別所哲也が“愛”に感動! 秘密も明かされた、J-WAVEリスナーとの交流イベントをレポート

俳優の別所哲也が2009年からナビゲートしている、J-WAVEの番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(毎週月曜〜木曜 06:00-09:00)。そのリスナーと別所がオンラインで交流するイベント『元気モリモリ! 別所哲也と語ろうナイト』を、2024年3月21日に開催した。

このイベントは、J-WAVEリスナーにスペシャルな体験をお届けするサービス「J-WAVE LISTEN+」の利用者を対象に実施したもの。「J-WAVE LISTEN+」は、radikoで50時間以上J-WAVEを聴取すると“ロイヤルリスナー”となり、証明書としてデジタルステッカー(NFT)をプレゼント。さらに、今回のような特別企画でも恩返しをしていくという、リスナーとJ-WAVEが繋がり合うことを目的にしたサービスだ。

普段はラジオで通じ合っている別所とリスナー。言葉を交わす機会も設けられたオンラインイベントでは、どんなやりとりがあったのか。その一部をテキストで紹介する。

YouTubeでは、ダイジェスト映像も公開中だ。

スタジオの外では…「番組の秘密」も明らかに!

J-WAVEの朝を明るく彩る『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(以下、JTMR)。「オハヨーモーニング」という挨拶が恒例だが、このオンラインイベントは夜開催ということで、「コンバンハイブニング」とアレンジされた。番組の小ネタを披露するコーナー「JTMRの秘密 こっそり教えます」、リスナーがオンラインで別所自身に番組愛をプレゼンするコーナー「JTMR愛 プレゼン」、そして事前に集めた質問に対して別所自らが回答していくコーナー「別所哲也をもっと知ろう」の3部構成で展開された。

最初の「JTMRの秘密 こっそり教えます」では、番組のオープニングの秘密が明かされた。

J-WAVEは番組が切り替わるタイミングでナビゲーターが声をかけあう文化がある。JTMRの前に出演していたのは、32カ国を巡った経験を持つヘナ作家で、「生命大好きニスト」でもある長井優希乃(※この4月からは、平日午後のワイド番組『PEOPLE'S ROASTERY』を担当)。この日、ファンミーティングの特典として公開されたのは、別所が生放送するスタジオの前で、長井が番組プロデューサーと共に元気に踊っている映像だった。別所は「いいの? この映像出しちゃって(笑)」と驚きながら、「長井さん、ありがとうございます。放送されていないのに、いつもスタジオ前で元気に踊ってくれているんです」と、J-WAVEで繋がった縁に感謝していた。

また、番組ではたびたび聞こえる“拍手の音”の秘話も語られた。これは、別所が長年にわたりスタジオに持ち込んでいる「サウンドマシーン」で鳴らされているもの。イベント内では、別所自身が何度もこのサウンドマシーンを駆使して拍手を鳴らしていた。この光景に感動したリスナーは「ずっと気になってた拍手のサウンドマシーンもリアルに押して拍手が聞こえました 私も欲しい!」といった声をX(Twitter)にポストしていた。
20240424_bessho_2.jpg

長年のリスナーのアツい想いに感動

続いては、ファンがオンラインで別所自身に番組愛をプレゼンするコーナー「JTMR愛 プレゼン」が展開された。たくさんの応募があった中で選ばれた、学校司書として働くリスナーは「我が家の朝は14年前から毎日、別所さんの番組から始まります。テレビをつけると幼稚園に行く準備をしなかった長男のために聴き始めたのがきっかけです。4月から中3になる次男はお腹にいるときからこのラジオで育っています。子どもたちは小さい頃から幼稚園や学校で『オハヨーモーニング、別所哲也です』とモノマネをしていたそうです」と微笑ましいエピソードを披露。別所も「わあ……!」と感激した様子。「長い間聴いてくださってありがとうございます。次男はお腹の中からって……すごい。もう胎教ですね(笑)」と、日常のひとつとして長年楽しんでくれているリスナーの存在に感謝していた。

ほかのリスナーは、「この番組を知ったのは東日本大震災が起こった2011年でした。テレビを見るのがつらくって、ラジオをつけたら『別所哲也です!』という元気な声が聴こえてきて、『これってトレンディ俳優の別所さん?』と知ったことをきっかけに聴き始めました」と話す。続けて、「人生紆余曲折ある中、この番組に励まされてきました。最近やっと生活が落ち着いてきて、子ども2人を育てながら、日々頑張っています。2020年に藤井風さんの歌を別所さんが紹介してくださって、そこからは風民(藤井風のファンの愛称)としても活動しています」と語った。

