優しさがすれ違ってしまっても、人は歩み寄れる。名作古典を現代版アレンジしたラジオドラマ配信中

古典の名作を現代に蘇らせるラジオドラマ『TIMELESS THEATER~NeoClassica』。J-WAVEと光文社がコラボレーションしたプロジェクトです。名作古典の普遍的なテーマを守りつつ、現代の息吹を吹き込むことで、新たな物語体験をお届け。2025年4月25日で最終回を迎えました。

第1弾は『若きウェルテルの悩み』、第2弾は『ジーキル博士とハイド氏』、そして現在オンエア中の第3弾は、O・ヘンリーの短編「賢者の贈り物」と「ミス・マーサのパン」を原案にお届けしました。現在、全話をポッドキャストで配信中。

プレゼントは人を幸福にする。でも…

O・ヘンリーは20世紀初頭、ニューヨークを拠点に新聞、雑誌に多くの短編小説を発表し、一躍人気作家となりました。没後、優れた英語の短編作品に与えられる賞も創設。そんなO・ヘンリーの『1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』は、ユーモア、犯罪、皮肉な結末など、20世紀初頭にアメリカ大衆社会が勃興し、急激な変化を遂げていく姿を活写した短編傑作選です。

その中から、「賢者の贈り物」と「ミス・マーサのパン」を2025年の東京を舞台にアレンジ。「プレゼント」を共通テーマに、ともに前後編で新たな物語をお届けします。

主演は、2022年公開の映画『月の満ち欠け』で第46回日本アカデミー賞新人賞を受賞し、本作がラジオドラマ初挑戦となる菊池日菜子。セレブ妻の女性とパン屋を営む女性の二役を演じます。

脚本は、TVerアワード2023ドラマ大賞受賞作の『あなたがしてくれなくても』やドラマ『わたしの宝物』を手掛けた市川貴幸が担当します。

4月4日、11日は「賢者の贈り物」をオンエアしました。危機的状況に陥ったセレブ妻と起業家の夫の物語です。

【「プレゼントにはご用心─賢者の贈り物」】

高級ブランドを爆買いし、いろんな人からプレゼントをもらう──セレブ妻の日常が、夫のとある“報告”によって揺らぎ、ふたりは全てを失ってしまう。離れ離れとなり、あくせく働いて稼ぐふたり。元妻がネットに公開した爆買い動画も、今や“闇落ちセレブのデジタルタトゥー”に……そんな中、街で起こった小さな偶然をきっかけに、ふたりの未来が動き出す。






18日、25日は、「ミス・マーサのパン」をお届けしました。パン屋を営む女性と常連客の男性が主人公の物語。

【「プレゼントにはご用心─ミス・マーサのパン」(前編)】

すべてを恋のせいにすることはできないけれど。浮き足だった私の体はいつもより軽く、いつもより大胆にさせた──東京でパン屋を営む、ひとりの女性が主人公。若くして店を切り盛りしている真面目な女性だ。仕事一筋で恋などしてこなかった人生だったが、とある常連客と出会って惹かれ始める。恋に浮き足立つ彼女を待ち受けていたものとは……?






★radikoでは音楽入りのバージョンが楽しめます
番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で再生可能。期間終了後やエリア外での再生については、「radiko」公式サイトをご覧ください。

★後編を配信中!
■ポッドキャストページはコチラ
https://j-wave.podcast.sonicbowl.cloud/podcast/4bdff9d8-9c7e-4dc5-ab24-6b539d2c690c/episode/c152ff77-f2db-4094-8554-ad603a80db8b/

第2弾『ジーキル博士とハイド氏』全話配信中

第2弾は『ジーキル博士とハイド氏』を原案に、「わたしと誰かの裏の顔」と題して、アイドルを描く心理サスペンスを放送&配信しました。本作は、俳優・伊原六花が一人二役を演じます。脚本は、デビュー作の『AKBラブナイト恋工場』から淡い恋心や寂しさのぶつかり合いなどの湿度の高い描写や、コミカルな会話劇に定評がある阿部沙耶佳。
【あらすじ】
きれいな嘘と、醜い真実─どちらを知ることが幸せ?
アイドルグループ「ジーキル」での活動を経て、現在は深夜番組のADを務める主人公・安高鈴。あるとき、雇い主であるプロデューサーから「暴露系配信者」であるハイドの正体を突き止めるように依頼される。困惑しつつも相棒である縁に寄り添われながら調査を進める鈴。しかし、ハイドの魔の手はジーキルへと忍び寄ってしまった。ハイドがメンバーの悪事を暴露したことを皮切りに、鈴の周囲は疑心暗鬼が渦巻き始める。誰が嘘をついているのか? 人間の表と裏は、どちらが真実なのか? 黒い感情に触れるうち、鈴の心境も変化していく──彼女が辿り着く真実とは?


■第1話─「理性を失った邪な姿」こそ、その人の本質?


