元プロ野球選手・鳥谷 敬の「失敗から成功を生み出す」哲学とは─“一番きつかった思い出”も明かす

J-WAVE×DAZNがコラボレーションしたスポーツトーク番組『BE TRUE』を展開中だ。各競技でトップレベルの実績を残した元アスリートをゲストに招き、フォルクスワーゲンでドライブしながらの車内トークを通じて、その生き方や成功の秘訣を紐解く。DAZN、YouTubeやストリーミングサービスであるDAZN OTT(オーバー・ザ・トップ)をはじめ、ポッドキャストコンテンツとしてApple Podcast、Spotify、Amazon Music、radiko、YouTubeなどで楽しめる。

初回のゲストは、阪神タイガースと千葉ロッテマリーンズで活躍した元プロ野球選手の鳥谷敬。現役時代に印象に残っている監督や引退を決意した理由、今後の目標などについて語った。聞き手は、日本サッカー協会公認日本代表応援ソングを制作するなどサッカー好きとしても知られるラッパーのGAKU-MCが務めた。

プロ生活で「一番きつかったこと」とは?

トークの舞台は、鳥谷の引退の地である「ZOZOマリンスタジアム」を目指して走る、フル電動SUV「フォルクスワーゲン ID.4 Pro」の車内。2人だけの空間で和やかなムードの中、ハンドルを握るGAKU-MCがインタビュアーとなり、助手席に座る鳥谷の過去と現在、そしてこれからについて深掘りする。
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鳥谷といえば、NPB歴代2位となる1939試合連続出場を成し遂げたことで知られている。時には骨折などの怪我をおして試合に出続けた“鉄人”に、GAKU-MCが「働き過ぎだったのでは?」と斬り込むと、「ほんとは休みたかったですけど……」と意外な言葉を漏らす。

また、GAKU-MCが「プロ生活の中で大きな挫折、失敗はあったか」と尋ねたところ、鳥谷は、その時々の監督やコーチのやりたい野球と自身のポテンシャルが合致しないことで試合に出られなくなったことが「一番きつかった」としながらも、その経験があったからこそ「一番成長できた」と振り返った。

続けて「7割打てないから失敗なんですけどね、野球は(笑)」と、打者がそもそも失敗を前提にしたポジションであることを明かす。そうしたトークからは、失敗から成功を生み出す競技者としての哲学がうかがえた。

メジャー志向の高さがわかる阪神入団前のエピソードも

鳥谷は東京都東村山市出身だが、かつてNPBに存在した社会人および大学野球の選手が希望球団に入団できる「希望入団枠制度」を利用して、2003年に早稲田大学から阪神タイガースへ入団している。

生まれも育ちも東京であるにもかかわらず、なぜ在阪球団を選択したのか。鳥谷は「大学生の時に日米野球でアメリカに渡り、ヤンキー・スタジアムなどを見て『メジャーでやりたい』と思うようになりました」と前置きし、MLBとNPBのある決定的な違いが、縦縞のユニフォームに袖を通すことを決めた要因だったと回想する。当時の鳥谷がいかにメジャー志向だったかがわかるエピソードは、ファンならずとも一聴の価値ありだ。
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岡田彰布は「空間を作れる監督」

こうして猛虎軍団の一員となった鳥谷は、球界屈指のショートとして一時代を築く。現役時代にもっとも印象に残っている監督は、現在第二次政権2年目を迎えている早稲田大学の大先輩・岡田彰布だという。その理由について鳥谷は、プロで唯一経験した2005年の阪神優勝時に指揮を執っていたことに加え、「空間を作れる監督」だからと説き、本編ではその理由も解説された。

その後、2019年オフに阪神を戦力外となった鳥谷は、2020年のロッテ入団を経て、2021年に40歳で現役を退く。レジェンド遊撃手の引退を惜しむ声は多かったが、当の本人は「あまり悩まなかった」と述べる。それはなぜか? 当時の心境を振り返りながら、グラウンドに後ろ髪を引かれずに選手生活に終止符を打てた背景にある、“ある一つの大きな目標”も明かした。

10年後も「走れる男でいたい」

鳥谷は現在42歳。引退後の第二の人生はまだ始まったばかりだ。GAKU-MCが「指導者みたいな方向もあるんですか?」と今後のキャリアについて尋ねると、鳥谷はNPBでのコーチ・監督就任に前向きではない理由や、現在思い描いているビジョンについて語った。

なお、プロ野球選手は引退したが、鳥谷のアスリートとしての挑戦は終わらない。2023年2月26日には、「大阪マラソン2023」の生中継番組『大阪マラソン2023~挑戦、その先へ~』(読売テレビ)の番組ランナーとして参加。人生初のフルマラソンで3時間45分の壁を破るべく挑んだ結果、3時間14分の好タイムを叩き出している。

「今も月に150km~200kmは走っている」「2日に1回は10km走るよう心がけている」と鳥谷。10年後はどうしているのか、展望も明かした。

そんな鳥谷にとって「自分らしさ」とは何なのか――。その回答には、GAKU-MCも「僕ももっともっとやらなければいけないことがあるなと気付きました」と感銘を受けていた。

同番組ではこのほか、鳥谷が5人の子を持つパパとしての子育て論や、退団してから気付いた阪神タイガースの魅力、生まれ変わったらつきたい野球のポジションなどについて語っている。
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(構成=小島浩平)

