自転車の最新事情! 100%盗まれないモノや、バックパックに入れて運べるモノ

J-WAVEで放送中の『CHINTAI COLORS OF WONDER』(ナビゲーター:堀口ミイナ)。7月21日(日)のオンエアでは、「トーキョー・ニューサイクルライフ」をテーマにお届けしました。バックパックに入るコンパクトな自転車のレンタルサービスや、最先端の自転車などを紹介しました。


■バックパックに入る折りたたみ自転車

自転車を持っていない人にも注目されているシェアサイクル。都内の短い距離だと電車よりも速くタクシーよりも安く移動できるので、運動がてら利用する人も増えいます。来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた交通網の混雑緩和という目的もあるそうです。

そこで堀口は、デリバリーレンタサイクルを行う「WHeeLING TOKYO」を取材しました。

「WHeeLING TOKYO」は、旅行者に折りたたみ自転車をホテルまで届けるレンタサイクルを展開しています。バックパックに自転車を入れることでホテルのフロントでの自転車の受け渡しを可能にしています。電車やバスにも乗り込むことができ、大きな移動は公共交通機関、そこから先の移動で自転車を使うこともできます。代表の小川高弘さんに、他のレンタサイクルとの違いを訊きました。

小川:持ち運びができる自転車を選んだのは、駐輪をしなくていいからなんです。シェアサイクルを使いたい観光客の方から、駐輪場が分からなくて使用を断念するという話も聞いたので、これなら駐輪しなくてもいいしどこでも持ち運びができるということで選びました。
 

『CHINTAI COLORS OF WONDER』

 


「WHeeLING TOKYO」では、世界最小級の折りたたみ自転車「A-bike city」をレンタルしています。慣れると折りたたみから組み立てまで20秒ほどでできます。車輪は8インチとコンパクトで、部品には強度の強い工業系のプラスチックが使用されていて100キロくらいまでの重さに耐えられるとか。自転車の重さは7キロ弱で、バックパックに入れて背負える重さです。

堀口は「A-bike city」を試乗。小さな車輪の自転車なので最初はバランスを取るのにコツが必要ですが、堀口は「慣れると漕ぎやすくスピード感の調整、ブレーキなどは使いやすい。歩いているような目線で自転車のスピードが出せる。ハンドルの左右の切り返しが速く機動性があって運転の楽しさがある」と感想を語りました。


■100%盗まれない自転車

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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続いて紹介したのは、オランダ・アムステルダム生まれの自転車ブランド「VanMoof」。「VanMoof」の次世代型スマート自転車の最新モデルのお値段は34万円。一体どんな自転車なのか、担当者に伺いました。

担当者:アムステルダムでは非常によく自転車が盗まれます。なので、一番大事なことは「100%盗まれないバイクであること」。そして、「見た目もクールでカッコいい」というのもポイントです。

「VanMoof」の最新電動自転車には色々なテクノロジーが詰め込まれていて、一番最初に盗まれるという前輪のライトは自転車のフレームに組み込まれています。ハンドルにあるスイッチを押すと、本体のフレームの一部が光って音が出ます。これがスマホと連携して位置がトラックできます。チェーンやロックが一切なく、後輪の真ん中のスイッチを押すと自転車が一切動かなくなる仕組みになっています。

盗難防止のための様々な機能を搭載しています。自転車を揺らすとアラームが鳴ったり、フレームにあるディスプレイがドクロの表示になったり、さらに自転車を揺らすと3段階でアラームが大きくなり、トラッキングシステムも発動します。「VanMoof」の最新モデルは34万円と高額ですが、価格には理由があるそうです。

担当者:この自転車には最終兵器があります。もし自転車が盗まれたら、「VanMoof」のハンターチームが世界中をくまなく探して自転車を見つけます。場合によっては他国にも捜索に行き、それでも30日以内に見つからなければ新しいバイクをお渡しします。

「VanMoof」のハンターチームは、パリで盗まれた自転車をモロッコで発見したこともあったそうです。担当者は「ヨーロッパではバイクが盗まれるので、高いバイクを買いづらい。盗まれないという確信が持てると、『見た目もカッコよく長持ちするバイクを買いたい』となるはずなので、それを支えたい」と話しました。

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【番組情報】
番組名:『CHINTAI COLORS OF WONDER』
放送日時:日曜 12時-12時54時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/colorswonder

 

 

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甲府市でもこの夏開始「部活動の地域移行」とは

渡辺麻耶が木曜日のDJを担当するFM FUJIの番組『Bumpy』(毎週月曜~木曜、13:00~18:50)内のコーナー「CLOSE UP TODAY」(毎週木曜、17:35~)。4月18日のオンエアでは、甲府市教育委員会学校教育課の指導主事、井上透さんに、甲府市でこの夏始まる部活動の地域移行についてインタビューしました。

麻耶:早速ですが「部活動の地域移行」とは、具体的に言うと、部活動がどのように変化していくことなんでしょうか?

井上:これまで「学校部活動」として行ってきた中学生のスポーツ活動・文化芸術活動を、これからは地域の方が指導する「地域クラブ活動」として行っていくというものです。

麻耶:なぜ「部活動の地域移行」を進めることになったのでしょうか?

井上:理由は、主に2つあります。1つは、少子化の影響です。少子化により部員数が減り、学校単独でチームが成り立たず、十分な活動ができなくなったり、休部・廃部になったりする状況が出てきました。現に、数年前から、野球やサッカー・バレーボールなどいくつかの種目において、複数の学校による「合同チーム」で大会参加している状況が増えてきています。

もう1つは、教育問題の複雑化・多様化の影響です。教育問題の複雑化・多様化に伴い、これまで行われてきた指導体制を継続することが、教員にとって大きな負担になっている状況があります。競技経験等もない先生が顧問を務める場合、その負担はさらに大きくなるものと考えられます。

こうした背景から部活動の存続が厳しくなってきたため、国がガイドラインを示し、全国的な動きとして「部活動の地域移行」を進めるに至った、ということです。

麻耶:大会などはどのような枠組みで出場することになるのですか?

井上:国で令和5年度から7年度までの3年間を「改革推進期間」と位置付けています。それに基づいて、甲府市としては令和6・7年度については、一部の種目でこの事業に取り組んでいくことになっているのですが、令和7年度まではこれまで通り、学校単位や合同チームで大会参加する予定でいます。

麻耶:今年度は一部の種目で実施するということですが、その内容を教えてください。

井上:8月から、バスケットボール・バレーボール・剣道の3種目で活動に取り組みます。市内の国公立中学校12校を、3校ずつ4つのブロックに分けて、ブロックごとに月2回程度合同での練習を行う予定です。

麻耶:来年度以降の予定について教えてください。

井上:今年度は3種目ですが、来年度はさらに2種目程度加えることを考えています。令和8年度には、現在休日に活動を行っていて、市内の学校に設置されている種目すべてで、地域移行を行う予定です。いずれは、月2回の活動をさらに増やして、休日の活動を「地域クラブ活動」として行うようにできないか検討しているところです。それを実現させるには、まだまだたくさんのハードルがあるのですが、これまで学校部活動が担ってきたスポーツ活動・文化芸術活動の振興・発展を、いよいよ地域や国全体で考えていかなければならない時期に来ていると考えています。私も元々中学校教員の一人ですが、長らくスポーツに携わってきた者として、中学生たちが末長く関われるスポーツ活動・文化芸術活動の機会の構築に注力していきたいと考えています。ぜひ地域の方々にも、ご理解・ご協力いただきたいと思います。

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