J-WAVEが厳選!「いま聴くべき」おすすめソング4選 (2月)【SONAR TRAX】

ラジオ局J-WAVE(81.3FM)が選ぶ今聴くべきネクストカマーの最新楽曲「J-WAVE SONAR TRAX」。2023年2月は、全4曲が選出された。

「SONAR TRAX」は、『SONAR MUSIC』(月~木 22:00~24:00)や、『PIA SONAR MUSIC FRIDAY』(金 22:30~23:00)で、毎日1曲をピックアップして詳しく紹介。そのほかの各ワイド番組でも、おすすめの楽曲を毎日オンエアしている。

【前回記事】https://news.j-wave.co.jp/2023/01/content-1152.html

ここでは、2月の「SONAR TRAX」から4曲を紹介しよう。

1. 新東京「ポラロイド」

新東京は、2021年4月に結成された4ピースバンド。杉田春音(Vo.)、田中利幸(Key.)、大倉倫太郎(Ba.)、保田優真(Dr.)の全員が現役大学生。2022年2月にバンド組織を法人化し「新東京合同会社」を設立した。MVやジャケットなどのアートワークや、レコーディング、ミックス、マスタリングなど、あらゆるクリエイティブをセルフプロデュースし、新東京にしか出せない色でファンを魅了する。同年5月には、J-WAVEが主宰する「TOKYO M.A.P.S.」に出演。また、杉田春音と田中利幸は、2022年12月27日にオンエアされたJ-WAVE内の番組『STEP ONE』に登場。新東京合同会社にてプライベートスタジオ企画が進行しているということで、今後の更なる活躍に期待のかかるバンドだ。

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そんな新東京のニューシングル「ポラロイド」は、杉田春音が作詞し田中利幸が作曲した。新東京イズムは引き継ぎつつも、軽快なテンポが気持ちいい一曲。歌詞やメロディーに感じる、前向きで明るいのに少し切ない雰囲気はまさにこのバンドにしか出せないものである。

2. とた「紡ぐ」

とたは、2003年生まれのベッドルームアーティスト。2021年2月にインターネット上にて自身のオリジナル楽曲やカバーの投稿を始めたことで、アーティスト活動を開始した。同年6月に投稿した「紡ぐ Short Ver.」が、一年足らずで合計270万回以上再生を記録。また、とたは去年の6月22日、23日にオンエアされた、J-WAVE『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」に登場し、“自身の音楽のルーツ”について語った。

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もともと小説を読むのが好きで、子供の頃から誕生日プレゼントに本をもらっていたというとたは、その文学的な詩世界と、等身大の気持ちがバランスよく混在する歌詞が、早耳のリスナーにも高く評価されている。

そして、待望の6枚目のデジタルシングル「紡ぐ」が2月1日にリリース。とたらしい抒情的な歌詞と透明感のある歌声が、聴き手にいつまでも寄り添ってくれる。「淀んだ空気も 澄みきる星空に」寒くて塞ぎ込みがちな2月に必ず聴きたい一曲だ。

3. 由薫「星月夜」

由薫(ゆうか)は、2000年生まれ、アメリカ・スイス・日本育ちのシンガーソングライター。15歳のころアコースティックギターを手にし、17歳の時点でオリジナル楽曲の制作を開始。2021年11月には、 自身初となる3ヶ月連続デジタルシングルリリースの第1弾として「Fish」を発表。その後、第2弾「Yesterday」、第3弾「風」、2022年2月には1st EP「Reveal」をリリースした。同年6月には、ONE OK ROCKのToruをプロデューサーに迎えて「lullaby」を発表し、その6ヶ月後には再びToruをプロデューサーに迎えたシングル「No Stars」をリリース。この2曲はどちらもSONAR TRAXに選出されている。

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2月8日にリリースされる「星月夜」もまた、ONE OK ROCK・Toruプロデュースのデジタルシングルで、1月17日にスタートしたテレビ朝日のドラマ『星降る夜に』の主題歌に抜擢された。美しいコード展開と、繊細でいて力強い由薫の歌声が、冬の澄んだ空にきらめく星を想像させる楽曲となっている。

