紅白歌合戦にも出場のLE SSERAFIM、グループ初の英語曲『Perfect Night』がTOP10入り【最新チャート】

J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』で、JUNG KOOKの『Standing Next to You』が1位を獲得した。

このチャートは、J-WAVE全番組のオンエア回数、Billboard JAPAN協力の各音楽ストリーミングサービス、ダウンロード、動画再生回数、CDセールス、SNSのポスト回数をポイント計算。番組では世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。ここでは11月26日(日)付のチャートを紹介!

10位:LE SSERAFIM『Perfect Night』

グループ初の英語歌詞のシングルとなった『Perfect Night』は、韓国最大の音楽配信サイトMelonのチャートではトップの座を獲得している。LE SSERAFIMは昨年に引き続き、大みそかに放送の『第74回NHK紅白歌合戦』への出場も発表された。

LE SSERAFIMは、11月24日(金)オンエアのJ-WAVEの番組『START LINE』にコメント寄せてくれた。現在、radikoタイムフリーで楽しめる。

2023年12月1日28時ごろまで

9位:Dylan Chambers『You Gotta Respect Yourself!(feat. Cory Wong)』

先週から12ポイントアップで9位に。この日の『TOKIO HOT 100』は、Dylan Chambersへのインタビューの様子をお届けした。インタビューが相当嬉しかったのか、InstagramでDylan Chambersは『TOKIO HOT 100』のチャート見せながら「日本に行ったこともないのに、こんなにいいポジションにチャートインしているよ」と報告している。

8位:muque『456』

2022年5月に結成された福岡在住の4ピースバンドのmuque。この曲のタイトルの『456』だが、4月5月6月の月を表しているそう。4月から6月は世の中的にも新しいことにチャレンジしたり、環境が変わったりするイメージがあるということで、muqueもバンド結成や初ライブが5月だったことから、バンドにとって大切な3か月を曲にしたのだとか。

7位:Peggy Gou, Lenny Kravitz『I Believe In Love Again』

韓国出身、現在はドイツベルリンを拠点に活動するPeggy GouとLenny Kravitzによるコラボが先週から31ポイントジャンプアップで7位に。この曲に参加していると言われているLenny Kravitz娘のZoe Kravitzが、人気俳優Channing Tatumと婚約したことが報じられた。ただし2人の結婚にLennyは反対しているそうで、Lennyは「Channingのことが嫌いではないが、有名人と結婚すると常にメディアに追われる生活になる」と語っているそう。しかしメディアからは「あなたもスーパースター。Zoeは生まれながらスーパースターと生活しているから、その状況をコントロールできるのではないか」と指摘されているという。

6位:The Beatles『Now And Then』

The Beatles最後のシングルとして世界中で話題を集めている『Now And Then』。オンエア好調ながら、順位は先週から1ポイントダウンで6位に。メンバーのPaul McCartneyはバリバリの現役で、今年81歳とは思えないぐらい精力的に活動。11月末から12月にかけてはブラジルツアーを実施する。

5位:Marshmello, P!NK, Sting『Dreaming』

先週から1ポイントダウンで今週は5位に。いよいよジャパンツアーが12月にせまったMarshmello。日程は12月6日(水)、7日(木)が東京ガーデンシアター、12月9日(土)が神戸ワールド記念ホールで開催となる。

4位:藤井 風『花』

多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠の4人が主演のドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)の主題歌。先週まで4週連続ナンバーワンを記録していたが、5週の連続1位の壁を超えることはできなかった。公開されている『花』ミュージックビデオについて、クリスは「原始的かつ非常に幻想的に仕上がっている」とコメントした。

3位:Dua Lipa『Houdini』

この曲のリリースイベントのため、来日した様子をInstagramにアップしたDua Lipa。和服を着てお茶をたてる姿、お寿司を握る姿、豊洲のチームラボ、新宿ゴールデン街、そしてJ-WAVEナビゲーターの野村訓市との2ショットもアップされており、かなり日本を満喫している様子だ。

2位:羊文学『GO!!!』

12月6日(水)リリースとなるサードアルバム『12 hugs(like butterflies)』からの先行配信曲が先週から14ポイントアップ。これまで『TOKIO HOT 100』では2020年11月リリースのシングル『あいまいでいいよ』が最高3位を記録していた羊文学だが、今回『GO!!!』が2位となりその記録を更新した。そんな羊文学は12月9日(土)には台湾最大の野外音楽フェスに出演。また、KREVAとともに出演する「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2023 WINTER MUSICLICK LIVE」は12月2日(土)LINE CUBE SHIBUYAで開催される。

1位:JUNG KOOK『Standing Next to You』

今年の夏、通算4週のナンバーワンを記録した『Seven』に続き、YouTube、ストリーミング、ダウンロード、J-WAVEのオンエアポイントをまんべんなくゲットして今年2曲目の王座に輝いた。JUNG KOOKは11月20日に地元韓国でアルバム『Golden』の発売を記念したショーケースライブを実施し、アルバムに収められた全曲を含む2時間にわたるライブを披露した。JUNG KOOKといえばBTSのメンバーRM、JIMIN、Vとともに韓国軍への兵役義務履行の手続きに入ったことが発表された。JIN,J-HOPE、SUGAはすでに入隊しており、JUNG KOOKは来月入隊するそうで、BTSは2025年に兵役を終えてから再結成する予定だと報道されている。

