上白石萌歌、稲葉友、花澤香菜、村上航ら出演のバイノーラル・ドラマが配信開始

​[上段左から]上白石萌歌、稲葉友、花澤香菜、村上航 [下段左から]本折最強さとし、鈴政ゲン、竹田海渡、松居大悟

松居大悟 作・演出による、ある4人家族の夏の日の風景を描いた連続短編5作『バイノーラル・ドラマ ファミリーサマービュー』が、J-WAVE(81.3FM)のインターネットオーディオ事業を担うJAVEによるデジタル音声コンテンツ配信サービス「SPINEAR」で配信開始。

松居大悟は、J-WAVEで毎週木曜26:00~26:30放送中『JUMP OVER』のナビゲーターを務め、ラジオ、映画、演劇、音楽などの枠を越えた企画を発信し続けている。今回、松居大悟の新たなチャレンジとして「バイノーラル・ドラマ」を制作。番組はバイノーラル録音方式で制作され、リスナーはイヤホンやヘッドフォンで聴くことで360度が音響空間となり、あたかもその場にいるかのようなバーチャル体験を楽しめる。

作品のタイトルは『ファミリーサマービュー』。ある4人家族の夏の日の風景を描いた連続短編5作である。メインキャストとなる妹役に上白石萌歌、兄役に稲葉友、母役に花澤香菜、父役に村上航のほか、本折最強さとし、鈴政ゲン、竹田海渡らが出演。

当番組は7月5日にJ-WAVEでオンエアされたのち、今回の音声配信に至った。5作の本編に加えて、松居大悟によるバイノーラル・ドラマを楽しむポイント、注意点、ストーリーの簡単な解説なども配信される。

なお、SPINEAR(https://spinear.com/)で配信される音声コンテンツは、Apple Podcasts、Google Podcasts、Spotifyなどの主要なリスニングサービスでも配信となる。

上白石、稲葉、花澤、村上による『ファミリーサマービュー』収録の感想は以下の記事から。

【前編】上白石萌歌×稲葉 友、新感覚の「バイノーラル・ラジオ・ドラマ」収録を振り返る
【後編】花澤香菜「とっても楽しかった」 上白石萌歌、稲葉 友、村上 航が収録を振り返る

■配信タイトル
第0話【松居大悟の解説】
第1話【7時、食卓の兄の存在感】
第2話【11時、教室の妹のときめき】
第3話【15時、美容院の父の背徳】
第4話【18時、キャンプ場の母の安心】
第5話【21時、車内の兄妹の本音】
※全話7月10日(金)午前7:00配信予定

■SPINEARとは
SPINEARは、J-WAVEのインターネットオーディオ事業を担うJAVE(ジェイブ)による完全無料のデジタル音声コンテンツ配信サービスです。世界中の音声ドラマ、ドキュメンタリー、コメディー、ニュース、そしてSPINEARが独自に制作したオリジナル音声コンテンツを提供していきます。SPINEARが配信する音声コンテンツは、SPINEARおよびApple Podcasts、Google Podcasts、Spotifyなどの主要なリスニングサービスにおいて聴取可能です。
SPINEAR:https://spinear.com/

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10年間で5兆円投資“国産旅客機”再挑戦 「技術におぼれるな。いいものが売れるのではなく、売れるものがいいものだ」石川和男が指摘

政策アナリストの石川和男が4月20日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。経済産業省が3月27日、次世代の国産旅客機について、今後10年間で官民あわせて約5兆円規模の投資を行うと公表したことについて「いいものが売れるのではなく、売れるものがいいものだ」という認識が必要だと指摘した。

スペースジェットの開発状況を視察した際の赤羽国交大臣(当時)令和2年1月19日  ~国土交通省HPより https://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_007313.html

経済産業省は3月27日、大臣の諮問機関である産業構造審議会の会合で航空機産業戦略の改定案を示した。そのなかで、次世代の国産旅客機について、2035年以降の事業化を目指し、今後10年間で官民あわせて約5兆円規模の投資を行うと明らかにした。国産旅客機の開発をめぐっては2023年2月、約15年かけて国産小型ジェット旅客機「三菱スペースジェット(MSJ/旧三菱リージョナルジェットMRJ)」の事業化を進めていた三菱重工業が事業からの撤退を表明している。

MSJの事業撤退表明から約1年、一部では「唐突」との声もあがるタイミングで政府が官民あげての国産旅客機事業化を掲げたことについて、ゲスト出演した元桜美大学客員教授で航空経営研究所主席研究員の橋本安男氏は「私は唐突とは思わない。(MSJの開発は)8合目まで行ったと言われているが、開発費を使い過ぎて事業性のめどが立たなくなって、撤退を余儀なくされた。ただ、それまでに獲得したノウハウや技術を無駄にするのはもったいない。放っておくと無くなってしまうので、残っているうちに糧にして次のステップに進むべきだ」と、今回の政府の戦略案を評価。一方で、世界では脱炭素を目指し、水素燃料電池を使った航空機の試験飛行が始まっているとして「日本にはスピード感が足りない。国が支援してでも、早くローンチ(販売や提供の開始)しないといけない」と指摘した。

また、約15年かけて事業化を進めたMSJが撤退を余儀なくされた背景について橋本氏は「市場の見極めに疎かった。ものづくりはすごいが、インテグレーション能力=事業を可能にする能力が足りなかったのだろう」と述べ、原因のひとつとして「最初に作った『M90(旧MRJ90)』が、アメリカのパイロット組合が設ける重さ39トン、座席数76席という“スコープ・クローズ”(航空会社とパイロット組合の契約の一部で、リージョナル航空機の機体重量や座席数などの制限値を定めたもの)の条項を見誤った」と言及。「製造過程で、この問題が解消されたと勘違いしていたことが大きかった。新たにこの条項に適合した『M100』を設計しなおしたが、『M90』の製造にかかった5000~6000億円と同等のコストが再度かかるという負担が重く、頓挫した」と経緯を詳細に述べた。

石川がアメリカの型式証明取得をめぐって、当局に「いじわるされたのでは?」との見方を指摘すると、橋本氏は「それはうがちすぎだし、負け惜しみ。謙虚になるべき」ときっぱり。「ブラジルやカナダのメーカーは、アメリカのボーイング社と競合するような機体でも、ちゃんとアメリカの型式証明を取っている」と指摘した。

石川は、今後の国産旅客機開発の再挑戦について「日本は技術的に素晴らしいものがたくさんある。航空機以外にも、携帯電話やスマートフォンも本当は技術的にはすごいのに、技術におぼれてしまってコストをかけすぎてしまって、“こんな高いもの、高いレベルの機能はいらない”となってしまう。いいものが売れるのではなくて、売れるものがいいものだ」と持論を述べた。

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