乃木坂46井上和「真夏の全国ツアー2025」東京公演を振り返り…同期・中西アルノの“曲フリ”に困惑!?「“さすがに無理があるだろ!”と思いましたよ(笑)」

乃木坂46の井上和(いのうえ・なぎ)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! 乃木坂LOCKS!」(毎月1週目の月曜~木曜 22:15頃~)。10月7日(火)の放送では、9月4日(木)~7日(日)に明治神宮野球場で開催された「真夏の全国ツアー2025」東京公演に参加した生徒(リスナー)から寄せられたメッセージを紹介しました。


乃木坂46の井上和


<リスナーからのメッセージ>
「『真夏の全国ツアー2025』おつかれさまでした! なかでも、どの公演でも披露されていた『ネーブルオレンジ』の曲フリがとても面白かったです! 開催地にちなんだ内容になっていて、毎公演楽しみにしていました! これは毎回2人で考えていたのですか? また、地方公演も含めて、和先生の印象に残った曲フリを教えていただきたいです!」(滋賀県 19歳)

◆「よくそんなところから持ってきたな!」

井上:そうなんです! 中西アルノ先生とダブルセンターでやらせていただいた「ネーブルオレンジ」を披露する前に、ちょっとした曲フリがあったんですよ。ライブ台本というものがありまして、そこにMCの内容が書いてあるんですけど、その文言を一番最初のゲネプロで言ってみたら、ハケがちょっと間に合わなかったんですね。それで「文言を加えるか、ゆっくりしゃべってほしい」って言われたんです。

それで、私が「全国を回るツアーだし、それぞれの地方にちなんだ文言を入れたいな!」って思ったのがきっかけで、曲フリが始まったのですが……何かがおかしくなったのは中西アルノからなんですよ! 何かを期待されるようになってしまったのは、彼女からなんです……本当に「何を始めてくれたんだ!」って感じなんですけれども(笑)。

私は特に東京公演3日目の曲フリがハテナだったんです(笑)。神宮球場って「じんコロ」が有名らしいんですけど、リハのときに「『じんコロ』に似ているあのフルーツから!」って言われて。でも私は「じんコロ」を知らなくて調べました(笑)。“よくそんなところから持ってきたな”って思ったし、これは(本番では)やらなかったけど、神宮で一番最初にリハーサルをしたときかな? アルノが曲フリだったんですけど、そのときに「神宮球場の端をちょっと伸ばしたような、あの形のフルーツから!」って言ったんです。伝わります(笑)!?

神宮球場って……皆さん半円を思い描いてください。上に半円を描いて、その下に三角の2辺を置いたような形なんですよ。伝わるかな? 野球場だから、まん丸じゃないんです。でも、彼女はどうにかして丸くしたかったんだろうね。「端をちょっと伸ばしたような、あの形のフルーツから!」って言い始めて“それはさすがに無理があるだろ!”と私は思いましたよ(笑)。

でも、この曲フリはメンバーもすごく楽しみにしていたみたいで、私も地方公演を通して、すごく楽しませていただきました。皆さんも楽しんでくれたみたいで良かったです!


乃木坂46の井上和



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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/
番組公式X:@sol_info
SCHOOL OF LOCK!
放送局:TOKYO FM
放送日時:2025年10月7日 火曜日 22時00分~23時00分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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自動車修理工場の女性社長が「自動販売機のハンバーガー」を開発

トラックなどのドライバーさんのなかには、昭和の頃は、よく幹線道路沿いにあった自動販売機のハンバーガーで、お腹を満たした経験がある方もいらっしゃることでしょう。じつは最近、令和版の「自動販売機のハンバーガー」がじわりじわりと増えているんです。今回は、この自動販売機のハンバーガーを手掛けている自動車修理工場の方のお話です。

ハンバーガー自販機と小林さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

東京・新宿から中央道の高速バス、または新幹線と飯田線の特急「伊那路」を乗り継いで、およそ4時間の長野県飯田市に「ガレージいじりや」という自動車修理工場があります。敷地内には、トヨタ・パプリカ、マツダ・シャンテをはじめ、昭和の車がズラリ。しかも、工場の前にある懐かしい自動販売機コーナーが目を引きます。

