MAN WITH A MISSION、海外ファンに音楽を届ける上で気をつけていること
2019.02.15 up
2月11日(月・祝)にオンエアされた特番『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL UPDATE YOUR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。「あなたの音楽ファイルをアップデートする9時間」と題して、ゲストが自身の音楽について熱く語ります。
ゲストのひとりとして、MAN WITH A MISSION からJean-Ken Johnny(ジャンケン・ジョニー)さんが登場。海外ライブツアーでのことなどを語りました。
■ヨーロッパツアーに行くたびファンが増加している
頭はオオカミ、体は人間という5人からなるバンド・MAN WITH A MISSION。2011年にメジャーシーンに登場して以来、全国のライブハウスや大型フェスに出演し、唯一無二のロックでファンを熱狂させ続けています。
2019年に入り、この2カ月は制作活動がメインでしたが、2月27日(水)からはヨーロッパツアー「Chasing the Horizon European Tour 2019」をスタートさせます。2月はイギリス・マンチェスターとロンドン、3月はフランス・パリ、ロシア・モスクワとサンクトペテルブルクを周ります。
藤田 :ヨーロッパツアーって、どんな雰囲気で周るのでしょう。バス移動になるんですか?
Johnny :バス移動ですよ。メンバーとスタッフで、16人乗りの3段ベッドがいっぱいあるバスに、仲よく乗ってます(笑)。
藤田 :それで街から街へ、という感じなんですね。
Johnnyは、「行くたびにファンの数が増えているのが嬉しい」と話します。
藤田 :日本のオーディエンスとリアクションは違いますか?
Johnny :音楽を好きな人は、世界中そんなに変わらないと思うんですよ。一番自分が思うのは、音楽に対する反射神経が違うなって。ヨーロッパ、特にUKの人なんかは、自分たちがロックを生んだっていう自負があると思うので、音楽を聴くときの……なんでしょうね、斜に構えてると同時に、ものすごく親身に聴いてるなっていうのは感じますね。
藤田 :たぶん、その壁を乗り越えると、ものすごく認めてくれるというか、造詣が深いものとして、ちゃんと音楽を聴いているので、「かかってきなさい」と。
Johnny :「ちゃんとやりなさいよ」みたいな感じです(笑)。
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■サウンドの流行に、疑問を持つことが大事
海外ファンに音楽を届けるとき、意識していることはあるのでしょうか?
Johnny :言語の壁というのは、ものすごく大きいと思うんですよね。でもそれって、発音とか表面的なものじゃなくて。歌詞は、日本のバンドとして日本語で勝負するのもとても潔くて、すごくかっこいいと思います。大事なのはカルチャーとして、いま世界中でどんな音楽が流れているのかを感じることは課題ですね。
サウンド面では、時代のトレンドをインプットすることが大事としつつ、それは危険なことであるとも考えているそうです。
Johnny :トレンドって、いつかはなくなりますよね。だからこそトレンドなのだと思う。それを毎回、自分たちがやりたい音楽に吸収するためには、アンテナを張ると同時に、トレンドに対して疑問に感じることも大切。流行っているからといって、それが正義ではない。自分の中で向き合わないと。単純にトレンドをインプットするというのは、やりがちですけど、とても危険。「インプットすると同時に、疑問に思う心」を大事にしています。
国内外に活躍の場を広げるMAN WITH A MISSION。今後の活躍にも注目してください。
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【番組情報】
番組名:『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL UPDATE YOUR MUSIC』
放送日時:2月11日(月・祝) 9時−17時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20190211/
UVERworld・TAKUYA∞「こんな曲を作りたい」 インディー時代を支えた曲とは?
