武井壮、YouTubeをはじめたキッカケとは? 「番組に呼んでもらえるようなメニュー作りをしたかった」

アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」。9月14日(月)の放送は、タレント・武井 壮さんがゲストに登場。YouTubeチャンネルの紹介や、無人島でのサバイバル知識について語ってくれました。

左から武井 壮さん、坂本美雨



坂本:武井 壮さんは抜群の身体能力の持ち主で、超肉体派のアスリートタレントです。2018年に開催された「世界マスターズ陸上」の男子4×100メートルリレーで優勝されています。YouTubeチャンネル「武井壮百獣の王国」も話題になっていますね。

武井:ありがとうございます! 最近はけっこう戦っていますね。

坂本:RIZINバンタム級王者の朝倉 海さんとパンチングマシーン対決をされていましたね。あとは女装をされていたり、ひたすらおしゃべりをしていたり、いろんなことに挑戦されています。YouTubeをはじめるキッカケは何だったのでしょうか?

武井:外出自粛期間の影響で、テレビがリモート出演やお休みになったので、「自分で考えたエンターテインメントを少しずつ発信していきたい」と思うようになりました。あと、今って面白い企画が浮かんだとしてもタイムリーに人気番組に呼ばれるわけでもないんですよ。なので、番組の1コーナーという感覚で映像を作って、ショーケースのように展開したかったんです。「武井さんってやっぱり面白いね」って思われて番組に呼んでもらえるようなメニュー作りをしたかったんです。そういう思いでYouTubeをはじめました。

坂本:いろんな引き出しがありますもんね。

武井:アーティストさんで言うところのアルバムみたいな感覚だと思いますね。

坂本:豪華なアルバムですね。

(中略)

坂本:質問です。無人島に1つだけ持っていけるとしたら、何を持って行きますか?

武井:陸からどれぐらい離れているかで物が変わってきますね。陸から何キロぐらい離れている設定ですか?

坂本:(笑)。陸が見えないレベルです。

武井:絶海の孤島ってやつですね。ズルい答えですけど、自転車タイプの漕げるボートです。

坂本:おおー!

武井:無人島生活に飽きたら脱出するっていう方向性です。

坂本:では、無人島で暮らすとしたら何を持って行きますか?

武井:無人島で1番大変なことって、火がないことなんですよ。逆に言えば、火さえあればだいたいのことが大丈夫になります。僕はサバイバルを何度もやっているので火の重要性を理解しています。

坂本:暖をとるのと、ご飯を作るのと、動物を寄せつけなくするとかですかね?

武井:あと、煮沸です。絶海の孤島だと川がないから、海の水を煮沸させて塩を抜かないといけないんです。水がないと人ってすぐ死んじゃいますからね。リアルな話、人は火があれば余裕で暮らせます。

坂本:そうなのかあ!

武井:オイルがたくさん入っているライターみたいな、火が点けられるものさえあれば、俺だったら5年は生存できますよ。

坂本:マジですか!

武井:無人島に持っていく物として、ナイフを挙げる人がいるじゃないですか。たしかにナイフも大事ですよ? だけど火を点けられなかったら食事ができないので。もし海のものを食べられたとしても、水が飲めないから終わりです。飲み水の確保が雨頼りになりますからね。

坂本:すごく大事なことを教えていただきました。

武井:棒をシャカシャカさせて火を起こすやつ、あれって現実では無理ですからね。

坂本:摩擦で火を起こすことは無理なんですか!?

武井:湿気が多いから、無人島ではほぼ無理な話ですよ。ハワイぐらい乾燥した土地じゃないと。

坂本:すごく現実的! もはや体験談ですよね(笑)。

武井:そうです。仮想の話ではなく、実話です。

坂本:行くとしたら、じゃないよね。行っているもんね(笑)。無人島で何よりも大切なことは、火であることを覚えておきます。ありがとうございます!

9月15日(火)のゲストは、武田真治さんです。毎回、多彩なゲストとの楽しいトークや素敵な音楽をお届けします。お楽しみに!

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<番組概要>
番組名:坂本美雨のディアフレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週月~木曜11:00~11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/dear/
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村上春樹「秋の夜長にしっとりと味わえるジャズを…」自身のラジオ番組「村上RADIO」で“ジャズの大吟醸”をお届け

作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMの特別番組「村上RADIO」。10月25日(日)の放送は「村上RADIO~秋のジャズ大吟醸~」と題して、村上さんが所有するアナログ・レコードのなかから、まさに“大吟醸”の名にふさわしいジャズをセレクト。村上さんが愛聴してきたレコードや、「大好きなジャズ・ミュージシャン」と語るアーティストの曲など、秋に似合うさまざまなジャズをお届けしました。この記事では、前半2曲についてお話された概要を紹介します。


