Nenashi、実は「セサミストリート」出演経験も! 20カ国以上を旅して生まれた独自の音楽表現とは?

フリーアナウンサーの住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイドラジオ番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜9:00~11:00)。今回の放送では、ゲストにシンガーでラッパーのNenashiさんが登場。これまでの音楽キャリアや、最新アルバム『MOMENT』について語ってくれました。


(左から)パーソナリティの住吉美紀、Nenashiさん



◆多彩な音楽体験から生まれたNenashiの表現

シンガーソングライターのNenashiさんは、幼少期をアメリカで過ごし、ニューヨークからロサンゼルスへと生活の拠点を移しました。高校・大学時代は東京で過ごし、その後は20ヵ国以上で音楽活動を行っています。

アーティスト名の「Nenashi」は、「根無し草」に由来しています。「幼少期から海外で暮らした経験もあり、いろんな国に行くのが好きで。転々とするけど根は張らないって感じなので」と、Nenashiさんは説明します。

音楽は幼い頃から身近な存在で、マイケル・ジャクソンやプリンスなどを聴いて育ちました。さらに高校生頃になるとディアンジェロなどにも影響を受けたといいます。日本に帰国してからはカラオケ文化にも親しみ、海外での生活や世界各地での音楽活動を通じて、さまざまな音楽に触れてきました。

その幅広い音楽体験は、現在のNenashiさんの表現にもつながっています。歌だけではなく、ラップやビートボックスなど、声を使ったさまざまな表現を取り入れながら、独自の音楽を追求しています。

また、約20年前には日本版「セサミストリート」にも出演しました。「日本の文化を取り入れたキャラクターで、自分の本名がヒロアキなんですけど、コンビニ店員のヒロを担当しました」と明かしてくれました。

「セサミストリート」にちなんで、テーマ曲を取り入れたビートボックスをスタジオで実演。ハミングのような歌声とビートを自在に組み合わせるNenashiさんのパフォーマンスに、住吉は「1人でやってらっしゃるのもすごいですし、人の声に聞こえないです」と絶賛しました。

◆Nenashiが描く「時空を旅する」音楽

ファーストアルバム『Found in Tokyo』から約2年ぶりとなるセカンドアルバム『MOMENT』をリリースしたNenashiさん。これまでさまざまな国を旅し、現地のアーティストとのコラボレーションを重ねてきました。ファーストアルバムでは「国を旅する」ことがテーマでしたが、今回は「時空を旅する」ことをテーマに制作しています。

『MOMENT』では、1960年代のソウル・ミュージックから2020年代のトラップ・ミュージックまで、さまざまな時代の音楽を行き来しながら取り入れています。異なる時代の音楽から感じたものを一瞬一瞬に切り取り、その瞬間を音楽として表現したことから、「MOMENT」というタイトルが付けられています。

この日は、リードトラック「Future Heat feat. Keagan Raphael」も紹介。ディスコやアシッドジャズの要素を取り入れたダンサブルな楽曲で、南アフリカのシンガーソングライターである友人・Keagan Raphael(ケーガン・ラファエル)をフィーチャリングしています。「前半は彼をフィーチャリングして、後半は一緒に盛り上がる感じの曲です」と、Nenashiさんは構成を説明しました。

アメリカで育ち、黒人音楽から大きな影響を受けてきたNenashiさんにとって、ソウルの要素は自身の音楽を語るうえで欠かせません。リズムや歌詞とともに大切にしているのが「声」で、「楽器のような感じで届けられたらいいなと思っています」と、こだわりを明かします。

さらに、『MOMENT』を携えた全国ツアーも開催。9月には九州や大阪を巡り、10月11日(日)には東京・表参道のWALL&WALLでの公演を予定しています。「初めて行く地域も多いですし、以前に訪れた場所でも、今回は違う編成でライブをお届けします。かましたいなって感じなので、めっちゃ楽しみです」と意気込みを語ってくれました。

