土岐麻子の歌唱法で“絶妙”なところは…kiki vivi lilyが出会いと影響を明かす

kiki vivi lilyが、自身の音楽のルーツや、楽曲『Paper Drive』に込めた想いを明かした。

kiki vivi lilyが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは5月24日(水)、25日(木)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。

ペーパードライバーだからどこにも行けないよという気持ちを歌っている

福岡県出身のkiki vivi lilyは、ブラックミュージックを下地にしたポップネス、ソウルを奏でるシンガーソングライター。個人名義の作品だけでなく、SUKISHAとの共作なども話題となり、Apple Music・R&Bチャートに長期にわたってランクインし続けたり、スペインでもライブを行うなど、国内に留まらない活動を行っている。これまで『New Day (feat. Sweet William)』がJ-WAVE「SONAR TRAX」に選出された。

そんなkiki vivi lilyは、5月10日にEP『Blossom』をリリースした。同作の制作には、これまでも彼女のサウンドを支えてきた荒田洸(WONK)のほか、新井和輝(Ba / King Gnu)なども参加している。今回は『Blossom』について、そして楽曲『Paper Drive』で、どんな自分らしさを表現したのか、kiki vivi lilyに語ってもらった。

Paper Drive

kiki vivi lily:『Blossom』は5曲入りのEPなんですが、今回はかなり自然体な感じで生音多め、1曲1曲がバラエティに富んだ作品になったかなと思います。春の気持ちいい気候と一緒に聴いてもらえたら、楽しい気持ちになれるんじゃないかなと。

その中に収録されている『Paper Drive』ですが、この楽曲は何年前か覚えてないくらいの頃に作ったものです。その頃から私は免許を持っていたのですが、ペーパードライバーで。夜に車でドライブしたいと思ったんですけど、ペーパードライバーだからどこにも行けないよとなり、そんな気持ちを歌うことにしました。

イメージしたのは、夜の高速でネオンがキラキラしているところを爽快に駆けていく場面。そんなドライブが出来たらいいのにという気持ちで書きました。

kiki vivi lilyらしさはいくつかあるんですけど、すごくこだわっているのはメロディの強さです。トラックに対して、単純に音を乗せていくだけではなく、フックになるようなメロディをつけて、メロディをどんどん強化していくようにしてます。基本、気持ちよく聴けるんですけど、よくよく聴くとメロディが強くて、どんなアレンジをしても曲として成り立つような、そんな楽曲になるように意識しています。

『Paper Drive』のトラックはかなりミニマムで、音を削ぎ落として作っていったんですが、そこにどれだけメロディで遊べるかということは意識していて。コーラスをたくさん入れてみたり、サビの<ペーパードライブ>と歌う箇所もちょっと上の方で予想を裏切ったところで入るなど、ミニマムなトラックだけれどもメロディで遊ぶことを試みました。

みなさんにも、どうしようもなく眠れない夜っていうのはあると思うんですが、実際にドライブに行かなくとも、この曲を聴けば爽快な気持ちになれたり、高速をドライブしているような気分になれたりすると思うので、ぜひ耳を傾けてみてください。

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どんどんCymbalsにハマっていきました

ブラックミュージックを下地にしたポップネス、ソウルを奏でるシンガーソングライター・kiki vivi lily。そんな彼女のルーツとなる1曲は?

kiki vivi lily:私のルーツの1曲はCymbalsの『RALLY』です。この楽曲とは大学生の頃に出会ったんですが、当時、私は軽音楽部に入っていて、いろんなアーティストのコピーバンドをやっていました。その中で先輩が教えてくれたのが、このCymbalsでした。

最初にCymbalsの音を聴いた時から引き込まれました。今までに出会ったことのない、いい意味での軽い印象をもらったんですけど、一方でメロディがすごくキャッチーで。楽器隊の音もすごくコピーしたくなるような魅力があって、どんどんCymbalsにハマっていきました。

ボーカルの土岐麻子さんの歌唱法は、私も影響を受けていると思います。力が抜けているんだけれども、伝わってくるところが素敵で、リズムの取り方も絶妙なんです。土岐さんのことはすごく尊敬していますし、自分も土岐さんから学べるものがあると思いながら、当時聴いていました。

「ポスト渋谷系」という言葉で語られるCymbals。4枚のオリジナルアルバムを残して2004年に解散したギターレスのスリーピースバンドに、kiki vivi lilyは大きな影響を受けたようだ。

Cymbals 「RALLY」 (Official Music Video)

アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。

【kiki vivi lily 出演回のトークを聞く】

・Apple Podcastで聞く
前編後編

・Spotifyで聞く
前編後編

・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/

(構成=中山洋平)
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内山夕実、上様推しのスタッフを発見!?「携帯ケースに見覚えのあるきらびやかな方がいて」


毎週水曜日21時から文化放送超!A&G+にて放送中の、声優・内山夕実と種田梨沙がパーソナリティを務める番組『夕実&梨沙のラフストーリーは突然に』。

9月20日の放送では、「会社でゆみりさリスナーに出会いました!」というメールを紹介。リスナーによると、社内の他部署の人が話しかけてきた際、種田のファンであることが判明し、「もしかして当番組も聞いているのでは?」と思い尋ねると、まさにそうだったとのこと。

種田 他部署ってことは、あんまり絡んでないのになんでバレたんだろうね?

内山 「話しかけてくれた方が種田さんのファンで……」ってことは、(メールを送ってきたリスナーが)何かグッズとか持っていらっしゃったのかもしれないね!ボールペンとかね。

種田 あー!私もね、仕事場でゆみりさパーカー着ている人がいて「お前、リスナーだったのか!」っていうことがあったから(笑)

2人は「職場で番組グッズを使っていたところからお互いにリスナーであることが発覚したのでは?」と分析。しかし、「でも、実際にグッズを持った人がいても話しかけられなくない?」と話す種田。一方、内山は同じ推しのグッズを持っている人を見つけると声をかけてしまうのだとか。

内山 この間、『無職転生』の特番があったの。それを一通り撮り終えた後に、スタッフさんから「媒体用に携帯で動画を撮らせてください」と言われて私とかやのん(茅野愛衣)で動画を撮ったんだけど、その女性スタッフさんが持っていた携帯ケースに見覚えのあるきらびやかな方がいて……よく見たら上様(俳優:松平健)だったの!

種田 それは言える!

内山 言えるでしょ!しかももう動画まわってるのよ。でも私は抑えきれなくて「すみません!ちょっといいですか?それ、上様ですよね?」って言っちゃった。我慢できなくて(笑)

種田 動画まわってるのに~(笑)

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