Salyu、小林武史への思い「円満にやっているから言えるのですが…」

2月11日(月・祝)にオンエアされた特番『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL UPDATE YOUR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。「あなたの音楽ファイルをアップデートする9時間」をテーマにお届けしました。

ゲストのひとりとして、Salyuさんが登場。15周年を迎えたSalyuさんの今に迫りつつ、2月16日(土)に開催するオーケストラとのコンサート「billboard classics Salyu with 小林武史 premium symphonic concert 2019 -Valentine’s Special-」について伺いました。


■15年のキャリアを振り返った演奏

Salyuさんは2000年にLily Chou-Chouとして2枚のシングルをリリース。2004年、シングル『VALON-1』で、Salyuとしてデビューしました。2005年のBank Band with Salyuとしてリリースした『to U』も話題を集めました。2012年には、ロンドンとスペインでライブを行い、その後はタイや台湾などアジア圏でもライブを成功させています。今年、活動15周年を迎えました。

そんなSalyuさんが、「自身のこれまでを振り返って、最近の曲ばかりではなく、さまざまな時代の楽曲をお届けしたい」と語るライブが、「billboard classics Salyu with 小林武史 premium symphonic concert 2019 -Valentine’s Special-」です。「Billboard Classics(ビルボードクラシックス)」は、ビルボードが手がける、フルオーケストラとポップアーティストのコラボ企画。Salyuさんは2015年から参加、今回で3回目となります。

Salyu:1回目のときは、オーケストラでどんなアレンジが叶うのか、どんなアレンジがやってくるのか……という相談の仕方も普段の現場とは違って。緊張感のなかで、みんなで相談しながらライブの構成を決めていったんです。今回はセットリストを私が考えてもいいと言っていただけたので、複数の提案をさせてもらいました。ひとつは、映画音楽であるLily Chou-Chouプロジェクトを、オーケストラアレンジでお届けすること。もうひとつは、小林さんを迎えての演奏になるので、クラシックスならではの編成をみせたくて。ピアニストでもある小林さんとオーケストラによる、ピアノコンチェルトのインストゥルメンタルの時間も設けています。
 

Salyu

 

 


■オーケストラとの共演でカルチャーショック!

クラシックの楽曲にも挑戦するそうです。Salyuさんとクラシックは、どんな関わりがあるのでしょうか。

Salyu:私の音楽のはじまりはピアノだったので、子どもの頃から、ほんの少しですがクラシックに触れてきました。また、私は小学校2年生くらいから合唱をしていて。そこでもクラシックに触れて、音楽の魅力に出会ってきたので、原点の畑だと思っています。ただ、その道を貫いてきたわけではないのですし、フルオーケストラのクラシック演奏者とステージに立つのは、あまり経験のないこと。私のステージに来てくださる方にも、これまでお届けできていないので、きっと楽しんでいただけると思います。

オーケストラとのリハーサルは、「基本的に1回しかない」とのこと。Salyuさんが衝撃を受けたことは……。

Salyu:最初から演奏が完璧で、カルチャーショックを受けました。譜面という音楽への地図を、生涯、学ばれる方たち。そんな方たちと初見で同じところにたどり着けるのは、すごくロマンティックだなと思います。


■小林武史への思い

今回の共演者であり、長年にわたって仕事をしてきた小林さんについて、Salyuさんはどんな思いを抱いているのでしょうか。

Salyu:小林さんは自分にとって、新たな音楽への課題を提示してくださる方です。楽曲をいただいている分、「自分はこうだな」と決めつけずに歩んでこられました。円満にやっているから言えるのですが、得意分野から全く違うところへいってしまって、「え!」って戸惑うこともあります(笑)。でも、成長する機会をいただけていると思っていますね。「この曲をこう成長させていきたい」という課題を、楽曲の数だけいただいているので、感謝でいっぱいです。

 

 

 

 

Salyu

 


「billboard classics Salyu with 小林武史 premium symphonic concert 2019 -Valentine’s Special-」は、東京・Bunkamuraオーチャードホールにて開催されます。ぜひ足を運んでみてください。

この番組をラジコで聴く
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:特別番組『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL UPDATE YOUR MUSIC』
放送日時:2月11日(月・祝)9時−17時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20190211/

 

 

タグ

10年後のメディアを考える

目まぐるしいスピードで変化しているメディアの在り方。12月10日「長野智子アップデート(文化放送)」では、元日刊スポーツ編集局長の久保勇人が10年後のメディアはどうなっていくのか問題提起した。

久保「1つは接触媒体によって分断が起きている状況があると思います。若者はテレビも見ないし、ラジオも聴かない。SNSと動画の視聴に時間を費やしています。一方、我々のような中高年はSNSにも接しているけれども新聞が発信した情報であるとか、テレビのニュースを信用している。そこで接触媒体によって情報の分断が起きているのではないでしょうか。それと数年前から言われていることですけれども【アテンションエコノミー】っていうのが全盛期になっている。日本語に直すと【関心経済】。つまり情報の価値とか内容よりも、いかに人々の注目を集めるか、それ自体が価値を持つようになっている」
長野「要するにユーチューバーですよね」
久保「つまり再生回数であったり、クリック数などを稼ぐことによって、それがお金になっていくっていう経済圏ができてるので、それによって本来の情報の質っていうのが置き去りにされていくっていう傾向が高まっているのかなと思っています」

番組では久保勇人が10年後、メディアがどうなっていくのか問題提起をしています。

ページトップへ