1位:JUNG KOOK『Standing Next to You』
2位:羊文学『GO!!!』
3位:Dua Lipa『Houdini』
4位:藤井 風『花』
5位:Marshmello, P!NK, Sting『Dreaming』
6位:The Beatles『Now And Then』
7位:Peggy Gou, Lenny Kravitz『I Believe In Love Again』
8位:muque『456』
9位:Dylan Chambers『You Gotta Respect Yourself!(feat. Cory Wong)』
10位:LE SSERAFIM『Perfect Night』


『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
タグ

亡き親友との約束胸に「スタジアムを応援フラッグでいっぱいにしたい」

プロ野球をはじめ、先日のメジャーリーグ開幕戦、そしてサッカーのJリーグでもよく目立つのが、巨大なフラッグによる応援です。今回は、このスポーツ応援に欠かせないビッグフラッグを染め上げている男性のお話です。

影山洋さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

日本一小さな市・埼玉県蕨市に、一軒の工房があります。有限会社染太郎、スポーツの試合で現れる大きな旗を作る会社です。トップは、影山洋さん、昭和30年生まれの69歳です。

蕨出身の影山さんは、小さい頃は空き地で友達とサッカーボールを蹴ったり、お小遣いがたまると後楽園球場へ行って、王さん・長嶋さんの野球を見て育ちました。そして、百貨店で催事のお知らせをする巨大な垂れ幕を作る会社に勤めます。

仕事に脂がのってきた30代のある日、影山さんは小さい頃のサッカー仲間で、当時の読売クラブに在籍していた奥田卓良選手から、こんな話を聞きました。

「今度、日本でもサッカーのプロリーグが始まるんだ。絶対応援してくれよ!」

「だったら、ヨーロッパみたいに、おっきな応援フラッグを作って、応援するよ!」

影山さんがそう答えて迎えた1993年5月15日のJリーグ開幕の日。国立競技場の熱狂の渦のなかに、奥田さんの姿はありませんでした。奥田さんは不慮の交通事故で、Jリーグを見ることなくこの世を去っていたのです。

『奥田との約束を守るためにも、日本のスタジアムを応援フラッグでいっぱいにしたい!』

そう思った影山さんは、会社勤めを辞め、自ら応援フラッグを作る会社を興します。地元・埼玉の浦和レッズの熱いサポーターたちとつながると、話が盛り上がって、今までにない幅50メートルのビッグフラッグを作るプロジェクトが始まりました。

影山さんが手掛けたビッグフラッグの数々

参考になったのはもちろん、影山さんが長年培ってきたデパートの垂れ幕のノウハウ。パソコンもあまり普及していない時代、設計図を元に1枚1枚刷毛で塗る手作業でした。ただ、ビッグフラッグを作っても、出来栄えを確かめられる広いスペースもなければ、対応してもらえる競技場もありませんでした。

ようやく人前で披露できる環境が整ったのは、2001年のJリーグ・レッズ対マリノス戦。埼玉スタジアム2002のこけら落としの試合でした。影山さんたちがドキドキ見守る中、ピッチに大きく真っ赤なフラッグが広げられると、スタンドからは「オーッ!」と地鳴りのような歓声が沸き上がりました。

翌日から、影山さんの会社の電話は、様々なチームからの問い合わせで鳴りやまなくなりました。

「私たちもレッズみたいな、熱い応援をしたいんです!」

数ある問い合わせの中に、情熱のこもったメッセージを届けてくれた人がいました。それは、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの応援団の方々でした。影山さんは、競技の違いを乗り越えて、新しい応援スタイルが広まっていくことに、喜びを感じながら、さらに大きい幅75メートルものビッグフラッグを作り上げました。

このフラッグが、千葉・幕張のスタジアムの応援席に広げられると、今度はプロ野球チームの関係者からの問い合わせが相次ぎました。こうしてサッカーではレッズ、野球はマリーンズから始まったビッグフラッグによる応援は、今や多くのスポーツに広まって、当たり前の存在になりました。

蕨市の盛り上げにも活躍する影山洋さん

そしてこの春、影山さんは、東京ドームで行われたメジャーリーグのカブス対ドジャースの開幕戦でも、大役を任されることになりました。それは、初めての国旗。試合開始前のセレモニーで使われる、幅30メートルの日の丸と星条旗の製作でした。

国のシンボル・国旗に汚れを付けたり、穴を開けたりすることは決して許されません。3月10日に納品した後も、影山さんは毎日毎日東京ドームに通って、抜かりのないように、細心の準備をしました。そして、メジャーリーグ機構の厳しいチェックもクリアして、開幕当日を迎えます。

ベーブ・ルースから大谷翔平まで、日米の野球・90年の歴史の映像が流れて、無事に大きな日の丸と星条旗が現れると、影山さんも胸が熱くなりました。

『あの王さん・長嶋さんが躍動した後楽園球場を継いだ東京ドームで行われる、かつてない野球の試合で、自分の本業で関わることが出来ているんだ!』

そして、このメジャーリーグ開幕戦の興奮も冷めやらぬなか、今度はサッカーの日本代表が、8大会連続のFIFAワールドカップ出場を決めました。実は影山さんには、まだまだ大きな夢があります。

「いつか、サッカー日本代表がワールドカップの決勝戦を迎えた日の朝、富士山の近くで、おっきな富士山をバックにおっきな日の丸を掲げて、選手にエールを送りたいんです!」

亡き親友への思いを胸に生まれた、日本におけるビッグフラッグによるスポーツ応援。その応援文化のパイオニア・影山さんの夢は、きっと叶う日が来ると信じて、さらに大きく膨らみ続けます。

radikoのタイムフリーを聴く

Facebook

ページトップへ