“カウンターカルチャーであり続ける”想いを込めた勝負の1曲! 福岡在住・Attractionsの新曲『Satisfaction』

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)のワンコーナー「SONAR TRAX」。J-WAVE がプッシュしている楽曲20曲の中から毎日1曲をピックアップして掘り下げ、今聴くべきアーティスト、ネクストブレイクアーティストを紹介。7月15日(月・祝)のオンエアでは、Attractionsの『Satisfaction』をピックアップしました。


■ルーツは2000年代のバンドサウンド

福岡を拠点に活動する4人組バンド・Attractions。2017年に配信リリースした『Knock Away』が異例の60万回再生を超え、注目を集めました。昨年3月には、「サウス・バイ・サウスウエスト」に出演。ライブを観た現地関係者からのラブコールで急遽追加公演が決定するなど、反響を呼びました。そんなAttractionsが、先日、配信リリースした新曲『Satisfaction』が、J-WAVE SONAR TRAXに選ばれました。

まずはAttractions結成のきっかけについて、TAROさんに訊きました。

TARO:もともと僕とギターのTAKEくん、ベースのJUNくんとバンドをやってました。その当時はラウドなオルタナティブなバンドをやっていて、そのときのドラムが抜けたタイミングでドラムのAKIRAを誘って、がらりとサウンドを変えて、ブラックミュージック、ダンスミュージックとロックを織り交ぜたようなバンドを組もうぜって出来たのがAttractionsです。

どんな音楽から影響を受けたのでしょうか。

TARO:大学生の頃はメンバー全員洋楽が好きだったんですけど、僕自身は黒人サウンド、HIP-HOPやR&Bがすごい好きでした。メンバーが共通して好きだったのは2000年代のバンドサウンドで、UKだとアークティックモンキーズ、カサビアン、フランツ・フェルディナンドとか、USだとザ・ストロークス、キングス・オブ・レオンとか。あの頃はかっこいいバンドがすごくいて、毎日音楽聴くのが楽しかったですね。


■日本とアジアの架け橋になりたい

今も地元の福岡在住の彼らですが、福岡を拠点とするのはどんな理由があるのでしょうか。

TARO:Attractionsは、メンバー全員学生のころから福岡にいます。その理由は、やっぱり福岡は超住みやすいってことですね。ストレスなく過ごせるし、飯うまいし、人も超フレンドリーで、あと街の中心から空港がめちゃくちゃ近い! あと、僕は小学5年生までインドネシアに住んでいたから、アジアへの想いがあって。アジアの玄関口である福岡を拠点にアジア各地でライブをして、そしてたくさんのアジアのバンドに日本にも来てもらって、そんなアジアの架け橋となることが夢です。


■勝負の1曲

そんなAttractionsは、曲作りはどのようにしているのでしょうか。

TARO:曲作りはすごくシンプルで、ギターのTAKEくんがトラックを持ってきて、それに僕がTAKEくんと相談しながら歌詞をつけて、最後にみんなでアレンジします。あとAttractionsは、みんな映画が好きなので、映画を観てインスピレーション受けたりとか多いですね。映画のみならず、本、漫画、アニメ、ゲームなど色んな方面から影響を受けて作詞作曲しています。

J-WAVE SONAR TRAXになっている『Satisfaction』についても訊きました。

TARO:聴いていただけるとわかると思うんですけど、今回、日本語歌詞をふんだんに使っています。なぜかというと、僕らが伝えたかった“現状に満足せず、カウンターカルチャーとして勝負し続ける”というメッセージをより多くの方に伝えたくて、日本語歌詞をたくさん入れました。この曲は時間をかけて作ってるっていうのもあって、サウンドもすごいこだわっていてかっこいいです。本当に勝負の1曲だと思っています。

【radikoで聴く】Attractions『Satisfaction』

曲を聴いたあっこゴリラは「もう最高! 超踊れる。個人的に、音作りがさらに進化してる感じがしました。私、以前Attractionsと対バンしたことがあるんですけど、ライブ最高なの! メンバー4人とも超ナイスなんですよ」と大絶賛しました。

