「こんなに気持ちよく踊れる楽曲があるんだ」 Lucky Kilimanjaroのルーツとなる音楽は

Lucky Kilimanjaroの熊木幸丸(Vo)が、自身の音楽のルーツや、楽曲『またね』に込めた想いを明かした。

熊木が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは4月5日(水)、6日(木)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。

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悲しさを「未来を踊るエネルギー」に変えていく

「世界中の毎日を踊らせる」をテーマを掲げ活動している6人組バンドのLucky Kilimanjaro。4月5日には、通算4枚目となるニューアルバム『Kimochy Season』をリリースした。今回は同作収録曲『またね』で表現した自分たちらしさについて、語ってもらった。

熊木:新年度でございます。そんな中でいろんな気持ちが皆さんの中に渦巻いていると思いますが、「新しい仕事大変だわ」とか、「意外と新シーズン楽しいな」と感じている人もいるかもしれません。そんなみなさんのために『またね』という楽曲を作りました。

今回のアルバムを作る上でテーマにしたのは「いろんな変化をどうやって乗りこなすか」ということ。そんなことを頭に描きながら、全体を作っていきました。いろんな変化の中で1番ストレスがかかるものって「別れ」だと思うんです。別れに対して、当然、つらさや悲しさがあるんだけど、それをいかに未来を踊るエネルギーに変えていけるか、というテーマで作ったのが『またね』です。新年度のシーズン、皆さんに聴いていただいて、毎日を踊り出すための楽曲になればと思っています。

皆さんも卒業と卒業ソングにいろんな記憶があると思うんです。そんな中で『またね』は、Lucky Kilimanjaroらしく卒業を踊るということを表現しています。別れに対してしんみりさせるんじゃなくて、別れ自体を踊りに変えていくのがLucky Kilimanjaroらしいし、新しい別れの形として皆さんに楽しんでもらえる楽曲になっているんじゃないかなと思います。

全体的にも、楽しいだけのダンスサウンドにしたくはなくて、悲しい思いというのもサウンドに入れています。でも踊っているという能動的・流動的な状態もサウンドに含んでいて、そういったバランス感覚も非常に練っている楽曲になっています。ぜひチェックしてみてください。

なんせ2番の歌詞がめちゃくちゃ好きなんです。これまで無茶しながら進んできたなって気持ちを表現しているんですけど、別れの季節ってそういうものを思い出しますよね。何はともあれ、新シーズンをどんどん踊るために、『Kimochy Season』そして『またね』を聴いてほしいと思います。このアルバムで2023年度を踊り出していきましょう!

Lucky Kilimanjaro「またね」Official Music Video

聴くだけで日々が気持ちよくなる─衝撃を受けた楽曲との出会い

「世界中の毎日を踊らせる」をテーマに活動を続けているLucky Kilimanjaro。そんな彼らのルーツとなる1曲も、気持ちよく踊れる楽曲だという。出会いは2013年~2014年頃に遡る。

熊木:バンドのルーツの1曲に選んだのは、CLASSIXXというプロデューサーの『HOLDING ON』という楽曲でございます。出会ったのは2013~2014年頃だったと思うんですけど、まだダンスミュージックというか、あんまりいろんな音楽を知らなかった中で、ハウスミュージックとか、ディスコとかの要素がこの楽曲に詰まっていて、すごく衝撃を受けました。ほとんど歌がない中で、こんなに気持ちよく踊れる楽曲があるんだって。ダンスミュージックは歌がないものがたくさんあるので、当たり前といえば、当たり前なんですけど、聴くだけでこんなに気持ちよく日々を過ごせるものがあるんだとびっくりしました。

僕らがインディーズ時代に出した『FULLCOLOR』というミニアルバムも『HOLDING ON』の影響を受けていますし、Lucky Kilimanjaroの演奏スタイルにも強く影響を及ぼしています。

今もやっぱり僕らの中に気持ちよく踊らせよう、気持ちよく踊って行こうという思いはずっと根底にある気がしています。そんな中で『HOLDING ON』に出会ったからこそ、Lucky Kilimanjaroの今があるのかなぁと思っています。

聴けばおのずと体が動く楽曲を奏で続けるLucky Kilimanjaro。そんな彼らのスタイルは『HOLDING ON』という楽曲が大きな影響を及ぼしているようだ。

【Lucky Kilimanjaro 熊木幸丸 出演回のトークを聞く】

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前編後編

・Spotifyで聞く
前編後編

・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/

(構成=中山洋平)
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「全員が革命を起こした」アイナ・ジ・エンド、アンコールで涙を見せた理由とは?

