「“私は凡人だ”と思っている人が多いじゃないですか」芸人&放送作家・佐藤満春が“ビジネス書”を書いた経緯を語る

山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。11月5日(火)の放送では、ゲストにお笑いコンビ・どきどきキャンプで放送作家の“サトミツ”こと佐藤満春(さとう・みつはる)さんが登場。11月1日(金)に出版されたビジネス書「凡人の戦略 暗躍する仕事術」について伺いました。


(左から)パーソナリティの山崎怜奈、佐藤満春さん



◆世の中は凡人で成り立っている

れなち:多数の番組を支える影の立役者・サトミツさんのことをギュッと凝縮したようなビジネス書「凡人の戦略 暗躍する仕事術」(KADOKAWA)が11月1日(金)に出版されました。

佐藤:前回、同じKADOKAWAから出した本「スターにはなれませんでしたが」が僕の自叙伝的な内容だったんです。だから、同じようなものを出しても仕方がないので、ここは割り切ってビジネス書にしようと決めて、時間はかかりましたけど書きました。

この本は僕みたいな凡人がさ、別に何かを成したわけではないんですけど、凡人なりにやってこられたポイントをまとめました。世の中には“私は凡人だ”と思っている人のほうが多いじゃないですか。

れなち:そういう人たちで社会は成り立っていますよね。

佐藤:だからこそ、僕みたいな人が導き出した経験則や戦略は、どんな方にも、どんな仕事にも役に立つのではないかと思って。すごく難しかったのが、ビジネス書にするとしたら、“僕はこう思う”とか主語を大きくしなきゃいけないんですよ。でも僕って、普段は結構言い切らないので……(苦笑)。だから、主語に対する言い回しに気を付けましたけど、ビビッていられないので言い切るところは言い切っています。

◆佐藤「若林くんの言うことを真に受けすぎ」

れなち:最近は、作家としてだけでなく「春日ロケーション~春日プロデューサーの旅番組~」(Hulu、オードリー・春日俊彰さんがMCをつとめる番組)では番組にも出ているじゃないですか。

佐藤:あの番組は、作家として企画が始まったんですけど、うまく稼働させるには自分が出演するしかなかったというか。ロケを進行させるために“僕が出るのが一番いいですね”ってなりました。 

れなち:SNSでは「『(相方の)若林ロケーション』もやりたい」と書かれていましたね。

佐藤:今日、(そのSNSを見た)スタッフから「実際にやるにはどうしたらいいんだ?」って相談されましたね。でも若林くんって……嘘つきではあるので、それを本気で言っているか分からないですから(笑)。

れなち:そうなんですか?

佐藤:みんな若林くんの言うことを真に受けすぎなんですよ(笑)。本当のことも言いますけど、嘘つきではあるので。

れなち:サトミツさんは(若林さんの嘘を)どうやって見分けているのですか?

佐藤:それはもう長年の感覚で分かります。要は、そのときに(嘘を言って)面白いかどうか。あと本当のときは、また本音で話すときに改めて聞きますし。

れなち:100%本音で人と向き合っていると疲れちゃいますよね。 

佐藤:今すごいなと思うのは(相手の話を)真に受ける人が多いじゃないですか、それは僕にはできないんですよ。もうちょっとラフに、いろんなエンタメを楽しんでもいいのかなって思います。

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11月5日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年11月13日(水) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/
山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送局:TOKYO FM
放送日時:2024年11月5日 火曜日 13時00分~14時55分
公式X

※該当回の聴取期間は終了しました。

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10年後のメディアを考える

目まぐるしいスピードで変化しているメディアの在り方。12月10日「長野智子アップデート(文化放送)」では、元日刊スポーツ編集局長の久保勇人が10年後のメディアはどうなっていくのか問題提起した。

久保「1つは接触媒体によって分断が起きている状況があると思います。若者はテレビも見ないし、ラジオも聴かない。SNSと動画の視聴に時間を費やしています。一方、我々のような中高年はSNSにも接しているけれども新聞が発信した情報であるとか、テレビのニュースを信用している。そこで接触媒体によって情報の分断が起きているのではないでしょうか。それと数年前から言われていることですけれども【アテンションエコノミー】っていうのが全盛期になっている。日本語に直すと【関心経済】。つまり情報の価値とか内容よりも、いかに人々の注目を集めるか、それ自体が価値を持つようになっている」
長野「要するにユーチューバーですよね」
久保「つまり再生回数であったり、クリック数などを稼ぐことによって、それがお金になっていくっていう経済圏ができてるので、それによって本来の情報の質っていうのが置き去りにされていくっていう傾向が高まっているのかなと思っています」

番組では久保勇人が10年後、メディアがどうなっていくのか問題提起をしています。

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