マイケル・ジャクソン、ビートルズのレア音源も。藤原ヒロシがお届け
■ロッド・スチュワート『You're in My Heart (The Final Acclaim) 』アコースティックバージョン
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藤原:これのオリジナルバージョンが『Foot Loose & Fancy Free』というアルバムに入ってます。ロッド・スチュワートの初期のものはデラックス・エディションがまあまあ出ているんです。ただ、この『Foot Loose & Fancy Free』というアルバムはデラックス・エディションが出ていなくて、僕はこのアルバムが好きなので「出ないのかな?」ってずっと待っていたんですが、出ませんでした。その代わりに『ロッド・スチュワート・セッションズ』というアルバムを検索していたら、そのなかにこういうアコースティックバージョンみたいなものが入っていました。
■ロッド・スチュワート『I Was Only Joking(Early Take 4)』
藤原:『Foot Loose & Fancy Free』というアルバムから、もう1曲。最初のしゃべりとかからカウントで入ってくる感じや、リハーサルのライブ感がすごく伝わってきていい感じです。こんなにいいバージョンをひっそりと録っておくって、いいですよね。僕もレコーディングやデモテープとか、いつも録っているんですけど、そのままどこかになくしてしまうので(笑)。もしかしたらちゃんと集めておいたほうがいいかな? という気もします。
■ピート・タウンゼンド『I'm One』デモバージョン
■ピート・タウンゼンド『Cut My Hear』デモバージョン
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藤原:最近、映画『さらば青春の光』を観なおしました。これは僕が高校のときに公開されたんですけど、すごく面白くて影響を受けた作品でした。60年代のイギリスのモッズを描いています。ザ・フーというバンドの『Quadrophenia(四重人格)』というアルバムを元にした映画なんです。『Quadrophenia』のデラックス・エディションから、ピート・タウンゼンド名義なんですが、映画のなかで僕が好きだった2曲のデモバージョンです。
■マイケル・ジャクソン『Beat It』デモバージョン
■マイケル・ジャクソン『Billie Jean』デモバージョン
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藤原:『Beat It』デモバージョンは息遣いが聞こえる、緊張感があふれるアカペラバージョンですね。こういうデモから始まった曲だそうです。『Billie Jean』のデモテープは、生きてたら恥ずかしくて出せなかったバージョンかもしれないですね。多分歌詞もできていなくて、曲のメロディもAメロとかが固まってない感じのデモバージョン。これを聴けるというのはすごくうれしいし、マイケル・ジャクソンのマニアにとっても最高なんじゃないかなと思います。
■マイケル・ジャクソン『She's Out of My Life』アコースティックバージョン
藤原:これもすばらしいですね。マイケル・ジャクソンはすごくキッチリしてるから、アルバムに入っているものは全て完ぺきに完成された曲ばかりなんですよね。だからこういうギター、本人が弾いているんじゃないと思うんですけど、フォーキーなギターとマイケルのボーカルだけというのは、すごく貴重だと思います。僕もこれで初めて「こういう歌い方なんだ」というのを聴きました。
■ザ・ビートルズ『The Long And Winding Road』ネイキッドバージョン
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藤原:これは『Let It Be』のネイキッドバージョンの『Let It Be... Naked』というアルバムからです。当時はネイキッドというのが少しはやったんです。バンドのメンバーたちだけの演奏というか、上からオーケストラをかぶせたりとか、ほかの人が演奏をしたものを省いた裸っぽいバージョンという意味なんでしょうか。
その他にも、夜にぴったりのメロウな選曲をお届けした。藤原ヒロシが毎週ナビゲーターを務める『JUN THE CULTURE』は、J-WAVEで土曜14:10頃から。