『BE TRUE』について

“自分らしさ”にある成功のカギを解き明かす『BE TRUE』は、各界でトップレベルのアスリートが登場。現在は、吉田沙保里(元レスリング日本代表)×狩野舞子(元バレーボール日本代表)のエピソードも配信中で、映像&音声で楽しめます

【本編を聴く&観る】

■J-WAVE ポットキャストページ
https://j-wave.podcast.sonicbowl.cloud/podcast/1731d327-7df3-4c42-a30f-31363dca1a31/
■DAZN Japan 公式 YouTube
https://youtu.be/wIuoR2PzTTA
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デビュー15周年!miwaの“ターニングポイント”となった楽曲とは?「思い出もたくさん詰まっていますし、感謝している曲です」

グランジ・遠山大輔、潮紗理菜がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」(毎週土曜 13:00~13:53)。4月12日(土)の放送は、シンガーソングライターのmiwaさんが登場! 3月26日(水)にリリースされたデビュー15周年記念ベストアルバム『miwa』について伺いました。


潮紗理菜、miwaさん、遠山大輔



◆運動会の練習でまさかの…

遠山:楽曲の話の前に気になることがあって……ケガされていましたよね!? 大丈夫ですか?

miwa:事務所の運動会(3月15日(土)にさいたまスーパーアリーナで開催された「トライストーン大運動会」)の練習で足を肉離れしてしまって……。

遠山:えっ!? 結構おおごとじゃないですか!

miwa:50メートル走とリレーに出る予定だったんですけど、大人になって全力疾走したら筋肉がビックリしちゃったみたいで(笑)。ちょっと歩けなくなっちゃって、現在もリハビリ中です。

遠山:(運動会当日は)車椅子で登場して歌っていましたよね!?

miwa:リレーや徒競争は代理で出てくれたんですけど、“声だけでも(会場に)持っていこう!”という気持ちで(歌いました)。

潮:私も(「miwa official YouTube channel」にアップされていた)映像を観て、声量がすごくて感激しました。

miwa:運動会に出られない申し訳ない気持ちとか、いろいろな思いが相まって……。本当に“歌だけは一生懸命歌おう!”という気持ちでした。

遠山:(車椅子を押していたのは)小栗旬さんですよね?

miwa:そうです。小栗旬さん主演のドラマ「リッチマン、プアウーマン」(フジテレビ系)の主題歌「ヒカリへ」を歌わせていただいて、発売から10年以上経って初めて(小栗旬さんと)一緒のステージで歌いました。

遠山:そうなんだ!?

潮:ドラマも観ていました! だから、とんでもない映像すぎて……。

miwa:やっぱり、「リッチマン、プアウーマン」を通してmiwaというアーティストを知ってくれた人がたくさんいたし、この曲で初めて紅白(NHK紅白歌合戦)にも出られて、そこからたくさんの人に出会って大きな会場で歌えるようになったりして、自分にとってターニングポイントになった曲なので、思い出もたくさん詰まっていますし、感謝している曲です。


miwaさん


◆総再生時間2時間38分38秒のベストアルバム!

遠山:miwaさんのデビュー15周年記念ベストアルバム『miwa』が先月3月26日にリリースになっております!

miwa:ありがとうございます!

潮:初回生産限定盤A『mi』には、エモーショナルな曲を集めた全19曲が収録されていて、初回生産限定盤B『wa』には、チルアウト曲を集めた全18曲が収録されています。そして『mi』と『wa』の全37曲を収録した『miwa』の総再生時間は、なんと2時間38分38秒! まさにmiwaさんの15年間が詰まったベスト盤です。

遠山:すごい! 2時間38分なんて、なかなか聞かないですよ。

miwa:mi(み)とwa(わ)にかけて38分38秒で揃えています(笑)。

遠山:そういうことか!

miwa:でも(容量が)本当にパンパンらしいです。(リリース元の)ソニーが製品として出せる最長みたいな感じで。本当に長いから、聴くほうも大変だと思います(笑)。

遠山:(収録曲順も)年代とかリリース順じゃないんですね。

miwa:そうなんですよ。だから、いろんな私の声が楽しめます。高校生のときに歌った曲も、その当時の音源のまま入っていたりするので。

遠山:そのなかでも「TODAY -Self Recording-」や「Song for you -Self Recording-」は、ライブハウスの音源が収録されていると聞きました。

miwa:そうなんです。デビュー前から下北沢LOFTというライブハウスでライブをやらせてもらっていたんですけど、そこで高校生のときに手売りしていたCDがあって、その音源がそのまま収録されています。ただ、私は今カナダに住んでいてCDを(レコード会社に)お渡しできなかったので、LOFTさんから拝借した音源を吸い取って、マスタリングをかけて収録しました。

潮:すごい!

遠山:最新曲となると「リアル」が一番新しいですか?

miwa:そうですね。これはコロナ禍もあって、人と一緒に食事をすることだったり、対面で会うことの貴重さ、大切さに気付いたり、ライブも(コロナ禍は)ずっと無観客でやっていましたけど、今やっと会場にお客さんを入れて、お客さんの声を聞いたり、表情を見ながらライブができるようになって、改めて“当たり前じゃなかったな、これがリアルな空間だな”っていうのを感じながら作った曲です。

次回4月19日(土)の放送は、歌心りえさんをゲストに迎えてお届けします。

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4月12日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年4月20日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜 13:00~13:53
パーソナリティ:遠山大輔(グランジ)、潮紗理菜

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