4. tonun「Friday Night」

tonun – Friday Night [Teaser]

tonun(トヌン)は、甘くスモーキーな歌声と、グルーヴィーで心地よいトラックが魅力のシンガーソングライター。2020年10月、YouTubeに初作品「最後の恋のmagic」を投稿し活動をスタートした。2022年にはSpotifyが選ぶ次世代アーティスト「Spotify RADAR:Early Noise 2022」に選出され、月刊リスナー数は50万人を突破している。自身初となるLive Tour「tonun 1st Live Tour 2022」では、全公演チケットがSOLD OUT。彼の公式Instagramには、複数のアーティストのカバー動画が投稿されており、tonunの解釈を通されたそれらの楽曲からも、絶対的なメロディーセンスを堪能することができる。

そんなtonunが2月15日にリリースする「Friday Night」は、不思議と何回も聴きたくなる心地の良いグルーブ感が魅力。至高のメロディはもちろん、そのグルーブ感とリズムを邪魔しない巧みな言葉選びには、J-WAVEで放送中の『PIA SONAR MUSIC FRIDAY』との連動インタビューで語っていた、マニアックな音楽の良さも含めて伝えたいというtonunのこだわりが伺える。

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(文=J-WAVE WACODES 9期 渡辺はる)
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甲府市でもこの夏開始「部活動の地域移行」とは

渡辺麻耶が木曜日のDJを担当するFM FUJIの番組『Bumpy』(毎週月曜~木曜、13:00~18:50)内のコーナー「CLOSE UP TODAY」(毎週木曜、17:35~)。4月18日のオンエアでは、甲府市教育委員会学校教育課の指導主事、井上透さんに、甲府市でこの夏始まる部活動の地域移行についてインタビューしました。

麻耶:早速ですが「部活動の地域移行」とは、具体的に言うと、部活動がどのように変化していくことなんでしょうか?

井上:これまで「学校部活動」として行ってきた中学生のスポーツ活動・文化芸術活動を、これからは地域の方が指導する「地域クラブ活動」として行っていくというものです。

麻耶:なぜ「部活動の地域移行」を進めることになったのでしょうか?

井上:理由は、主に2つあります。1つは、少子化の影響です。少子化により部員数が減り、学校単独でチームが成り立たず、十分な活動ができなくなったり、休部・廃部になったりする状況が出てきました。現に、数年前から、野球やサッカー・バレーボールなどいくつかの種目において、複数の学校による「合同チーム」で大会参加している状況が増えてきています。

もう1つは、教育問題の複雑化・多様化の影響です。教育問題の複雑化・多様化に伴い、これまで行われてきた指導体制を継続することが、教員にとって大きな負担になっている状況があります。競技経験等もない先生が顧問を務める場合、その負担はさらに大きくなるものと考えられます。

こうした背景から部活動の存続が厳しくなってきたため、国がガイドラインを示し、全国的な動きとして「部活動の地域移行」を進めるに至った、ということです。

麻耶:大会などはどのような枠組みで出場することになるのですか?

井上:国で令和5年度から7年度までの3年間を「改革推進期間」と位置付けています。それに基づいて、甲府市としては令和6・7年度については、一部の種目でこの事業に取り組んでいくことになっているのですが、令和7年度まではこれまで通り、学校単位や合同チームで大会参加する予定でいます。

麻耶:今年度は一部の種目で実施するということですが、その内容を教えてください。

井上:8月から、バスケットボール・バレーボール・剣道の3種目で活動に取り組みます。市内の国公立中学校12校を、3校ずつ4つのブロックに分けて、ブロックごとに月2回程度合同での練習を行う予定です。

麻耶:来年度以降の予定について教えてください。

井上:今年度は3種目ですが、来年度はさらに2種目程度加えることを考えています。令和8年度には、現在休日に活動を行っていて、市内の学校に設置されている種目すべてで、地域移行を行う予定です。いずれは、月2回の活動をさらに増やして、休日の活動を「地域クラブ活動」として行うようにできないか検討しているところです。それを実現させるには、まだまだたくさんのハードルがあるのですが、これまで学校部活動が担ってきたスポーツ活動・文化芸術活動の振興・発展を、いよいよ地域や国全体で考えていかなければならない時期に来ていると考えています。私も元々中学校教員の一人ですが、長らくスポーツに携わってきた者として、中学生たちが末長く関われるスポーツ活動・文化芸術活動の機会の構築に注力していきたいと考えています。ぜひ地域の方々にも、ご理解・ご協力いただきたいと思います。

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