「なるようになる」「自分は自分らしく」学生リスナーの心に響いた青春時代を救った言葉たち

“ラジオの中の学校”TOKYO FM/JFN「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。10月からスタートしたコーナー「マイナビ presents ぼくらのプレイバックデイズ」(毎週火曜日 23:00頃~)では、未来に向けて“今”を振り返ることができるように、毎月テーマを決めて生徒(リスナー)からメッセージを募集します。

初回となる10月7日(火)の放送では、プレイバックテーマ「学校生活で一番忘れられない言葉」で募集した生徒(リスナー)からのメッセージを紹介。さらにパーソナリティのこもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)とアンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)の「忘れられない言葉」についても振り返りました。

(左から)アンジー教頭、こもり校長



◆あえて“今”を振り返ってみよう!

リアルタイムで高校生活を送っている生徒は、なかなか“今”を振り返る機会がないかもしれません。しかし、過ごす日々には大事な思い出が詰まっており、それが自分をつくるかけがえのないピースになります。後になって振り返れば、短い3年間という日々は、実は未来へとつながっているのです。そこで「気づかないうちに過ぎ去ってしまう高校生活を、一度立ち止まって振り返り、未来を見に行こう」という思いのもと、スタートしたのが「マイナビ presents ぼくらのプレイバックデイズ」です。

10月のプレイバックテーマは「学校生活で一番忘れられない言葉」。このテーマに対して、生徒からメッセージが届きました。この記事では、その一部を紹介します。

◆顧問の言葉に救われて…

私が高校生活で一番忘れられない言葉は、憧れの顧問の先生に言われた「なるようになる」です! 私がダンス部の部長として活動していた頃、部員と思うように意思疎通が取れずに悩んでいました。そんなとき、先生はいつも「なるようになる」という言葉を投げかけてくれました。

「今はいろいろな感情があって自分でも整理がつかないかもしれない。でも、時間が経つと何とかなることがほとんどだから」と勇気をもらい、この言葉に救われて、今でも「教員になる」という夢を捨てずに頑張っています(広島県 女の子 ラジオネーム:ばんちょす)

◆うれしかった友達の言葉

「スカートをはくのが嫌なんやったら、無理にはかんでええよ。自分は自分らしくでええんやで」。この言葉を友達から言われた瞬間、思わず泣いてしまいました(ラジオネーム:大阪のみずき)

◆こもり校長・アンジー教頭が忘れられない言葉は?

生徒からのメッセージを紹介した後、こもり校長とアンジー教頭の「忘れられない言葉」について振り返ることに。

アンジー教頭は、「私は自分で自分の首を絞めてしまうようなことが多いんだけど、周りにいるスタッフも仲間も『アンジーのままでいいんだよ』っていつも言ってくれるの。だから、勇気を持って歌を歌うことができるし、存在することができている」と明かします。

一方、こもり校長は、肯定的な言葉をかけてくれる人たちにGENERATIONSのメンバーを挙げ、「個別の仕事をしたときに褒めてくれたり、『すごいよ』って言ってくれたりすることって、最高の肯定だと思うんだ。ものすごく力にもなるし、それって(自分のことを)見てくれていないとそんな言葉は出てこないじゃないですか。そういう一言を俺も大事にしているから、これからも周りの人からの言葉を信じ続けたい」と言葉の持つ肯定的な力を強く実感している様子でした。



なお、メッセージを紹介した生徒には、オリジナルクオカードペイ1,000円分をプレゼントします。

<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/
番組公式X:@sol_info


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自動車修理工場の女性社長が「自動販売機のハンバーガー」を開発

トラックなどのドライバーさんのなかには、昭和の頃は、よく幹線道路沿いにあった自動販売機のハンバーガーで、お腹を満たした経験がある方もいらっしゃることでしょう。じつは最近、令和版の「自動販売機のハンバーガー」がじわりじわりと増えているんです。今回は、この自動販売機のハンバーガーを手掛けている自動車修理工場の方のお話です。

ハンバーガー自販機と小林さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

東京・新宿から中央道の高速バス、または新幹線と飯田線の特急「伊那路」を乗り継いで、およそ4時間の長野県飯田市に「ガレージいじりや」という自動車修理工場があります。敷地内には、トヨタ・パプリカ、マツダ・シャンテをはじめ、昭和の車がズラリ。しかも、工場の前にある懐かしい自動販売機コーナーが目を引きます。

