Official髭男dism・小笹大輔「今後を象徴するような楽曲にしていきたい」新曲「HELLO」に込めた思いを語る



ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」。8月1日(土)の放送は、Official髭男dismから小笹大輔さん(Gt)、松浦匡希さんが(Dr)リモートで出演。初めて買ったCDや、8月5日(水)リリースのEP『HELLO EP』についてお伺いしました。

◆レミオロメンに緊張して…(松浦)

──松浦さんが初めて買ったCDはなんですか?
 
松浦:レミオロメンさんの『ether [エーテル]』ってアルバムですね。
 
──なぜそのアルバムだったのですか?
 
松浦:中学1年生のときに、当時「粉雪」とか「3月9日」とかが流行っていて、初めて組んだバンドで“コピーしたいな”と思って、バンドメンバーみんなで買いに行きました。
 
──コピーはできましたか?
 
松浦:いや、できていなかったと思います(笑)。
 
──映像とかは残っていたりしますか?
 
松浦:映像はないんですけど、写真はまだ実家にありますね。
 
──実際にレミオロメンさんにお会いしたことはありますか?
 
松浦:あります!
 
──コピーをしたことを伝えましたか?
 
松浦:伝えたんですけど、緊張して何をしゃべっているのか分からなかったです。
 
──小笹さんは、その様子をみてどう思いましたか?
 
小笹:“緊張してるな~、テンパってるな~”って感じで面白かったです(笑)。
 
松浦:(レミオロメンの)みなさんが、ちゃんとお話を聴いてくださって、とても優しい方々でした。
 
──当時からドラムだったのですか?
 
松浦:そうですね。ドラム缶を叩く所から始まって、空き缶とかも叩いていたんですけど、“流石にやばいな”って思ってドラムを買うことにしました。
 
──ほかに当時コピーしていたバンドはありますか?
 
松浦:ASIAN KUNG-FU GENERATIONさんの曲とかも多かったですね。
 
──小笹さんは何をコピーしていましたか?
 
小笹:僕もASIAN KUNG-FU GENERATIONさんや、あとはHi-STANDARDさんとかですかね。パンクロックをコピーしていました。
 
──最初からギターでしたか?
 
小笹:そうですね。兄がギターを持っていて、それで弾いてみたらハマってしまって、それからですね。
 
──ケンカにはならなかったですか?
 
小笹:(兄は)とても優しいので、ケンカにはならなかったですね。
 
──昔はどんな練習をしていましたか?
 
小笹:僕は教則本を買って、楽譜を読んだりしていましたね。あとは、ちょっと踏み込んだ教則本とかね。でも1番は“好きな曲をたくさんコピーすること”かな? 聴いたことのある曲が自分の手元から聞こえてくるのは、すごく高揚感のあることなので、いいと思います。
 
──Official髭男dismの曲だったら何がオススメですか?
 
松浦:それこそ今回発売するEPの「HELLO」とか「Laughter」は手がつけやすいと思いますね。
 
──お2人は“ボーカル”っていう選択肢はありませんでしたか?
 
小笹・松浦:なかったですね(笑)。
 
◆未発表曲は“アルバム何枚分”作れるくらいある
──8月5日(水)リリースのEP『HELLO EP』ですが、なぜこのタイトルなのですか?
 
小笹:収録曲の「HELLO』が、“今後のOfficial髭男dismを象徴するような楽曲にしていきたい”という思いもあって、そこから付けました。ライブが再開して“この楽曲をやったら気持ちいいだろうな”と思いながら日々過ごしてます。
 
──映画『コンフィディスマンJP ロマンス編』に続いて、『コンフィディスマンJP プリンセス編』の主題歌を担当しましたが、今回はプレッシャーとかはありましたか?
 
小笹:それなりにはあったんですけど、プロデューサーさんは「『Pretender』を超える曲を作ってくれ」というようなことではなく、「楽しく、面白い曲を作って欲しい」という感じだったのでプレッシャーみたいなのはなかったですね。
 
──Vo.藤原さんはどうでしたか?
 
