「ながら運転」による死亡・重傷事故が“過去最多”を記録…運転中の“スマホ利用の危険性”を専門家が解説

TOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」内でお送りしている「JA共済 presents なるほど!交通安全」。今回のテーマは、「ながらスマホ運転による重大事故」について、モータリング・ライターの藤田竜太さんに伺いました。


※写真はイメージです



◆運転中のスマートフォン・携帯電話は危険!

近年、スマートフォンの普及によって、スマホの画面を注視したり、操作しながら運転することによる事故が増えています。警察庁によると、スマホなどに起因する死亡・重傷事故は、2013年の年間69件から2018年は107件に増加。それに伴い2019年12月の道路交通法改正で「ながら運転」に対する罰則が強化され、一時は事故数が減少しましたが、そこから再び増加に転じ、2023年は過去最多の122件になっています。

公益財団法人 交通事故総合分析センターの調査によると、「ながら運転」による交通事故は、直線道路や直進走行時といった比較的安全と思われる場所や状況で発生していることが多いです。

スマホ・携帯などの「ながら運転」による事故では“死亡率が高い”のも特徴です。2023年の交通事故統計によると、スマホや携帯電話などを使用した場合の死亡事故率は、非使用時と比べて約3.8倍も高く、藤田さんは「“ほんの一瞬なら大丈夫”と考えてスマホに気を取られ、前方の安全確認を疎かにしたことで悲惨な交通事故につながっていると考えられます」と分析。

なお“危ない!”と危険を認識してぶつかる場合と、危険に気づかずにぶつかった場合では、人的ダメージが違うことも予想されます。また、直進時の車は、想像以上に速度が出ていることも少なくありません。例えば、時速40kmで走行しているときは、1秒間に約11m、2秒間では約22m進み、時速60kmの場合、1秒間に約17m、2秒間では約33m進みます。「ほんの一瞬のつもりでも、その一瞬で(車は)10~30m移動してしまいます。運転中にスマホを操作したり、画面を見ることは絶対にやめましょう」と藤田さん。

米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は“運転中のドライバーがスマートフォンを操作してメッセージを送受信するのにかかる時間は平均4.6秒”というデータを発表しています。言い換えると、4.6秒間は目を瞑って運転している状態と同じです。それだけ「ながら運転」の走行は危険な行動であることを意識しましょう。

それでは、運転中のスマホはどうしておくべきでしょうか? 運転中は電源を切っておくことが理想かもしれませんが、難しい場合は、車載ホルダーにスマホ本体を固定して、集中力を妨げる着信音などが鳴らないようにドライブモードにしておき、どうしても通話が必要なときは、スピーカーなどを使ってハンズフリーで使用しましょう。また、スマホをカーナビ代わりに使っているときに設定や操作をする場合は必ず停車しておこない、走行中に画面を注視することは絶対にやめましょう。

<番組概要>
番組名:JA共済 presents なるほど!交通安全
放送日時:毎週金曜 7:20~7:27
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/koutsu/
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実は暑い!パリ五輪は史上最も暑い大会になる可能性も…

まもなく開催されるパリオリンピック・パラリンピック。しかし最近のフランスは夏の猛暑が深刻化しているという。716長野智子アップデート(文化放送)」は、ハフポスト日本版編集長の泉谷由梨子にパリの猛暑について伺った。

長野「パリも暑いんですよね」 

泉谷「暑いんです。開幕が7月26日ということで間近に迫っているんですけど、猛暑の影響が心配されています。前回は2021年の東京大会でしたけれど、この時は気温34℃、湿度70%で史上最も暑い大会になったと言われているんです。しかし今年、また更新してしまうのではないかと言われているんです」 

長野「えっー!」 

泉谷「フランスでも最近は夏の記録的な猛暑が深刻化していまして、2022年にはフランス史上最も暑い夏になっていて、2023年には5000人が暑さによって死亡したんです」 

長野「フランスで?」 

泉谷「気温も40℃以上になる日が増えていて、日本は暑いと思いきや、実はフランスも熱波の影響が深刻になっているんです。ヨーロッパってそもそも涼しいイメージがありますけれども、フランスは気候変動による影響を最も受けやすい地域で欧州の中で一番酷暑で死亡する確率が高い地域というふうに言われているんです」 

長野「それは知らなかったな~」 

泉谷「元々涼しい地域が多いからなのか冷房の普及率も日本ほど高くない」 

長野「選手村も冷房がないんですよね。なんか床を冷やすんでしょう?」 

泉谷「そうなんです。地下水を汲み上げて冷却するんですけど、それは涼しいからというよりも史上最も持続可能な大会というコンセプトがありますので、二酸化炭素排出量を削減することで温室効果ガスの量もこれまでの大会から半減というのを明確に目標に掲げているからなんですね。ただ猛暑が選手のコンディションに影響を与えかねないということで、各国がエアコンを選手村に持ち込んでしまって結局エコになっていないという状況にもなってしまっているんです」 

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