これを受け、別所は「震災の当時は、僕たちも試行錯誤しながら放送に向かっていました。あの頃は、コロナ禍とはまた違った形で、“人とどう繋がるか”を意識していた時期でしたから。J-WAVEの朝の番組を作る者として、スタッフといろんな話をしながら、とにかく元気に、前向きに、希望を持てるような1日が始められるようにと意識していました。もちろん、被災者・被災地に正確な情報を伝えることにも目を向けつつですが、なによりも朝という時間に少しでも元気になれるような時間を作りたいと思っていました。そんな気持ちが伝わっていたことを知ってうれしいです」と話した。

リスナーと直接言葉を交わせる機会は、別所にとっても貴重なものだ。別所も感激して、喜びをあらわに。「長く番組をやっていますと、ここ日本で、あるいは世界で、いろんなことが起こるわけで。そういったこともみなさんと分かち合っているという気持ちが僕の中に生まれていますし、色んなアーティストに元気づけられたり、勇気をもらえたりもします」と届ける側としての体感を明かしつつ、「これからも朝は気持ちよく、『今日は頑張っていこう』と思えるような番組作りをしていこうと思います」と意気込んだ。
20240424_bessho_3.png

別所の元気の源は、ラジオ出演の楽しさ

第3部の「別所哲也をもっと知ろう」では、リスナーから寄せられた質問「別所さんの元気の秘訣について」をテーマに語った。

別所は俳優として、舞台出演時は地方公演も多い。ラジオは毎日早朝からあり、さらには日本発の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル」の主宰も務めるなど、活躍は多岐にわたる。そんな別所の元気の源は、多くのファンが気になっている話題のようだ。

別所はまず「僕はショートスリーパーなので、寝るのが23、24時過ぎです。4時過ぎには起きているので、4時間ちょっとの睡眠時間なんですけど、僕の中ではこれが普通です。そしてとにかく、朝のラジオ番組が楽しみで、J-WAVEに行くのがうれしいんです」と語る。

それから「なので、朝の番組をやらせていただいていること自体が、元気の秘訣かなと思います。あとはよく食べること。食べたいものは、食べたいときに、食べたいだけ食べる。偏食にならないようにね。でも人間はよくできていて、お肉ばかりを食べていると、野菜も食べたくなるし、魚も食べたくなる。最終、僕は1週間、または1ヶ月単位でバランスが取れていればいいかなと思うようにしています。1日で何かを完結させようとすると大変なんです。大きな目で見て、それがしっかりまとまっていたらいいのかなと思っています」と自身の考えを明かした。

「ご機嫌は、自分でつくるもの」

別所は「ご機嫌は、自分でつくるもの」というポリシーを持ち、番組でもしばしば語られている。この言葉を意識的に言うようになったのはコロナ禍だったという。「自分もそうなんですけど、みなさんもロックダウンというもので、人と触れ合わない生活を強いられましたよね。家でも家族がマスクをしていたりしました。そういう状況で、このいつも元気な僕でも、なんとなく気分が沈むようになったんです」と別所。それから、「特に朝は眠くて眉間にも皺が寄ってしまう時間帯ですよね。でも、そんなときに『ご機嫌は、自分で作るもの』だよなと思いました。それ以降、自分に言い聞かせるようになり、番組で伝え始めると、『その通りだよね』と多くの反響をいただきました。英語では『Make Your Day=その日を自分で作っていく』『Make Your Way=あなたなりのやり方で(正解もある)』に置き換えて、伝えています」と語った。

イベント中にはリスナーが「番組に元気をもらっている」と日頃の感謝を伝えると、別所も「僕も元気や勇気をもらいました。ありがとうございます」と返す一幕も。熱心に番組を愛してくれているリスナーと交流できたことに感慨無量の様子だった。
20240424_bessho_4.jpg

長い時間聴いてくれている“ロイヤルリスナー”に恩返しをする「J-WAVE LISTEN+」

J-WAVE LISTEN+はこの様に長い時間聴いてくれている“ロイヤルリスナー”に、スペシャルな体験で恩返しをする取り組みを今後もお届けしていきます。
J-WAVE LISTEN+ではその他にも、J-WAVEアプリでJ-WAVEを聴いた時間やよく聴く番組などをチェックすることができたり、ロイヤルリスナーの証明として毎月お渡ししているデジタルステッカー(NFT)もJ-WAVEの番組やイベントとコラボするなど、リスナーとJ-WAVEの繋がりをより強くするサービスです。
興味がある方は是非、J-WAVE LISTEN+のWebサイトをご確認ください。

▼J-WAVE LISTEN+ Webサイト
https://www.j-wave.co.jp/jlc/listenplus/

(構成=中山洋平)
この記事を読む