小笹:曲を作るときは結構こもる感じで、スタジオとかで1人でピアノを弾いて作っていますね。でも、邪魔できない(くらいピリピリ)って感じではなくて、普通に集中しているなって感じですね。
 
──でき上がった曲は、どの段階で聴くのですか?
 
小笹:“こういう曲をやりたい”って聞かせてもらったり、みんなが楽器を持っている状態なら、弾き語りで聴かせてもらったり、あとはもう“完成なんじゃないかな”ってくらい、しっかり作ってから聴かせてもらうときもありますね。
 
──歌詞の意味とかは聞くのですか?
 
小笹:結構、レコーディングの直前まで決まっていなくて、レコーディングのときにガラッと変わったりもするので、いろんなパターンの歌詞があります。
 
──歌詞の相談に乗ることはありますか?
 
松浦:ありますね。“これ、どうかな?”くらいは相談してもらえますね。
 
──ガラッと変わった曲とかってありますか?
 
小笹:収録曲の「Laughter」はかなり変わりましたね。
 
──そして、収録曲「夏模様の猫」はインディーズ時代の曲ということで、今回なぜこの曲を入れようと思ったんですか?
 
小笹:昔からお気に入りの曲で、いつかちゃんとレコーディングをして発売したいと思っていて、ちょうど発売も夏だったので“ちょうどいいな”ということで完成しました。
 
──ちなみに、未発表の曲はどのくらいあるのですか?
 
松浦:かなりたくさんありますね。“アルバム何枚分”って作れるくらいはあると思います。
 
──それは、これから発表していきますか?
 
松浦:現在進行形でも作っていて、そのときに“いいな”と思ったものを収録するので、いつ世に放たれるかわからないですね。
 
【番組からのお知らせ&プレゼント】
8月8日(土)の「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」は、Ms.OOJAさんがゲストに登場! そして、青森のりんごジュース「密閉搾りねぶた缶」を3名様、またはJAタウンギフトカード(4,500円分)を1名様にプレゼントします。番組ホームページからご応募ください。

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聴取期限:2020年8月9日(日)AM 4:59 まで
 
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<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜13:00~13:55
パーソナリティ: ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/cdj/
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三島由紀夫「立派な『近代ゴリラ』になりたい」“伝説の討論会”で魅せた、紳士的でユーモラスな言動とは?

禁酒法の時代に、こっそり営業していたBAR「SPEAKEASY」。2020年の東京の街にも、そんなひそかなBARがありました。月曜から木曜の深夜1時にオープンする“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。各界の大物ゲストが訪れ、ここでしか話せないトークを展開するとか、しないとか……。

TOKYO FMの番組「TOKYO SPEAKEASY」7月22日(水)のお客様は、現在公開中のドキュメンタリー映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」の豊島圭介監督と刀根鉄太プロデューサー。ここでは映像の力、一触即発の状況で敵対する相手から“笑い”とる三島由紀夫の魅力などについて語りました。

▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!


(左から)豊島圭介監督、刀根鉄太プロデューサー


▼映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」の解説▼
1969年5月13日に東京大学 駒場キャンパス 900番教室でおこなわれた、作家・三島由紀夫と東大全共闘との“伝説の討論会”を軸に構成したドキュメンタリー映画。2019年に発見された当時の記録映像を修復し、関係者やジャーナリストらの証言を交えて全貌が明らかになる。ナレーションは東出昌大が担当。

*  *  *

豊島:討論の書籍(「討論 三島由紀夫vs.東大全共闘―美と共同体と東大闘争」(著)三島由紀夫、東大全共闘)を読んだのですが、映像を観ると(書籍では)半分くらいしか(真意が)伝わっていないことが分かります。書籍には、討論での発言が全部書いてあるのですが。映像の力というか。

例えば、三島由紀夫が討論の冒頭10分くらいの時間をもらって、自己紹介を兼ねて宣戦布告ではないですけど、「君たちと僕には共通点があるんだ。暴力を否定しないところである」みたいな話から始めて、ところどころで笑いを取ってくるんですよね。

