが歌ったって聞いたら、天国ですごく喜んだと思うよ。


●BGM(セクシャルバイオレット No.1 / B'z)
●M6.  セクシャルバイオレット No.1 / 桑名正博

 

【後編】7月26日の放送は

お届けした曲は・・・

●前TM(スローなブギにしてくれ (I want you)  / GLIM SPANKY)
●M1.  スローなブギにしてくれ (I want you) / 南佳孝

●BGM(キャンディ / 三浦大知)
●M2.  キャンディ / 原田真二

●BGM(風の谷のナウシカ / Daoko)
●M3.  風の谷のナウシカ / 安田成美

●BGM(ルビーの指環 / 横山剣 (クレイジーケンバンド))
●M4. ルビーの指環  / 寺尾聰

●BGM(風をあつめて / MAYU・manaka・アサヒ (Little Glee Monster))
●M5.  風をあつめて / はっぴいえんど

●BGM(夏色のおもいで / チューリップ)
●M6.  夏色のおもいで / 吉岡聖恵

それぞれの曲のエピソードは、タイムフリーでお楽しみください。

<リリース情報>
 松本 隆 作詞活動50周年トリビュートアルバム「風街に連れてって!」 
●2021年7月14日 発売
●初回限定生産盤(CD+LP+特典本「100%松本隆」)COZP-1747-1748 ¥11,000(税込)
 通常盤(CDのみ)COCP-41453 ¥3,300(税込)
         
※『風街に連れてって!』オフィシャルサイト

J-POP LEGEND FORUM
放送局:FM COCOLO
放送日時:毎週月曜 21時00分~22時00分
出演者:DJ:田家秀樹 / ゲスト:松本隆
番組ホームページ

※該当回の聴取期間は終了しました。

佐々木主浩、大谷翔平選手のすごさを語る「レベルが違いすぎて…」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。1月22日(土)の放送は、元プロ野球選手の佐々木主浩(ささき・かづひろ)さんをゲストに迎え、お届けしました。


佐々木主浩さん(左)とパーソナリティの丸山茂樹



◆馬主としての顔も

丸山:佐々木さんといえば、現役時代の背番号「22」、1968年2月22日生まれということで、2だらけですね。

佐々木:だから今年は僕の年だと思っているんだよね。競馬も5日(水)に(自分の馬が)走って勝ちましたから。

丸山:佐々木さんって本当に2時22分に生まれたの?

佐々木:本当。だから競馬でも2着が多いっていう(笑)。

丸山:競馬は、地方も全部見に行くんですか?

佐々木:一応、行けたら行きます。

丸山:本物の馬主だ(笑)。

佐々木:テレビだと燃えないのよ(笑)。

丸山:競馬はほとんどやったことがないんだけど、自分の馬って絶対自分で買うんですか?

佐々木:買います! 以前はいろいろ買っていたけど、“なんで人の馬(の馬券)を買って喜ばなきゃいけないんだ”って思いだして。自分の馬で負けたら納得するじゃん?

丸山:なるほど。自分の馬は絶対に1番から買うんですか? 今日ちょっと調子悪そうだなってときは2番くらいにしておこうかなとか?

佐々木:いや、絶対に1番です。頭からしか買わないですよ。

丸山:頭からしか買わない!? さすが、頭を逃した時点で馬券はダメだと。かっこいい、男気だわ。

◆“大魔神”佐々木主浩は、大谷翔平の活躍をどう見る?

丸山:最近の野球界は、大谷翔平選手とかすごいじゃないですか。

佐々木:アメリカに行って、パワーで太刀打ちできたのは大谷選手だけだと思います。

丸山:やっぱり。

佐々木:大谷選手はすごい! 解説のときに「大谷選手のことも言ってくれ」と言われるけど、もうレベルが違いすぎて……解説しづらいよねっていう(苦笑)。それぐらいすごいです。

丸山:以前、槙原寛己さんがゲストに来てくれたときに、「(普通の選手だと)先発した次の日に、ボールを打ったり、バットを振ったり、守備に入ったりできない」って言っていたんですよ。

佐々木:体が張るからね。

丸山:佐々木さんは、抑えとして最後にビシッと決めていましたけど、抑えでも(登板すると)疲労困憊になるわけですよね?

佐々木:次の日は張っているし、それでまた(野手や打者として)やるんだから本当にすごいと思う。ただ、彼がいいのは、右投げ左打ちでしょ? 反対なんだよね。

丸山:バランス?

佐々木:だからバランスは崩れないよね。右投げ右打ちだとそっちばかりだから。

丸山:同じ動きしかしていないということでバランスが悪くなるというか。

佐々木:うん。だから彼は右投げ左打ちというのが、たぶんすごく理にかなっているんじゃないかな。

丸山:僕はゴルフ界の人間ですけど、大谷選手がすごいのはわかります。すぐに国民栄誉賞の授与を打診されて。でも、松山英樹選手は(日本人選手として初めて)マスターズのチャンピオンになっても打診されない理由というのは……。

佐々木:松山選手もすごいことだよ。(昨年)4月で早すぎたんだと思うよ。

丸山:なるほど。でも、最後にZOZO(ZOZOチャンピオンシップ・2021年10月)でバシッと優勝したから、もう1回火がつくかなと思ったんですけどね。

次回1月29日(土)の放送も、佐々木さんをゲストに迎え、お届けします。どうぞお楽しみに!

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聴取期限 2022年1月30日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/

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