<オープニングテーマ>
Donald Fagen with Jeff Young & the Youngsters「Madison Time」

こんばんは、村上春樹です。村上RADIO、今日は「秋のジャズ大吟醸」と銘打って、秋の夜長にしっとりと味わえるジャズをお届けします。というわけで、今夜かけるのは全曲アナログ・レコードになります。

うちにある古いレコードなので、途中で少しぶつぶつ入るかもしれませんが、秋の夜長、お酒のグラスでも傾けながら、骨太なジャズのサウンドを気楽に楽しんでください。いや、べつに無理して飲む必要はありませんけど……。
    


うちにあるレコードは、だいたい7割がジャズ、2割がクラシック、1割がロック、ポピュラー音楽という感じになっています。CDに関しては、かなり事情は変わってきますが、アナログに関しては、そういう比率になります。

その7割のなかから、僕が昔から愛好している曲と演奏を厳選しました。古い時代のものが中心になりますが、気に入っていただけると嬉しいです。

◆Sir Charles Thompson+Coleman Hawkins「It's a Talk Of The Town」
最初はサー・チャールズ・トンプソンというピアニスト。1940年から1950年代に活躍したピアニストで、なかなか趣味の良い黒人ピアニストです。

この人は、チャーリー・パーカーやマイルズ・デイヴィスとも共演しましたが、本来もっと古い時代の音楽をやっていた「中間派」と呼ばれるミュージシャンで、バップ以前の音楽が肌にあっていたみたいです。

スウィング時代に活躍したミュージシャンが、ビバップのあとで、ちょっと古いスタイルの演奏をするのを「中間派」と呼んでいました。コールマン・ホーキンズなんかはそういうタイプのミュージシャン。つまり50年代、60年代というのは、ビバップとかハードバップになっているんだけど、その時代にあっても、古いスタイルのジャズでやっていた人ということですね。このへんの時代の音楽は今では聴く人が少ないみたいです。残念ですけど。

テナーサックスの巨匠コールマン・ホーキンズと共演した素敵なバラード、“It's The Talk Of The Town”「街の噂」を聴いてください。でも「街の噂」になると嫌ですね、最近はSNSとかあるから(笑)。



このレコードは昔からの僕の愛聴盤で、水道橋のジャズ喫茶でアルバイトをしていたころ、よくこれを聴いてました。サー・チャールズ・トンプソンという人は、日本が好きで、日本の女性と結婚して、晩年は日本に住んでいたんです。日本でよく演奏をしていて、長生きして、最近亡くなったんですよね。

◆Stan Getz「Bronx Blues」
次は僕の大好きなスタン・ゲッツです。去年僕は、スタン・ゲッツの伝記を翻訳して出版しました。翻訳はけっこう大変でした。今日かけるのは、スタン・ゲッツがオスカー・ピーターソンのトリオをバックに、自作のブルーズ曲を演奏したものです。スタン・ゲッツは、自分で曲をつくって演奏するということはあんまりないんです。だいたいありものの曲をとてもうまく演奏するというのが持ち味の人なんだけど、これは珍しく自作のブルーズを演奏しています。

タイトルは「ブロンクス・ブルーズ」。彼はニューヨーク市のブロンクス地区で生まれて、貧しい家庭で少年時代を送りました。音楽が少年時代の彼にとってほとんど唯一の喜びだったんです。

僕の訳した本のなかに、このセッションについて回想している一節がありますので紹介します。

「ここには素晴らしい雰囲気が満ちている。ぼくがこれまでおこなった中では、いちばん楽しめる録音だったね。一流のプロと演奏するのは、実に心地の良いものだ。ドラムは入っていないが、そんなものは不要だった。ぜんぜん気にならなかった」

昔なじみのミュージシャンが集まって、気軽にジャムっているような、温かい雰囲気の気楽なセッションだったんですね。ブルーズというのは、ミュージシャンがみんなで集まって、適当にセッションをやっているうちにメロディができちゃったみたいなことが多いから、そういうものかもしれない。

メンバーはピアノがオスカー・ピーターソン、ベースのレイ・ブラウン、ギターのハーブ・エリス。

このブルーズで、最初にスタン・ゲッツがすごくリラックスした、いいソロを吹くんですよ。それからオスカー・ピーターソンのソロが入って、次にベースのレイ・ブラウン。このベースソロがめちゃめちゃかっこいい。派手なことはやってないんだけど、レイ・ブラウンのベースが沁みるんですよね。なかなかこんな演奏はできないです。「おお」と、うなりたくなるようなソロで、スタン・ゲッツはそれを聴いて燃えるんですね。そのあとのゲッツのソロときたら、もう絶妙の一言です。ジャズって、「どう燃えるか」、お互いをインスパイアして高めていく過程がいちばん面白いところなんです。

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聴取期限:2020年11月2日(月)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:村上RADIO~秋のジャズ大吟醸~
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:10月25日(日)19:00~19:55
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/

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