お店の代表・小林由季さんは、埼玉県出身の41歳。小さい頃、ちょうどミニ四駆が大人気だったこともあって、クルマに興味を持ちました。19歳でオートマチック車限定の運転免許を取ると、街を颯爽と駆け抜けていった、白い「マツダ・RX7」に心躍ります。

『カッコいい!あのクルマに乗りたい!!』

そう思った小林さんは、知り合いの自動車関係者に相談すると、軽くあしらわれました。「RX7? アンタ、あのクルマ、マニュアルだし、ロータリーエンジンって知ってるの? 乗りたいなら、自分で自動車が整備出来ないと、まず無理だよ」

愛車のマツダ・シャンテと小林さん

マニュアルもロータリーエンジンも、全くチンプンカンプンだった小林さんですが、乗りたい思いが高まって、マニュアルで免許を取り直し、自動車整備士を目指します。男社会の自動車修理工場で、厳しい試練を乗り越えて、見事、整備士資格を取得。縁あって信州に移り住むと、趣味で借りたガレージで、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの履き替えを請け負ったことをきっかけに、2010年、自ら自動車修理工場を立ち上げました。

やがて、工場のスタッフが昭和43年製・スバル360の修復を成し遂げたことから、小林さんも古い車に興味を持ち、旧車が続々持ち込まれて、車雑誌にも注目されます。あれよあれよと、旧車好きならまず知らない人はいない工場に成長。小林さんは雑誌連載企画で、旧車でレトロな自動販売機巡りをすることになりました。

ところが、ここで小林さんは大変なことが起きていたことに気付くんです。

『大きな道路沿いにたくさんあったハンバーガーやうどん・そばの自動販売機コーナーがどんどん無くなっている……』

24時間営業のコンビニエンスストアが増えた一方で、自動販売機は経年劣化、オーナーさんの高齢化も進んで、自動販売機コーナーは次々と姿を消していたんです。そんな折、小林さんはお祖父さまを亡くしたことで、小さい頃、自動販売機のハンバーガーをなかなか買ってもらえなかった記憶がよみがえりました。

『あの思い出の、自動販売機のハンバーガーを残したい。ならば、ハンバーガーを作っている食品メーカーを助けよう!』

自動販売機コーナー

そうひらめいた小林さんは、さっそく自動販売機用のハンバーガーを仕入れます。自動車工場の前に冷蔵機能付きの自動販売機と電子レンジを設置して販売を始めると、ちょうどコロナ禍と重なったことで、テイクアウトのニーズをつかんで大繁盛。各地のレトロ自動販売機で売れたハンバーガーのおよそ4倍を1台で売り上げました。

小林さんはもうイケイケドンドン、自動販売機を増やして各地で大人気となりますが、あまりの売れ行きにハンバーガーメーカーのほうが悲鳴を上げてしまいます。安定した納品が出来ないので、もう勘弁してくれませんか、と言われてしまったのです。代わる製造業者も無く、困り果てた小林さん、思い切りました。

『ハンバーガーを作ってくれる会社が無いなら、自分の会社で作ってしまおう!』

もちろん、小林さんは自動車整備士ではありますが、食品の知識は全くゼロ。体当たりで、様々な食品製造に関する許可や食品衛生を、片っ端から学んでいきます。食品部門の「いじりやフードサービス」も立ち上げ、ハンバーガーを作ってみましたが、パンはパサつき、肉の脂は溶け出し、レタスなどの生野菜は安全性の面で使えません。しかも、自動車修理工場と食品工場の二刀流で、睡眠時間3時間の日々が続きました。

ふんわりバンズのチーズバーガー

それでも試行錯誤を繰り返し、味やソースにもこだわったチーズバーガーに辿り着いて、安定した製造、出荷も出来るようになりました。今は、全国で39台の自動販売機が元気に稼働中。自動車修理工場生まれの自動販売機とハンバーガーは、各地域で話題になっています。

「気合と根性でやってきました」と笑う小林さんですが、やりたいことはいっぱいです。

「レストランもやってみたいですし、クルマのテーマパークがあっても面白いですよね。ハンバーガー片手にみんなに巡ってもらって。夢は大きく持てば、きっと叶います!」

「RX7に乗りたい」から始まった小林さんの夢、今はまだ、その途中です。

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