■第2話─「ねえ、教えてよ。私のこと、どこまで知ってるの?」


■第3話─「ハイドってもしかして私たちの近くにいるんじゃないかな?」


■第4話─「なんで私の部屋に勝手に入ってるんですか?」


■第5話─「邪魔者はぜ~んぶいなくなった!」


■最終回─「最後の暴露をしてあげよっか!」

第1弾『若きウェルテルの悩み』全話配信中

第1弾としては、ゲーテ『若きウェルテルの悩み』を原案とした作品『若き上杉の悩み』を放送&配信しました。本作で主演の上杉照役を演じるのは実力派声優の川島零士。脚本を手がけるのは、期待の新星、阿部凌大。
<あらすじ>
大学の劇団「飢えてる」を主宰する上杉照は、演劇プラットフォームアプリ「ミルミル」に寄せられる観客からの酷評や劇団員との不和に悩みながらも、演劇を愛し、その才能を渇望している。一方、圧倒的な人気を誇る天才劇団主宰者・有部帯に嫉妬を募らせる日々。

そんな中、劇団に入団したヒロイン・春との出会いが、上杉の世界を少しずつ変えはじめる。春の純粋な言葉に励まされ、新たな公演を目指す上杉だったが、ある事実に直面し、深い挫折を味わうことに……。才能、努力、そして演劇への情熱――自らの信念と劣等感に板挟みになりながら人生を賭けた公演へ挑む彼が、最後に選んだ道とは?

■第1話─俺は演劇を損なうような恋など、しないと誓うよ



■第2話─天才だなって、思ったんです



■第3話─四捨五入したら余裕で恋心だろ、それ



■第4話─だって君は、演劇を殺そうとしている人間じゃないか



■第5話─才能も恋も、あいつは自分にないものを持っている



■第6話─人気も信頼も収入も─俺はあいつと違って何もない



■最終話─「何のために演劇やってるんですか?」



公式サイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neoclassica/
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【西武】西口文也監督インタビュー 投手陣に求める理想像とは?

5月9日放送のライオンズナイターでは、埼玉県営大宮公園野球場の西武―ロッテ5回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの西口文也監督にインタビューした模様を放送した。與座海人投手への今シーズンの印象、モンテル選手への想いについて訊いた。

――今日の先発は與座海人投手です。前回の今シーズン初登板だった楽天戦(5月1日、4回戦)は、6回、被安打1、3奪三振、無失点の投球内容でしたが評価はいかがでしょうか?
西口「投球内容もよく、投球リズムを変えたりするなかでしっかり抑えて試合を作ってくれたので、非常によかったと思います」

――2軍で投げていて、1軍でなかなか投げられていなかった昨シーズンも含めて、與座投手のマウンド上での姿をご覧になっていかがだったでしょうか?
西口「今年は投球テンポを変えたり色々やってくれていて、本来なら開幕ローテーションに入るところで体調不良があって登板する時期が遅くなってしまいましたが、今年は期待に答えてくれていると思います」

――牧野翔矢捕手のリードはどのように評価されていますか?
西口「ファームでもよく(與座投手と)組んでいますし、(與座投手のことを)分かっていると思うので、そういう意味を込めつつ牧野にも出番がないというところで組ましてみたら、本当にいいリードで引っ張ってくれたなというのはあります」

――與座投手の1番いい球は何だと思いますか?
西口「真っ直ぐ高めでしっかりファウルや空振りを取れたり、ポップフライを打たせたりといったところだと思います。そこの制球力がしっかりしていれば、安心して見ていられると思います」

――源田壮亮選手が今日から1軍に昇格しました。イースタン・リーグで3試合に出場し、毎試合1本ずつヒットを放ち、二塁打、三塁打のベースランニングもスムーズでした。一昨日はショートで9イニングプレーをしています。つまり状態は万全ということでしょうか?
西口「そうですね。万全な状態じゃないと1軍に上げても使いづらいというところもあるので、状態面はもう大丈夫ということで」

――今日は雨が降るなかでの試合になるかもしれません。どういった試合運びを心掛けますか?
西口「相手よりも1点でも多く取ったまま試合を運んでいければと思います」

――火曜日のソフトバンク戦(5月6日、8回戦)で、先発の上田大河投手に対してアドバイスを身振り手振りで行っていました。「投手にはこう振る舞ってほしい」という理想のイメージを教えてください。
西口「初回に4失点をして、ベンチに戻ってくる姿がうつむいて落ち込んでいるような表情だったので、『そういう表情をせずに堂々と帰ってこい』と。あとはマウンド上での立ち振る舞いのことを上田に伝えました」

――西口監督ほどの投手でも、現役時代に序盤で降板したことはあったかと思いますが、淡々とした表情をしていましたね。
西口「打たれたら自分が悪いですし、後ろで守ってくれている野手がいるので、マウンド上で落ち込む姿を見せてはいけない。マウント上では『自分がエースだ』という気持ちで立ってほしい想いもあります」

――育成枠3年目のモンテルが一昨日に支配下契約を勝ち取りました。このタイミングで外野手をひとり増やした理由を教えていただけますか?
西口「期待を込めてというのもありますし、代走も踏まえてですね」

――モンテル選手をスタメンで起用してみていかがだったでしょうか?
西口「少しボール球に手を出してしまうことが多く結果は出ませんでしたが、ベンチでもしっかり声を出して明るくやっていたのでよかったと思います」

――昨年の監督就任会見でお話を伺った時に、育成枠から支配下に登録される1番手としてモンテル選手を挙げていましたが、まさに実現なされましたね。
西口「挙げていましたか? 忘れていました(笑)」

――「ボール球さえ振らなければ」とも仰っていました。
西口「しっかりボール球を振っていましたね(笑)」

※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー

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