「災害時」に心がけたい合言葉“おかしもち”とは? 子どもを連れて避難するときのポイントを解説

手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「防災 FRONT LINE」(毎週土曜 8:25~8:30)。2月1日(土)の放送では、「子どもがいる家庭の防災行動」について取り上げました。


※写真はイメージです



子どものいる家庭では、年齢に応じた災害への備えが必要です。

乳幼児は、高齢者や障がい者、妊婦、日本語を苦手とする外国人などとともに、災害時の要配慮者に分類されます。幼い子どもは、自分自身で災害の状況を把握したり、適切な避難行動を取ることができません。だからこそ、子どものいる家庭では、子どもの視点で普段から災害に備えて準備をしておくことが大切です。

子どもを連れての避難は時間がかかることが想定されるため、災害の危険が迫っているときは、早めに行動することが重要です。地震などは突然起こりますが、台風などの水害は事前に想定することができます。危険な場所から全員が避難をする「警戒レベル4 避難指示」より前の「警戒レベル3 高齢者等避難」が出た時点で、避難を開始しましょう。

また、自治体や自治会が主体となって、高齢者や障がい者を対象とした避難行動要支援者のリストを作成しています。小学校入学前の子どもがいるひとり親家庭や、子どもの多い家庭なども対象となる場合があるので、子ども連れでの避難が難しいと感じている方は、登録を検討してみてはいかがでしょうか?

一方、子どもたちは普段から園や学校の避難訓練で“災害時にどう行動すればいいか”を学んでいます。最近は「おかしもち」と教わる子どもが多いそうです。

・友達を「押さない」
・怖くても「かけない」
・友達と「しゃべらない」
・忘れ物を取りに「戻らない」
・危険な場所に「近づかない」

災害が起きたときに先生の話をよく聞いて行動するように、家庭内でも定期的に確認しておきましょう。

地震後に津波が警戒されるエリアなど、災害の種類と状況によっては、子どもたちが園や学校から別の場所へ避難することもあります。入園・入学の書類などで災害時の避難場所を確認しておくと安心です。お子さんの引き渡し方法も、子どもの入園・入学、進級などのタイミングで再確認しておきましょう。

最後にお子さんの防災グッズについて。乳幼児のオムツとミルク、アレルギーのある子どもの薬など、災害時に必要なものは、子どもの年齢や健康状態によって異なります。

非常用の持ち出しリュックは中身を定期的に確認し、子どもを連れていても持てる範囲の重さと大きさにまとめましょう。小学生以上の子どもであれば、子ども用の防災リュックも作っておくと、さらに安心です。

<番組概要>
番組名:防災 FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/
タグ

雅楽師の東儀秀樹さん!超激レアなクラシックカーの話

カーマニアの安東弘樹が、これまた車が大好きな方をお迎えしてお送りする番組。
今週は雅楽師でクラシックカーマニアとしても知られる東儀秀樹さん。
今回はクラシックカーレースの魅力を伺いました。

東儀秀樹さん

日本で最も名の知られる雅楽師。
高校卒業後に宮内庁楽部に入り、雅楽演奏会などに出演するほか、海外での公演にも参加。
日本の伝統文化の発信と国際親善の役割の一端を担い、昨年12月には文化庁長官特別表彰が贈られました。
また多趣味の一面も知られており、クラシックカーレース参戦の他にも、バイク、陶芸、乗馬、クレー射撃などにも精通されています。

フェラーリディーノ(1970年式)

先週はクラシックラリーレース「ミッレミリア」にも参戦する1954年式のAC ACEについて伺いましたが他にも東儀さんはクラシックカーを所有されています。
そこで今週、まず紹介いただいたのは1970年式の「フェラーリ・ディーノ」

スポーツカーらしいコンパクトなサイズで理想的な流線型の黄色いマシン。
そのフォルムに一目惚れして頑張って探して手に入れたそうです。

イタリアのクラシックカーレース「ミッレミリア」に出られる車じゃないけど、わざわざ故障するリスクを持ちながらそれを選ぶというのが、本当の車好きの証じゃないかと思っていると語ります。
フェラーリなのにスピードを目的とした車じゃないので扱いやすく、個体の「可愛さ」を楽しみながら愛でているそうです。

MG-TD(1953年式)

1950年9月に英国MG社が発売したオープン2シーターの「MG-TD」
4年の販売期間中に約3万台が生産された1.25リッターの54馬力のエンジンを搭載したクラシックカーです。

この個体をレース仕様にカスタムしたそうで、なんとドアも開かないので跨いで乗るしかなく、さらにホロもつけられない。
フロントウインドウも最小のものがついているだけという独特なフォルム。

ちなみにこのマシンでもラリーに参戦したことがあるそうで、最高位で3位とか4位とか。なんと息子もコ・ドライバーとして参戦し、完璧な仕事をしてくれたとベタ褒めです。

さらにこの車の思い出を伺うと、なんと最近免許を取得した息子さんの「仮免許練習カー」だったという衝撃的な話。
この独特なフォルムに「仮免許」のプレートを貼って、公道練習をしていたそうで、これまたびっくりな話ですよね。

メルセデス AMG E500 6.0(1993年式)

東儀さんが所有する車で最も年式の若い車が1993年式の「メルセデス AMG E500 6.0」
これはE500を6リッターにメーカーカスタムした、ジェントルなセダンに似合わず暴力的な速さをウリにしたマシンで、およそ10年前に購入したそうです。

このマシンは3年間ほどしか作っておらず、全世界で270台ほどの生産台数。
さらに日本国内に正規輸入されたのは17台ほどという話も。
超激レアな車であり、これは修理して乗り続ける価値があるとも語ります。

ちなみに東儀さんはレコーディングした後、この車でサウンドチェックをしているそうです。
東儀さんの楽曲はメルセデスを通じて生まれているんですね。

クラシックカーが与えてくれた影響

65歳の東儀さんでもこの世界はまだまだ若造。
クラシックカーレースには70代、80代でもガンガン生きて、積極的にカッコよく車を操る人がたくさんいる。
ああいう領域に行きたいと語ります。
この歳になっても憧れることができる世界、上を見ることができる世界。
それがクラシックカーレースの魅力。
とても素晴らしい環境に身を置いていると語りました。

(TBSラジオ『GARAGE HERO’s~愛車のこだわり~』より抜粋)

Facebook

ページトップへ