出川哲朗、さまぁ~ず、ホリケン…豪華メンバーが集結した「内村光良 還暦会」をキャイ~ン&千秋が振り返る!

TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、キャイ~ン・天野ひろゆきさん、ウド鈴木さんと千秋さん。ここでは、3人も出席したウッチャンナンチャン・内村光良さんの還暦会を振り返りました。

▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!


(左から)ウド鈴木さん、千秋さん、天野ひろゆきさん



◆ウドちゃんの一言でサプライズ失敗!?

天野:内村さんの還暦のお祝いを内々でやりまして、出川(哲朗)さん主催で、ちょっとオシャレで豪華なお店でね。

千秋:うん。

天野:それで、出川さんがサプライズ好きで。

ウド:喜ばせたいからね。

天野:出川さん自身もサプライズをよくされるし、そういうのをすごく大事にする人だから、今回は(出席する)メンバーをみんなに内緒にしていたんだよね。俺とウドちゃんとのあいだでもだよ!?

ウド:そう。「絶対に誰にも言わないで」って言われたから、天野くんにも内緒にしていた。

天野:俺は“ウドちゃんは来るだろうな”って思っているけど、(出川さんが)「トップシークレットだから~」って言うから言えなかったの(笑)。

それで会場に着いたら、ホリケン(ネプチューン・堀内健)くんと、ずんの飯尾(和樹)くん、ウドちゃんもいたのかな?

ウド:そうそう。

千秋:それで(参加者が)どんどん増えていったの?

天野:そう。でも(内村さんが来る直前になっても)1つイスが空いているわけ。みんなも知らない状況だから……。

千秋:そうだよね。そのときにいたのは出川さんと?

天野:ホリケン、さまぁ~ずさん、飯尾くん。

千秋:あと、キャイ~ン?

天野:うん。だから“誰の席なんだろう?”と思っていたら、ウドちゃんが「千秋ちゃんどうしてっかな~?」なんて言い始めて(笑)。

千秋:えー!? なんで!?

天野:ウドちゃんは、千秋が来ることを知っていたの?

ウド:うん。

天野:それで、俺たち(内村さん以外の出席者)も知っていると思っていたの?

ウド:思っていた(笑)。

天野:でも、俺たちは千秋が来ることを知らなかったの。

千秋:最初「いいお店だから、ドレスアップして行くね」って出川さんに言ったら、「面白いからみんなに(来ることを)言わないようにしておく」って言われたから、私も誰にも言わないようにしていたの。

天野:でも、ウドちゃんが急にソワソワしだして、「千秋ちゃん、道に迷っているのかな~?」みたいなことを言うわけよ。

千秋:えー!?

ウド:いや、他の皆さんが「誰だろう?」って言うもんだから「千秋ちゃん、まだ来ないですね」って(苦笑)。

天野:(笑)。

千秋:私は(サプライズ登場するために)ずっと隠れていたのに、出川さんから電話がかかってきて「ヤバいよ~ヤバいよ~、ウドちゃんが言っちゃったよ~」って(笑)。

キャイ~ン:ハハハ!

天野:本当は、内村さんもそうだけど、俺たち(出席者)も驚かせようっていう二段階でドッキリの準備をしていたのに。

千秋:だけど、一段階がつぶれちゃった。

ウド:ごめんなさ~い! 千秋ちゃん、すみませんでした。

◆千秋「帰るところがあるのはありがたい」

天野:でも、ただただ楽しい回だったよね!

千秋:平和で楽しい会だったよね(笑)。

天野:内村さんの歴史を振り返りつつ、それぞれお世話になった時代もちょっとずつ違うから、出席メンバーの印象深い思い出話から……。

千秋:ウッチャンがずっと「すごいなぁ」「うれしいなぁ」「楽しいなぁ」って言っていたから、こっちもうれしかったよね。

ウド:本当にそうだよね。

天野:「最高のメンバーだな、このメンバーが良かったなぁ」って言ってくれてね……俺はずっと心のなかで“ここにナンチャン(南原清隆さん)がいるべきなのにな”とか思いながら。

千秋:ナンチャンは置いといて(笑)。結局、私のサプライズは成功してたの?

天野:成功したよ! ただ、驚きよりも「やっぱり、千秋が来なきゃな」みたいなリアクションだったよね。

ウド:ビックリなのと、ホッとするのとね。千秋ちゃんもすごくおしゃれな正装で。

千秋:本当に楽しかったね。

天野:こういう“ファミリー”があるって、ありがたいよね。

ウド:そうですね。

千秋:帰るところがあるのはありがたい。

天野:親戚というか実家みたいな感じだもんな。


▶▶キャイ~ン&千秋から見たウッチャンナンチャン 続きは「AuDee(オーディー)」で!

