新型オルタナサウンドが持ち味のスリーピースバンド・w.o.d.! 1曲1曲大事に作った新作『1994』

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)のワンコーナー「SONAR TRAX」。J-WAVE がプッシュしている楽曲の中から毎日1曲をピックアップして掘り下げ、今聴くべきアーティスト、ネクストブレイクアーティストを紹介。9月5日(木)のオンエアでは、w.o.d.の『ハロウ』をピックアップ!


■結成から約10年

神戸出身のw.o.d.は、サイトウタクヤ(Vo&Gt)、Ken Mackay(Ba)、中島元良(Dr)からなるスリーピースバンド。以前、GEEK OUTのコーナーに出演してくれたフォトグラファーの小見山 俊さんもプッシュしていた。日々をけだるく歌い、ときに感情的なシャウトを吐き出すヴォーカル。それを支えるヘヴィーかつタイトな攻撃的リズム隊。NIRVANA直系の退廃的でダーティなグランジサウンドを爆音で鳴らし、Blurを彷彿とさせる、ひねくれたポップセンスも併せ持った新型オルタナサウンドが持ち味だ。

9月11日(水)にリリースされた2ndフルアルバム『1994』に収録された『ハロウ』が、J-WAVE SONAR TRAXに選出された。メンバーにバンド結成のきっかけや、影響を受けた音楽を伺った。

サイトウ:もともとベースのKenと僕で中学生のころから組んでるバンドで、10年くらいやってます。
Ken:そう、長いよね。
サイトウ:みんなそれぞれ聴いていた音楽は違うけど、俺は最初はなんだかんだBUMP OF CHICKENとか聴いてたけど、NIRVANAはルーツとしてはある。Kenさんは?
Ken:俺はHIP-HOPが好きなんですけど、ロックバンドだとレッチリが好きでした。
サイトウ:元良くんは?
元良:最初ミスチルとか聴いてたけど、どんどんロックを聴くようになって、グランド・ファンク・レイルロードがめっちゃ好き。
サイトウ:みんなハードロックとかオルタナとか好きなのは共通してるかな。

「どんな音楽がしたいか」という質問に、とにかくかっこいいことがしたいと話すメンバーたち。そんなw.o.d.は、どのように曲作りしているのだろうか。

Ken:基本的にはサイトウが作って、みんなでアレンジしてって感じです。
サイトウ:あとはプロデューサーと相談しながら、どれがかっこいいか、と地味に考えて作っていっています。


■子どもから大人になる過程での葛藤を綴った曲

J-WAVE SONAR TRAXに選ばれた『ハロウ』は、どんな曲に仕上がっているのだろうか。

サイトウ:そもそも1stアルバムを作ったときに、もう曲自体はあったんです。
Ken:アレンジもいろいろ進めたりしてて、それで元良くんが入って、今回バンドでってなったときにしっかり録った曲です。
サイトウ:この曲は、僕が子どもから大人になるときのことをいろいろ思い出して、「大人になるってどういうことなのか」とか「大人と比べられるのが嫌だったこと」などを書いた曲です。
元良:めっちゃいい歌詞。
サイトウ:ありがとう。

サウンド面については......。

サイトウ:普段はがっつり機材をセッティングして、一発録りでレコーディングしています。この曲のときは普通のダイナミックマイクで、ドラムも3本だけ、ギター1本、ベース1本で。
Ken:もともとお披露目くらいの軽い感覚で、本チャン録るつもりじゃなかったからね(笑)。
元良:このパターンで初めて録ったかもしれない。「こういう曲があるんだけど......」って言われて音合わせしたときの音源が、そのまま使われている(笑)。でも、めちゃくちゃ良かったよね。
サイトウ:その生々しさが、音によく出てると思います!

最後に、『ハロウ』も収録された、2ndフルアルバム『1994』について伺った。

サイトウ:かっこいい曲が9曲入った、かっこいいアルバムになっています。コンセプトアルバムとか考えたりもしたけど、やっぱり1曲1曲大事に作っていくのがいいなって、ギリギリまで詰めていったよね。
Ken:そうだね~、ほんとギリギリだった。
サイトウ:そのおかげで納得する作品が出来たと思います。
元良:ほんとカラフルで、ポップで。
サイトウ:そう! ファーストからある衝動感もあるし、変わらず一発録りで。でもより広がってる感じもするので、ぜひ聴いて下さい。
Ken・元良:よろしくお願いします!
 