アイナ・ジ・エンドがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「東芝ライフスタイル アイナ・ジ・エンドの『ほな、また』」。日々の他愛もない話から、日常で大切にしていることなどを、リスナーからのメッセージも交えながらまったりとトークするプログラムです。時に、自身の音楽や最近の活動、アイナ・ジ・エンドが今この人と話したいと思うゲストなども招いていきます。

11月8日(土)の放送では、リスナーから届いたメッセージを紹介しながら「革命道中」ツアーを振り返っていきました。

パーソナリティのアイナ・ジ・エンド



◆それぞれが革命を起こすことができた最高のツアー!

10月1日の愛知・Zepp Nagoyaを皮切りに、全国9都市を駆け抜けたワンマンツアー「革命道中」が、10月31日(金)東京・Zepp DiverCity公演でファイナルを迎えました。今回はツアーに参加してくれたリスナーのみなさんから届いた感想メッセージを紹介していきます。

<リスナーからのメッセージ>

ツアー「革命道中」の完走、お疲れさまでした。アイナちゃんもテイルズもアヒルちゃん(アイナファンの総称)たちもそれぞれが革命を起こすことができた、最高のツアーだったと思います。本当にありがとうございました。これからもアイナちゃんのことをずっと応援させていただきます。また会いましょうね。ほな、また(静岡県 56歳 男性 ラジオネーム:gkunさん)

アイナ:もうおっしゃる通りで、それぞれが革命を起こすことができた最高のツアーだったと私も思っています。もうね、アイナ・ジ・エンドとしてもセットリストが限界突破だったりとか、“過去を抱きしめる。そして革命を起こすぞ”という気持ちから、BiSH時代の「プロミスザスター」をフルで入れてみたりとか、“よし、前に進めるぞ”っていうような革命を起こせました。

あとダンサーのテイルズちゃんも今回初めてソロ1曲まるまるあったりとか。これってなかなか勇気のいることだと思うんですよね。ダンサーがソロで4分5分踊ることって。そういう革命もあったりね。もちろんそれは全部応援してくださっている人たち、特にアヒルちゃんのおかげなので、一緒に革命を起こしてくれて本当にありがとう。

<リスナーからのメッセージ>

アイナちゃん、こんばんは。初日のZepp Nagoyaに参戦いたしました。始まる前からセトリや衣装、演出などを予想したりして、ドキドキしながら楽しみに待っていました。参戦してみて、予想をはるかに超えた最高の幕開けでした。サプライズ曲があったり、アルバム『The End』からの曲が多めに(セトリに)入っていたり、大好きな曲をアカペラで聴くことができたり、とても楽しかったです。アンコールのMCで泣いちゃうアイナちゃんは素直で素敵でした。最高の夜をありがとうございました(千葉県 47歳 女性 ラジオネーム:さんさんさん)

アイナ:もうZepp Nagoyaって言ったら初日ですからね。ドキドキでしたよ、私も。サンサンの言う通りで、初日だと何の情報もないからセトリとか衣装とか演出っていうのはより一層ドキドキワクワクするんだろうなと今読んでいて思いました。

サプライズな曲っていうのは、きっとBiSHの「プロミスザスター」のことかな。アルバム『THE END』はファーストアルバムなんやけど、「金木犀」「粧し込んだ日にかぎって」、あとは「日々」「サボテンガール」とかいろいろやったね。こんなにファーストアルバムからやったツアーは珍しいんじゃないかな。すごく嬉しかったですよ。聴いていただいてありがとう。

そしてね、アンコールのMCで泣いちゃうアイナちゃんってね……結構恥ずかしいんだけど、アイナ・ジ・エンドとして10周年でこの2025年を駆け抜けてきたんやけど、事務所を移籍したり、こうやってレギュラーのラジオが始まったりとか、なんか自分がすごく挑戦しないといけない場面が多かったんですよね。TikTokとかも正直全然慣れていなかったんだけど、テレビとかに出るたびに初めて会う人と踊って、振り付けも毎回覚えるっていうのは個人的には難しかったんですよ。振り付けをBiSHで8年間作ってきた側だったから、そんな頻繁に人の振りをバンバン覚える機会というのはこの10年でなかなかなくて。

そういった挑戦の連続のおかげでTikTokも楽しめるようになったし、ラジオだって最高だし、ライブもどんどん最高のステージを更新しているんだけど“もっと挑戦しないといけない”と思ったので、BiSHの「プロミスザスター」っていうキーが高すぎる曲を歌うことに挑戦しました。これは1人では歌えないからアヒルちゃんたちが一緒に歌ってくれて完成したんやけど、その光景を見て泣いてしまいましたね。1人でずっと挑戦している気がしていたけど、ライブチームとかバンド、マネージャー、そしてアヒルちゃんがいるから“挑戦できるんだ、革命を起こせるんだ”って、あらためて心から人に感謝することができたと思います。

