マカロニえんぴつ・はっとり、話し下手な人へのアドバイスは「7割肯定・3割否定」

J-WAVEで放送中の番組『THE KINGS PLACE』(火曜担当ナビゲーター:マカロニえんぴつ)。4月16日のオンエアでは、はっとりがリスナーからのお悩みに答えました。


■7割肯定・3割否定で話を盛り上げよう!

出会いの多い春らしいお悩みが届きました。

「この季節、送別会、歓迎会など飲み会が続きますが、私は大人数だと緊張してまったく発言できなくなります。お話し上手なはっとりさんは、どんな場所でも誰とでもうまくお話できますか? また、どうしたら緊張せずに話せるようになるでしょうか?」

はっとり:お話し上手だって思われてるんだ……よかった。マネージャーからはラジオ終わるたびに「またすべったな、おまえ」って言われてるんだけど(笑)。

褒められたことに安心しつつ、次のようにお悩みに答えました。

はっとり:言ってみれば僕ももともとはそういう大人数の場とか自分で発言する場というのは苦手で。自分のほうに注目を浴びた瞬間に萎縮しちゃうというか。「俺の発言が受け入れられなかったらどうしよう」とか。

だからこそのアドバイスは……。

はっとり:わりと、今でもそういうところがあって、「自分が言う」っていうよりは「人の話を聞く」ほうが自分は好きかもしれないですね。なので、そういう知らない人とご飯に行く、飲む、という場では、まず「自分から発言する」前に「相手の話を聞く」ということから入ったらいいんじゃないでしょうか。

さらにはっとりが思う「会話の大事なポイント」もあるとのこと。

はっとり:肯定ばっかりしててもあんまりよくないというか。7割肯定・3割否定。このバランスでいくと会話が転がる気がしますね。「それ、私も一緒だ」って共感できるところが7割あって、「それわかんないわ」「理解できないわ」っていうのがあると、そこで自分の知らないところを相手から聞き出すとか、「私の場合こうだけどな」って、自分の話もそこからつなぎやすいと思います。


■自分のオンエアを聴いて反省?

今回が3回目となる、マカロニえんぴつの『THE KINGS PLACE』。自分で聴いてみたところ反省点もあったよう。

はっとり:ダメダメだなと(笑)。語尾がちょっと尻すぼみになっていくしゃべり方が自分ですっごい嫌いで。今日ははっきりしゃべろうと思いました! ぼそぼそしゃべると自信なさげだなと。自分でしゃべってる間は気づかないもんですね!

他の曜日の放送を聴いて勉強もしているとか。番組をよくしていこうと改めて決意するはっとりの『THE KINGS PLACE』、ぜひradikoで聴いてみてください。

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※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『THE KINGS PLACE』
放送日時:月・火・水・木曜 25時−26時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/kingsplace/

「日本の役に立つなら住んでもいい」意識は間違い? 外国籍の人と入管に今なにが起きているのか

ヘウレーカから発売されている『それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること』を著した、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが4月19日の『大竹まことゴールデンラジオ』に出演。本に書かれた内容について伺った。

大竹「安田菜津紀さんがこの本を書くことになった理由はなんですか?」

安田「副題にも入っているので、皆さんお察しかと思うんですけれども、この本のテーマは日本の入管政策なんです。入管は読んで字のごとく、出入国を管理して、入管庁としては監視によって治安を守っているということを打ち出してます。それは必要な仕事ではあるんですけれども、一方で生活者の視点とか、あるいは人権の主体を考えた時に、外国籍の人たちは必ずしもその権利が守られていないという現状があって、私たちの隣人のことのはずなのに、私たちはどこまでそれを知っているのだろうか、ということが出発点です」

室井「ウィシュマさんのあの事件、ほんとに泣いちゃった」

室井「2021年に名古屋入管で、スリランカ出身のウィシュマ・サンダマリさんが亡くなったことですよね」

室井「なんか怖いんだよね。管理してる人たちが『頑張れ』とかって。ウィシュマさんはすごい辛そうなのに、普通に明るく声かけちゃってんだよね」

安田「ウィシュマさんは体が弱って動かせない状態に追い詰められて亡くなったわけですけれども、『私たちも頑張って体を動かすけど、あなたも自分の体頑張って動かすのよ』っていう風に呼びかけていたりするんですよね」

室井「明らかな悪意じゃないところが余計怖いと思っちゃうんですよね」

安田「これはウィシュマ・サンダマリさんが亡くなった後に出された調査報告書でも指摘をされているんですけれど、ウィシュマさんが体調を悪そうにしているのは、外に出たいから病気ですと偽っているんじゃないかと最後まで疑っていた職員がいました。外国人は嘘をつくんじゃないかとか、ごまかすんじゃないかとか、そういう視点が組織の中で暗黙の了解のように共有されるようなことがあったのではないでしょうか」

室井「でもそれはおかしいよね。ナニ人でもあっても嘘つく人は嘘つくもんね」

安田「そうなんですよね。だから国籍とか外国人だからといって分けるのは間違ってるということも、この本の中では大事にしていたところです」

大竹「安田菜津紀さんは、この本の中で大切にしていることが2つあるとおっしゃってます。それは何ですか?」

安田「1つは今、室井さんがご指摘くださったことに重なるんですけれども、例えばナニナニ国籍の人が犯罪をしたというニュースが流れたとします。日本のニュースって国籍と一緒にそういう情報を流しがちなんですけれど、じゃあ『ナニナニ人は危険なの?』と大きな主語でくくって危険視したり排除するのは間違っているということ。もう1つは、今たくさんの外国人労働者たちに、私たちの生活は支えられていますよね。私はよく牛丼屋さんに入ったりするんですけれども、店員さんが外国ルーツの方なのかなっていうことも多いですし、目に見えているところだけではなくて、工場で働いている人もいるでしょう。でも『そうやって日本社会を支えてくれている人なんだ。だからその権利守ってあげなきゃね』って、上から目線ではなく…」

室井「今この時代に一緒に生きてる人たちだよね?仲間だよね」

安田「そうなんです。だから、上から目線で『日本を助けてくれるんだったら住んでもいいよ』ではない方向で、社会を築けないだろうかと。日本に役に立つ人だから守ろうという視点はすぐ、役に立たない人は追い出そうという視点に切り替わってしまう、表裏一体のものだと思います。でも人権ってそういうものではなくない?っていうところが出発点ですね」

大竹「本の中で紹介している、日本で暮らす外国の方は、色々な…なんて言うんだろうね。不具合って言ったらいいかね? 大変な目に遭ってます」

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