ツアーの詳細や最新情報は、Nenashiさんの公式サイトとNenashiさんの公式インスタグラムをご確認ください。

<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月曜~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト: http://www.tfm.co.jp/bo/
番組公式X:@BlueOceanTFM


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「バスの運転士」の一言が、10年前の記憶を呼び覚ました―ラジオが結んだ、不思議な再会

先日、ニッポン放送では『上柳昌彦 あさぼらけ スペシャル ~あけの語りびと~』をお送りしました。実は8人の方を取材させていただいたのですが、皆さんのお話が、どれもドラマがあって、ご紹介しきれませんでした。

※イメージ画像

そこで、ご紹介できなかった4人の方を、4週にわたって、『あけの語りびと』でお届けしています。今週は3人目の方です。不思議なご縁で繋がるラジオネーム「すみちゃん」の物語です。

7月28日に発生した「令和8年熊本地震」。その翌日は水曜日だったので、いつもの『あけの語りびと』は、急遽お休みして、熊本からメールを送ってくださったリスナーさんに電話をつなぎました。

実はその方、10年前にもお話を伺っていたんですが、いただいたメールでは、同じ方だと分からなかったんです。お話の中で、『10年前、バスの運転士だった…』と聞いた瞬間、「あっ、あの時の!」

私の脳裏に、10年前の記憶が、鮮明に蘇ってきたんです。不思議なものですね。「バスの運転士」という言葉が、10年の時を経て、私の記憶の引き出しを開いてくれたんです。

熊本市にお住まいのラジオネーム「すみちゃん」は、50歳です。ラジオを聞くようになったのは、中学三年生の冬。受験前にインフルエンザで寝込んだ時、枕元で聞いたラジオが、とても面白かった。それが、ラジオとの出会いでした。

当時、熊本ではニッポン放送が聞けなかったので、窓際にラジオを置いて、向きを傾けたりして、雑音の中、聞いていたそうです。

「そうそう、上柳さんの声を初めて聞いたのは私が高校二年の時でしたね。こちらのローカル番組が始まる前の、夜7時10分から20分だけ、熊本放送(RKKラジオ)で、『花の係長 ヨッ!お疲れさん』がネットされていたんです。東京のラジオ局は、めちゃくちゃ面白い!と思って聞いていましたよ」

高校へ通う電車の中でもポケットラジオで聞くほど、ラジオ好きになったすみちゃんは、大学を卒業すると教員免許を取り、中学校の「技術」の教師になりました。本棚を作る木材加工や、電子製品のはんだ付けなどを教えていたそうです。

しかし、教師の仕事は勤務時間が長く、生徒や保護者への対応など、さまざまなことが重なり、別の道を考えるようになります。

子どもの頃から乗り物が大好きだったすみちゃんは、36歳のとき、市内バスの運転士になりました。始発バスを担当する日は、朝5時過ぎには発車前の点検作業を始めます。

「朝早く起きるのは、やっぱりつらいんです。眠い目をこすってラジオをつけると、あれ?上柳さんの声が流れてきたんです。『あ、うえちゃんの番組が始まったんだ!』と、朝の楽しみが生まれましたね」

ところが、番組スタートから3週間後、2016年4月14日夜9時26分、熊本地震が発生しました。その夜、地震の様子をメールで知らせてくださったすみちゃんに、翌朝、スタジオから電話をつないだんですね。

あの電話から10年が経った今、バスの運転士さんをされていないと伺って、どうされたのか、ちょっと気になって、お話を伺うと、体調を崩されたとのこと…。検査を受けると腎臓の機能が低下していて、今は週に3回の透析を受けています。昼間の仕事は難しくなって、夜、ガソリンスタンドの事務をされています。そこでは、ラジオが聞けます。

オールナイトニッポンから「あさぼらけ」へ…「明け方、ラジオから、うえちゃんの声が流れてくると、ああ、そろそろ今日も仕事が終わりだなぁ、って思うんですよ。今は、ラジオから聞こえてくる、うえちゃんの声が、ホッとする一日の締めくくりになっています」

ラジオネーム「すみちゃん」、今朝もお仕事、お疲れ様です!

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