2019.02.15 up
J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。2月9日(土)のオンエアでは、UVERworldのTAKUYA∞さんがゲストに登場し、影響を受けた音楽などを語りました。
■僕たちは「一丸となっている」という言葉が合う
大阪府で生まれ、滋賀県で育ったTAKUYA∞さん。スケボー、スノボー、サーフィンなどに夢中になる傍ら、中学生で楽器をはじめ、19歳のときに今のUVERworldの形に落ち着きました。バンドメンバーには、実家同士が近かったり、幼稚園からの友人がいるなど、TAKUYA∞さんにとって、かけがえのない存在です。
TAKUYA∞ :東京に出てきて15年、色々な友だちもできて、支え合える親友もいます。「メンバーはどんな存在?」と訊かれたときに、それよりももっと深い家族のような関係なので……ケンカもないし、何を怒っているのかも全部わかるので、阿吽の呼吸はあるのかもしれませんね。
そんなTAKUYA∞さんが最初に買ったアルバムは、JELLY→の作品。楽器を始めた当初はBOØWYやBUCK-TICKをコピーしていたそうです。
TAKUYA∞ :BUCK-TICKの『JUPITER』を最初にコピーして。本当に24時間、寝ているとき以外は弾いていた記憶があります。それも苦じゃなくて、とにかく楽しかったですね。
クリス :今は、ギター以外も弾きますよね?
TAKUYA∞ :ドラムもピアノもベースも。
クリス :全部弾いちゃうのはすごいですよね。
TAKUYA∞ :だいたい僕の知っている長くやっているボーカリストは、ドラムとか叩ける人が多いですよ。みんな好きなんでしょうね。
さまざまな楽器を弾くことができるTAKUYA∞さんですが、自分一人で作品を作ることは考えていないと話します。
TAKUYA∞ :やっぱりドラムは、自分のバンドのドラムが好きだし。ギターも自分のバンドが好きだし。
クリス :将来的には?
TAKUYA∞ :興味ないですね。自分は趣味でギターもドラムもやりますけど、あいつらに任せてます。ライブで何度かやったんですけど、そのときに心に刻みました。「ドラムはウチのバンドのドラムでやっていこう。人前で叩くことはない」と。
19歳のときにUVERworldの形が決まってから18年。「バンドの一体感は、他では見られないくらい、僕たちは『一丸となっている』という言葉が合うと思います。音楽に対しては非常に真っ直ぐにこれてる気がします」と、これまでを振り返りました。
■ インディー時代に支えられた曲はtick『志』
続いてTAKUYA∞さんが、自身が熱中したアーティストの作品を紹介しました。
・Hi-STANDARD『MAKING THE ROAD』
TAKUYA∞ :バンドを結成した18、19歳のときに聴いてコピーしていました。テレビに出ずに、インディーズでやっているのがカッコよかった。音楽の力だけで人に伝えていくのが、「自分たちにも可能性がある」と感じさせてくれたんじゃないですかね。
・BUDDHA BRAND 『人間発電所』
TAKUYA∞ :これも18歳くらいのときに聴いていました。ちょうど車を運転できるようになったころ、ドライブするときにずっと聴いていました。はじめてヒップホップを知ったのが、BUDDHA BRANDですね。みなさん色々な感じ方があると思いますけど、僕たち的には、今のUVERworldにもヒップホップのルーツというのが薄っすら入っていて、すごく影響を受けたんだと思います。
ドライブの話題から、名古屋や仙台でのツアーの際は、自ら運転して現地に向かうと教えてくれたTAKUYA∞さん。ツアーのセットリストを歌いながら運転するそうで、「次の日のライブの精度が上がります。正しい歌い方がひとつ僕の中にあって、それをイメージしながらずっと歌えるというのが一番気持ちよく歌えるんです」と、裏話も明かしました。
オンエアではさらに、TAKUYA∞さんの「人生を変えた1曲」として、UVERworldもカバーしているtickの『志』を紹介。
TAKUYA∞ :金沢のバンドで、僕のなかですごい大きなバンドなんですけど、早い段階で解散してしまったんです。滋賀県にツアーに来たとき、地元の小さなライブハウスで300人くらい入るところにお客さんは10人くらいしかいなかったんですけど……それくらい、人気はこれからのバンドだったんです。すごくいいライブをしていて、この曲をやっていて感動して涙が出ちゃったんです。インディーズの頃は「こんな曲を作りたい」という想いを心の中で唱えながら、4、5年はやってました。支えられました。今でも聴きます。
2019年のUVERworldの活動について「フェスにたくさん出ようと思っています。年末には、まだ発表できないけどチャレンジをします」とTAKUYA∞さん。気になる大きな発表はそう遠くはないそうです。期待して待ちましょう!
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【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:毎週土曜 18時−18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/