ピーター・バラカンが洋楽の黄金時代を解説する番組『Going Back』2週連続でボブ・ディランを特集
2021.12.18 up
ふくしまFMで、毎週土曜日21:00〜21:55にお送りしている音楽番組『Going Back〜音楽と世界〜』。この番組では、Peter Barakanが洋楽の黄金時代・1960年代を中心に、歴史に残る数々の名曲を、その時代背景と共に毎週お届けしています。
12/11と12/18の放送では、Bob Dylanのルーツを探して と題して、「Bob Dylanの音楽」を育んだ音楽や人との出会いについて掘り下げていきます。
12/18のテーマは「Bob Dylanのルーツを探して-後編」
皆さんは、Bob Dylanという人に、どんな印象をお持ちでしょうか?2016年に「ノーベル文学賞」を受賞したことで、改めて世界的に大きく注目されたBob Dylan。デビューした1960年代以降、ずっと第一線で活躍をしてきた伝説のソングライターです。特に、若い頃のメッセージ・ソングやプロテスト・ソングが有名です。
そんな「Bob Dylanの音楽」を生んだ、育んだのは何なのか?12/11放送の「Bob Dylanのルーツを探して-前編」では、Bob Dylanが40年代や50年代のフォークソングや同時代を生きたシンガーなどを取り上げていきました。
12/18放送の「Bob Dylanのルーツを探して-後編」では、次第にソングライターとして注目され、社会に大きな影響を与えていくディラン自身の楽曲までをご紹介していきます。
12/11にお送りした前編の選曲リストはこちら!
<12/11 選曲リスト>
21:01 Bob Dylan "Song To Woody (Mono Version)"(March 1962)
21:07 Woody Guthrie "This Land is Your Land"
21:12 The Weavers "Goodnight Irene"(1950)
21:18 The Clancy Brothers & Tommy Makem "The Wind That Shakes The Barley"
21:24 Blind Lemon Jefferson "See That My Grave Is Kept Clean"(1927)
21:28 Bob Dylan"The Cuckoo"(1962)
21:33 Karen Dalton "Katie Cruel"(1962)
21:37 Dave Van Ronk "In the Pines"(1959)
21:42 Joan Baez "House Of The Rising Sun"(1960)
21:46 Bob Dylan "House Of The Risin' Sun"(1962)
過去の選曲リストと、楽曲解説は番組WEBサイトからご確認ください!
ふくしまFM『Going Back〜音楽と世界〜』12/11放送分選曲リスト
※該当回の聴取期間は終了しました。
Mrs. GREEN APPLE大森元貴「この曲は終わりがないというか、地続きにつながっていくやるせなさを歌っているから…」新曲『天国』の歌詞を語る
2025.05.17 up
3人組ロックバンドMrs. GREEN APPLE(大森元貴(Vo/Gt)、藤澤涼架(Key)、若井滉斗(Gt))がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! ミセスLOCKS!」(毎週月曜 23:08頃〜)。
5月12日(月)の放送では、「天国 感想チェック」と題して、生徒(リスナー)から寄せられた新曲「天国」の感想メッセージを紹介していきました。
Mrs. GREEN APPLE大森元貴
<リスナーからのメッセージ>
ミセス先生こんばんは! 「天国」リリース日に何回も何回も聴きました。いつも以上に、生きること死ぬこと、笑うこと悲しむこと、さまざまな感情がわいてきて、ついついずっと聴いてしまいます。この曲は「僕」「わたし」「あなた」など登場人物がいっぱいいて、それぞれについて映画と照らし合わせながら考えるのは楽しいです!
ここでミセス先生に質問です。「天国」のなかで一番印象的な歌詞や、こだわりの歌詞はありますか?(15歳)
<ミセスからのメッセージ>
(写真左から)Mrs. GREEN APPLE藤澤涼架、大森元貴、若井滉斗
若井:どこだろう……。
藤澤:個人的にずっとぐるぐるするのは……「どうすればいい? を どうすればいい?」が、なんかすごくずっと残る! でもこれって、ハチャメチャな言葉に聞こえるんだけど、めちゃくちゃわかるっていうか。「もうどうしたらいいんだ!」って、自分のなかで回収しきれないことすらに対して「もうこの感情もどうしたらいいんだよ!」みたいな、収拾つかない気持ちをよく表したなと思って。その1フレーズで、感情の爆発みたいなものをめちゃくちゃ物語っているなっていう。藤澤はそう思います。
大森:ありがとうございます。
藤澤:作家としてのこだわりの歌詞はあります?
若井:全部こだわりだと思うけども!
大森:例えば「この期に及んで尚 朝日に心動いている」とか、「そうだ 家に帰ってキスしよう」とか。けっこう同じ属性というか、作用を持つ言葉かな、と思って。見苦しいし、許せないし、やるせないし、捨てきれないんだけども、そんな落胆してる、諦めてしまってる世の中だけども、朝日が登ることに対して綺麗だと思う自分の心があるとか、そういうのって非常に馬鹿馬鹿しいというか。
若井:「この期に及んで」ってね。
大森:「なら、どうすればいい? いっそ忘れちゃえばいい? そうだ 家に帰ってキスしよう」とか。舞台挨拶でもこのコメントに触れたんだけど。いい言葉っていうか、僕はこれは皮肉の歌詞(として書いたわけ)で。いろんな人の状況とか、環境とか、世界のことに対する憤りとか、自分に対する憤りとか、いろいろあるけど「もういいや」みたいな。「もう自分の幸せだけ考えてればいいや」みたいな、もうそんなんで自分のわだかまりとか、世界のぐつぐつしたものっていうのが、さらっと気まぐれに流れていくっていうことの皮肉というか、風刺歌詞なんだよね、ここは。だから歌番組とかでも、ここだけ僕は楽しそうに歌いたいな、と思って。
藤澤:そっか。そういう部分が、なんか人間味があって。
大森:怖いんだろうね。
藤澤:おお、ってなるポイントだよね。
大森:この曲って終わりがないというか、ずっと地続きにつながっていくやるせなさを歌ってるから、「だから生きよう」とか「だから頑張れ」とかまで全然歌ってないっていうか。でもそれがすごく多くの人に聴いてもらって、なぜか心地いいと思う人もいて。その気持ちはすごくわかるんだけど。不思議な曲を作ったな、と我ながら思いますね。
VIDEO
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5月12日(月)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 5月20日(火)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/