<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
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亡き親友との約束胸に「スタジアムを応援フラッグでいっぱいにしたい」

プロ野球をはじめ、先日のメジャーリーグ開幕戦、そしてサッカーのJリーグでもよく目立つのが、巨大なフラッグによる応援です。今回は、このスポーツ応援に欠かせないビッグフラッグを染め上げている男性のお話です。

影山洋さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

日本一小さな市・埼玉県蕨市に、一軒の工房があります。有限会社染太郎、スポーツの試合で現れる大きな旗を作る会社です。トップは、影山洋さん、昭和30年生まれの69歳です。

蕨出身の影山さんは、小さい頃は空き地で友達とサッカーボールを蹴ったり、お小遣いがたまると後楽園球場へ行って、王さん・長嶋さんの野球を見て育ちました。そして、百貨店で催事のお知らせをする巨大な垂れ幕を作る会社に勤めます。

仕事に脂がのってきた30代のある日、影山さんは小さい頃のサッカー仲間で、当時の読売クラブに在籍していた奥田卓良選手から、こんな話を聞きました。

「今度、日本でもサッカーのプロリーグが始まるんだ。絶対応援してくれよ!」

「だったら、ヨーロッパみたいに、おっきな応援フラッグを作って、応援するよ!」

影山さんがそう答えて迎えた1993年5月15日のJリーグ開幕の日。国立競技場の熱狂の渦のなかに、奥田さんの姿はありませんでした。奥田さんは不慮の交通事故で、Jリーグを見ることなくこの世を去っていたのです。

『奥田との約束を守るためにも、日本のスタジアムを応援フラッグでいっぱいにしたい!』

そう思った影山さんは、会社勤めを辞め、自ら応援フラッグを作る会社を興します。地元・埼玉の浦和レッズの熱いサポーターたちとつながると、話が盛り上がって、今までにない幅50メートルのビッグフラッグを作るプロジェクトが始まりました。

影山さんが手掛けたビッグフラッグの数々

参考になったのはもちろん、影山さんが長年培ってきたデパートの垂れ幕のノウハウ。パソコンもあまり普及していない時代、設計図を元に1枚1枚刷毛で塗る手作業でした。ただ、ビッグフラッグを作っても、出来栄えを確かめられる広いスペースもなければ、対応してもらえる競技場もありませんでした。

ようやく人前で披露できる環境が整ったのは、2001年のJリーグ・レッズ対マリノス戦。埼玉スタジアム2002のこけら落としの試合でした。影山さんたちがドキドキ見守る中、ピッチに大きく真っ赤なフラッグが広げられると、スタンドからは「オーッ!」と地鳴りのような歓声が沸き上がりました。

翌日から、影山さんの会社の電話は、様々なチームからの問い合わせで鳴りやまなくなりました。

「私たちもレッズみたいな、熱い応援をしたいんです!」

数ある問い合わせの中に、情熱のこもったメッセージを届けてくれた人がいました。それは、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの応援団の方々でした。影山さんは、競技の違いを乗り越えて、新しい応援スタイルが広まっていくことに、喜びを感じながら、さらに大きい幅75メートルものビッグフラッグを作り上げました。

このフラッグが、千葉・幕張のスタジアムの応援席に広げられると、今度はプロ野球チームの関係者からの問い合わせが相次ぎました。こうしてサッカーではレッズ、野球はマリーンズから始まったビッグフラッグによる応援は、今や多くのスポーツに広まって、当たり前の存在になりました。

蕨市の盛り上げにも活躍する影山洋さん

そしてこの春、影山さんは、東京ドームで行われたメジャーリーグのカブス対ドジャースの開幕戦でも、大役を任されることになりました。それは、初めての国旗。試合開始前のセレモニーで使われる、幅30メートルの日の丸と星条旗の製作でした。

国のシンボル・国旗に汚れを付けたり、穴を開けたりすることは決して許されません。3月10日に納品した後も、影山さんは毎日毎日東京ドームに通って、抜かりのないように、細心の準備をしました。そして、メジャーリーグ機構の厳しいチェックもクリアして、開幕当日を迎えます。

ベーブ・ルースから大谷翔平まで、日米の野球・90年の歴史の映像が流れて、無事に大きな日の丸と星条旗が現れると、影山さんも胸が熱くなりました。

『あの王さん・長嶋さんが躍動した後楽園球場を継いだ東京ドームで行われる、かつてない野球の試合で、自分の本業で関わることが出来ているんだ!』

そして、このメジャーリーグ開幕戦の興奮も冷めやらぬなか、今度はサッカーの日本代表が、8大会連続のFIFAワールドカップ出場を決めました。実は影山さんには、まだまだ大きな夢があります。

「いつか、サッカー日本代表がワールドカップの決勝戦を迎えた日の朝、富士山の近くで、おっきな富士山をバックにおっきな日の丸を掲げて、選手にエールを送りたいんです!」

亡き親友への思いを胸に生まれた、日本におけるビッグフラッグによるスポーツ応援。その応援文化のパイオニア・影山さんの夢は、きっと叶う日が来ると信じて、さらに大きく膨らみ続けます。

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