東大理三・現役合格! 上田彩瑛「苦手科目への対処法」「試験会場で緊張しないコツ」は?追い込み期の受験生にエール

ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。
全国の受験生を全力で応援するコーナー「応援部 宣言メイト! supported by カロリーメイト」(毎週金曜 22:07頃~)では、パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)こと“こもり顧問”と、水曜~金曜を担当するアンジー教頭こと“アンジー副顧問”、さらには月替わりの“特別コーチ”が、受験生を応全力で応援していきます。

12月は、現役東大生で医学部6年生の上田彩瑛(うえだ・さえ)さんが特別コーチを担当。12月6日(金)の放送では、苦手科目への対処法や、試験会場で緊張しないコツなどについて語ってくれました。

上田彩瑛さん



2000年生まれ、大阪府出身の上田さん。東京大学のなかでも最難関と言われる理科三類に現役で合格し、1年生で「東大ミスコン2019」でグランプリを受賞。その後、医学部に進学し、現在は東京大学医学部6年の現役大学生です。

――上田先生「みんなが取れる問題を絶対に落とさないことを意識して」

こもり校長:ここからは受験にまつわる宣言「宣言メイト」を送ってくれた受験生に直接話を聞いて、エールを届けていくぞ!

アンジー教頭:まずは宣言を聞かせてください!

リスナー:高校見学でビビッときた大阪の名門・四天王寺高校に親友と受かって、最高の高校生活を送ってみせます!

上田先生:私の母校ですね。

こもり校長: 今のところ、高校は受験でいけそうな感じなの?

リスナー:ちょっと厳しいって言われました。親友は、自分よりは成績いいのですが「厳しいかもな」と言われたそうです。

こもり校長:今頑張っていることとか、ちょっと苦戦しているは何なんだろう?

リスナー:数学の図形の問題とか、二次関数の問題があんまり得意じゃなくて。時間もあまり使えていないので頑張っています。

こもり校長:受験まであと3ヵ月のなかで、数学がけっこう苦手っていうのはどうなんですかね?

上田先生:3ヵ月のなかで数学ってなると、「みんなが取れる問題を絶対に落とさないこと」に意識を割いていくのがいいのかな、と思ったりしますね。難しい問題だと解けるかどうかわかりませんし、その問題に特化して勉強しても、それが出なかったらもったいないじゃないですか。

こもり校長:ちょっと博打(ばくち)っぽい感じになっちゃいますよね。

上田先生:はい。限られた時間内で勉強するなら、問題集の例題とかちょっとした応用問題、よく出る問題などを完璧にするのが一番手っ取り早いのかなと思います。

こもり校長:今、特に不安に感じていることは何?

リスナー:入試当日に緊張しないかな、という心配があります。

こもり校長:上田先生は試験当日ってどうでした?

上田先生:私はけっこうリラックスしていたほうかなと思います。私が中学受験のとき、何回か学校見学とかで行ったことがあったんですよね。受験会場が学校だと、行ったことある場所に試験を受けに行く感じになると思うんですよ。それってけっこう安心材料になるというか。

道もわからないしトイレの場所もわからないとなると、いちいち不安になっちゃうと思うんですね。たとえば四天王寺だったら、隣にお寺があるのでちょっと足を踏み入れたりね。お線香の香りがほのかにしたり、鐘の音が鳴ったりとか、そういうのも馴染みある感じになると、少しは安心できるようになるのかなと思いました。

こもり校長:試験当日は、緊張はするだろうけど、高校見学で知った学校の雰囲気は鮮明に焼きつけといたらいいかもね。

リスナー:はい。

こもり校長:上田先生。残り3ヵ月ですけども、どういう風に過ごせばいいでしょうか?

上田先生:3ヵ月だから焦る気持ちもあると思うんですけど、生活習慣を乱したり夜ふかしして無理をしたりすると、逆に体調を崩してだんだんペースが崩れていったりするかもしれません。なので、ペースを崩さないのがまず前提です。

やることが的確に決まっていたら、それをこなすだけで1日が終わっていくと思います。ですから、やることを明確に、細かく決めましょう。「明日は絶対にこれをやる」というのを前日のうちに決めちゃうと、次の日起きてからぼーっとする時間もなくなると思います。起きた瞬間からトップスピードで勉強できる工夫、みたいな感じですね。

こもり校長:いい意味で“こなしていい”ってことですよね。

上田先生:そうですね。いい意味でシステマティックにしていくと、余計な不安とか緊張とかもどんどんなくなっていくかなと思います。

(左から)こもり校長、上田彩瑛さん、アンジー教頭



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12月6日(金)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年12月14日(土)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)/月曜~火曜、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)/水曜~金曜
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/
SCHOOL OF LOCK! FRIDAY 学校運営戦略会議
放送局:TOKYO FM
放送日時:2024年12月6日 金曜日 22時00分~22時30分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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リリースから11年…ゲームアプリ「モンスターストライク」への思いを語る「20年、30年と続くようなサービスにしていきたい」

笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「DIGITAL VORN Future Pix」(毎週土曜 20:00~20:30)。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。12月7日(土)の放送は、前回に引き続き、11月1日(金)に開催された「DIGITAL VORN Conference 2024」での公開収録の模様をお届け。ゲストに株式会社MIXI 取締役 上級執行役員の村瀨龍馬(むらせ・たつま)さんをお迎えして、会場にお越しになった方々からの質問に答えたり、村瀨さんが思う近未来の風景について語りました。