Attractionsは9月26日(木)、Shibuya WWWにて「Attractions “Satisfaction” TOUR with Guest」を開催します。ゲストは、AAAMYYYさん、Black Boboiを招いて行われます。TAROさんは「この日は、さらに進化したAttractionsを披露できると思いますので、みなさん一緒に歌って踊りましょう! 」と意気込みを述べました。

『Satisfaction』は、先日配信リリースされたばかりです。気になる方は、ライブ情報もあわせてぜひチェックしてみて下さい。


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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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10年間で5兆円投資“国産旅客機”再挑戦 「技術におぼれるな。いいものが売れるのではなく、売れるものがいいものだ」石川和男が指摘

政策アナリストの石川和男が4月20日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。経済産業省が3月27日、次世代の国産旅客機について、今後10年間で官民あわせて約5兆円規模の投資を行うと公表したことについて「いいものが売れるのではなく、売れるものがいいものだ」という認識が必要だと指摘した。

スペースジェットの開発状況を視察した際の赤羽国交大臣(当時)令和2年1月19日  ~国土交通省HPより https://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_007313.html

経済産業省は3月27日、大臣の諮問機関である産業構造審議会の会合で航空機産業戦略の改定案を示した。そのなかで、次世代の国産旅客機について、2035年以降の事業化を目指し、今後10年間で官民あわせて約5兆円規模の投資を行うと明らかにした。国産旅客機の開発をめぐっては2023年2月、約15年かけて国産小型ジェット旅客機「三菱スペースジェット(MSJ/旧三菱リージョナルジェットMRJ)」の事業化を進めていた三菱重工業が事業からの撤退を表明している。

MSJの事業撤退表明から約1年、一部では「唐突」との声もあがるタイミングで政府が官民あげての国産旅客機事業化を掲げたことについて、ゲスト出演した元桜美大学客員教授で航空経営研究所主席研究員の橋本安男氏は「私は唐突とは思わない。(MSJの開発は)8合目まで行ったと言われているが、開発費を使い過ぎて事業性のめどが立たなくなって、撤退を余儀なくされた。ただ、それまでに獲得したノウハウや技術を無駄にするのはもったいない。放っておくと無くなってしまうので、残っているうちに糧にして次のステップに進むべきだ」と、今回の政府の戦略案を評価。一方で、世界では脱炭素を目指し、水素燃料電池を使った航空機の試験飛行が始まっているとして「日本にはスピード感が足りない。国が支援してでも、早くローンチ(販売や提供の開始)しないといけない」と指摘した。

また、約15年かけて事業化を進めたMSJが撤退を余儀なくされた背景について橋本氏は「市場の見極めに疎かった。ものづくりはすごいが、インテグレーション能力=事業を可能にする能力が足りなかったのだろう」と述べ、原因のひとつとして「最初に作った『M90(旧MRJ90)』が、アメリカのパイロット組合が設ける重さ39トン、座席数76席という“スコープ・クローズ”(航空会社とパイロット組合の契約の一部で、リージョナル航空機の機体重量や座席数などの制限値を定めたもの)の条項を見誤った」と言及。「製造過程で、この問題が解消されたと勘違いしていたことが大きかった。新たにこの条項に適合した『M100』を設計しなおしたが、『M90』の製造にかかった5000~6000億円と同等のコストが再度かかるという負担が重く、頓挫した」と経緯を詳細に述べた。

石川がアメリカの型式証明取得をめぐって、当局に「いじわるされたのでは?」との見方を指摘すると、橋本氏は「それはうがちすぎだし、負け惜しみ。謙虚になるべき」ときっぱり。「ブラジルやカナダのメーカーは、アメリカのボーイング社と競合するような機体でも、ちゃんとアメリカの型式証明を取っている」と指摘した。

石川は、今後の国産旅客機開発の再挑戦について「日本は技術的に素晴らしいものがたくさんある。航空機以外にも、携帯電話やスマートフォンも本当は技術的にはすごいのに、技術におぼれてしまってコストをかけすぎてしまって、“こんな高いもの、高いレベルの機能はいらない”となってしまう。いいものが売れるのではなくて、売れるものがいいものだ」と持論を述べた。

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