 


【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

 

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周防正行「サイレント映画について大変な勘違いをしていました」

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、映画監督の周防正行が出演。最新映画『カツベン!』の題材となったサイレント映画について語った。

ニッポン放送「あさナビ」

黒木)今週のゲストは映画監督の周防正行さんです。周防監督の5年ぶりとなる最新作映画『カツベン!』が全国公開中です。『カツベン!』は、映画の始まりの時代を駆け抜けたスーパースターである、活動弁士の話なのです。

周防)日本に初めて映画が入って来たときに、「Motion Picture」という言葉をそのまま訳して「活動写真」と呼んだのですね。そのときは、まだ映画に音がなかったのですよ。スクリーンの横に人が立って、写っているものの説明を始めたのです。最初は物語映画ではなかったから、何が写っているかとか、どうして動くとか、まさに“写真が動く”ということは始めてのことだったので、世界中で流行るわけです。当時、日本ではそのように説明する人が、最初の日の上映からいたのです。

黒木)つまりは紙芝居みたいに「こういう物語ですよ」と、ト書きも言えばセリフも言うという…。

周防)最初は単なる出来事が写っていました。駅に列車が到着するとか、工場から人が出て来るとか。それがやがて物語を持つようになって、弁士は物語をきちんと説明することを始めました。こういう文化が根付いたのは日本だけなのです。アメリカやヨーロッパでも説明する人が立った記録はありますが、職業としては説明していません。アメリカ、ヨーロッパは生演奏の音楽だけで魅せていたのです。

黒木)『カツベン!』はオリジナルの作品ですが、どうしてこれを映画にしようと思われたのですか?

周防)僕が浅はかにも、ずっと無視をして来たから。

黒木)え?

周防)大学生のときに、サイレント映画をたくさん観ていました。そのときはサイレント映画だから音がない状態で、活動弁士の説明も音楽もない、まさに無音の動く画を観るというのが、サイレント映画の見方だと思っていました。活動弁士がいることも、音楽があることも知っていたのですが、それを無視していたのです。サイレント映画なのだから、サイレントで観ないと監督の意図は伝わらないのだと、ずっと思って生きて来た。でもつい最近、僕の助監督をして下さっていた片島章三さんが「こんな本を書きました」と、この映画の元になる台本を読ませてくれたのですね。

黒木)いつも周防監督は、ご自分でシナリオをお書きになりますよね。

周防)自分のシナリオではないのは、今回が初めてです。

黒木)そのシナリオを読まれてどうだったのですか?

周防)「僕はなんて勘違いをしていたのだろう」と思いました。当時、明治の終わりから大正昭和の始まりにかけて、無声映画をサイレントで観ていた人はいなかったのです。当然、映画監督は自分の作ったものが上映されるときに、生演奏があり、誰かの説明が入るとわかって撮っていたのですね。要するに、監督がサイレントで観てもらうことを前提に撮っていなかった。それを僕はサイレントで観ていたのですよ。「これはいけない」と。それも僕は映画監督なのに、なぜ日本映画史の重要なことを無視して来たのだと思って、大反省です。音がない状態で物語をつくり上げるというのは、映像を作る人間としての最高のテクニックだ、技術だと思っていたのです。それこそが映画の基本と言うか、映画の本質だろうと。

黒木)それが180度変わったわけですね。

周防)変わりました。

黒木)活動弁士という方々がいて、初めてサイレント映画は成り立つのだと。

撮影・下村一喜

周防正行(すお・まさゆき)/映画監督

■東京・目黒区出身。1956年生まれ。
■立教大学在学中に、高橋伴明監督の助監督を務めるようになり、以降、若松孝二監督や井筒和幸監督の作品に助監督として携わる。
■1984年に小津安二郎へのオマージュを含んだピンク映画で監督デビュー。
■1989年に『ファンシイダンス』で商業映画初メガホン。
■1992年の『シコふんじゃった。』で、日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ、最優秀監督賞、最優秀脚本賞を受賞。
■1996年には大ヒット作『Shall We ダンス?』公開。日本アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞など13部門を総なめ。
■2006年には痴漢の冤罪裁判を描いた『それでもボクはやってない』、2011年にはバレエ作品を映画として収めた『ダンシング・チャップリン』、2012年には終末医療を題材にしたヒューマンドラマ『終の信託』、2014年には花街で成長する舞妓の姿を描いた『舞妓はレディ』を監督。
■最新作は、2019年12月13日公開の『カツベン!』。大正時代に全盛だった無声映画を個性豊かな語りで彩った「活動弁士」が主人公。活動弁士を志す青年・俊太郎を成田凌が演じ、ヒロインを黒島結菜が演じる。

ENEOSプレゼンツ あさナビ(12月9日放送分より)
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

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