(左から)村瀨龍馬さん、笹川友里



村瀨さんは、2005年に株式会社イー・マーキュリー(現:株式会社MIXI)に入社し、SNS「mixi」の開発に携わります。2009年に退職後、ゲーム会社などを経て2013年に再入社し、主にゲームアプリ「モンスターストライク」の開発業務に従事。2016年にXFLAG開発本部 本部長に就任し、XFLAGのエンジニア全体を統括。その後、2018年4月に執行役員CTOに、2019年6月に取締役執行役員CTOに就任し、2023年4月より取締役 上級執行役員を務めています。

◆研修資料を公開している理由

前回の放送では、村瀨さんにAIの利活用や仕事との向き合い方について伺いましたが、今回答えていただいたのは株式会社MIXIの社風について。

村瀨さんは、「ウチは“発明・夢中・誠実” という3つのバリューを大切にしています。発明し続けないと変化できないので“こんなのやったよ!”って( 社内で)気軽に言い合える風土があり、“誠実さをもって人と接する”という意味では、独りよがりでも利己的でもなく、みんなでチームを作り上げている雰囲気もあります。かつ、みんな自社サービスが好きだから、イベント開始時にはみんな仕事を止めて『モンスト(モンスターストライク)』のガチャを引くような会社ですね」と説明。

そして、「“MIXIって何だろう?”って考えると、自分自身のサプライズを楽しみながら、ものづくりをしているような会社」と力を込めます。

また、新卒研修にもこだわっており、さらに、その研修資料をYouTubeチャンネル「MIXI TECH TALK」に公開しています。その理由を尋ねると、「研修は“会社のメッセージ”だと思っています。例えば、研修項目に“AI”がないと、会社として(AIに)向き合おうとしていないことが見えてくるので、研修はものすごくメッセージ性が高いものだと思っています。研修項目に取り入れているものから、最新の情報を学べるので(成長の)底上げができます。しかも、それを学んできた人たちが社内にいるので、それを公開しない手はないです」と解説します。

◆村瀨龍馬が思う“MIXI最大の利点”

今回のカンファレンスでは、来場者からの質問に村瀨さんが回答する時間もありました。

そのなかで、「『mixi』(2004年にサービスを開始したSNS)の需要が減ってきたタイミングで『モンスト』を当てるというような、既存事業が尻すぼみしてきたなかで新規事業を当てるタイミングがあったかと思いますが、このときの100あるリソースのうち、どのくらい新規事業の開発に充てていたのですか?」という質問に対し、村瀨さんは「『モンスト』の話でいうと、再現性はものすごく難しかったです」と言及。

というのも、「モンスト」は木村弘毅(きむら・こうき)現社長 が当時プロデューサーを務め、少人数で開発を進めたプロジェクト で 生まれたもの。また、当時は「モンスト」以外にさまざまな事業を展開していた時期だったものの、「スマホアプリを作れる人間がそこまでいなかったので、(1から)全員で血眼になって挑戦していた状況で、試行錯誤の連続でした」と振り返ります。

また“これは伸びる!”というコンテンツが生まれたときには“(開発に携わった)1人目のエンジニア”をものすごく重視していると言い、「1人目が優秀だと技術制約などで立ち止まらずに新しいことができるんです。なので、そのスピード感を出すためにいい企画があったら、社内のエースを積極的に投入していましたね」と明かします。

加えて、「ウチの最大の利点は、苦労をともにした人が社長になっているので、デジタルやAIの理解がものすごくあるんですよ。なので(DXに)変えようという意思決定はすごく早い。多分、ウチの会社で一番AI推進をしているのは社長なので、浸透はしやすいと思います」と語ります。

◆来年には“with AI”の時代が来る

最後に、村瀨さんが考える“近未来の風景”を聞いてみると、「近未来の社内風景を考えると“経営会議が大変そうだな”と。というのも、あがってくる資料がすべてAI前提で網羅的かつ合理的なものになるわけです。そのぶん(資料が)分かりやすくなりますし、いろんな方針を決めるのに(AIは)とても良いツールだと思っているので、(今後は)いかに意志を持って何を判断するか(が重要です)。来年にはウチの会社にも“with AI”の時代が来ていると思います」と推測します。

社外的なことに関しては「『モンスト』は(サービス開始から)11年動かしてきましたが、まだまだこれから20年、30年と続くようなサービスにしていきたい」と決意を述べつつ、「エンターテインメントのコンテンツの制作難度はものすごく下がってきていて、例えば、小中高の学生が考えたフワッとしたアイデアも表現できるようになると思うので、“なんだこれ!”みたいなものが世の中にいっぱい生まれてくるとうれしいですね」と期待していました。

次回12月14日(土)の放送は、北里大学未来工学部 学部長の岡浩太郎(おか・こうたろう)さんをゲストに迎えてお届けします。昨年4月に北里大学に誕生した未来工学部がおこなっている研究など、貴重な話が聴けるかも!?

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12月7日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年12月15日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:DIGITAL VORN Future Pix
放送日時:毎週土曜 20:00~20:30
パーソナリティ:笹川友里

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