刀根:つかみが上手いですよね。例えば、書籍には「自民党の政治家から頼まれて、暴力反対決議というのをやるから署名してくれと」と書かれてあって、ここに「(笑)」がついているんですけど、なんの笑いなのか分からなかったけど(映像を観たら理解できました)。

三島は敵とされている学生側(東大全共闘)からの笑いを、ちゃんと待つんですよね。そして、何とも言えない顔をして「私は生まれてから一度も暴力に反対したことがないから、署名ができませんと返事をした」と続ける。そして、またウケるという。

豊島:その辺が、ちょっと知的なことに対してプライドのある学生の心をくすぐるようなギャグを放り込むので、学生たちもつい笑っちゃうんですよね。

あと、東大全共闘が三島を揶揄するような「近代ゴリラ」と書いたポスターを(構内に)貼って、三島を待ち受けるわけですけど、三島は「『近代ゴリラ』として立派な『近代ゴリラ』になりたい」と言ってまた笑いを取る。

会場で笑いが起きるということは、相手の緊張を解くことでもあるし、自分がより言いたいことを言いやすく、やりたいことをやりやすい環境にさせる。三島は写真集の被写体になり、映画にも出ているような人だからかもしれませんが、自分をどういう状況に置いて、どういう発言をして、どういうふうに振る舞うと、自分が輝くのかということを、ものすごく理解している人だなと、この映像を観て思いました。

刀根:Wikipedia(ウィキペディア)的に言うと、“三島由紀夫の項目”が多すぎるので全体がボヤッとしか分からなくなってしまうのですが、この討論だけを掘っても相当おもしろい。逆に、そうしないと三島が見えてこない。ここだけ掘っても、まだ全然分からないんですけどね。三島は本当に頭が良い。そして魅力的。

豊島:この映画を鑑賞してくださった方々の感想をSNSなどで見るのですが、よく見かけるのが「紳士的な言葉の交わし合いがあって驚いた」と。単純な分け方をすれば、右翼・左翼という敵同士なわけで、もっと相手を罵り合うような討論を想像していたと。

実際にそうですよね。三島は当時44歳、相手は10代後半~20代前半の学生たち。言ったら子どもみたいなものですよ。その人たちを相手に、まずは真摯に人の話を聞き、自分のなかで咀嚼した上で、丁寧に返すって姿を学生たちの前で見せるわけです。学生たちもかなり面食らったのではと思います。

刀根:あの場で少しでも否定的なスタンスで入ったら、本当に殴り合いが起きたかもしれない。それと、三島が討論に行く前、「近代ゴリラ」のポスターを見てニヤリとする写真が残っているじゃないですか?「近代ゴリラ」というフレーズを、わざわざ冒頭の演説で入れて笑いを取って、どんどんみんなに興味を持たせつつ。

豊島:あと、映像で残っていることが素晴らしいと感じたのが、例えば……対立するスタンスの三島由紀夫と芥正彦さん(あくた・まさひこ:東大全共闘主催者として三島由紀夫を招聘。現・劇団ホモフィクタス主宰者)が、議論を交わした後にタバコを交換して火を点け合う姿があったり。

刀根:豊島さん、あの場面が本当に好きですよね。ロマンチストですよ。

豊島:好きですけど、そんなことはない。僕はある種、冷静にあそこを編集していますからね。ロマンチストな人がこれをどう理解するか楽しみだなと思って編集していました。

*   *   *

今週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……

8月5日(水)馬場康夫さん(ホイチョイ・プロダクションズ代表)×石原隆さん(テレビプロデューサー)
8月6日(木)三枝成彰さん(作曲家)×和田秀樹さん(精神科医)

がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!

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▶▶ 三島由紀夫は、いかに生きたのか…詳しい放送内容は「AuDee(オーディー)」で!

スマホアプリ「AuDee(オーディー)」では、スペシャル音声も配信中!
★ダウンロードはこちら→http://www.jfn.co.jp/park
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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/

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