お店の代表・小林由季さんは、埼玉県出身の41歳。小さい頃、ちょうどミニ四駆が大人気だったこともあって、クルマに興味を持ちました。19歳でオートマチック車限定の運転免許を取ると、街を颯爽と駆け抜けていった、白い「マツダ・RX7」に心躍ります。

『カッコいい!あのクルマに乗りたい!!』

そう思った小林さんは、知り合いの自動車関係者に相談すると、軽くあしらわれました。「RX7? アンタ、あのクルマ、マニュアルだし、ロータリーエンジンって知ってるの? 乗りたいなら、自分で自動車が整備出来ないと、まず無理だよ」

愛車のマツダ・シャンテと小林さん

マニュアルもロータリーエンジンも、全くチンプンカンプンだった小林さんですが、乗りたい思いが高まって、マニュアルで免許を取り直し、自動車整備士を目指します。男社会の自動車修理工場で、厳しい試練を乗り越えて、見事、整備士資格を取得。縁あって信州に移り住むと、趣味で借りたガレージで、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの履き替えを請け負ったことをきっかけに、2010年、自ら自動車修理工場を立ち上げました。

やがて、工場のスタッフが昭和43年製・スバル360の修復を成し遂げたことから、小林さんも古い車に興味を持ち、旧車が続々持ち込まれて、車雑誌にも注目されます。あれよあれよと、旧車好きならまず知らない人はいない工場に成長。小林さんは雑誌連載企画で、旧車でレトロな自動販売機巡りをすることになりました。

ところが、ここで小林さんは大変なことが起きていたことに気付くんです。

『大きな道路沿いにたくさんあったハンバーガーやうどん・そばの自動販売機コーナーがどんどん無くなっている……』

24時間営業のコンビニエンスストアが増えた一方で、自動販売機は経年劣化、オーナーさんの高齢化も進んで、自動販売機コーナーは次々と姿を消していたんです。そんな折、小林さんはお祖父さまを亡くしたことで、小さい頃、自動販売機のハンバーガーをなかなか買ってもらえなかった記憶がよみがえりました。

『あの思い出の、自動販売機のハンバーガーを残したい。ならば、ハンバーガーを作っている食品メーカーを助けよう!』

自動販売機コーナー

そうひらめいた小林さんは、さっそく自動販売機用のハンバーガーを仕入れます。自動車工場の前に冷蔵機能付きの自動販売機と電子レンジを設置して販売を始めると、ちょうどコロナ禍と重なったことで、テイクアウトのニーズをつかんで大繁盛。各地のレトロ自動販売機で売れたハンバーガーのおよそ4倍を1台で売り上げました。

小林さんはもうイケイケドンドン、自動販売機を増やして各地で大人気となりますが、あまりの売れ行きにハンバーガーメーカーのほうが悲鳴を上げてしまいます。安定した納品が出来ないので、もう勘弁してくれませんか、と言われてしまったのです。代わる製造業者も無く、困り果てた小林さん、思い切りました。

『ハンバーガーを作ってくれる会社が無いなら、自分の会社で作ってしまおう!』

もちろん、小林さんは自動車整備士ではありますが、食品の知識は全くゼロ。体当たりで、様々な食品製造に関する許可や食品衛生を、片っ端から学んでいきます。食品部門の「いじりやフードサービス」も立ち上げ、ハンバーガーを作ってみましたが、パンはパサつき、肉の脂は溶け出し、レタスなどの生野菜は安全性の面で使えません。しかも、自動車修理工場と食品工場の二刀流で、睡眠時間3時間の日々が続きました。

ふんわりバンズのチーズバーガー

それでも試行錯誤を繰り返し、味やソースにもこだわったチーズバーガーに辿り着いて、安定した製造、出荷も出来るようになりました。今は、全国で39台の自動販売機が元気に稼働中。自動車修理工場生まれの自動販売機とハンバーガーは、各地域で話題になっています。

「気合と根性でやってきました」と笑う小林さんですが、やりたいことはいっぱいです。

「レストランもやってみたいですし、クルマのテーマパークがあっても面白いですよね。ハンバーガー片手にみんなに巡ってもらって。夢は大きく持てば、きっと叶います!」

「RX7に乗りたい」から始まった小林さんの夢、今はまだ、その途中です。

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