平原綾香、槇原敬之が立ち会ったレコーディングの様子を語る! 大量に出てきたのは…

J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。9月10日(火)のオンエアでは、平原綾香が登場。ニューアルバム『はじめまして』や、現在開催中の全国ツアーについて語った。


■槇原敬之のスタジオでマイク選び

平原は、8月21日にニューアルバム『はじめまして』をリリースした。タイトル曲『はじめまして』は、槇原敬之が書き下ろした新曲だ。レコーディングの際は、槇原と共にマイク選びに5時間も掛けるほどこだわったそうだ。

西沢:レコーディングにも槇原さんが立ち会ったんですね?
平原:そうです。最初から最後まで。そんなに立ち会うことはあまりないみたいなんですけど。
西沢:マイクでそんなに音が変わりますか?
平原:変わります。自分の声のいい成分を拾ってくれるマイクがあるんです。気に入っているものもあるんですが、毎回違うマイクを試しています。

レコーディングは槇原のスタジオで行われた。そのスタジオには槇原のマイクがいくつもあったと明かす。

西沢:「僕のマイクを使ってみようよ」と?
平原:まあ、(マイクが)出てくる出てくる。
西沢:やっぱり音は違いましたか?
平原:違いますね。その中で一番いいものがあったので、それで録りました。
西沢:そのマイクは「これからも使わせてください」と、もらってこなかったんですか?
平原:貸し出ししてくれました(笑)。

平原もひとつだけ自分で購入したマイクがあり、それはマライア・キャリーなども使っているマイクなのだそうだ。


■スポーツ界と意外な繋がりが?

平原は現在、全国ツアー「平原綾香 CONCERT TOUR 2019 〜 幸せのありか 〜」を開催中。東京公演には、槇原をはじめ、Cocco、市村正親、城田 優など、多くの著名人が駆け付けた。さらに、荒川静香や髙橋大輔といったアスリートも足を運んだ。

西沢:なぜそんなにスポーツ界と交流があるんですか?
平原:フィギュアスケート×源氏物語「サマージャンボPresents 氷艶hyoen2019-月光かりの如く-」という氷の上のミュージカルに出演して、そこでアスリートのみなさんと友だちになったので、来てくれたんです。

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西沢はこの話を聞いて「東京オリンピック・パラリンピックで何かあるんじゃないですか?」と期待を寄せた。「恐れ多いです」と謙遜した平原だが、平原は9月20日(金)に行われる「ラグビーワールドカップ2019日本大会」の開幕戦で日本国歌斉唱者を務めることになっている。

西沢:これはこれでプレッシャーがかかりますね?
平原:選手のみんなの気合いが入るように、そして、ラグビーファンの人たちにも歌ってもらえるようなキーに設定しておりますので、みんなで歌いましょう。

平原がリリースした12thアルバム『はじめまして』は、映画『メリー・ポピンズ リターンズ』の日本語吹き替え版のエンドソング『幸せのありか』や、藤井フミヤが書き下ろした『恋』など、全12曲が収録されている。ぜひチェックしてみてほしい。

【番組情報】
番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 16時30分-19時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/

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「日本の役に立つなら住んでもいい」意識は間違い? 外国籍の人と入管に今なにが起きているのか

ヘウレーカから発売されている『それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること』を著した、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが4月19日の『大竹まことゴールデンラジオ』に出演。本に書かれた内容について伺った。

大竹「安田菜津紀さんがこの本を書くことになった理由はなんですか?」

安田「副題にも入っているので、皆さんお察しかと思うんですけれども、この本のテーマは日本の入管政策なんです。入管は読んで字のごとく、出入国を管理して、入管庁としては監視によって治安を守っているということを打ち出してます。それは必要な仕事ではあるんですけれども、一方で生活者の視点とか、あるいは人権の主体を考えた時に、外国籍の人たちは必ずしもその権利が守られていないという現状があって、私たちの隣人のことのはずなのに、私たちはどこまでそれを知っているのだろうか、ということが出発点です」

室井「ウィシュマさんのあの事件、ほんとに泣いちゃった」

室井「2021年に名古屋入管で、スリランカ出身のウィシュマ・サンダマリさんが亡くなったことですよね」

室井「なんか怖いんだよね。管理してる人たちが『頑張れ』とかって。ウィシュマさんはすごい辛そうなのに、普通に明るく声かけちゃってんだよね」

安田「ウィシュマさんは体が弱って動かせない状態に追い詰められて亡くなったわけですけれども、『私たちも頑張って体を動かすけど、あなたも自分の体頑張って動かすのよ』っていう風に呼びかけていたりするんですよね」

室井「明らかな悪意じゃないところが余計怖いと思っちゃうんですよね」

安田「これはウィシュマ・サンダマリさんが亡くなった後に出された調査報告書でも指摘をされているんですけれど、ウィシュマさんが体調を悪そうにしているのは、外に出たいから病気ですと偽っているんじゃないかと最後まで疑っていた職員がいました。外国人は嘘をつくんじゃないかとか、ごまかすんじゃないかとか、そういう視点が組織の中で暗黙の了解のように共有されるようなことがあったのではないでしょうか」

室井「でもそれはおかしいよね。ナニ人でもあっても嘘つく人は嘘つくもんね」

安田「そうなんですよね。だから国籍とか外国人だからといって分けるのは間違ってるということも、この本の中では大事にしていたところです」

大竹「安田菜津紀さんは、この本の中で大切にしていることが2つあるとおっしゃってます。それは何ですか?」

安田「1つは今、室井さんがご指摘くださったことに重なるんですけれども、例えばナニナニ国籍の人が犯罪をしたというニュースが流れたとします。日本のニュースって国籍と一緒にそういう情報を流しがちなんですけれど、じゃあ『ナニナニ人は危険なの?』と大きな主語でくくって危険視したり排除するのは間違っているということ。もう1つは、今たくさんの外国人労働者たちに、私たちの生活は支えられていますよね。私はよく牛丼屋さんに入ったりするんですけれども、店員さんが外国ルーツの方なのかなっていうことも多いですし、目に見えているところだけではなくて、工場で働いている人もいるでしょう。でも『そうやって日本社会を支えてくれている人なんだ。だからその権利守ってあげなきゃね』って、上から目線ではなく…」

室井「今この時代に一緒に生きてる人たちだよね?仲間だよね」

安田「そうなんです。だから、上から目線で『日本を助けてくれるんだったら住んでもいいよ』ではない方向で、社会を築けないだろうかと。日本に役に立つ人だから守ろうという視点はすぐ、役に立たない人は追い出そうという視点に切り替わってしまう、表裏一体のものだと思います。でも人権ってそういうものではなくない?っていうところが出発点ですね」

大竹「本の中で紹介している、日本で暮らす外国の方は、色々な…なんて言うんだろうね。不具合って言ったらいいかね? 大変な目に遭ってます」

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