<リスナーからのメッセージ>

仙台GIGSでアイナ・ジ・エンドさんのツアーに初参戦しました。ぶち上がりました。ありがとうございます。ところで、開演前のBGMでRadiohead(レディオヘッド)の「KID A」と「Airbag」が流れ、Radioheadファンの私は一人大興奮したのですが、あれはアイナさんの選曲ですか?(青森県 49歳 男性 ラジオネーム:ほなまたオートマタさん)

アイナ:そうなんですよ。仙台GIGSといったらめちゃくちゃ暑い日だったから、これはぶち上がったのがよく分かりますね。ありがとうございます。開演前のBGMまで着眼してくれていてすごい嬉しいんやけど。そう、Radioheadが大好きで、「KID A」とか「Airbag」も耳にイヤホンをさして1発目に聞くぐらい好きなんです。一緒に興奮してくれて嬉しいです。

仙台GIGSって最高のライブハウスなんよ。裏にお祭りみたいな楽屋がたくさんあってびっくりするよ。ちょっと本当にみんなにも見てほしいんやけど、まず仙台GIGSのスタッフさんが似顔絵を用意してくれていたり、せり鍋を用意してくれていたりとか、もう本当に宮城の方って優しいんよ。で、私もそのなかで印象的だったことがありまして、ライブのアンコールでなんとせり鍋を食べました!“いやー、めっちゃ美味しかったです”と言いたいところなんですけど、スタッフさんが「見せる用」としてせりを茹でていなかったんですよね。生で提供してもらったと。まあ、そういうこともありました。一番好きなのはずんだシェイクだったので、ライブ終わりにいっぱい飲みましたね。


パーソナリティのアイナ・ジ・エンド



◆新潟の夜の街を徘徊?

<リスナーからのメッセージ>

先日「革命道中」ツアーの新潟LOTSに参戦しました。新潟LOTSは初めてBiSHを見に行って、初めてアイナさんとチェキを撮った思い出の場所ということもあり、最高に楽しみにしていたライブでした。BiSHのときから遠くで見る感じでしたが、今回は近くでアイナさんを見れて最高の思い出となりました。新潟に来てくれて本当にありがとうございます。アイナさんから新潟をさらに好きになったという言葉を聞けてとても嬉しかったです(新潟県 42歳 男性 ラジオネーム:ゆーいちさん)

アイナ:今回ね、ダンスセットとバンドセットの2軸でツアーを回っていたんですけど、新潟LOTSではダンスセットで参戦させていただきました。だからバンドがいない分、お立ち台とかもあって、ファンやアヒルちゃんとめっちゃ距離が近かったりとか、あとは「吸血鬼」っていうリリースしてない曲をやったんですけど、そのときにステージじゃなくて後ろから出てきて、お客さんとハイタッチをしながら練り歩くみたいな瞬間があって。だからかなり近い距離で会えたね。ありがとう。

私は新潟に前乗りしていて、前日は夜の11時ぐらいかな、1人で街を徘徊していたら「パジャマガールズバー」っていうのを発見したんですよ。普通のガールズバーじゃなくて、パジャマ姿で女の子が喋りかけてくれるのかなと思って。これはめちゃくちゃ気になると思って、気がついたらそのビルのエレベーターの前まで行っていました。で、入るかどうか結構迷っていたときに、私よりもちょっと年下ぐらいかな、男の子2人がパーッて歩いてきて「あれ、アイナ・ジ・エンドじゃね?」みたいに言ってくれて正気に戻りました(笑)。

今回はダンスセットでもバンドセットでも共通して同じような曲を何曲かやっていて。「Aria」っていう最近出した曲があるんやけど、これをしっかりツアーで育てることができたという実感があります。アウトロを伸ばしてアヒルちゃんにいっぱい歌ってもらったんやけど、「みんなが1つになるってこういうことかもな」って思えた瞬間を味わうことができました。ポジティブなエネルギーを跳ね返してもらった気がして、私はあの瞬間が本当に大好きでした!



11月16日(日曜)に、千葉県・幕張メッセ国際展示場9~11ホールでおこなわれる「氣志團万博2025」に出演します。詳しくは公式サイトをご確認ください。

12月20日(土)には、念願だった東京ガーデンシアターでワンマンライブ「nukariari」を開催。詳しくは公式サイトをご確認ください。

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<番組概要>
番組名:東芝ライフスタイル アイナ・ジ・エンドの「ほな、また」
放送日時:毎週土曜18:00~18:30
パーソナリティ:アイナ・ジ・エンド
番組Webサイト: https://tfm.co.jp/honamata/
番組公式X:@honamata_tfm


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